2016年11月28日月曜日

思春期の浜辺

先日執り行われた南部リーグ、最後のイベント六年生だけでの紅白試合なんである。南部リーグの来歴についてはここで毎年さんざん書いてきたので、いい加減今回は触れないでおく。まだ決勝は残っているもののグランド確保や打ち上げ飲み会予約などのオトナの事情により、閉会式を待たずしての南部リーグオールスター紅白戦なんであった。
筆者は例によってフレンズ関係でこの時期多忙を極めるので、写真中心でサクサク行きたいものだ。加山雄三のどん兵衛さんも言ってるではないか。「サクサク歩け」「あんにゃろ〜取っ捕まえて食っちまうぞ」久々楽しい秀逸なTVCM。あのCMシリーズ大好きである。更に好きなCMは...。

おっと閑話休題。南部リーグなんである。
セリーグ代表監督はフレンズから監督Itohが紅白戦の指揮を。試合前打順を決める段になり、彼がひらめいた(或いは面倒くさかったのか?)のが、足元に整然と並んでいた子らのバット。それを見て「おおし、このバットの並び順が打順にするぞ」と。なかなかクリエイティビティーである。

集合!母体チーム関係なくばらんばらんにシャッフルしてのチーム構成。

以下の写真は「良いと思った画像」という選択基準でチョイス。全く他意はない。選に漏れた子には申し訳なし。

パリーグ代表監督はレッパのMatsufujiさん。どこかバーズのKobayashiさんに似ているような。


主審はKatsuさん。二塁塁審はAndohさん。連盟公認審判員がジャッジする贅沢さ。

レッパの子が見事な長打で二塁到達。その時のベンチへのジェスチャーが良い。オリンピック鉄棒体操選手が最後の着地を決めた時のように、両手を左右シンメトリーに突き上げて。

「サクサク行くぞ」どん兵衛さん。

ヤング名物監督Kurosuさん。その昔は強豪ヤングの総帥として名監督の名を欲しいままにした時代があった。宮前では知らぬ者はいないが、このブログをご覧の全国の読者さん、現ヤクルトの雄平を少年野球時代に育て上げたのがこの名将Kurosuさんなんである。
監督の顔の皺の数はそのまま、ヤングや宮前少年野球の歴史の年輪と同義語でもある。
しゃあない、思いっきりイイ男に撮ってやるか。筆者は隠し撮りが好きだ。その人の顔に正面からレンズを向けると、どうしても人はよそ行きの表情を取り繕うものだし、こちらも照れてしまうもの。隠し撮りは素のままのその人の内面が撮れるから面白い。「素顔のままで」ビリー・ジョエルなんである。気づかれぬようにそっと近づきレンズを向けてモノにした一枚がこれ。葬式の際には遺影の候補のひとつになるかもしれない。もっともKurosuさん、180歳くらいまで生きていそうだが。

セントラルリーグ代表監督はFのItoh、コーチはフォルコンズTanakaさん。年齢も近く和気藹々なかなか良いコンビであった。


例によってQueensのえこひいきしちゃうのは少年野球「晴耕雨読」の常なのだった。アリコにはQ姫でもあるHonamiがいる。少年たち野郎どもに混じっても決してひけを取らない選手であった。サードの守備でも痛烈なゴロを果敢にさばき、長い手足を躍動させて矢のような一塁への送球。Kurosuさんはじめ、オトナたちのあいだでも絶賛なんであった。

試合後照れくさそうにおずおずと一人の母がご挨拶に来てくださった。松風の主砲Ibataくんのお母さんであった。思えば昨年バーズQueensのYoshikawa夫妻もそうなんであった。
「Teshimaさんのブログいつも拝見させてもらってます」と。めっちゃ嬉しいものである。このブログ繋がりでたまに宮前区の他のチームの知らない人から声をかけられるんである。父、母問わず。フレンズの親たちよりもよほど「晴耕雨読」を他チームの方々が愛読しているんでは?と思っちゃうのであった。フレンズではほとんどこのブログの話は話題に上らないんである。フレンズ的にはすでに空気のような存在になってるのかもしれない。

このブログも終盤戦。
ところが写真はまだまだ「夜はこれから」だ。なるべく六年たちの多くに投手をやらせるのがこういう試合の常道である。全イニング猫の目のようにクルクル変わって登板する。
それを一挙公開。
※筆者途中何度かニコチンを体に注入するためにタバコ休憩をとった。その間登板したかもしれない子がいたらカメラに納めていないと思う。なるべく全員を撮ったつもりだが、万一漏れていたらそれは筆者の不徳の致すところである。ご容赦。
では...。一挙にいっちゃう。

中休み。ホームでのクロスプレーの主審Katsuさんの目線に注目。これぞプロの熟練の技。クロスプレーと言ってもKurosuさんがプレーしたわけではない。


はいまた投手図鑑に戻る。

最後は全員で集合写真。
彼らは中学に行けばクラスメイトになったり、中学野球でチームメイトになったりする。少年野球に別れを告げて一旦無に帰し、シャッフル。そして新たな大きな海でどこかを目指して一緒に泳ぐことになる。実に素晴らしいことだ。思春期の浜辺にやっとたどり着いたのだった。

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2016年11月25日金曜日

デンキがNight

デンキがないと元気も出ない。
23時頃フレンズの年間成績冊子のExcelデータを精査検証しあちこち修正しつつ、PDF変換し終わった。
さて、今日はこのくらいで勘弁してやるかと、旧Macのイラレを終了し、新Macでメールチェックしてから、アメトーークを観ようかと思ったその矢先であった。

何の前触れもなく突然の停電!

コタツとオーブントースターと電子レンジを同時に使ったわけではあるまいし、懐中電灯でブレーカーを確認しても異常はないし。

今の時代、珍しくマジの停電だったのだった。仕事部屋に戻ると当然真っ暗でテレビとパソコンも静寂の闇の中に埋没し沈黙を続けている。
iPhoneがあった。てゆーか、iPhoneしか頼れるモノはない。すぐにネットで調べてみると、川崎市宮前区の一部だけが停電とのこと。

復旧見込みは1:30?
アメトーークはどうしてくれるんだ?
外を見ればバス通りを挟んでアッチ側はいつもどおりに家々の灯りがついているのに、コッチ側から有馬中方面は漆黒の闇。
本を読むにも灯りが使えず寝るしかないのだが、ちょいと悔しいので、iPhoneからブログアップしてやろうと思い至ったんである。

現代人にとって電気がないと人間、何も出来ないことを、改めて思い知らされたわけであった。

おお~。
酒を飲みながら真っ暗闇でiPhoneでブログを書いていたが、だんだん寒くなってきた。暖房も切れていたんである。関東で記録的な雪が降ったその晩、冷たいベッドに潜り込むのは如何ともし難いが仕方がない。
デンキがないと、元気が出ないと、デンキがNightは、暖気も消えるわけで。
昼間の仕事中の停電でなかったことを不幸中のさいわ…

あっ!
今、復旧した!

☆☆T-Teshima☆☆
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2016年11月22日火曜日

少年野球5題点描


新人戦を駆け足で振り返りたい。
まずはサンダースVS松風。...なんである。

両者点を取ったり取られたりの展開。

松風にはQueens姫のAkaneがいる。都民ファーストじゃない、アスリートファーストじゃない、レディーファースト?いやいや一塁ファーストを元気よく声をかけて守っていた。
来期はQの主力選手となるんである。

試合は終盤松風が一挙5得点を挙げて9:2とする。

またしても、はたはた、ぱたぱた、なんである。
そんな所にいると心優しきバッターランナーなら、鳩たちの手前で走るスピードを緩めてしまうか、あるいは大きく迂回しようとして「スリーフィートライン」を越境しちゃうかだろう。かと言って鳩たちの憩いのひとときを、ニンゲンの都合で無下に追い払うのも心が痛むのである。困ったもんだなんであった。

連勝を果たした松風Abe監督。破顔一笑のドヤ顔で舌も滑らかに笑顔であった。

...............
次はフレンズVSブルアロ。...なんである。
筆者はスコアラー、写真はない。しかも10:2の惨敗であった。安打数はどっこいどっこいだったが、フレンズは四死球と失策の合計がなんと15個。これでは勝てっこないわけで。この冬の課題はおのずと見えたはずだ。少年野球の基本である。それでも一人気を吐いたのは3年生のAki。上級生に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいものだ。ただし、たぶん、おそらく、決して美味しくないと思うが。

...............
更にヤングVSワイルダース。...なんである。


なんと前回の試合同様、終盤でヤングのスクイズバントが明暗を分けることになった。まるでビデオのリバースボタンを押しちゃったみたいだった。KurosuさんやIshikuraさんは会心の笑みというよりは苦笑しながらの勝利を味わっていたようだった。

...............
最後にウルフVSレッパ。...なんである。
観戦途中で筆者たちは鷺沼ドームへ転戦すべく第一公園ドームをあとにした。

...............
最後の最後に北部大会フレンズVSウルフ。...なんである。
前回ブログにも書いたように、高円宮賜杯全国出場の昨年と今年のチームの激突...とはいえ、フレンズは全く別もののチームであるからして勘弁してちょ、なのだった。
ローカル大会であるし、時期的にもすでにどこか気が抜けた空気感は否めないし、ウルフにはジャイアンツJrに行っているTaiyohくんは欠場だし。とはいえ、やはり勝負は勝負、王者ウルフに昨年の覇者として一矢報いたい気もあるわけで。

筆者がバイクを降りてグランドへひとり向かう途中、偶然大きな用具を抱えた一人のウルフの子と肩を並べて歩むことになった。(名前は失念す)
「今日はよろしくお願いします」と、向こうから声をかけてきてくれた。これだけでもさすがはウルフなんである。
「は〜い、よろしくね」
二人で黙々と校舎の裏を歩く。ここはオトナとして彼にナニか声をかけねばと思い、言葉を探していると、彼のほうから話しかけてきたんである。
「すみません、今日の試合はウチの主将がいなくて」
「ああ、Taiyohくんか。仕方ないね。侍ジャパンのほう?」
「いえ、ジャイアンツJrです」
「おお、そっちか。うん、今日はよろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
グランドに着いて彼と別れたあと、筆者は、今会話をしていたのは果たして小学生だったのだろうかと己の脳みそを疑ってしまった。まるで初対面で名刺をかわしたあと、好感度100%の好青年と談笑したような気になったものだった。素敵なことには違いない。

さて試合内容は散々だった。やはり勝負になると不甲斐なさと忸怩たる思いで、歯ぎしりするような気分であった。試合中は冷静でいなければいけないスコアラーなのに。
とはいえ終わってみれば、やはり気分は半分気楽なもので。神奈川県大会決勝ではないのだ。南部リーグの主旨と同じ思いで、監督Itohくんは投手と捕手を6年最後のはなむけに、KaitoとTomokiの二人に任せた。粋な計らいというものである。
今季の6年二人にはもう、準公式戦での試合はこれが最後となるはずだ。

お疲れさん。ありがとう。

これは第一公園でのワンショット。
晩秋の弱い日射しが、止まり木の子雀たちの影を長く伸ばしていた。

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