2013年5月4日土曜日

旧交を温める

中学時代のシニアチームでの絆はとても強く、その親たちが子らが卒業しても尚、交流を続けているという話はよく聞くことではある。それだけシニアの世界は喜怒哀楽の激しい、濃度の高い時を過ごすものなのであろう。この小ブログの「勝手にリンク」にある埼玉の少年野球ブロガーの大御所「台風一過」の「かにさん」はまさにそれを体現している。この人のブログを読むと、中学シニアがいかに熱かったのかがよく分るんである。カテゴリーで言えば少年野球よりも高校野球よりも、「中学硬式野球」のブログアップ数がダントツ。想像するに子どもである小学生と、ある意味すでにオトナになった高校生の狭間で揺れる、多感な思春期の中学生の時が、親も最も熱くなってしまうのであろうかと。

筆者は少年野球しか知らぬ。愚息が有馬中学に行って3年時に2枚看板の投手をやっていた頃、やっと何試合か観戦に行った程度。息子そっちのけで少年野球のコーチのほうに埋没していた。今にして思えばもっとヤツの野球を観に行ってやれば良かったと思う。がしかし一方で、ヤツにしてみれば親に観に来られるのを嫌がっていたのも事実。それも大いにワカル。その息子28歳も先月20日に役所に婚姻届を出した。中学時代の同窓生の女の子と夫婦になったんであった。

やはり私事を書くのはなんだか恥ずかしい。
今日は毎年恒例の旧6年卒業生の親たちの同窓会である。筆者の娘の時のものだ。先のシニアの話ではないけれど、少年野球フレンズで同じ時期に6年だった親たちが、毎年顔を合わせて宴会をやるんである。いつもそれぞれの子どもの近況を話すのが恒例だ。各家庭いろんな人生紆余曲折がある。
今年、永年幹事長のNishiharaさんの気転で、初めてチームのYanagisawa代表とKanedaコーチにも声をかけた。快諾であった。今年はこの二人を含めて親13人の参加。昔話や今の子どもの近況に大いに盛り上がる。ご両人とも一般的にはそれ相当な年齢なんであるが、同じ年齢の一般人に比べればとんでもなく矍鑠(かくしゃく)たる人なんである。これも少年野球を長年やっている賜物であろうと思う。野球理論やノック技術においては未だに代表の右に出る者を筆者は知らない。Yanagisawa代表はチームに関わって30数年。フレンズの歴史そのものである。代表がいなかったら、今頃はチームがどうなっていたかわからない。

来年からもこの二人には永年参加メンバーになってもらうつもりだ(^-^)/
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2013年5月2日木曜日

烏合の衆

所用で渋谷へ。公園通りのAppleStoreへ、そのあとファイヤー通りからの帰りに、LOFTへ寄っていつものセンター街へ戻る。
その昔はチーマーやらテレカやヤク売買の怪しげなイラン人やら、ガングロ・ヤマンバ女子高生なんかが、うじゃうじゃいたものだ。
ん、はて面妖な。見慣れた入口のアーチには「センター街」ではなく「バスケットボール通り」とのロゴが。
「は〜っ???」
それなりの理由があってこんなネーミングにしたのだろうが、絶対根付かないに決まっている。直感でわかる。大昔、国鉄から新生JRになって、名だたる有識者が寄ってたかって山手線の新しい愛称を決めたことがある。はてさて、そのネーミングは...。
「E電」
当時このニュースを聞き知るに及び、寒気をもよおした記憶がある。こりゃ誰も相手にせんわなあと。山手線はあくまで山手線であって、E電であってEわけがないのだ。案の定、それ以後この名前を聞いたためしがない。微かにご記憶の方もおられようか。

それはともかく、ここは渋谷センター街ではある。
駅への道すがら、とあるパン屋の前で人だかりがしていた。ニュース番組やバラエティー番組の街頭インタビューを見かけることは日常茶飯。たぶんこれもそうかなと思って、人垣の後ろから覗いてみる。
女子高生から歓声があがる。「マジ、超〜カワイイ〜!」


どこかで見たような、確かに可愛い女の子がピースサイン。いわゆる「ドクモ」か。毒蜘蛛ではない、読者モデルってやつ。あるいはTGCのカリスマモデルだったか。どちらにしろ筆者のタイプではない。でも見ていてとても感じの良いコだった。芸能人ならではのオーラもある。本田翼ならもっと良かったんだけれど(^-^)/
ケイタイカメラで撮影する周りを取り囲む通行人に混じって、同じようにiPhoneで撮影している自分が「烏合の衆」になったようでなんだか恥ずかしかった。
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2013年5月1日水曜日

衰退と健在のはざま

テレ朝の深夜番組が好きだ。特に木曜日の「アメトーク」は最高に笑える。家電芸人やザキヤマの「来るぅ〜!」などもここから生まれた。先日も「中学イケてない芸人」の話で、Ohmori母とげらげら大盛り(オオモリ)上がり大会。昨日の火曜日深夜は中居正広MCで、プロの漫画家と絵のうまい芸人の「デッサン対決」をやっていた。3時間石膏像を真剣にデッサンして、どちらがウマイかを競うのが主旨である。俺も学生時代に2,3度やったよなあ、なんて感慨にふけりながら。
連休3連続でコテコテのブログを書いたせいもあり、今日はブログアップも面倒だし、50度のウィスキーロックを3〜4杯飲んでもう眠いし、そろそろ寝ようかと...。

ふと、思い出した。先日のサンダース戦終了後、スコアラーのTsuda夫妻、フレンズOBのYanagisaki夫妻と筆者が談笑していた時、Yanagisakiオヤジが「Tさんは試合中、スコアブックによくイラストを描いてたよねえ〜。めちゃくちゃリアルなやつ」と言っていたのを。そうだった、数年前のスコアブックには、攻守交代のほんの空いた時間帯に、いろんなイラストをイタズラ描きしていたんであった。シャークス戦ではサメの絵を描いたり、C球の絵だったり、バーズのロゴを写生したり...。それが高じて、6年を送る会(いわゆる卒団式)での6年生へ送る色紙には、それぞれの子の似顔絵を鉛筆デッサンで描いてあげたりもした。

デッサン力は健在か?
おまえの腕はもう衰えたのか?
おまえは歳をとってもまだ起つのか?
...おっと、下ネタはいけねえ....歳をとってもまだ腕は立つのか?

電光石火、やおらそのへんにあったメモ書き用の紙切れを手元に引き寄せ、目の前にあった25年くらい使っているジッポのライターを猛然とシャーペンでデッサンしてみる。まるでガリレオ福山雅治がいきなりアスファルトに化学式を書き始めるようにだ。
5分で描き終わった。
腕は衰えたのか、健在なのか...よくわからん出来であった(^-^)

さてさて、もの凄く話は飛んでしまうけれど。下手なアボリジニ人が投げた壊れたブーメランのように。
このチラシのブログ掲載はGW前にやっておこうとココロに決めていたんであるが、ついつい今日まで出来ずじまい。じゃあ、いつやるか?

今でしょっ!

今日ふたつの小学校で生徒全員に学校からプリント配付したと、Sueki母マネから報告メールがあった。川崎宮前区有馬フレンズ、5月25日に野球体験会開催なんである。

体験会日以外のゴールデンウィーク中でも普段の土日でもOK牧場なんである。
アダムでもイブでも男子女子問わず全然OKなんである。
アダムとイブの間に出来た小学校1年から6年の子ならば、ボールを見たこともないエスキモー人でも、バットを振ったこともないアボリジニ人でもOKなのだ。
機会と要請があればQueensのも作ろうかと思ってしまう筆者である。
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2013年4月30日火曜日

強いにはワケがある

この小ブログ、毎年春になると西有馬小ドームの花壇に咲く花々たちを掲載するのが恒例となった。やっと今日見ることが出来た可憐なチューリップたちは、百花繚乱とは言わぬまでも、それぞれの個性を咲き誇っていた。片やグランドではカラーコーンが、外野のライン沿いに花を咲かせていた。....自画自賛、我ながら「うまいっ!」

筆者、「向丘サンダースって何人いるか知ってる?」
「えっ、知らない」
「36人もいるんだぜ」
「へ〜、すごい」
「サンダースだけに3ダース!」...じゃんじゃん(^^)
これもこのブログでは何度も使ったダジャレで、すでに手垢のついた言い回しとなってしまったわけで。
今日の相手はなんと、昨年宮前大会全制覇を成し遂げた圧倒的な強さを誇る、強豪サンダースなんである。Queens繋がりのスコアラーTsudaさんも律儀にスコアラー席に納まり、粛々と子どもたちの成績を記録していた。

戦々恐々。あの恐るべきサンダースである。しかし戦況はあにはからんや、なんであった。4回終了時までは2:1で僅差サンダースのリード。えっ、マジ?3回でコールドでもおかしくない相手なのに。筆者分析するに、ひとつには先発Mamoruの制球が安定していたことと、豪球を打ち慣れている強豪打者ほど、時に緩い球にはタイミングが合わず凡打してしまうことがままあるのであろうと思う。それと、昨年のサンダースならば1,2点獲るやいなや情け容赦なく連打の嵐だったのが、追加点のここぞという時に次の一発が出ないのが原因と思う。いみじくも試合後のスコアラーインタビューでTsudaさんも同じ談話を発表していたから間違いない。「強豪」の名を欲しいままにしていたサンダースにしてはちょっと拍子抜けするくらいであった。Tsuda(=ちゅだ)さんのブログはこちら。

わんさいど・さんだーす2ndシーズン

しかし、守備力は流石である。サスガ、りゅうせき、流れ石なんである。敵ながら思わず惚れ惚れしてしまうプレーの連続。しかし、それも宮前上位チームならばフツーの当たり前のプレーなんであるけれど。5年捕手Yamadaくんの肩、主将遊撃手Fujiwaraくんのジャンピングスローでのファーストアウト、サードSawaiくんの正確無比の捕球と送球。あっぱれであった。

そうそう、サンダースにはQueensのIchikaがいるんである。8番レフトで出場、ライト線への鋭い打球を放ち先取点の打点を挙げる活躍。これをQにも生かして頑張ってほしい。
連盟審判部の強面(こわもて)重鎮、審判部長のKatsugeさんも3塁審判として参戦。他にも連盟審判を務めるメンバーで審判陣は超豪華メンバーとなった。

試合は6:1の黄金週間シリーズ3連敗。最終回にSにソロホームランが飛び出したが、本来のローカルルールではアレはツーベースであったけれど、試合前の申し合わせがうまく機能しなかったのか、HRとの判定、致し方ない。でも長短打、犠打で活躍したYamadaくんを褒めてあげよう。
我が軍のベストプレイヤーは球が走っていて四球は1個のみの強豪相手に快投を見せたMamoru。途中交代での打席でクリーンヒットを放ち、Yanagisawa代表も絶賛していたYuuta。最近引っ張ることよりも球威に逆らわずうまくレフト線に流すことを覚えた(?)Hiro。でも、おまえの魅力はガンガン引っ張ってライトオーバーの飛球が見たいと思う筆者ではある。更に兄弟そろってツーベースを放ったSone兄弟二人にもあげちゃおう。写真に捉えると、全く同じ打撃フォームだからDNAとは面白いものである。写真左下、ホラ、こんなに、笑ってしまうほど同じ。

強いチームにはそれなりの理由がある。弱いチームにも同じ論理が適合する。
試合後代表も言っていたが、強いチームと戦うと勉強になることは山ほどある。子どもだけではない。大人コーチにも同じことだ。
筆者の目線から言えば、例えばこんなこと。
試合後の一礼のシーン。主将の号令とともに一斉に頭を下げる。サンダースの右端の子などは、あたかも戦没者の慰霊に頭(こうべ)を垂れるがごとくだ。反してFはいつもこうだ、バランバラン。たまたまシャッターを切った瞬間がそうなったわけではない。試合前後の一礼の写真を何百枚も撮ってきた筆者は近年ずっと思っていたことである。小さい子が多いFだから仕方ないけれど、その部分を差し置いても、やはりこうなってしまうのにはワケがありそうだ。こういうことは教えて出来ることではない。普段の練習態度や規範を遵守する気持ちが自然とこういう結果に現れるものだと思うんである。あまり小ブログで自チームの恥部を晒すのは本意ではないが。

試合後は滅多に顔を見せないOBのHatakeyamaオヤジやFujiyaオヤジが偶然顔を見せたり、かつて9年間に渡りフレンズを支えてきたYanagisaki夫妻がQ繋がりで各方面と旧交を温めたり、まるで一国の首相の葬儀後の弔問外交のごとく西有馬ドームは賑わっていた。勝負は勝負として真剣勝負。試合が終われば大人同士笑顔で交流できる、そんな宮前連盟の少年野球が好きだ。
さて、午後はランナーの帰塁、着塁や紅白試合形式での練習。
ほどなくして緩い空気感とともに、母たちも参戦。たまたま夕方まで居残った4人の母が打席に立って打撃に挑む。フルカウントになれば見よう見まねで「広く、広く〜!」なんて黄色い嬌声が飛んだりしちゃって。
GWの前半はこんなふうにして一旦幕を引くのであった(^-^)/
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2013年4月28日日曜日

ドラゴンが天に昇る

今日の練習試合、相手は野川台フォルコンズ。今年からKomatsu前監督からフォルコンズ魂を受け継いだ青年(?)監督Fukumotoさんが指揮を執る。煙草談笑で聞くところによると、新人でキューバの子が入ってきて大いに期待しちゃってるとか、前々監督の息子さんがフォルコンズを卒業し社会人となってチームにコーチとして帰ってきたとかとか。うちのフレンズの前監督も、フレンズ黄金期のメンバーだったSatohくんが数年間チームを牽引していた。各チーム30〜40年の歴史を持つようになり、そういったOB指導者が増えてくることは喜ばしいことだ。筆者が作家ならこれを題材に小説を1本書いてみたい気がするくらいである。しかし無理だ。なぜなら映画「サンドストームゲーム」の脚本の手が止まったままだからである。デュカプリオとスカーレット・ヨハンソンをこれ以上待たせるわけにはいくまいて。

全くもって4月下旬の爽やかな春の青空を絵に描いたような日。気がつけばキーボードを打つ腕が真っ赤に日焼けしちゃってるではないか。

試合はフレンズ5安打に対しフォルコンズ12安打の差がそのまま結果に反映し、9:4での敗戦。Suekiコーチのコンピュータによると連休の最初の2戦は連勝で29日を迎える予定だったのだけれど。
ベストプレイヤーは昨日に続き9番ながら2安打1打点のYuusuke、主将の一発2打点のTakuto、兄貴を差し置いて正捕手の座を脅かす働きのTakutoの弟4年Kohki。


午後は有馬ドームへ帰還し練習。
春の小鳥の鳴き声ほど人のココロを和ませるものもない。声が聞こえるたびに電線に停まる鳥をズームイン。声はすれども姿見えずのウグイスの「ホーホケキョ」も捉えることが出来た。

さて、グランドに踵を返すと何やら騒がしいぞい。
昨今の異常な気象現象をマスコミがこぞって取り上げているのは周知のとおりだ。先日の黄砂モドキの「煙霧」は記憶に新しい。更にニューストピックなどで、小学校の校庭で竜巻が起こりテントが吹き飛ばされたなんて映像もよく目にするわけで。
小さなプチ竜巻はたまに見るけれど、今日のこれは凄かった。砂煙、砂嵐を越えて立派な竜巻に成長した。サンドストームではなくトルネードである。

カメラを持った手が勝手にシャッターを切っていた。更にすかさずNikonP100の撮影モードを動画に切り替えて撮影。最後の竜巻が消える直前の撮影に成功した。結構デカイ柱が屹立(きつりつ)していた。
いやはやこんな大きなものは初めて見た。子どもも大人も口をあんぐり、「スゲ〜!」の連発。ちょっと感動しちゃった。自然の脅威を見るのが大好き筆者ではある。事故に発展しなかったのは不幸中の幸い。小さな子など巻込まれて天に召されるやも知れず。
YouTubeにアップするほどではないけれど、是非再生ボタンをクリックされたし(^-^)/
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2013年4月27日土曜日

我が輩はワシである

我が輩はワシである。ワシは鷲なんである。名前はまだない。いあ、あった。白幡台イーグルス、という。
昔の映画のタイトルじゃないけれど、「鷲は舞い降りた」んである。

今日は白幡台小ドームでイーグルスとの練習試合。巨大な塔の上に鷲が舞い降りたんである。子どもらはどうしてこれに気づかず、ノホホンとしているのだろう。
去年ここで試合をやった時のブログでは、この塔に巨大なC球を載せたような記憶がある。今年はどうするかなあと思っていたら、勝手に鷲がやってきちゃったわけだ。

先発はToyoda.Taku。フレンズきってのイケメン兄弟の兄で、大人になったら西岡徳馬のようになるかと思われる。しかし高々2,3試合投手として投げただけで、ちゃんとピッチングを教えてないのだからかなり無理がある。これは100%大人の責任だ。いきなり四球を4連発、即、4年にしてすでに百戦錬磨のRuiにスイッチしたものの、初回で5失点であった。これが後に響くことになる。
対してフレンズも四死球がらみに乗じてBenのタイムリー2ベースなどで4得点と肉薄。
今日もまた互いにピッチャーがころころ替わる。

代打の切り札Shohgoの華麗なスライディング。背が小さいので2塁の上に乗り更に自分の足にまた足を乗せて背伸びをしてサインを見る。まてよ、これで背が高くなるわけじゃないのだが。
いつも終盤守備交代で出場のKyousukeは珍しく打席が廻ってきた。打った瞬間を撮った写真。このあとのこの打球はベンチの筆者の熱いコーヒーカップを直撃。カメラレンズでなくてホットした。ホットコーヒーだけに...(^-^)

特筆はイーグルスの3番Morokumaくん。3打席目の打撃は14球。そのうちファウルボールが9本である。しかもほとんどがレフト線への大飛球。スコアブックの左横の欄は溢れんばかりのファウル記号であった。

試合は恥ずかしながら8:8のドロー。
ベストプレイヤーは火消し役で登場の3番手、4連続KのHiro。
5回に逆転タイムリーを放ったYuusukeの二人に。

試合後は両チーム共お説教のお時間。校長と学年主任が学校生活はいかにあるべきかを、ワルガキ生徒に説いているように見えなくもない。
いや、失敬。言い過ぎかな?(^-^)/

黄金週間が始まった。
今年は仕事やりつつスキあらばフレンズに行く毎日になりそうだ。ここ数年GWはほとんど仕事で忸怩たる思いを抱えつつ仕事であったことを思うと、まだましな年になりそうだ。
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2013年4月23日火曜日

「晴耕雨読」について


村上春樹が新刊を出した。...違うか。新刊を出したのは文春か。作家の場合は上梓した、というのだろう。「1Q84」同様発売の前の晩から徹夜で並んだりするのは、筆者の得意とするところではないし、スタンスでもないし、むしろちょっと小馬鹿にしてしまう行為。これが、並ばないと今後一切、未来永劫、万劫末代、子々孫々に至るまで絶対手に入らないというのであれば、話は俄然違ってくるけれど。

先日さりげなく書店で買った。村上春樹著「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
村上春樹的には「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」以来の長いタイトルではあるまいか。外見はさりげなく装ったものの、内心は目がハートになって乙女のような気分で本屋をあとにしたわけで。

しかし、読書時間は昔の一兆分の1に減ったのに伴い、読書量も一京分の1にまで激減した。更にOhmoriさんからもらった奥田英朗3冊がある。うち「サウスバウンド」上巻の1冊はもうすぐ読了だけれど、次の下巻が餌を求めるひな鳥のごとく、筆者の手に取られるのを待っているんである。更にあろうことか、昨日衝動的に奥田英朗の「最悪」を購入してしまった。最悪である。いや、最悪ではなく、読みたいのに読めない本が溜まっていくのを眺めるだけで、ウィスキーのロックをWで3杯はいけるのだ。帝国ホテルのバーならばこれで6,000円は取られるだろう。ドライヴェルモットの瓶を眺めながらジンロックを舐める、究極のドライマティーニ「チャーチルズ・マティーニ」みたいに、至福の時を過ごせるのだ。
う〜む。続きを読むか、村上春樹に浮気するか、迷ってしまう。普段なら何をさておいても即村上春樹に走るのだけれど、「サウスバウンド」下巻の主人公の少年が俺を手招きしてもいるのだった。

文芸評論家の北上次郎こと、本の雑誌社長、目黒考二は、一週間に10冊の本を購入する。読むスピードが追いつかず、溜まりに溜まる本の山。この本たちを収蔵するためのみに、家を購入しちゃうほどだ。まさに「活字中毒者の味噌蔵」(椎名誠著)なんである。そんな本たちに囲まれて、「晴耕雨読」になれたらどんなに素敵だろうなと夢想するも、筆者の現実は甘くない。雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ、晴れても降っても田畑に出てゆかねばならぬ。顔の皺がウミガメの首のようになるまで。退職金を拝領できるサラリーマン諸氏。若い頃ならいざ知らず、努々(ゆめゆめ)勝算なしに起業することはしないほうが良い。

このブログのタイトル、少年野球「晴耕雨読」はそうなりたいと思い、つけたものである。
晴れた日は額に汗し畑を耕し、雨の日は心を平らかに読書に勤しむ。「晴耕雨読」
素敵だと思いませんか。
煩悩のまだ抜けきらない筆者には、きっといくら年をとっても無理なんだろうな。
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