2010年12月16日木曜日

1番なのが1番なのか?

ちょっと迷ったけれど、エエイ、載せちゃえ。
今度の「卒業生を送る会」で発表される、年間成績表彰のレジュメ。

チーム関係者にも見てもらってるブログなので、本番前にネタばらしになるかと逡巡したけれども、去年もやっているからまあ良しとするか。選手名だけは絶対当日まで極秘だけど。
このアイデアが浮かんだのは去年のこと。発表の際にマイクでただ名前を読み上げても普通なので、TVのワイドショーなどでよくやる、フリップに書かれた大事な部分だけが紙で隠されていて、これを「ジャガジャ〜ン」とか言いながらめくるアレですね。去年からこの年間成績表彰を発案して始めたのだけれども、子どもたちにも好評のようだし、会も盛り上がる。またスコアラーにとってもスコアを付けて来た苦労がちょっぴり報われる瞬間でもある。

昨今小学校の運動会では紅白に分かれて勝ち負けを競うことに関し、負けたほうの児童がかわいそうだとの理由から、紅白ふたつに分けるのを廃止していると聞く。白いスーツのお姉さんがマイク片手に「2番じゃだめなんですか?」
「1番になることが1番大事」だとは決して思わない。「1番になるために汗を流す努力」をしてみることが1番大事なのではないだろうか。努力の結果、1番じゃなくてもいいじゃん。1番になった者を讃える度量の深さを持ち、悔しいなら自分は次を目指せばいい。臥薪嘗胆。競争のいいところは、負けたくない、勝ちたいと思う心が「努力する」という結果を生むことだ。たとえ1番をとれなかったとしても、そこに至るまでに努力を重ねたはずだから自分はひと回り大きくなっているはず。

昔に比べ負けても悔しいと思う子が少なくなったと思う今日このごろ。
そんな子たちには、こんな話はそもそも馬耳東風 、馬の耳に念仏なのかもしれないけれどね。

0 件のコメント:

コメントを投稿