2013年7月13日土曜日

ゆるぎない黒へ

間に合った。もうちょいで先週日曜の、練習試合対フォルコンズ戦は没になるとこだった。今日を逃して明日に突入すると、今度は秋季開会式、月曜は初戦のウルフ戦が続くので、とてもこれを書いてる暇もモチベーションもなくなってしまうんである。今日もA社の仕事で振り回されて練習には行けず、来週からはまた違うプロジェクトに首を突っ込む予定。ご指名で2物件来ちゃっているんである。
やはり今年も合宿は行けそうもないか....。

日曜午後のフォルコンズとの練習試合AとBである。
Aは5:2で勝ち。
Bはフレンズは1,2回に計8点を先制したが、フォルコンズは2,3回に6点を返したわけで。
結果は8:6でこちらも勝利。どちらにしてももう少し時間があれば、或いはあと数回回を重ねれば結果はどちらに転んだかは分らないと思う。しかし、練習試合とはいえ勝つ楽しみ、喜びは、子どもたちのモチベーションを高めるには、100本ノックよりも効果があるというものだ。

筆者は初回のみスコアラーを務め、あとはOhmori父・Sone母にお任せ。
写真班としてマンネリ化したアングルを打破すべくグランドを徘徊す。やはり野球は夏が似合う。夏のジリリとした太陽光線は、一枚の写真に特別な色彩と陰影を付与してくれる。「色彩を持たない多崎つくる」も一度真夏の炎天下、カメラ片手に少年野球を訪れると良いかもしれない。
今はまだ日焼けで真っ赤になっているけれど、8月を過ぎる頃にはこの赤は真っ黒に変わっているに違いない。

子らのその肌の黒さは、誰もつけ入る隙のない、何者をも怖れることのない、エボナイトのような逞しくゆるぎない黒になっているはずだ。


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2013年7月10日水曜日

頑張ってね!

4年生以下チームによる低学年大会。
ふと思った。筆者の記憶では小学校5,6年を「高学年」3,4年は「中学年」1,2年のそれを「低学年」と呼んだはずだ。仮に「高学年」と「低学年」だけに二分するんであれば、4年生は「高学年」のゾーンに入る。ではこの大会名の低学年の基準はなぜ4年以下としたのか。少年野球にかかわっていればワカリマスネ。Aチームは本大会登録の6年生以下。Bチームはジュニアの部の登録で5年生以下の構成。その下の学年のククリがなかったのだろう。そこで4年生以下の部を「低学年」と呼称したのに違いない。だから4年生は低学年のカテゴリーに入るのだろう。

と、考えてみれば全くどーでも良いことを深く掘り下げて考えてしまう悪いクセのある筆者なんである。言葉と言えば、先日のブログで、若い警官の年上に対する言葉使いについて書いた。アレには誤解があるかもしれない。筆者の本意は「年上に対する言葉使いが馴れ馴れしい」ということを糾弾したかったんではないんである。言いたかったのは年上ということよりも「初めて会った他人」かつ年長者に対しての言葉使いを言いたかったのだった。例えば野球関係、フレンズや連盟やQueens関係者などとは、むしろ逆に砕けた調子で話しかけられたほうが、お互い親近感が湧くというもの。気心知れた仲みたいに。特に女性の場合は嬉しくなっちゃうし、自然と受け入れやすい(^-^)
ムッとするのは初対面でしかも若い男にタメ口を聞かされると、イライラしちゃうんである。なぜか女性の場合はあまりそうは感じないけれど(^-^)

30歳の頃戸籍関係書類を取りに渋谷区役所へ行った。窓口の男はどうみてもかなり年下の男の担当者。今でこそ行政も市民に対するサービス業との認識から、職員の態度もかなり改革されてきたけれど、当時は横柄な大バカ野郎がいたものだった。初対面の筆者に対して「おまえに書類を作ってあげてやってる」感はハンパない。つるつるタメ語がヤツの口から放出される。警官や役人だけではない。メーカーなどの電話による「カスタマーセンター」なるものもそうだ。終始言葉はマニュアルに則り丁寧なのだが、こちらの言うことに対しての相づちは「うん、うん」である。

いかんいかん、閑話休題、超〜閑話休題。話は「低学年大会」なんであった。
先日フレンズが苦杯を舐めたあとの第二試合は「白幡台イーグルス」VS「野川台フォルコンズ」戦である。これの勝者はウルフとの決勝戦に進めるのはもちろんだが、東京大会進出も決定するのだった。
試合経過詳細はわからない。たまに写真を撮ってあとはKasaharaさんと話し込んでいたりしたからだ。それでも白熱した空気感は伝わってきた。


近年のイーグルスには目をみはるものがある。(すみません、上から目線で)
野球以前に大事な、挨拶や礼儀や道具の扱いなど、小さい子が多いのにしっかり監督が指導されているのだった。みんなグランドへの入退場の際の挨拶などは大きな声でしっかりしている。写真の片隅に写ったヘルメットも実に整然と置かれていた。このチームの変化に気づいた宮前野球関係者は筆者だけではあるまい。
4年以下チームフォルコンズは全くもってよく打つ。イチロー全盛期のマリナーズを模した
チームロゴも伊達じゃない。
最終回なのだろう、フォルコンズベンチとその後ろに控えた38,000人の応援団から歓声が湧き起こる。どれどれ、どーしたっつうのよ、やはりフォルコンズ勝ったんだろうな。と慌ててカメラを手にベンチ付近へ駈けて行く。

他のチームと言えど、子どもや大人たちが心から笑っている姿はいいものだ。デザインコンペで自分のが落ちて、他社のが採用されて悔しい思いをするのとは訳が違う。
フォルコンズさん、心からおめでとうと言いたい。
ウルフ&フォルコンズ、どちらが優勝しても2チーム共に、東京大会では宮前少年野球ここにありきと、大いに後楽園少年野球場のダイヤモンドを駆け巡ってほしい。

ウルフ+フォルコンズ?略してW+F?。このFは我々のスケジュールではフレンズのFだったはずなのだが...(^-^)/
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惜敗、紙一重

このゲームに勝てば、いよいよ来年のブラジルワールドカップ本大会に出場できるぞっ!
お〜し、行くっきゃないじゃないか。
いよいよキックオフのホイッスルは鳴った....。

...のは、だいぶ前のザックJapanである。
こちらはそれに比べれば超ローカル大会、少年野球川崎市宮前区4年生以下の「低学年大会」。今年から新設された大会だ。わがフレンズはこれに勝利すれば、東京本大会へ進出できるわけで。たかが少年野球と侮るなかれ、オトナたちよ。ちいさな当の子どもたちにとってはワールドカップ進出と同じくらいの気概を持って臨んでいるのだから。

相手は昨年オレンジボール大会で死闘を演じフレンズが優勝をもぎ取った富士見台ウルフ。連盟重鎮もフレンズが優勝最有力候補と目していたらしいのだが....。

1回表Fの攻撃では先頭打者Shougoが痛烈なセンター前安打で出塁、2,3番倒れ2死となるも、4,5番のRuiのタイムリーツーベース、Yuutaの連打で2点を先制。さい先良いスタートとなった。

しかし、その裏Wの攻撃。脚を絡めた攻撃走者3塁で、3番でエースのTaiyo君がレフト前タイムリーで1点を返す展開。2:1。
昔からウルフはどんなにビハインドでも終わってみれば勝っていた、という野球が伝統的なチーム。名将Ogasawara監督のDNAが低学年チームにも浸透していた。かなり点差があっても最終回の審判の「集合!」のコールを聞くまでは、絶対油断出来ないのだ。本当に。筆者は知っている。フレンズ黄金時代の昔から幾度、煮え湯を飲まされてきたことか。

結果は逆転、追加点を許し6:3でFの惜敗。
最終回Kohkiのタイムリーツーベースで1点を返した時は、息を吹き返したものだったが、ぬか喜びに終わる。
なぜに惜敗か。筆者Tスコアラーの解析によると。
Fは打者18打席で6本の安打。チーム打率3割3分である。決して悪くない。対してWも19打席で6安打、ほぼ互角である。むしろ長打の本数では圧倒的にFが優位。明暗を分けたのは得点圏に走者を置いた場面でどちらが連打を放ち、本塁を踏ませたのかである。効率よく得点に結びつけたのがウルフであった。
試合後久々に見た。子どもらが負けて泣いていたのを。Aチームでさえ滅多に見られない光景であった。そんな気持ちを持っていればおまえたちはきっと、もっと、成長するぞ。試合後談笑した連盟のKasaharaさんも同じ感想を言っていた。
(※Kさんとは野球談義もさることながら、同じヘルニアのダックスを持つ者同士でそっち方面の話になった。心配いただきありがとうm(_ _)mなんである)

大会のグランド提供となったフレンズ。このあともう1試合が行われたが、それはまた後日。連盟重鎮会長Sohmaさんや副会長兼Queens代表のKasaharaさんも観戦に。決してY組の組長とNo.ツーではないのであしからず。思わずマル暴の刑事が監視しているかとあたりをくまなく見回したが、杞憂に終わったわけで(^-^)
試合後はOgasawaraさんと、うちのYanagisawa代表が談笑。かつて昔は監督同士ぎりぎりの剣が峰でシノギを削った仲である。
「今度ゴルフ行こうよ」なんて会話が聞こえてきた(^-^)

やはり野球は夏である。
梅雨が明けて昨日のブログでは我ながら良い写真が撮れたと自負しちゃうわけで。夏の強い光が濃い陰影を形成し、勢い印象的な絵に仕上がるのだった。
膨大な写真を整理しながら、今回も良いものがあった。
Aチームでもなかなか出来ることではない、子ども自らの「タイム」の要求。監督がかけるのではなくて、自発的にタイムをかけた。(真偽のほどは後日ベンチスタッフに確認したい)
頼もしい光景ではある。
更に最終回、タイムリー安打を放ったKohkiが2塁上で背伸びしつつ、破顔一笑、手を突きあげてのポーズ。
う〜ん、連日いいカットが撮れたんであった。
将来「少年野球の光と陰」というタイトルで写真集を出版したのならば、間違いなくそのうちの一葉にセレクトされるべきものである。
角川書店の方、このブログ見てないかなあ〜(^-^)/
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2013年7月9日火曜日

夏の一葉

土日は仕事をかまけて少年野球にずぶりと浸かる。本来なら月曜の今日、試合のブログ写真を整理して執筆と至るわけであるが、世の中そう甘くはない。仕事で電池を使い果たし、3試合分の文章を書くにはいささかチカラが足りない。

脳内エネルギー残量がわずかゆえ、今回は写真でお茶を濁そうと画策。
梅雨が明け、夏本番である。
点景を切り取った。

「おお〜〜!」円陣を組んだその下から活写。青空をバックに子どもの笑顔と汗が光る。

西有馬小学校の先生のセンスに思わず喝采。ラインカーの絶好調と不調と、そうでもない普通のヤツと...。不調のヤツは倉庫の片隅に追いやられていたが、ちゃんと治療を受けているのだろうか。

こんなアングルで写真を撮ったのはブログ史上初めてか。面白い絵になった。NikonP100ならではのワザ。主将同士の握手。「おっしゃ〜す」

夏の日差しにセカンドベースも溶けてなくなりそう。彼の体内温度は沸点を優に越えているに違いない。熱中症にはくれぐれも気をつけてほしい。それでなくとも、子どもらに何度も土足で踏んづけられ、蹴飛ばされているのに。

プールの光の青の揺らめきは、夏の到来を雄弁に語りかけてくる。

今年は突然梅雨が明けた。
カトリーヌ・ドヌーブの「シェルブールの雨傘」を観てる途中で、いきなりアルバート・ハモンドの「カリフォルニアの青い空」の歌が流れてきたように。

夏を迎える心の準備をする間もないまま、入道雲がずんずん、ごんごん、何本も拳を突き上げるように湧き上がってきた。
「入道雲さん、今年もコンニチハ」
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2013年7月8日月曜日

おいっ!若造!

今日もオヤジ飲み会で酔っちまったなあ、さすがに今晩はブログは勘弁してもらおう。

優勝候補最有力と目されていたのに低学年大会で惜敗し、でも午後のフォルコンズAチームとの練習試合では2戦とも勝って、じゃあてんで残念会と祝勝会ごちゃまぜで、冷たいビールで乾杯するかとなり、いつものようにオヤジ飲み会に突入する午後6:30。10:30にお開きとなり帰路につく道すがら、冒頭の思いに至ったわけである。

しかし。てくてく交番の前を通り過ぎた時ふと3年ほど前の記憶が脳裏をかすめた。あの時の忸怩(じくじ)たる思いがあっと言うまに全身を駆け巡った。結果、勢いでこうして深夜キーボードを叩くハメになっちゃったんである。

※当時の記憶が多少曖昧な上に、大さじ一杯分くらいの筆者の脚色もある文章になっていることをご承知いただきたい。更に、昔の当時のブログにも同じことが書いているかもしれない。

昼間か夜かは覚えてない。私は何か用事があって、配偶者のママチャリに乗りある場所へ向かっていた。例の交番の交差点を渡ろうとした時、右目の端に虎視眈々と目を光らせてバイクに乗って停車している警官を確認した。妙な胸騒ぎを覚えた。
私はちゃりちゃり、きこきこ自転車をこぎながら通過。
案の定である。ほどなくして後ろからバイクの排気音。
「すいませ〜ん、そこの自転車止まってもらっていいスか〜」と背後からチャラい彼の声。
バックミラーを覗くとなにやらニヤニヤしながら20代前半と思しき若者が猛スピードで追ってくるのが見えた。
「やっぱりね。おいでなすったか」想定内ではある。職務質問、いわゆる「職質」だ。
私は心の片隅に一点の曇りもない自信がある。毅然と振る舞える自信もあった。
「いやあ〜スイマセンねえ。ちょっといいっすかああ〜」
それからはお定(き)まりの手続き。名前住所を訊かれ、マンションの駐輪ステッカーを確認、最後は自転車固有の識別番号を警察本部かどこかに無線で照会し....。

私はその間、これは配偶者が購入した自転車だからと主張。番号を照会しても配偶者の名前で法的には私の所有物ではない。彼は、じゃあ今奥様に確認の電話が出来ますか?とヘラヘラしながら反論。そんなやり取りの間も近所の主婦が通りすがりに横目でちらと私を見て「あららこのオッサン、自転車泥棒なのねえ、いい歳して」的な目線を送ってくるんであった。

ココまでは恥ずかしい思いをしながらも、彼は職務を全うしているわけだから怒りをぶちまけるわけにはいかない。何が私の逆鱗に触れたのか?
私の言う言葉に対しことごとくこういう反応をするんである。
「うんうん、あっそうなんだ。」
「へえ、そうなの、うんうん」
「うん、それでどうしたの」
............。
この年上に向かってのタメ口。タメで話すことが親近感を持たせる方法だと勘違いしてるのだろうか。更に国家権力をかさに着ての横柄な態度。親の顔が見てみたいぞバカタレ。
そう思うこと自体がすでにジジイになった証拠、と思いつつも我慢の限界。
彼の「うんうん、あっそう」を散々聞かされているうちについに爆発しちゃった。
怒髪天を突く。或いは悟空がスーパーサイヤ人に変身する直前のように。

「おい!若造!貴様、さっきからおとなしく聞いてりゃいい気になりやがって。罪を憎んで人を憎まず、というがおまえは自分の仕事を忠実に全うしてるわけだからそれについては俺は何も言わん。がしかし、今から俺の言うことをよおく聞け馬鹿野郎! いいか、人に対しておまえのその物言いはいったいなんなんだ。親にそういう教育されてきたのか?それとも日本の警察は新人教育のカリキュラムに人を見たら泥棒と思え、年上でも上から目線で接しろと習ったのか、いいか若造、...........」と、激高した私は、あげくの果てに腰に蹴りを入れ、ヤツの首ねっこを掴んで、こともあろうにすぐそばの有馬川に渾身の力を込めて投げ捨てたんである。
.........................................。

と、言いたかった。やりたかった。実際には言ってないしやってない(^-^)

よほど私の少ない髪の毛が金髪に変化してとんがっていたのだろうか。或いは鋭い眼光に何かを察知し身の危険を感じたのか、後半はほんの少しだけまともな敬語を使うようになった。

晴れて冤罪を免れ、お役御免。
ヤツと別れ際、こう言ってやった。
「仕事とはいえ、あなたも大変だね。こうして犯罪を未然に防ぐ警察官の努力があるから、我々市民が安心して暮らせるんだもんね。お仕事ご苦労さま。」
ニコニコしながら聞いていた彼。「ありがとうございます」とまで言った。

最後に私は言った。
「だけど、警官である前に、君。人としてもっと言葉の勉強をしたほうがいいぜ」

悲しいかな、彼は何を意味してるのか分らないという怪訝そうな表情で去っていった。

しかし、こういう若造、いやバカ造を産んで育てた世代は筆者と同じ世代のオヤジオフクロどもなのだ。責任の一端は自分たちの世代にもある。
人を非難する前に、我が襟を正せ。
そんな数年前の記憶が蘇り、今日もこんな時間まで書いてしまう筆者であった。

※これを書いた翌日朝の今、念のため過去のブログを検索したら、やっぱり書いていた。
2010年10月のことだった。
職質「聞く」と「訊く」

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