2016年8月9日火曜日

小説「月に雨降る」17

小鳥遊(たかなし)由美は細身のジーンズに白のスェットの軽装でやって来た。髪をポニーテールにしてノーメイクだったが、目尻の切れ上がり方と鼻梁の細さがわずかに気の強さを感じさせるものの、間違いなく美人の部類に入るだろう。歳の頃は四十前後といったところだろうか。三十代前半でも十分通じそうだった。その由美が紀州みかんの段ボールを抱えた龍一を見るなり、
「確かにナウマン象ではなさそうね」
と笑って病院の鍵を開けて照明をつけた。
小鳥遊動物クリニックは個人経営の小さな動物病院だったが、中は明るく小綺麗な印象だった。由美はアイロン台を巨大にしたような白い診察台にサチコを載せると、手際よく診察を始めた。龍一に言うとも独り言を言うとも、どっちつかずの話し方で病状や療法をしゃべり続けた。
「カリシウィルスのほうね。インターフェロン注射しときましょう。人間も同じだけど子猫や老猫は抵抗力が弱いから、風邪といってもとても危険なのよ。サチコちゃんの場合、神島さんが拾ってあげなくて、もしまだ軒先に放置されてたら命取りになってたはずよ」
龍一はわざわざ日曜の夜中に来てもらったことと、サチコの命を救ってくれたことで、二重の感謝の意を伝えた。すみませんと、ありがとうございますを、何度も繰り返すしかなかった。由美は言った。
「すみませんは、猫を捨てた人間が言うべきこと。ありがとうを言うべきは、サチコちゃんが神島さんに、だね」
今後の猫の対処法を告げ薬を処方した。携帯番号の入った名刺を差し出しながら、やっとにっこりと微笑んだ由美に龍一が訊ねた。
「それにしても動物の急患がでるたびに、こんな夜中に仕事していたら体がもたないでしょう」
「これを仕事って思ったことはあまりないわ。使命感なんて言うと格好良すぎだし、それはちょっと違うわね。好きで当たり前のことを毎日してるって感覚かな。たぶん人間嫌いの医者っていると思うけど、おそらく動物嫌いの獣医っていないはずよ」
切れ長の目尻を緩ませて瞳に少し憂いを含んだ色を浮かべて由美が続けた。
「忙しすぎてね。ダンナは普通のサラリーマンだったけれど、すれ違いばかりでとうとう女を作ってね、だいぶ前に別れたわ。おかげで今は夜中でも自由に動けるようになったけど。ただ佐智子...、あ、うちの娘ね。娘には淋しい思いをさせてしまってるわね」
遠い目をしていた由美ははっとして言った。
「あらやだ。初めての人にこんな話をしちゃって、ごめんね」
「いえ、全然、とんでもないです。娘さんの佐智子ちゃんは今いくつなんですか」
「今年高校生になったばかり。『あたしは将来お母さんみたいな医者なんかならないからね、言っておくけど勉強出来ないからじゃないし、半分ボランティアみたいに忙しい思いをして厳しい仕事したくないしさ』って一丁前な口をきいて。でも娘とはすごく仲が良いのが救いかな。先週も佐智子と腕組んで原宿歩いてたら、店の人に姉妹ですかって。お愛想と分かってても女は嬉しいものよ」
「あはは。それには僕も店の人に激しく同意します、渾身の力を込めて。だってお奇麗だし若いし、それに...」
「それに何よ。遠慮しないでもっと言って」
二人で笑った。サチコは少し落ち着いたように見えた。逆にちょっと安心した龍一は体がふらついてきた。かなり状態が良くないのは自分でも理解していた。じっと目を覗き込んできた由美がまた元通りに目尻をきつく上げて言った。
「ちょっと、あなた、神島さん。あなたこそ大丈夫?ひどく熱があるんじゃないの?」
すぐに体温計を取ってきて龍一に計るように言い、しばらくしてその目盛りを眉間に皺を寄せて見て驚いた。額に手を当てたあと両目の下瞼をめくったが、仔細に点検するまでもなく口早に言った。
「手が火傷(やけど)するかと思ったわ。今日のお代は後日でいいから。それと明日の朝必ずサチコちゃんの様子を電話でいいから報告して。本当なら来院して連れて来て欲しいけどあなたのほうが無理みたいね、これじゃあ」
由美は立ち上がると白衣を椅子に乱暴に脱ぎ捨て、ポケットから車のキーを取り出して言った。
「家まで送るから。今晩は絶対安静にしてぐっすり休んで。サチコちゃんもあなたも」

由美が龍一のアパートの前に車を止めた時は日曜の深夜0時を過ぎていた。龍一は車を降りて何度も由美に礼を言い、サチコの段ボールを抱えてふらつきながら外階段へ歩こうとしたが、腰が思うように伸びずまるでエッシャーの絵画に描かれた土人のような歩き方になった。由美がたまりかねて車のウィンドウを下げて声をかけた。
「ねえ、神島さん。あなたご家族は?奥さんいるの。実家じゃなさそうだし。もしかして一人暮らしなの」
「ええ、残念ながら。昨日までは奥さんになるはずのひとと一緒だったんですけど。代わりにちっちゃい娘が来ました。全然大丈夫です」
年上といえども、女に対して弱いところを見せないことを自分の信条とする龍一は、目一杯虚勢を張ったつもりだった。
「全然大丈夫って、全然大丈夫じゃないじゃない」
由美は少し躊躇ったのちにエンジンを切り車から降りて、サチコの段ボールを龍一から奪い取ると続けた。
「しょうがないわねえ。独身男の家に上がるなんて何十年ぶりかしら。私は獣医師であって人間の看護師じゃないんですけど」

由美に促されて階段を上りながら龍一は改めて思った。こんな時に希伊がいてくれたら。どうして出て行ったんだ、どこへ消えたんだ、希伊。朦朧とした頭で家に入るとまっすぐベッドに向かったのだが、途中で床にくずおれてしまい次第に意識が遠のいていった。目の前にまたあの灰色のベールが降りて来た。ベールの向こうで由美が何か叫んでいたが声は聞こえなかった。
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2016年8月8日月曜日

少年野球の甲子園も開幕

高円宮賜杯 第36回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント

リオオリンピックがいよいよスタート。
夏の甲子園も満を持して開幕。
少年野球の甲子園と言われる全国大会もその火ぶたが切って落とされた。
昨日の日曜は神宮で開会式が行われ、初日の今日月曜から各会場で一回戦が開催されている。
昨年の有馬フレンズ(川崎市宮前区)に続き、今年の神奈川代表は同じく宮前から富士見台ウルフ少年野球クラブが出場。クジは51番最右端シードのため、明日の2回戦から宮城と高知の勝者との戦いとなる。

二回戦 8月9日(火曜)15:00から神宮球場にて
三回戦 8月10日(水曜)15:00から神宮球場にて
以下はトーナメント表を参照されたし。時間ある関係者は川崎宮前から応援へ。
また関係なくとも全国レベルの少年野球を観戦することは子どもらの勉強になると思う。

少年野球の熱い夏が始まった。


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2016年8月6日土曜日

プロ公式戦で始球式


昨日行われた横浜ベイスターズVS中日ドラゴンズ戦での、始球式の模様。
昨年の有馬フレンズOB、もはやフレンズのレジェンドとなりつつある主将Ruiがマウンドに上がったんであった。プロの公式戦で始球式とはアッパレである。
ド緊張のあまりか、あれほど針の穴を通すほどのコントロールの持ち主のRui、若干ボール球になったが...。あるいは初級は打者の打ち気をそらすボール気味のシュートから入ったのだろうか?(^-^)

詳しくはまたいずれ。

※この動画はフレンズ関係者がTV画面をスマホで撮影し、仲間内のフレンズLINEグループにアップしたもの。
これをブログに載せるに当たっては少年野球「晴耕雨読」の筆者に全責任があります。TV関係各位様にもし関係各法に準じて削除要請されれば、即対応いたします。
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2016年8月4日木曜日

小説「月に雨降る」16

日曜の夕方に目が覚めることほど残念なことはない。部屋は薄暗く、起きた瞬間は今が日の出前の朝の時刻なのか、日が沈んで間もない頃なのか判断がつかないことがある。少しずつ就寝前の記憶が溶け出すにつれ、または外の雑多な音が耳から脳に届くうちに、やっと日曜の夕方なのだと分かってくる。朝だったならば光り輝く休日の一日に期待に胸がふくらみ楽しい気分になろうというものだ。しかし、起きたとたんに今が夕方と分かった時はとてつもない喪失感に見舞われること必至だ。ひどく理不尽で大きな損をしたような、あるいは人生の半分を棒に振ったような暗い気持ちになる。

龍一が目を覚ましたのは夕刻をとうに過ぎた夜の九時過ぎだった。十二時間以上も眠っていたことになる。もっとも大量の寝汗をかいて数時間おきに目が覚めたのだったが、起きて着替える気力は全くなく、熱で膨れあがった頭が枕を溶かしてしまったのではと思うほどだった。いつもの風邪と違い今回はどうもまだ快復に向かっていないようだった。それどころか寝る前よりも頭痛がひどくなり、目が異様に熱く痛かった。眼球の奥でニューギニアの原住民が伝統の火祭りを黙々と執り行っているようだった。
突然希伊の淋し気な顔が浮かび、それから一気に朝の出来事が蘇って来た。そうだった。
「サチコっ」
起き上がった龍一はベッドのそばに置いた段ボールの中を覗き込んだ。サチコは龍一に気づくとぼんやりと目を開けて鳴いた、ように見えた。実際は口を「みやぁ」の形に開けただけで、声は聞こえなかった。
「おい、サチコ、大丈夫か」
急いで外に出してみた龍一だったが、手のひらに乗せたそのちいさな、思いのほか軽い体は驚くほど小刻みに震えていた。口を何度も開けて鳴こうとするのだったが、全く声が出ない、出せないのだった。そのちいさな瞳は龍一に何かを必死に訴えているようだった。龍一は激しくうろたえた。今自分がなすべきことは何なのだ。しかも火急を要する事態に間違いないことを直感で悟った。

心の中のもう一人の自分がすっと立上がり声をかけてきた。
(早くどうにかしろ)と。さらに(おまえは全く役に立たない奴だな)と、そいつが追い打ちをかけてきて更にまた続けた。(おまえは昨晩希伊の話を聞いた時も、彼女を救うことができなかったじゃないか)...(朝本気で彼女を追いかけたのか?走り回る他に彼女を追う方法は本当になかったのか?)...(どうして駅まで探しに行かなかったんだ。駅員やタクシー乗り場の運転手に訊いてまわったのか?)...(おまえは自分の哀れな姿に酔っていただけじゃないのか。そうなんだろ。全くおまえって奴は、いや、俺って男はどうしようもなく幼くて弱いガキじゃないか)....。

龍一はふらふらする自分の体に命じて、急いで戸棚の中の使い捨てカイロを探した。龍一は使ったことはなかったが、希伊は冬によくこれを使っていたはずだった。消費期限など確かめることもなく、すぐに封を切ってそれをタオルにくるみサチコの部屋の奥へ置き、更に新聞紙を刻んで空間いっぱいに加えた。次に迷わず押し入れを探し、来週の木曜に廃棄しようと思っていた電話帳を取り出し、近くの動物病院を探した。ページを繰りながら龍一はパソコンを家にも買っておくべきだったと思った。会社では当たり前のようにパソコンで仕事をしていたが、まだ一般家庭でパソコンを持っているところは少ない。携帯電話は会社から社員に配られていたものの、それは管理職以上の者だけで、入社して数年の龍一は個人でやっと購入したばかりだった。希伊は持っていなかった。おもちゃのようなアンテナを伸ばして、小さなモノクロ画面でメールと電話ができるものだ。パソコンがあったならこんな時の処置方法はインターネットで簡単に調べられるはずだった。
「そうだ、梅川に電話してみよう」
梅川は龍一と同期入社で気の置けない友人でもあった。確かあいつも先日携帯を買ったばかりだったはずだ。ウチの会社はケチくせえなと言いながら。しかも家では猫も飼っていると以前話していた。ボタンを押す作業ももどかしく梅川に電話した。
「こちらはNTTドコモです。おかけになった電話番号は電波の届かない...」
携帯を床に叩きつけようと思ったが思い直し、そのまま電話帳に載っている動物病院に片っ端からかけてみた。日曜夜なのは分かっていたしダメもとだった。数軒かけたがみな留守電だった。氷の国の住人が冷たい電子音声でマニュアルどおりのことしか言わない。構わず4軒目に電話する。やはり留守電のようだったが、FAXに切り替えるかこのまま待つかといった音声のあと、しばらくすると違ったコール音が聞こえてきた。
「はい、もしもし小鳥遊(たかなし)動物クリニックですけど」
女性の声だった。それは氷の国からではなく、光り輝くモンゴルの草原から届いたような声に思えた。女性特有の甲高い声ではあったが、その声音(こわね)にはどこか草原を渡るおおらかな風のような匂いがあった。
「あの、ええと、サチコがですね、大変なんです、今にも死にそうで、僕どうしたらいいか、それで、えっと、アドバイス下さい、お願いします」
草原の声が返してきた。
「まずはあなたの名前はなんていうの」
「神島といいます」
「カミシマさん、落ち着いて。あなたがどんなに焦ったってサチコちゃんは良くならないわよ」
「あっ、はい」
確かにそうだ。草原の声が続いた。
「まず私の訊くことに答えてちょうだい。サチコちゃんは犬なの猫なの蛇なの。それともテナガザルなのかアフリカ象なのか、かろうじて女の子なのは理解できるけどね」
「子猫です。少なくともナウマン象でないことだけは確かです」
一気に冷静になった龍一は、今朝から今までの顛末をかいつまんでダイジェスト版にし、小数点以下を切り捨てながら簡潔に説明した。ひと通り黙って聞いていた草原の声は言った。
「すぐにうちの病院に連れていらっしゃい。場所はわかるわね。私は今病院からの転送電話で携帯で受け取って自宅で話しているんだけど、今からここを車で出るから、そうね、20分後。大丈夫?」
「分かりました。15分後には病院の前で待ってます。タカナシさん、本当にありがとうございます」
「私の娘の名前がね、偶然だね、佐智子って言うのよ。佐渡の佐にトモって書いて、子どもの子。神島さんのサチコちゃんは?」
龍一は一瞬、幸せに子どもの子と思い浮かべたが、あのじいさんに訊いてからにしようと思いとどまった。
「カタカナでサチコです」

「そう、分かったわ。じゃ、あとで」
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2016年8月2日火曜日

風雲急、夏が来た

秋季大会ブロックリーグ予選2戦目、VS長沢ドングリーズなんであった。
試合内容は団長の想い出、じゃない断腸の思いで、ほぼ割愛。

試合前は降ったりやんだりの空模様。中止に追い込まれるような大雨の予感はなかったものの、試合中ときどき天気雨が降ったりもするんだろうなと、思っていた。グランドには2007年のOB主将Kazuが顔を見せた。と思ったらもう一人の若者がいたんであった。同期のYuutaだった。彼らはある種フレンズの長い歴史の中でも特筆すべき年代の選手だった。Kazuはチーム全体の統率や下級生への気配りが出来て主将としては素晴らしかったのだけれど、この年の6年8名のメンバーが実に「個性的」な連中ばかりで、Kazuも手を焼いていたんだった。筆者的にもこの年代の選手たちはよく記憶に残っている。バカな子ほど可愛いと言うではないか。バカとは勉強ができないという意味ではない。その中の一人がShibazaki兄弟の兄、Yuutaなんであった。
中学から波瀾万丈、21にしてすでに結婚し一児の父親になっていた。筆者も結婚したのは22の若造の頃だったから人のことをとやかく言う資格はない。Kazuもそうだが彼は実に落ち着いた雰囲気を身にまとっていた。現役当時からイケメンだったがその面影もあった。先日合宿の話をブログに書いた時、昔大柄なスラッガーのくせに飯を食うのがやたら遅いヤツがいたと書いたが、偶然にもそれがこの子だったんである。

※下の写真は夕方試合後に、ブログ用だと言って二人のツーショットをiPhoneで撮影。ヤツらのこんな成長した姿を見るのが我々OBコーチの楽しみでもある。
※因に右のKazuは花巻東のシャツを着ているが、宮城気仙沼の東陵高OBである。
後日談。あとでKazuにLINEで訊いてみた。彼は川崎北シニアから気仙沼東陵へ。同じシニアのチームメイトだった主将は岩手花巻東へ。のちに練習試合をやった時に再開し、互いにシャツを交換したのだそうだ。ちょっと、美談である(^-^)
※彼らがこの東北の高校へ入学する直前に、東北大震災があった。

試合前にInoueスコアラーのワンコHanaがベンチに座っていた。筆者、
「おし、今日はこのHanaが代理監督やるからな。おまえらちゃんとサインを見逃すなよ」
小さい子らが言う。
「ええええ〜!?」
筆者、「ワンって一回吠えたら...」
すかさず隣にいたOhmoriオヤジが笑って言う。
「スクイズのサイン」
また筆者、「ワンワンって二回吠えたら盗塁だあぞ」
「ええええ〜!?」
Ohmoriオヤジ爆笑しながら言う。
「ワンワンって、おい、ボールカウントじゃないぞ」
ワンワン=ワンストライク・ワンボール。子らは誰も理解出来ずポカンとしていた。

さて試合開始。
D先発は小柄ながら球筋の良いWatanaba(Watabe?)くん。対するFはダブルエースの一人主将Kaito。ドングリの主将は女の子のショートSatohさん。守備を見ればチームピカイチだった。更に主審はヤングから、というより連盟審判部でもある超ベテランのKatsuさん。誠実で安定したジャッジには絶大な信頼性がある。(筆者のような若輩が言うのはおこがましいけれど)


試合は初回FのエラーにからめてDが二塁打などで2点先制。
グランド脇ではKazuがYuuta相手にピッチング。
「次、スライダー」
「おお、曲がった!」
「次、チェンジアップ」
とんでもない暴投だった(^-^)

Fも本領発揮。長短打で4点を返し逆転。
スーパー三年生Akiが生還し、そのあとホームベース位置を自分で直しに行った。ちょっと笑えた(^-^)アイツらしいなと。

内野ゴロ。ホームから一塁方向を見る。一塁手が捕球、そのうしろにセカンドAkiのカバー、更にライトGakuもちゃんとカバーに走っていた。こういうのは現場では気がつかないこと。偶然写真に撮って後日初めて気づいた。今年のフレンズも捨てたもんじゃないぞと嬉しくなる。

さて中盤までの空模様はこんな感じ。

にわかにぽちぽち雨が降ってきた。まだゲームに集中していた。

来た来たきたぞ。急に空がかき曇るやいなや、冷たい風が吹き始めた。
バラバラバラっと雨粒が大きくなった。

Katsuさんの試合中断のコール。みんなずぶ濡れに。コーチKakenoオヤジのポケットに入れていたハードBOXの煙草は全部お釈迦になったようだ。筆者はパンツは濡れてもカメラだけは濡れないように戦場カメラマンとなる。泥沼だったベトナム戦争のピューリッツァー賞が頭によぎる(わけないか)


20分くらい雨宿りしただろうか。試合再開。
結果はDの奮闘もあったけれどFの圧勝だった。

気をつけぃ〜!

「礼!」
入ったばかりの小さい子たちが頭を下げるタイミングを見事にはずしちゃっている。
ふぞろいの林檎たち、なんであった。

試合後のオヤジコーチたちの練習点景。

母たちはプールでブルーシートを洗う。会話は全く聞こえないが何やら楽しそうだった。

練習中筆者はグラブを置き、空を見上げた。先ほどまでの雨が嘘のように、空は青く輝き真っ白な積乱雲が命を吹き込まれた風船のように、思い思いの方向に勝手に湧き上がっている。
突然の雨も含めて「夏が来た」と実感したのは言うまでもない。

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