2011年4月14日木曜日

春なのに...

今朝、地下鉄神保町駅を出て、桜咲く春爛漫の暖かな陽光射す舗道を歩きながら、季節に反比例するかのようにちょっと暗い気分で重い足取り。すると突然後ろから...
「コンコンコン、お一人ですか?」
と妙齢の女性から声をかけられた。」
....一瞬、ヌナッ、ムムム、ホニョロロロ!?と思ったけれど、実は出社途中の部下の女性だった(^^)会社勤めの男ならこんなシーンはいくつも経験あるはず。
彼女がにっこり微笑み、
「T・Buさん、なんか背中にどっさり哀愁ただよってましたよお。」
「えっ、そうかあ?」
「ええ、背中に何行も文字が書かれてましたから」
..........
確かに自分はポケットに片手をつっこみ下を向き、ひとり歩きながらナーバスになっていたんである。こういう時って背中を見ただけでわかる人にはわかるんだろうね。
背負っているものの大きさと、現実とのギャップ。
その谷間を埋めることの出来ないもどかしさ....。
ちょっと彼女の笑顔に救われた気分の今朝の出来事。

2011年4月13日水曜日

少年野球部員募集ポスター

今までこのブログ右にあった「野球部員募集ポスター」は、今年の2月ころ去年のポスターをベースに事情があって急遽即席で作ったもの。怖れ多くも世界のイチローと6年生主将Hirotoとを並べてほとんど成り行きでとっさに制作。ちゃんとしたものを作らネバダと思いつつ、時の過ぎ行くままに、今はもう誰も、あの日に帰りたい、光陰矢の如し、幾星霜、蛍の光、蛍雪時代...なんである。
そろそろ作らネバダと思いつつも、去年と違い自由時間がなかなかとれない身となり、連盟記念誌の仕事も重なり、更に東日本大震災が起きてそんな気分にはなれなくなり...そんな「なりなり」が重なり今日まで捨て置いていたわけである。
やらねばならない仕事を抱えつつも出来ずにいる時、第三者から「アレまだ出来てないの?」と言われることほどつらいものはないわけで。先日ついに母たちから言われてしまったんである。「Tさん、そろそろ...」
臥薪嘗胆・七転八起・起死回生・輪廻転生の気分で今日やっと完成。
といってもやはり去年のをベースに新メンバーの写真をアレンジしただけど。
小学校で配ってもらえるので、作り手としても少なからず気合いが入る。募集チラシを見て入部してくることはまれにしかないけど(?)それでも子どもたちや親の中で、こんな野球チームが地元にあるんだということを知ってもらえるだけでも、価値はあると思って作った。

このブログは「少年野球 募集ポスター」や「少年野球 スコアブック」や「少年野球 チームロゴ」などの検索ワードで上位にヒットし、見にきていただくことが多いようだ。右の「2011年部員募集ポスター」の写真をクリックすると、もっと大きな画像に飛びます。(Picasaウェブアルバム)良かったら貴チームのご参考までにどうぞ(^^)
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2011年4月10日日曜日

サクラづくし

今年は遅めに、しかも心無しか控えめに桜が咲いた。満開である。まるで桜も震災にちょっと気を遣っているかのようだ。

金曜日夜は、熊本のブロガーhiratakuwaさんと会う予定があった。
(hiratakuwaさんのブログ(我が家へ泊まった思い出)=1969/04/09に生まれて)
夕方仕事で日本橋へ行き直帰コース。会社のホワイトボードに「NR」(=直帰)と書く時ほどココロときめくことはない。hiratakuwaさんへの誕生日プレゼントは日本橋丸善で購入。相当コアな人でなければ知らないと思うけど、買ったのは別役実の「道具づくし」という本。「〜づくし」というシリーズが何冊も出ていて、一度ハマったら抜けれなくなること請け合います。この本の面白さ・凄さは読まなければわからない。筆者のこのブログ文章も別役さんのような文章が書けたらいいのになといつも思ってるほどだ。
日本橋(地名ではなく実際の橋)の川をはさんであっちとこっちには小さな桜の木が1本ずつ凛と存在していた。日本橋のたもとに桜というのがなぜかとても良く似合う。「東京からどこどこまで何Km」という時に、東京のどこからなの?と思った方は多いと思うけれど、この日本橋を基点に換算するという事実を知ってる方はもっと多い....はず。
携帯カメラでサクラその1

今日は午後から西有馬小で練習。選挙投票で隣の有馬中へ行った帰りに、中学校から桜の花越しに2カット。久々にYanagisakiコーチが来てくれて、その子息高一のフレンズOBのKazuも参戦。現役選手たちに大人が振っても重いマスコットバットで素振りを披露。軽々と振って音をブンブン鳴らしてみせる。Kazuも逞しくなったなあ(^^)早くかの地へ行って大好きな野球が出来ることを切に願う。
サクラその2

その昔はよくこの桜の木の下で花見をやったものだ。まだ校庭解放が大らかな時。あれからずいぶん時代の趨勢と共に、学校敷地内での禁酒禁煙が進み、今ではこの桜も煙草の煙にむせることもなくなっただろう。でも筆者、この桜の下で花見をするのが大好きだった。
有馬フレンズ幼稚園部・取締役安全保安本部兼企業コンプライアンス遵守本部長Kanedaコーチと将来の女子エースピッチャー候補Cocoちゃんのお散歩シーン。
サクラその3
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遠方より友来るあり

熊本の少年野球ブロガー、hiratakuwaさんがやって来た。
1969/04/09に生まれて(彼のブログ)

そもそもの知り合えたきっかけは、2009年に書いた東京ドームのパロディー写真の記事にhiratakuwaさんが反応してくれたのが始まり。
野球福笑いと間違い探し

それからお互いのブログを見るようになり、コメントやメールをしあったり、電話でもいちど話したり...。でも会ったことはない。
一度も会ったことのない男がいきなりうちに泊まりに来たんである。
これは楽しまねば損である。
鷺沼駅前で待ち合わせ。握手をした。旧知の友人と3年ぶりに会った時のような気持ちで初対面のような気がしない。もしこれが女性ならば相当ドキドキしたはずだけど。
駅前の居酒屋で大いに呑んだ。途中同じ熊本出身のコーチNishiharaさんも合流し更に盛り上がる。勢いに乗って2次会は女性のいるパブへ突入。熊本の奥さんや地元チーム関係の数人とも電話で話をしたり。とにかく楽しかった。
3人はタクシーで我が家へ乱入、帰宅。
深夜、また宴会で盛り上がる。配偶者もすぐに空気に馴染みノリノリ。うちの奥さんは元々こういうタイプのオヤジが好きなことは知っていたから、安心して連れてこれた。

この人はいったいどういうヒトなんだろうか?
●朴訥で自分に正直(初めてこの世に生を受けた赤ん坊のように)
●家族愛に満ちている(帝政ロシアの田舎の農夫のように)
●一見してそうはみえないのに(^^)頭脳明晰。世の中のヨシナシゴトの本質を理解している。(冬の渡り鳥が空高く日本を俯瞰、時に睥睨(へいげい)するように)
●人生経験の数と深さが突出している(レイダース/失われたアークのインディ・ジョーンズのように)
●パワフルでエネルギッシュなのに、それを周囲に感じさせない。(徹夜で仕事を完遂した翌朝、部下の女子社員に爽やかにおはよう!と言ってのける男のように)

そして一番の人徳は、誰をも警戒心を抱かせることなく、hiratakuwaワールドに自然に取り込んでしまうことだ。たぶん本人は意識していないに違いない。だからいい。本人が取り込んでしまうのではなく、周囲が取り込まれてしまうのだろうと思う。

翌朝もマイペース。
仕事部屋でパソコンを一緒に見ていて、去年の11月以来プリンタの上に置いてあった小生の抜け落ちた1本の歯を見ては、呼吸困難になるほど笑いころげ、よろばいながらリビングへ這いつくばって行った。小生が誕生日プレゼントで贈った本のサワリを読んでは、ソファから転落するほど笑い転げた。
昼過ぎ仕事がらみで浦安の震災の影響による液状化現象の視察のため家を辞去。

俺、このオヤジ大好きです(^^)
hiratakuwaさん、また呑もうね。

2011年4月7日木曜日

青・黄・赤

これはいったい何の画像でしょうか?

よくよく見ればわかるかな?よくよく見てもわからないかも。
昨日友人と呑んで家路につく帰り道。交差点を渡りつつ周りを見れば深夜なので、車も人もいない。信号の真下に来たときにフト真上を見上げたら、なんだか写真に撮りたくなった。こんなアングルで信号機を見ることってなかなかないと思ったから。

日常の中の非日常。
科学的に分析したら簡単な現象なのだろうけど、青信号だけが点灯しているのに何故か黄色信号の光もキャッチ。しかも青とズレながら。青から黄色に移る瞬間撮ったのならば多少は理解出来るけれど。撮影後も青のままだったし。なのになぜ黄色信号の黄色い光が写っているんだろうか?

信号機については想い出がある。
皆さんは信号機の取替作業を見たことがあるだろうか?
数年前から電球による信号をLED照明によるものに替えて来た。明るい日差しでもクッキリ見える、メンテナンスフリーで10年間は球切れがない、イニシャルコストはかかるけど、ランニングコストは安い....などの理由で。
小生が恵比寿に事務所を持っていたころ。
昼メシ後に交差点で信号待ちしていたら、新しいLED信号機に交換する作業に出くわした。小一時間ほどじっと観察しちゃった。
電柱がある。既存のアームがあってその先に信号本体がある。
新しいLED信号機のアームを電柱の既存のその上に取付ける。
つまり一本の電柱に新旧2本の信号のアームが設置されてるわけだ。
いよいよ切り替え。古い信号は赤を点灯し、新しい信号はまだ真っ暗。
古いほうが青になる瞬間、新しい信号を青に点灯。同時に古いそれを真っ暗にOFF。この職人芸を見て感動しちゃったわけである。
真昼に.....

今このブログを書いている途中で、宮城沖でまた余震。震度6強。
ここもかなり揺れたけれど、東北の被災地の人たちのことを思うと胸が締めつけられる。
真昼に.....のあとは急に書く気が失せてしまった。能天気にこんなブログを書いている自分が恥ずかしく、被災地の方たちに申し訳ない気持ち。
でも明日も生きていかなければならない。被災地も、日本も、自分も。
「上を向いて歩こう」