2011年8月16日火曜日

故意か故意じゃないか?(1)

少年野球スコアラーの端くれとしての「甲子園雑感」である。

盛夏。8月15日。終戦記念日。お盆のど真ん中でみなさんはいかがお過ごしでしょうか。田舎へ帰省中の方、のんびり自宅で休養の方、海へ山へバカンスを楽しむ方、反して休み取れずにフツーに額に汗して働いてる方...。筆者4番目のクチであります。
どんな環境にあっても野球ファンなら気になるのが高校野球。リアルタイムで観れるか、風呂上がりに「熱闘甲子園」で観るかは別として。筆者は仕事のかたわら観ることが多いので、普段はJ-WAVEを聴くところ、この時季は半ばBGM替わりにTVをつけている。しかしながら緊迫した場面などは自然とTVに目がいってしまうわけで。そんなこんなで、去年も似たようなことを書いた気がするけれど、「甲子園雑感」なんである。

まずこれを書いちゃうぞ。
ある試合。大事な場面での「走塁妨害」と「守備妨害」をとられたことがあった。左翼への安打を見送りながら三塁手が本塁へ背を向け、本塁方向へバックで2,3歩背走移動。その瞬間2塁走者に接触。「走塁妨害」を取られた。これは故意ではなくとも仕方がない。走者の進路を妨害したのだから、ワザとじゃなくても違反である。もう一つ。打者が送りバントを試みるも空振り失敗、1塁走者が2塁へ進塁するのを刺そうと捕手はセカンドへ送球せんとす。ところが打者がバント失敗のあとのモーションが大きく捕手の前に半身を乗り出す結果に。これを捕手の送球を妨害したと見なされ、「守備妨害」。これも故意でなくともルール上仕方がない。これによる失点は華々しいヒットによる失点と違い地味で見過ごされがちだけど、僅差のゲームだっただけに凄く比重が大きいと思っているのは私だけだろうか。(個人的には守備妨害のほうはちょっと審判が厳しすぎるような気がした)
「俺、ワザとやったんじゃないっス!」で許されるならルールブックは紙切れ同然の価値しかないわけで。何故か?「故意か故意じゃないか」の判断は審判のそれこそ人間性によって判断が違ってくるからだ。ワザとやったけれどそれをあとから嘘を糊塗(こと)する場合もある。だから「故意か故意じゃなかろうが」関係なくルールを適用せねばならないわけだ。これを未然に防止する典型的なルールが「インフィールドフライ」ですね。プロはもちろん、高校野球でも相手を欺くプレイ、審判を味方につけるためのプレイが当たり前に横行している。サッカーほどラフなプレイはないものの、それも野球のスキルだから。(但し少年野球ではこすっからしいプレイをやってほしくない。個人的には。やるなら中学行ってからやれよ)球児には可哀想だが仕方ないのである。

まだ書いちゃうぞ〜。
これもある試合にて。外野フライが打ち上がった。外野手は打球の落下点目指して走り込む。かろうじて落下点へ到着、完全な姿勢ではないものの、ある程度の捕球体勢に入る。打球はグラブに当たり弾かれ後方の芝を転々....。私がスコアラーならビミョーではあるけれども野手のエラーにする。カツカツのギリギリのパツパツの捕球体勢ならばヒットを記録するけれど。しかし高校野球ではヒットなんである。(ちなみにプロも若干そういうところがある)エラーをつければある選手の汚点にしかならないが、ヒットにすればある選手の栄誉になるからだろう。しかし、投手の記録から見ればたまったもんじゃない。エラーなはずが、被安打1が付いてしまうからだ。投手が可哀想だ。

更に書いちゃうぞ〜。
ある試合にてPART3。これも外野手二人がからむ。中堅手と左翼手か右翼手か記憶定かじゃないけど、二人が外野フライを追って交錯、接触し倒れ込む。ボールはこれまた広大な外野芝の上を転々とす。どんだけ広大かってアンタ、惑星探査機ボイジャーが土星にたどり着くくらい遠大なのだ。残りの外野手がやっと白球に追いついた頃にはバッターランナーはすでに3塁へ到達せんとす。バックホームを試みるも時すでに遅かりし内蔵助。記録はランニングホームラン。野手が交錯しなければ楽に捕球に至っていたはずなのに。ワンヒットワンエラーであるべき。これも投手の受難である。被本塁打の不名誉を投手一人が背負ってしまうからだ。ホームランだけは誰のせいでもなく全て100%投手の責任になるのだから。

どんだけ書いちゃうの〜。
強襲ヒットって何?
強襲と凡打の境界線はどこにあるのだろうか。打球の速さ、鋭さで....................!?

いい加減長文になったので、このあとのブログ文は次回へ持ち越していいですか?
まだ書き足りないんであるからして(^^)

0 件のコメント:

コメントを投稿