2012年2月23日木曜日

ぞっこん♡

どんな男も女も「ひと目惚れ」をした体験はあると思う。
それが街をすれ違った他人に一瞬の想いを抱いたとしても。
あるいは、同じ職場で出会ったひとに対する瞬間的な感情であっても。
「ひと目惚れ」...宮城のお米ではない。あれはマジうまい。一口ほおばった瞬間にまさに「ひと目惚れ」しちゃうのである。山形の「つや姫」もメチャ×2うまい。お試しあれ。

偶然であるけれど、いい歳ぶっこいて今日そんな経験をしちゃった。
パスタ屋さんの仕事の打合で目黒へ。駅前でネギ玉牛丼を食したのち、コーヒーのカフェインと、タバコのニコチンと、小説のエキスを脳味噌に注入せんがために、やおら徘徊し近くのコーヒーショップへ。最近筆者お気に入りの「○ンマルク」があった。
カウンターで声をかけられた。
「こちらでお召し上がりですか?」
「はい」
「ご注文、お決まりでしたらどうぞ」
「え〜っと....」
顔をあげて相手の声の主へ目線を向ける。
一瞬にして(びびび....)と来たんである。歳のころは30代前半であろうか。独身か既婚かは微妙な空気をまとっている。雰囲気からして出来れば既婚者であってほしい。例えて言うなら、ブリジット・バルドーとソフィア・ローレンとクラウディア・カルディナーレをたして3で割り、その肉感的な贅肉を削除したのち、品性と聡明の炭酸水を加えて撹拌し、素敵な笑顔のレモンをひと絞りしたような女性であった。
コーヒー片手に本を読むも、気になってしまう。どんなお客にも素敵な笑顔で応対している。それもマニュアルに準じたものではなく、心から仕事を楽しんで笑顔を振りまいているふうが好ましい。
素敵な女性であった。帰り際には筆者の心の内を知ってか知らずか(当然知るわけないのであるが)、心臓にハートマークの矢を射るような笑顔を投げて「ありがとうございました!」

「いい歳して何を血迷っているのですか?」
そうではない。男も女も死ぬまで男と女なのであるから、この感性を失ったら男と女ではなくなるのだから、いつまでも男と女でいたいだけなんである。
同意される紳士淑女の方はワタクシに清き一票を(^^)

さて、なんとここからが本題なんである。
ヘビーユーザーならご存知、本題に入るまでが長いのがこのバカブログ。
前回予告どおり、「ぞっこん」である。
日曜の壮行会のあとの居酒屋その1での二次会。父・コーチ7名と母4名のイレブン。ワイワイガヤガヤ、カンパ〜イ、で、ほどなく近隣同士で分科会に。大勢の飲み会の常で話題は尽きない。筆者は遅れてやってきた永遠の青年オヤジ、YanagisakiさんとOB母Onoちんと楽しい酒を飲む。ほどなくして何やら向こう岸から声が耳に届く。
「結婚のなれ初め......わっはっは....」
筆者がこんな話に食いつかないわけがない。
結果、全員の結婚に至るまでの赤裸々な告白をするに至ったんである。
てか、無理矢理言わしめるように仕切ったのだ。皆それはそれでまんざらでもなさそうな表情。「他人の結婚式のビデオを見せられることほどの苦痛はない」という昔からの格言があるけれど、他人のデレデレした告白は見ていて面白く、微笑ましいものと、筆者は思う。ツッコミどころ満載だし。

「まあ、俺からそれなりに...ダメなら駆け落ちまで」と言いながら高校生・大学生で付き合い始めたと言ってニコニコ幸せそうに話しはじめるオヤジ。
「いや〜うちは面白くもなんともない社内結婚ですから」というオヤジ。
「中学の時に俺からアプローチしてその後遠距離恋愛して...」というオヤジ。
「実は合コンで知り合いまして、自分から番号を訊いて....」と訥々(とつとつ)と話すオヤジ。
「二十歳の頃に銀座のバイト先で知り合って....」というこのバカブログの主宰者。etc......
..............
「偶然の出逢いでこーしてあーしてその時なんと!......」という母。
「新宿のバイトの帰り、同僚である彼の電話番号を自分から訊いた」という母。
「社内で出逢ったのがそもそものきっかけ」という母。......etc
いやはや皆の話は面白かった。
下世話な話題ではなく人それぞれに、それぞれの人生があって面白いのだ。
みんなほぼ共通して言えるのは、自分から相手に
「ぞっこん」であったこと。
偶然であろうけれど、皆、自分から惚れた面々の告白であった。
ニコヤカな笑い話の中にも、実はのっぴきならぬ男女の経緯があったのだろうと想像するけれど、こうして今皆で笑って語りあえる仲間が素敵なのであった。
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