2012年7月3日火曜日

究極の完全な完全試合

昨日日曜はドジャース杯快勝の余韻を心地よく引きずりながら、午後は本拠地有馬小ドームへ帰還し、練習に臨んだ。がしかし....。


他人にとって誰も興味がないことのひとつに「40肩・50肩」とか「腰痛の持病」があるけれど、筆者この難解で付き合いの難しいふたつをやっちゃっているんである。肩の痛みは日常生活にはほとんど支障ないものの、キャッチボールとなるともう塁間の距離でさえ怪しくなっている。肩がダメな時はなるべく手首のスナップで「しゅっ!」と投げるのだけれど、下手するとこれすら付け焼き刃で痛みが走ることもあったりして。痛いこともさることながら、子どもに見本を示さねばならぬ立場のオトナとしてこれは失格に値すると思い、最近はもっぱらタマ拾いに回っている。「下手なノッカーは選手を下手にする」という格言を座右の銘とする筆者のポリシーからすれば、これは当然の帰結なんである。ノッカーはその子の能力に応じて、打球のスピード、強さ、コースなどを自在に打ち分けられた時に、無言でもその子と心の通じ合える瞬間を共有することが出来る。正面の優しいゴロ、左右に振ったコースに打つ、時にあえて絶対捕れない鋭いゴロを何度も繰り返す....。カンのいい上級生などはこちらの意図を心で感じ取り、やがて捕れるようになったりして。そんな時はめちゃくちゃ褒めてやるんである。
ここ5,6年ノックをする機会もめっきり減った。キャッチボールも己の肩の馬鹿野郎のせいで、最近はあまりやってない。追い打ちをかけるように1年に一度はやっちゃう「腰痛」が先週やってきたんである。打ち合わせ前に代々木のPRONTでメシを食って、フツーに席を立ち上がった瞬間....ぴききっ!....内心「ああ、今年もヤツがお出ましかっ」と予感す。その後どんどん腰が重くなり、帰宅した頃には左腰がパンパンカチカチになり、予感は確信に変わったわけで。靴下やパンツなどをはくことは立っては出来ず、座り込んで「イデデ、イデデ、イデデェ〜オ」と呻(うめ)きながらやっと遂行する有様なんである。


腰はだいぶ良くなってきた。肩は全然良くならないけれど。
日曜はそんなわけで午後3時くらいにはグランドを早退。雨模様の空を見据え、仕事もやんきゃで早めに帰った。
帰宅しシャワーを浴びて相棒iMacを起動す。
ここからが本題。すでにご存知の方もいるやも知れず。ポータルサイトのYahoo!ニュースの項目を見て驚いた。
サンスポコム

リトルリーグの全国大会で仙台のチームの子が完全試合を達成したとのこと。
「仙台東」対「広島佐伯」。仙台の投手は伊藤英二くん。いい面構えだ。
これだけなら、「へぇ〜すごいね」で終わるし、わざわざブログで紹介するはずもない。
驚いたのはピッチャーが中学1年生。数ヶ月前までは小学生だった子だ。
これでもまだ「へぇ〜すごいねPART2」である。
内容を聞いて驚くなよッ、かなりワイルドだぜぇ〜。

なんと6回まで打者18人すべてを三振で切ってとり完全試合をやったというのだ。

その光景を想像してみて欲しい。外野どころか内野にすら一球も球が飛んでこないまま試合が終わったわけで。しかもゼロ行進で6回裏に味方が点を取り、サヨナラゲームのおまけ付き。
いやはや、すんごい試合だ。ただ、ちょっと心に引っかかったのは全打席三振の相手チームのベンチや選手の心境はいかばかりかということだった。屈辱以外の何者でもなかったろう。これをバネにして頑張ってほしいと思う。


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