2012年2月12日日曜日

広島へPART2

今日、日曜も仕事であったけれど、練習は近くの西有馬小学校だったので途中からちょっと気分転換に顔をだした。どれだけ近くかというと、歩いて200m、走っても200m、車で行っても200m、ひょっとして犬が走っても、蟻が歩いても200mの近さなのだ。
行っていきなりバッティングピッチャーのキーパーをやった。Kanedaコーチ一人で老体にムチ打って二人のピッチャーに球を供給していたからだ。今日はいつにも増してオトナがたくさんいるのにな。最近肩にトラブルを抱えてスローイングが思うに任せず痛かったのだけれど、今日は調子がいいらしく、右手が半分マウス化してしまった筆者には適度な運動になったみたい。

さて、今回は「広島へPART2」
それにしても夜行バスに4名の客=約4万円の売上でやっていけちゃうのだろうか。バスの減価償却費+横浜から広島までの高速代+ガソリン代+二人の乗務員の深夜勤務の人件費+会社の利益.....。絶対赤字ですよね。そのかわり満員の時は過剰な利益が出るので相殺しちゃうのだろうと想像する。

東広島市に着いたのは朝の6:45。
関東の7時頃はもう明るいけれど、こちらは西日本、まだ薄暗いわけで。市役所が開くまでにはまだ2時間ある。あらかじめネットで調べておいた24時間営業のファミレスに直行、朝食とドリンクバーで粘る。コーヒー4杯。昔のマクドナルドやファミレスのコーヒーは「茶色いお湯」としか思えなかったけれど、近年のそれはなかなかどうして優秀である。スタバやタリーズの影響であろう。質が格段向上していると感じているのは筆者だけじゃないはず。

市役所で用事を済ませたが、昼メシまでにはまだ時間がある。
ここは西条というところ。著名な灘、伏見と並び酒の日本三大醸造地であることは、案外知られていない。賀茂鶴、白牡丹などの産地である。シンとした静かな冬の空気の中で、レンガの煙突があちこちに見え隠れする古い佇まいは、歩いていて実に気分の良いものである。


土蔵建築の代名詞でもある「なまこ壁」。店舗デザインに取り入れることもあるけれど、目地の割付方法はなかなか緻密で侮れないのである。
西条駅近くで見かけた看板。はて誰かの名前だったような気がするが(^^)

午後も徒歩で3件の用事をこなし、やっと投宿先のホテルへ向かう。
地方都市ではよく見かける子どもの姿。
自転車に乗る女子中学生はヘルメットにジャージ。若い頃の筆者の目には滑稽に見えたこのヘンテコリンな姿も、今となればとても素朴で健気(けなげ)に思えるんである。がんばれニッポンの中高生!...ついでに、がんばれニッポンの中高年!

一気に飛んで翌朝である。東広島グリーンホテルモーリス。
素泊まり1泊5,000円とは思えぬほどの快適で素晴らしいホテルであった。おそらく東京で同じグレードのビジネスホテルであれば9,000円から1万円はするかも。ロビーの調度の趣味も大変良し。
和と洋の朝食バイキング。
筆者の前にはトレーを片手にちんまりとしたオジサンがいた。私は、和洋バイキングは旅館では和食を、レストランでは洋食メニューを選択することが多いので、洋食を中心にチョイス。前のオジサン(といっても筆者よりは年下)は和食をしっかり選んでいた。
席について横目で観察すれば、茶色い靴にベージュのコッパン、ビミョーに白いシャツにベージュのジャケット。おまけに頭髪はこれまたビミョーに淡い色の茶髪に染めているんである。EXILEのライブに乱入した岡村隆オカザイルが、警備員の服を脱いでベージュの猿の着ぐるみを着たような感じ。
そのベージュオカザイル君、席につくとおもむろに納豆をクニクニし始めたんである。それはそれで、日本の正しい朝食のあるべき姿であるからして、なんら問題はないのだが、そのクニクニに要する所用時間がハンパないのであった。小皿にあけた納豆に箸を突っ込み、延々と箸を廻し続けクニクニしちゃうのである。筆者は黙々と食事を進めている間も、まだやっている。
腱鞘炎になるんではないかと心配したほどだ。
これ以上廻し続けたら、しまいには溶け出してバターになってしまうかと思ったほどだ。ちびくろサンボの虎になっちゃうぞっ。
筆者朝食を済ませコーヒーのおかわりをする頃になって、ベージュオカザイル君、やっとクニクニする箸の回転を止め、ご飯に手をのばしたんである。(ちょっと脚色しました)ご飯にかけた例の納豆はといえば、もちろんバターに化けていたんである。(更に脚色しました)

広島駅まで在来線で出て、今度は昼メシ。
広島といえばカキ。そしてお好み焼き。大阪のお好み焼きの10倍はうまし。ましてや月島のもんじゃ焼きの100倍はうまい、と個人的には思っている。
回らない鮨屋さんでは絶対箸を使わず、手でつまんで鮨を喰うのが筆者のこだわり。それと同じニュアンスだろうか、広島焼きはツウは箸ではなく、金属のヘラで食べるのだ。筆者も挑戦。終始一貫ヘラで切ってすくって食べた。

帰りはさすがに新幹線の車中の人となる。
残り10数ページの石田衣良をビール1缶で読了しちゃった。
そんなこともあろうかと、用意周到に横浜で買っておいた浅田次郎「草原からの使者」を読み始める。電車の中で読む本がないのは、パンツをはき忘れて学校へ登校しちゃうようなものだ。しかし飲むビールがない。車内販売は高いぞ。
仕方なく配偶者にお土産で買ったはずの「カープの酒うまいじゃろ」を開けてもええじゃろ。
新横浜に到着。更に「ほぼ地元」であるセンター北駅に着いた。
帰宅しメシ食ったあと夜からまた図面仕事をリスタートである。
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