2020年12月13日日曜日

クリスマスには枯葉プールを

 コロナ第三波、全国で日々過去の最多感染者数が更新される毎日、ここにきてまた世の中はイベントなど自粛、縮小、中止、取りやめ、...etcの嵐である。いろんな中止が相次ぐ中、中止が注視されるのはこの時期の少年野球界。卒団式では慣例のイベント内容を変更し、グランドや体育館で縮小して行われるところがほとんどのようである。(当「晴耕雨読」調べ)Queensは例年の卒団式は2月初旬が通例で、それも現段階では様子見の模様。例年この12月には女子らしく「クリスマス会」が鷺沼JAで開催されるんであるが、JA自体が飲食を伴う会合は貸し出さない意向になった。よって神木会館でと変更となったのは数週間前、更にこのコロナ状況を鑑みて、ついにグランドでの縮小開催となったんである。世の中の趨勢を見つつ社会的規範に従えば「オトナの判断」として当然の帰結と言えようか。

さて、その土曜日であった。フツーの練習に加えて後半はドッジボールや縄跳び大会で欣喜雀躍のQ姫たち。筆者が小学生の頃は男は片手で投げるのに対して、女子は両手でボールを投げるのが常。この両手投げのことを「女投げ」と呼称していた。男子でこれをやると小馬鹿にされていたものである。でも今の女子はほとんどこの「女投げ」はせず、ちゃんと片手で投げている。野球少女だからだろうか。これも昭和の死語となったのだろうか。ちなみに筆者の小学生時代の職員室は、タバコの煙で霧がかかったような空間で、昔は当たり前だった。良くも悪くもこれが昭和というものであった。

審判はKidani父。周知の通りQueensオリジナルマスクを着用にて。右頬からのアングルを。

「右頬を叩かれたら左頬を差し出せ」とは、古来キリスト教の教えにある。ならばと左頬のアングルも撮っちゃう。Qマスクは左右非対称デザインなのでこれでいいのだ。

外野には枯葉をドッサリ集めた囲いがあって、近隣の家族が枯葉を宙に舞い上げ遊んでいた。筆者思った「せっかく苦労して集めた枯葉なのに、あんなに舞い上げて遊んで良いものか。苦労して集めた人に対して失礼ではないか」と遠くから眺めていたんである。ところが。これは後で分かったことだが、これは地域が作った「枯葉プール」という名前の、家族で大いに遊んで良い、あえて作ったものだったのだ。筆者の狭量さを自省するとともに、こんな素敵で粋なプールを設定した製作者の心の広さに感心したのだった。写真では舞い上がる枯葉と背景の紅葉とが同系色でほとんど伝わらないのが残念ではある。散歩途中の親子連れは大量の花吹雪きならぬ、枯葉吹雪きを頭から浴びて実に楽しそうであった。


練習後はプレゼント交換会。各自持ち寄ったプレゼントを無作為抽出的にあげて、かつもらう。

場所を移動して昼食牛丼パーティー。部費から賄えたようだ。久しぶりに食べるチェーン店の牛丼はうまい。筆者恵比寿に事務所を持っていた頃は、ラーメン屋と吉野家とコンビニ弁当と、時々高級イタリアンの昼食が常であった。筆者の吉野家牛丼パターンは「牛丼の上にたっぷりの紅生姜と大量の白菜の漬けものを乗せて、これらをおもむろにザックリかき混ぜてミックスしたのち、ワシワシ食するのが好きであった。混ぜすぎると白菜漬けの水分が出すぎてご飯がネッチョリグッチョリしちゃうから、ゆめゆめ気をつけなければいけない。素早く男らしくガシガシ胃袋にかき込むのが牛丼食いの王道である。更にフィニッシュは会計したあと、唇の端に爪楊枝をくわえて店を出るのが望ましい。(ショーワの親父の妄想である)

なんどもここで書いているが、今年はコロナで子供たちには気の毒な年であった。少年野球のみならずあらゆるスポーツ、あらゆる年代の、あらゆる職種の世界中の人々にとっても。そんな中特に医療従事者や福祉介護者には尊敬の念を持って讃えたい。(逆にコロナで大儲けした企業もあるので、それだけは除く)

特に今年最高学年だった小中高の子供たちには気の毒だったが、彼らがのちのち成人し大人になった時に「俺たちはあのコロナの年だった」と、この2020を振り返れば、強烈な印象とともに記憶に残る年代となるのだろうか。

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2020年12月9日水曜日

チームオリジナルマスク制作

 さーてと、かねてよりの懸案であったQueensヘルメステッカーとオリジナルマスクなんである。パソコンの不調や喪中ハガキ作ったり、今年からはもうやらないと決めた、フレンズ毎年の年末の各種様々な仕事に忙殺されたりで、当ブログは滞りがちであった。

フレンズ仕事は近年私的に虚しさを覚えることが多くなり、また特に年末はフレンズ仕事に多くの時間を割かざるをえず、ほとほと疲れちゃったんである。昨年「もう広報のブログ以外卒業させて」と宣言したものの、仕事を引き継いだチーム担当父がやらないで(仕事が忙しく出来ないで)支障をきたしているのを見かねて、結局昨年同様やってしまっている。チームの各コーチ名刺作成はとうとうやっていないようだ。来年こそは心を鬼にして、そう鬼滅の刃で岩を切り裂かれようとも、後進に跡を託す所存である。言いたいことはまだあるものの、それはそれ、清濁併せ吞むのが大人の流儀、ブログで書くのは稚拙というもの。深夜の山奥に登って穴を掘り、穴に向かって苦しい思いの丈を叫ぶとするか。ん?待てよ。ブラジルの皆さんに聞かれたら困っちゃうな。

もとい。まずはQueensステッカー。ヘルメットに貼るステッカーの色が赤ではなくオレンジになっておかしなことになってるのは以前から気づいていて、更に老朽化もあってステッカーを新調することになった。しかし例によってデータがない。ならば作らざるを得ないわけで。まずはQ帽子の写真を専用画像編集アプリに取り込む。(まだ愛機Macが壊れる前であった)

これを下敷きにしてレイヤーを重ねてトレース作業。画面いっぱいに拡大してまずは赤いロゴの周辺をトレース。曲線部分は最初はカクカクしちゃう。

カクカクしちゃったところを滑らかに加工し直す。これを延々繰り返す。

赤い部分を終えるとこれを赤く塗りつぶし、次は周りの白縁を同じようにトレースし、中を白で塗りつぶし。

更に白縁のラインを黒から青に変換し太くする。白いヘルメに際立つように青いラインを入れるわけで。やっと完成である。このデータを「オリジナルプリントJP」というサイトに入稿して発注なんである。青いラインの更に外周に自動的に切り込みが入る。ロゴ自体は現行と同じ大きさだが、ステッカー本体が大きくなってヘルメの曲面に対してうまく接着できるかどうか。

過日マスクと一緒に納品。なかなかの厚みがあって素敵であった。一枚だけ頂戴し試しに筆者のバイクのヘルメに装着。宮前のMマークを貼ったオジサンが宮前を疾走する。月光仮面か怪傑ハリマオか、はたまた仮面ライダーか。

今度はオリジナルマスクである。事の発端は監督Satohさんから「マスク結構安く作れるサイトがあるみたいよ」との提案から。これはいわゆる「ウィズコロナ」である。一過性の流行感冒ならいざ知らず、長期戦はもう自明の理であるコロナ禍のご時世。これからもマスクは必需品、ならばと重い腰を上げちゃったんであった。検索すると昔と違いオリジナル印刷は数が多くないと「高くつく、割高」が常識だったけれど、今は「昇華印刷」というテクノロジーがあり、防水性に優れて手軽に安く作れるのだった。

ステッカーと同じ「オリジナルプリント.JP」で。制作にあたっては素人でも十分素敵なマスクが作れるサイトであった。感動したのはデザインアイテムの選択の多さと、それをシミュレーション出来ること。作ったデザインを随時3D動画で確認できるんである。まるで映画ブレードランナーに出てくる、4人のレプリカントの顔をハリソンフォードが手元の機器で360度回転して見れるように。Queensカラーのレッド濃淡のストライプにロゴを入れ、片面にはストッキングのイメージで紺と白でアクセントを入れた。下の画像は2枚だけど実際は動画で360度回転して仕上がりを確認できちゃう。実に素晴らしい。ここに至るまで何度か修正を重ねた。

発注後ほどなくして自宅へ届いた。先のステッカーと一緒に。参考までに見積をアップ。ステッカーは40枚で一枚単価¥160(税別)。マスクは大人用で50枚¥825。もし100枚発注なら単価¥750なんである。(送料無料税別)。ちなみにたった一枚だけでも発注でき、単価は¥1,000である。市井の既成のマスクとそう値段が変わらないのが素晴らしい。一枚単価は子供用の方が発注枚数が少ないため高くなったが、子供用は約半額をチームQueensが負担して安価に配布。子供は¥500で購入となった。これは代表Murataさんの英断である。まだ購入してないQ家庭はどーぞヨロシクなんである。

コロナはともかく、それとは裏腹に全くもっていい世の中になったモノである。某国アジア製は何かと不安だが、日本国産で精密で、しかもちゃんと個別フィルム包装で届く。マスクで思い出すのは「アベノマスク」。当初は中に異物が混入していたことが発覚して、やはりアジアの外国産だったりした。物議を醸した「アベノマスク」で一番驚いたのは、政府からの発注先はほぼ大手メーカーや商社だったが、それに混じって地方のマスクなど扱ったことがないような小さい企業が1社だけあったことだった。政府肝いりで巨額の金(税金である)が動き、国民も注視する中、どーしてあんな会社が入り込めたのだろうか。いや、どーして政府が発注先に選んだのだろうか。某与党議員のポスターが玄関横に貼ってあったのが気がかり。何をか言わんや。当時実に疑念を抱いたのだが、毎日次々に大量のコロナ関連ニュースが更新発信されるにつれて忘れ去られ、世間の関心も薄らぎ、今となっては深い闇の中である。

時を戻そう。「アベノマスク」ではない「Qのマスク」だった。難を言えば大人用の男性には少しキツイ。逆に良く言えば密着度が高くて飛沫防止にはいいかもしれない。早速各人が装着したショットを。自他共に認める大のマスク嫌いのSohma会長も素直につけていたのが、ちょっと楽しく笑えた。スティーブ・マックィーンが大好きなWatanabe父もなかなか似合っている。是非日本全国を飛び回る仕事でもこいつを装着して出張して欲しい。

その場で購入したQ選手たちも早速装着して最後の挨拶。主将Karinが叫ぶ。「グランドに礼!、保護者コーチに礼!」

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2020年12月6日日曜日

相棒Mac、蘇生の顛末

 長らくご無沙汰でした。近しい親族に不幸があり、休筆宣言をしてから幾星霜、なんとか喪が明けた今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか。この間にアクセスして下さった方々には申し訳なし。

相棒Macパソコンの話で復活なんである。

筆者のパソコンはMacの2013LateインテルMac、MacOSは10.13のHigh Sierra、日々仕事で使う設計ソフトはVectorWorks.Ver2018...etc。このブログはもちろん、仕事で使うMacは筆者にとってもう生命線と言っても過言ではない。だいぶ以前から動作が遅く重く、憂慮していたんであるが、先日とうとうメールが固まってしまい、うんともすんとも言わなくなってしまった。これ以前に有償のクリーニングアプリを導入し、気を配っていたのにも関わらず、メールアプリの崩壊に伴い、他のあらゆる機能が凝固しちゃって強制終了と再起動の嵐となったんである。従ってブログ投稿のためにネットを立ち上げるなんて、夢のまた夢。それ以前に起動した画面がフリーズしたまま、相棒Macは何も語らずあらゆる手を尽くしたが改善の兆しすら見えない。しかし電源が入るだけまだましであった。以前のMacは最後は電源を入れてもブラックアウトしたままご臨終だったから。

ここ数日は大田区の学習塾の改装図面をやっていたんであるが、Macが動かないために仕方なく古いOS環境でどーにか仕事をこなしてきた。HDDにパーティションを切って新旧二つのOSをインストールしているのはこんな時のためである。もっとも新しい方のOSのHigh Sierraはすでに3世代前のOSであるが。10.13から10.9まで落として古いOSの環境下の設計ソフトで、なんとかことなきを得た次第であった。

朝起きてから寝るまで、仕事やこのブログや映画鑑賞などでMacを酷使してきたワケで、そろそろ寿命かと暗澹たる思いを抱えていたけれど、最新Macは27インチ最低で20万、設計ソフトVectorWorksは一番安いバージョンで30万(高いバージョンは50万である)。とほほのほ、コロナ禍で仕事が激減している中でそんな出費は到底無理なのは火を見るよりも明らか。この冬スマホをiPhone12に買い換えようと画策していたが、絵に描いた餅となる。あらゆる再生手術を試みたが一向に改善せず、最終手段としてMacOSのクリーンインストールに踏み切ったんであった。これはHDDの中の全てを消去し真っさらな白紙の状態にして、改めてOSをインストールする方法である。一つ間違うと今までの全てのデータを失うので、致命傷になりかねない。後が無い筆者、清水の舞台から裸で飛び降りる気分で決行。幸いMacにはTime MachineというMac特有のプリインストールアプリがあって、今までの全てのデータや設定を外付けHDに保管する機能がある。過去の経験から筆者は外付けHDは1TBと3TBの二台をつなぎ万全を期していたのが功を奏した。内臓HDのデータ消去はあっという間だったが、Time Machineの外付けHDから本体HDへの復旧データ転送は3,4時間かかった。

という顛末は昨日までの記録。昨日までの八方塞がりの暗澹たる気分は、雲散霧消、晴れて今ではこーしてサクサクブログを書けている。今日土曜晴れたらQueensのグランドへ行くつもりだったが、雨のため仕事に没頭、前述の学習塾の図面もガッツリ描いてクライアントへ送付。

しかし、毎日酷使している相棒Mac。今までプリンターは5,6台買い換えてきて、Macは今のでPower MacG3から2007へ、更に2013となって3台目。今年で7年目なのでそろそろ覚悟しなきゃである。

この間仕事以外でフレンズの「年間成績表冊子」データ作りも並行してやっていた。一時はもう今年はダメかと思っていたが、なんとか古いOSで作成し先日京都の印刷会社へネット無事発注済み。月曜か火曜にはフレンズ母なっちゃんの自宅へ配送できる段取りである。先人たちが「備えあれば憂いなし」とはよく言ったものである。野球やスポーツも同じだ。日頃の練習の積み重ねをしっかり体内に記録していれば、いざ試合になった時に体内のHDからデータを引っ張り出して瞬時のプレーにも対応できるワケで。

Queensオリジナルオーダーマスクの話を書くつもりであったが、それはまたいずれ。替わりにフレンズ2020成績表の表紙だけ掲載。他のページは公開できない。選手の年間成績が全て網羅しているし、チームには送別会配布までのお楽しみだからだ。しかし今年は夏合宿同様、送別会の模様はブログアップ出来ないだろうと今は思っている。推して知るべしこんなコロナのご時世だから。成績表冊子は今年もページ数が少ないものの特別な内容となった。しかし昨年とページ数も冊子数もほぼ変わらないのに、料金は驚きのほぼ半額になっていた。コロナでかなり無理をして値段を下げているんだろうかと、逆に印刷屋さんを心配する今日この頃である。

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