2011年5月9日月曜日

前向きの姿勢

大型連休最終日の今日、メッチャ暑かったなあと一日を振り返りながら、うまいビールを呑んでいるみなさんいかがお過ごしですか。
午後は練習試合が入った。相手は遠方はるばるやって来た金沢区の並木レッドアローズさんだ。昨年夏の合宿で知り合ったチームである。

以下、ちょっとしんどいけど、試合経過をスポーツニュース風に記述してみっか。
プレイボール!...1,2,3回と互いに譲らず三者凡退で打者一巡し迎えた4回表、レッドアローズの攻撃。四球を選んだ先頭打者がその後の2連打で本塁を踏み1点先取。ピッチャーOtoは四球連発せずにここまでよく投げた。5回からはTeruにスイッチ、2安打を打たれるもなんとかしのぎ無失点に抑える。その裏フレンズの攻撃。先頭打者Otoがいきなり初球をたたき左中間を深々と破る2塁打を放つ。続くバント職人Onoがきっちり犠打で送り無死3塁とすると、7番伏兵Koutaがこれも初球を捉えて左翼へのヒット、1点を返し同点とした。更に同点のまま迎えた最終回のFの攻撃、Nabeがこれまた初球をセンターオーバーのツーベース。三盗後、相手エラーに乗じ本塁生還し逆転に成功!
結果2:1の逆転勝利。いつのもことながら、反省点は山ほどあるけれど、内容的には悪くないゲームだった。いや、ナイスゲームといってもいいかも。
ベストプレイヤーは勝ち投手を逃したものの、前半の力投と2塁打でOto。更にその同点打を放ったKoutaにあげよう。

このあと6年をふたりだけ残し、あとは下級生中心のメンバーでもう1試合。
試合は電卓が必要になるくらいの点差なので、結果はともかく小さい子たちが元気いっぱいプレーしていたのが良かった。特筆すべきはレフトを守ったOhshiro。ショート・レフト間に上がった浅いフライを躊躇せずつっこみ果敢な守備。捕球は出来なかったがその前向きな姿勢が光った。Aチームの上級生に見習わせたいくらいだ。ホントに。普段試合に出れない子を中心に写真を構成。「うちの子写ってないじゃん」なんてああせい、こうせい言わないでね(^^)

また、GW最終日ということもあり若いお父さん軍団がたくさん来てくれた。おかげで1試合目は4人の審判全員フレンズが務めた。近年まれにみる快挙といってもいい。2試合目も2人が出ていい経験をしてもらった。そこでオヤジの写真集を作成、掲載。

最後はオマケ。このブログではスコアラーをやりながら子どもたちの写真を何千枚と撮って来たけれど、NikonP100に変えてから初めての快挙だと思う。ボールがバットに当たる瞬間を捉えた一枚である。
ボールがグニャリ、小生はニンマリ(^^)
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2011年5月7日土曜日

VANISHING POINT

VANISHING POINT=消失点
昔観た映画を久しぶりにもう一度観てみると、当時は見過ごしていたシーンや、ストーリー展開の思い違い、俳優女優の顔の表情など、アレ、こうだったのか?と改めて気づかされることが多い。

今日は雨で練習中止。今年も溜まりに溜まっているスコアブックの集計にとりかかろう。TVを消してEXILEのCDに手を伸ばしかけたけれど、ふと思い出して紙袋に入ったDVDを取り出しパソコンへ挿入。
Inoueコーチから借りている4本のDVDのひとつ。「VANISHING POINT」。かなり若い頃観た映画である。いわゆるアメリカン・ニューシネマと呼ばれる傑作のひとつ。「イージーライダー」や「時計じかけのオレンジ」なんかと空気感が似ている。ベトナム戦争の重い記憶を払拭出来ずにいる男が、その閉塞感を打ち破ろうとする行動とやりきれない結末。70年代のアメリカ映画のひとつのジャンルといってもいいかもしれない。

警察の追跡を振り切り砂漠の道路を爆走する男。この男を小さな地方ラジオ局の黒人DJが生放送を通じて支援する。のちの映画「グッドモーニング・ベトナム」のロビン・ウィリアムズ扮するラジオDJが叫ぶ「グ〜〜モ〜〜ニ〜〜、ビ〜〜トナ〜〜ム!」はこれを真似たのか? 「グッド...」は実在の人物の話だけれど。
また荒野に住むヒッピーのカップルに助けられるのだが、この女の子が全裸でバイクに乗るシーンがある。我々オトコには男子特有の記憶回路というものがあって、しかるべきそういう映像はシッカリと記憶しちゃうものだ。しかもこの回路はなかなか経年劣化しないんである。このバイクが日本のHONDA製だったことも覚えていた。金髪を風になびかせバイクで走るこのシーンは、アラン・ドロンの「栗色のマッドレー」を想い出させた。
最後のブルドーザーに阻まれて車ごと大破する場面は自分の記憶違いであった。
これもまた、同じ71年に制作された「激突!」とどこか似ている。無名時代のスピルバーグの初監督作品だ。この二つの作品はのちのいろんな映画に影響を与えたのは、ちょっとした映画ファンなら知っているはず。ちょっとしたプロ野球ファンでも知っているかもしれない...かもしれない。
今日はなんだか映画ブログのような話になっちゃった。
あんなに映画が好きだったのに、最後に映画館で観たのはいつのことだったろう?
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ささやかな偶然の連鎖

昨日のブログの冒頭は...「1Q84」年じゃない...と、筆者の一番敬愛してやまない作家村上春樹の本のタイトルで書き始めた。今頃、青豆と天吾はどうしているのだろう?いびつな緑の月は今も浮かんでいるのだろうか。

朝電車に乗った。黄金週間の中日、車内はさすがに超空いている。
「森羅万象の中で有機的なるものと無機的なるもののちょうど中間に位置するモノは果たして地球上に存在しうるのか?」という長年の命題に、GWの電車の中で思考に取り組むには筆者の頭は疲弊しきっていたので、そそくさとバッグから文庫本を取り出す。
先日BOOKOFFで買い求めた村上春樹の「東京奇譚集」を開いてみる。以前読んだ覚えがあるのだけれど、カブっていたとしても村上春樹なら何度読んでもいいや、250円だし、と思って買ったのである。昨日TVでタモリが言っていたのをふと思い出した。「本を読んでいると半分くらいまで読んで、昔一回読んだ本だったことに気づく」まさにこれだった。2ページ読んですぐ思い至った。それでもやはり面白い。「奇譚」(きたん)とは、偶然の折り重なりなどの不思議なお話というほどの意味あいである。作者本人の見聞、または実体験をもとにした話を小説ふうに書いている本だ。やはり昔読んでいた。「昨日タモリが言っていたのと偶然おんなじじゃん」とニタリ顔になる。

ジャケットの内ポケットが震える。携帯を取り出しメールの確認。
昨日のブログに匿名の方がコメントしていただいたようだ。誰かがコメント欄に書込むと、Googleの機能が働き自動的に筆者携帯へ転送される設定にしてあるんである。匿名さんと言っても身近な人ならばすぐわかるわけで、宮前野球連盟の編集長N村さんであった。返事を返したら氏から更にメールが来た。

文体が晴耕雨読と似てました。小田嶋隆は「晴耕雨読」の熱心な読者かもしれませんね。
長文ですが「なるほど、なるほど」と思えるところが「晴耕雨読」同様、多々あったものですから、よろしかったら覗きにいってみてください。」

晴耕雨読「せいこううどく」を「うんこで耕す」と読み替えた強者もいたりして、いつか五木寛之ふうに「青年はうんこで耕す」というマニアックな別ブログを起ち上げようかと画策したりするほど筆者はヒマではない。
N村さんと「晴耕雨読」に関してちょっとメールをやり取りしてる最中に、いつの間に電車は地下鉄路線へ。とある駅にて白い杖を持った老人が付き添いの娘さんとおぼしき女性と乗り込んで来た。目が悪く耳も遠いせいかかなりの音量で話す老人。
「.....んだからね、この歳になると思うわけよ。やっぱり人生「晴耕雨読」だなと。ん?わかんない?晴れた日は畑を耕し、雨が降れば家で本を読むわけだよ....」
思わず携帯画面から目を離し向かいに座った老人を見てしまった。

昼間秋葉原の創作和風パスタの店で超まずいスパゲッティーを食し、帰路本屋に寄った。筆者の辞書に載っている「本屋」とは「天国」と同義語である。念願の別役実の「道具づくし」の文庫本を発見し欣喜雀躍、喜々として購入す。
これは間違いなく昔読んだ本だ。その単行本は人にあげてしまったので手元にはなく、もう一度読みたくてずっと探していたのであった。「文章」「活字」が好きな方にはお薦めの一品であること間違いなし。
最後のページを見たら、文庫化は2001年だけど、単行本が大和書房から刊行されたのは「1984年」だった。
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2011年5月6日金曜日

怒れる小熊と間抜けなピラニア

1Q84年じゃない、1986年に鷺沼へ引っ越してきた。
東急電鉄を利用して、東急ストアで買い物し、東急バスに乗って帰りついた家は東急系のマンション。まんまと東急デベロッパーの思うツボにはまったのであった。ツボにはまって25年が経った。ツボの住み心地はなかなか良い。

その東急電鉄が宮崎台駅に開設した「電車とバスの博物館」
小生、博物館や美術館や図書館という「館」と名が付くものがやたら好きなんである。先日のブログでも書いたように時間つぶしに寄ってみた。入場料100円。
「電車とバス」が好きなのはタモリだけど、小生は「電車とバス」に乗っているヒトを観察するのが好きだ。それでもやはり男子、中に入るとワクドキしていろいろ楽しい。先日のブログ 怒れる小熊???で紹介したのはこれ。

「怒れる小熊」または「間抜けなピラニア」が口を開けたらこんなふうに違いない。回答はバスのクラッチディスク(?)の中心部分のドアップ写真でした。ほとんどサビサビなのに肝心のギア的中心部はキランと素敵に光る。まるでこの道53年の71歳金型職人の腕がいまだにサビていないように。

ミニチュア東急電車が走る巨大ジオラマ。それを運転コントロールするブースがあり電車の運転席そのまま。運転席の前にはミニチュアに取付けられた車載カメラのリアルタイムの映像。こりゃたまらんわけで、子どもの行列が絶えないのもうなずけるというもの。本物の電車の駆動部分の展示、これも本物の運転席から実際動かすことが可能だ。他にも大昔の懐かしい空気たっぷり、駅の窓口、事務室のリアル再現などとても楽しめる。

東急からは一銭ももらってないのであしからず。
小生「東急の営業マン」でもなければ「東急のスポークスマン」でもない。
しいて言えば野球を愛する、週末には「投球するスポーツマン」なんである。
ん?、ダジャレの字数がピタリと一致してホッとした。
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2011年5月5日木曜日

...されど練習試合

さて昨晩の写真の正体はお替わり...じゃない、お分かりいただけたでしょうか?
絶対わからないだろうと思ったけれど、クルマ好きまたはその手の職業の方には以外と簡単にわかっちゃうかもですね。

昨日は急遽知将Ogawa監督率いる宮崎台バーズさんとの練習試合。
OgawaとかOgasawaraとかKasaharaとか英文にすると結構ややこしい。
初回表バーズの攻撃。二つの四球を与え不安な立ち上がりの投手Oto。しかし、他打者を凡打に抑え無失点できり抜ける。
その裏フレンズの攻撃は、1,2,3番連続三振の暗い滑り出し。出口の明かりが見えないトンネルに入った気分。
ところがすっとこどっこいなんである。
2回裏のフレンズ攻撃。先頭4番のNabeがライトオーバーの土手にダイレクトに突き刺さる2塁打で出塁すると、続く5,6番がラッキーな内野安打、更に7番Onoが滅多に打てない右中間へのクリーンヒット、Nabeの好走塁で2点を先取。
3回以降5回までOtoのピッチングは無四球、1安打のみに抑えた。こんなことも滅多にないんである。今日は球が走ってないのが幸いしたのか、強振する相手打線を翻弄したようだ。実際、バーズOgawa監督の頭上にはいくつもの「?」マークが浮かんでいた。
回も終盤6回表バーズの攻撃。なんとか逃げ切れるか?
二人の打者を内野ゴロに打ち取り2アウト。ところがOtoのボールに力がなくなり、2,3,4番打者に連続長短打を浴びエラーもからみ3失点を許し逆転された。
そのまま7回を終了しゲームセット。3:2で惜敗。
たかが練習試合、されど練習試合。
うちにとってはこのところいい波が来ていたので、負けたとはいえ再び希望の持てる内容だったのではないかな。
ベストプレイヤー賞はNabe&Oto。3回にNabeが打った超高速Pライナーを相手ピッチャーO君が超美技でキャッチしたのはお互いアッパレ。シナプスの入り江を往復する脳神経のようなスピードだった。Otoは精彩を欠いた投球ではあったけれども、苦しみながらも3失点に抑え、四球が少ないのが良かった。

また13年間のブランクを経て我がチームに審判のベテランが戻ってきた。Kumadaさんである。うちの娘が卒業のころに辞めたけれども、全くのブランクを感じさせない「ストーライク!」の力強いコール。お父さんTagamiさんもセカンド塁審デビュー。社会人バスケの現役長身だけあって、ダイヤモンドの中で子どもに混じるとガリバーのようだ(^^)
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