2023年11月12日日曜日

恒例ジャイアンツJrVS宮前連合

この時期毎年恒例のジャイアンツJrと宮前クラブとの練習試合。そもそもジャイアンツJrとは。平たく言うと毎年暮れに開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント」に参加する、各プロ球団の小学生チームの一つなんである。ジャイアンツアカデミー所属の選手に加え、関東から他に選手を募りセレクションを行なって特別チームを編成、他球団も同様と思われる。そのセレクションに通った一人が、前回ブログで紹介したバーズのSekiくんである。毎年書いているけれど、おそらく小学生(学童軟式野球)の最高レベルの頂点を決める戦いである。以前は福岡と北海道で交互に開催されたが、近年は神宮と横浜スタジアムとなった。時間ある方は年末足を運ばれたし。そのJrチームとの練習試合2試合であった。

さて講釈はここまで。試合展開はほぼ抜きでスポット的に文章を差し込み、写真中心にて。Matsui会長直々にクラブ監督、ベンチはOgasawara顧問とNishimura副事務局長。クラブは先日の市長杯で優勝を果たしたばかり。主将は今季のレッパ大躍進でチームを牽引したNoguchiくん。

SekiくんはG-Jrでチームの要キャッチャーとして参戦。試合は例年コテンパンにやられちゃうことが多い宮前だが、今年は想定外の事態に。Gの連鎖的エラーが多く宮前が常にリードすることに。エラーしても決して怒らずあくまで教育的な指導に徹するGベンチが印象的だった。

G軍監督はNishimuraさん。かつて巨人軍でピッチャーをしていた勇姿をご記憶の方も多かろう。何年も監督を務めておられる。

最終回2アウト、あと一人でゲームというところでNoguchiくんがサードフライを落球、どっと湧くクラブベンチ、筆者の隣では父Noguchiさんが大ズッコケ大会平身低頭なんであった。そして次の打席はSekiくんに回り、特大のツーランホームラン。「こんなもんだよね」なんであった。試合は3:4で宮前。下の写真。「三苫の1ミリ」を想起されたし。一瞬左足が「不正打撃」のように見えるが、ラインに踵が残っておりギリセーフなんである。なぜか。「晴耕雨読」的VAR判定では、ラインに足が掛かっていた証拠に、石灰の白い粉がわずかに宙に舞っているのだ。

試合後両軍ともに談笑。ランチタイムとなった。いつも思うけれど、Gスタッフは皆さん、一流アスリートならではの独特のオーラがあってイケメン揃いである。

夏が過ぎ〜風あざみ〜♪井上陽水もびっくりの、夏が過ぎ、秋がなくて、もう冬かよ...ってくらいの寒さの中、午後ダブルヘッダーとなる。筆者最初サボっていたらいきなり、Sekiくんがまたしてもホームラン。ヤッベと焦って次打者のUehira(ウルフ)くんがこれまた目の覚めるような柵越え大ホームラン。2者連続アーチとなった。終始にこやかなクラブMatsui監督。それでも全く動じないG指導陣。まだこの段階、勝敗よりも大事な何かを探っているような、泰然自若な雰囲気が印象的だった。主軸のソロアーチ2本で2:0。ちなみにこの試合はSekiくんはクラブ側に入っている。SekiくんのホームランにはGベンチも目を細めて嬉しそうだった。

更に1点追加の宮前。回は進む。パワーヒッターUehiraくんの力強い安定したスイング。

MのマウンドはSekiくんへスイッチ。Gの守備はいかにも一流選手らしい機敏でスピード感溢れる。5回表にはなんとまたしてもSekiくんが特大センター樹木上部に突き刺さる超特大本塁打。いったいこの男、何者だ。いい意味で年齢詐称で高校球児が混じっているような錯覚さえ覚えるのであった。2つのチームにまたがって2試合で3本のホームラン。昼食時Sekiくんの父、バーズ監督Sekiさんに言った筆者のジョーク、「年末のNPBの大会ではプロのスカウトが見に来て、ドラフトを経ずにそのまんま連れて行かれちゃうんじゃないの」...あながち荒唐無稽とも言えない、現実味を帯びてきた(わけないか)...ただ、以前のG-Jrにも一人で何本もホームランを打つような、そんな選手が何人かいたことを覚えている。それだけレベルが違うということだった。

終盤G軍も意地を見せツーランホームランを放ち2点を返すも、結果6:4で宮前の2連勝となった。

午前の試合後にG軍元キャッチャーコーチによる、バックホーム時クロスプレーになった場合の、捕手が選択すべき何種類もの動作を実に分かりやすく指導するシーンがあった。我々大人が見ても感心してしまう。流石プロであった。ずっと聴いて見ていたいような気分になる。筆者なんかよりも、よほど戦場カメラマンっぽい、Canon砲をぶら下げたUehira父。領空侵犯する敵機があれば、確実に撃墜できるに違いない(^-^)。今日初めて声をかけていただいた。以前からこのCanon砲が気にはなっていたのだった。

試合後G-Jrさんからプレゼントあり。「TOKYO」のロゴ入りキャップやその他諸々。勝ったとはいえ全国レベルの野球を目にして宮前の面々は大変勉強になったに違いない。ありがとうございます。逆に言えば勝ったことは今後の自信になったことは言うまでもないだろう。

最後に宮少連の我らがボス、Matsui会長の素敵なワンカット。近々タウン紙にも掲載予定。偶然のカットではなくあえて狙って撮った写真である。これでピューリッツアー賞は無理だろうけど。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング

2023年11月10日金曜日

野球しようぜ!by大谷翔平


ここ数日の「日々雑感」数題を駆け足にて。

日曜にQueens6年生と保護者、コーチの親睦会があった。昔はしょっちゅうQのオトナ飲み会があったけれど、近年コロナもあって以前と比べ激減した中、これは実に貴重な時間であった。1次会のみで解散したが、なんだか飲み足りない筆者なんであった。頭の「天使の輪」とは実によく言ったものである。Queens天使の輪が、キラキラ輝いて眩しいくらいであった。筆者の場合は天使ではなくフランシスコザビエルの輪となる。

近所の公園にて。台風のような大風が吹き荒れた翌日だった。枯れ葉が一気に落葉し、足で掻き分け歩けばサラサラ、カラカラと耳に心地よい。iPhoneのポートレイトモードで背景のボケ感を強調し撮ってみる。暖冬で秋らしくない空気感があったがやっと実感。ちなみにこのまま暖冬がヒートアップすると、将来熊の冬眠もなくなるそうだ。秋に桜が咲くなんてことも。帰り道の秋空にはウロコ雲が浮かんでいた。

さて今朝のタウンニュースと新聞にビッグな記事が。タウンニュースには宮前(宮崎台バーズ)のSekiくんがジャイアンツJrに選出され、年末のNPBジュニアトーナメントへの抱負などが掲載されていた。ただでさえセレクションが厳しいG-Jrに兄弟揃って選出は非常に稀なこと。宮前では一人もいない年もある。今回は宮前はおろか、川崎からSekiくんたった一人だそうだ。守備の要、キャッチャーである。大いに頑張ってほしい。※タウンニュース宮前版11/10から

もう一点は新聞朝刊から。大谷翔平の記事がスポーツ面ではなく社会面に小さく載っていたんである。読めば日本の小学校2万校にグラブを6万個寄贈するという、とんでもないニュースであった。各校につき3個のグラブがニューバランスジャパンから発送され、各地行政の教育委員会などを通じて学校に配布されるとのこと。有名人や財を成した人が郷里の小学校に何かを寄贈するなんてことはよくあるが、この大谷翔平のスケールのデカさには驚愕であった。日頃の言動から彼の人柄を知っているだけに、感動すら覚えたのだった。※朝日新聞朝刊11/10から

気になって仕事前にネットで調べたら既に大きなニュースになっていた。Yahoo!などで知った方も多いだろう。※朝日新聞デジタルから

この件で下世話な小市民である筆者は、すぐに電卓で計算しちゃったのである。ジュニア用だから一個当たり高く見積もって@¥5,000としても、×60,000個で3億円である。メーカー側で小売価格ではなく、仕入れ値で供給する場合は別としても、とんでもない額である。既に掘り下げるサイトもあって、このグラブはニューバランスで、TVで観戦した時も「お、カッコいいグラブだな」と印象に残っていた。小さくサインも印刷されている。情報によると、以前アシックスと契約していた時に、ジュニア用大谷モデルがあったそうだが、1万円から1.5万だったそうだ。仮に1.5万としたら、総額9億円以上となる。しかも現時点では非売品。来月発売予定との情報あった。

(※後日追記=一夜明けて再確認したところこれは誤情報で、12月から来年3月にかけて発送予定とのこと。更に発売は無しで非売品のままとのことでした)

老婆心ながら思う。当然アナタも予見してますよね?来年3月に発送らしいけど、全国の小学校が3個受領した後、誰にどういう基準で配付するのだろうか。無作為抽出?、希望者で抽選?、野球チームに所属している子?いずれにしろ校長室に飾っておくなんて愚を犯してはならない。なぜなら大谷のポリシーは「子どもたちが野球をやるきっかけになってほしい」だから。更にこうも言っている。「このグラブを使っていた子と将来一緒に野球できたら嬉しい」

(※追記=おそらく個人への配付はせずに、学校所有にして体育などの教材として活用するのではないか、との賢者の意見があったことを追記します)

筆者思った、いや夢想した。3月に宮前向丘小に3個届いて、幸運にもSekiくんがゲットして、それで練習をして、...10数年後渡米し大リーガーになって、大谷選手のところへ行き「僕これを使ってました」なんてね。もちろん低学年用だから物理的に年齢的に無理なのはわかっている。しかしSekiくんが大リーガーになることは、決して100%無理なことではないはずだ。

肝要なのは子どもの可能性は無限だし、大人はそれの可能性を伸ばすことに尽きる。年齢とともに夢の可能性はどんどん低くなっていくのが世の常。筆者の歳で今からイングランドプレミアリーグに所属して、サッカー日本代表に招集されることは、たぶん、おそらく、100億%ないと思う。知らんけど。

最後に。先日山形の「おみ漬け」やラフランスの話を書いた。少し前から近所のスーパーで11月旬となった山形のラフランスを購入し、食べ頃になったので今日食したんである。郷里のNaotoによると山形では別名「みだぐなす」なんだそう。見てくれが悪いので、昔は全国に広まらなかったんである。更にセブンで「まるで山形県産ラ・フランス」のアイスを食べた。あの甘味、酸味、濃密感、ねっとり感、ぬっちょり感、etcの再現力に脱帽。まるで、山形県産ラ・フランスのようだった。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング