2012年6月25日月曜日

沈PART1

沈黙の沈、沈没の沈。ふたつの「沈」について。
いつかはやってくると思っていたけれど、とうとう寿命を迎えた私の相棒。
AppleのInteliMac。享年5歳。人間で言えばかなりの高齢とも言える歳である。一般家庭で週に2,3度起動して一日1,2時間の使用頻度であればこの数倍は長生きするはず。うまくすればもっと。筆者の頻度は仕事でも私用でも趣味でも使うため、1日16時間、大げさに言えばほぼ365日起動して使うわけで。今年に入りiMacの様子がおかしいことに気づく。起動に時間がかかるようになったこと、以前よりもフリーズの回数がちょっと増えたこと、何かにつけ動作が遅くなったこと、云々....。
昼飯を食べているあいだスクリーンセイバーが動作していた。仕事部屋に戻りenterキーをクリック。えっ?デスクトップに戻らないじゃん。ポインタも消失。強制終了後、再度起動。グレイの画面のまま一向にいつもの画面にならない。ありとあらゆる蘇生方法を試みた、AEDやマウスツーマウス、人工呼吸や電気ショック...。おそらくHDDの寿命であろうか、相棒は沈黙のまま、黙して語らず。
幸い外付HDDにほとんどのデータバックアップはとってあるのは不幸中の幸いではある。残念なのは今までのメール内容とメールアドレスが分からないことだ。この数年のフレンズやQueens、仕事上のクライアントのアドレスは消失.,..。それに仕事で撮影した写真が100枚ほど。大金を出せばデータ復旧はある程度可能。消失データをあきらめて内蔵HDDを交換すべきか、数万かけてでもメールデータなどだけでも復旧させるか、いっそ最新iMacに買い替えるか....。買い替えた場合はMacOSの関係で古いアプリケーションソフトのほとんどが使えないはず。こうなると仕事に絶大なる悪影響は必至。OSに準拠したソフトを新規購入すればおそらく数十万かかる。下手すれば100万近いかも。それでなくとも逆立ちしても鼻血すら出ないわけで。めちゃくちゃ悩んでいる。唯一FireWireを使って外部Macから起動させてディスクユーティリティーで修復できるかどうか。明日これをやって駄目なら腹をくくるしかないんである。仕事で使えないというのは即、死活問題なんであるからして。こんな時サラリーマンなら会社経費ですぐ新しいPCで即仕事できるけれど、うちは全て自腹、自営業の哀しい側面である。

さて、賢明な読者なら疑問に思うことがあるはず。「んじゃあ、パソコンが壊れたのになんでこのブログが書けるんかいな!?」と....。それは14年前に購入したPowerMacG3というパソコンを温存してあるからだった。今となっては1年に2,3回しか起動しないほとんど骨董品に近いものであるが、これにネットをつなぎ、かろうじて使えているからだ。ただし恐ろしく遅っ!仕事で使うにはストレスが溜まりすぎてますますハゲ増すんである。しかし、このかつての年老いた戦友のおかげで、かろうじて首の皮一枚つながっている。「老兵黙して語らず」ではなく、饒舌とまではいかないけれど、細いライフラインが復旧して灯りをともしてくれているような。感謝である。

「沈」のPART2「沈没」は言わずもがな、今日の大会の試合である。
これを書くにはかなり膨大なエネルギーを消費しなきゃなので後日に譲りたい。

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