梅雨も明けきらぬままの秋季大会なんである。歳とともに一年が早く過ぎると感じるのは人類共通の感覚であるけれども、いくらなんでんかんでん、これはリアルな現実というもの。年間スケジュールを鑑み、リーグ戦での長丁場という結果を受けての連盟の決定なのであろう。うちのようなチームにはトーナメントも悪くないがリーグ戦は大歓迎である。
開会式に先立ち、プロカメラマンによる各チームの集合写真撮影があった。
カメラマンがレンズを向けて「ハイ、行きま〜す....パシャリッ」の直前に、その後ろで筆者がヘン顔をしてみせて、子どもたちを笑顔にさせる。これは前監督Satohくんの秘伝の技を盗んだわけだけれども、功を奏したのか皆笑顔で画角に収まっていた。
ほどなくして我がQueensの美女たちの番である。広報部長としての使命感でカメラマンの後ろから同じ技を使ってみた。「お〜い、みんなこっち向いて」と言い、沖縄のシーサーみたいな顔をしてやったんだけれども、功を奏したのかどうかはわからない。むしろ「どっかで見たことあるヘンなオジサンが奇妙な顔をしていた」みたいな印象になっちまったかも。でもでも、やはりモデル級の美女たち、いい笑顔をレンズに向けていたんである。
いろんなチームが続々と撮影される。
連盟事務局Nishimuraさんとネット裏で話し込んでいたら、およよ、どこかで見た後ろ姿。あれはQの香里奈、じゃない、Reonaじゃん。ついさっきQの撮影をしたばかりなのに今度はリトルグリーンズの衣装に早着替え、まるで東京ガールズコレクションなんであった。アッパレである。それにしても「リトルグリーンズ」と「花の台フラワーズ」は本当に酷似している。地域、ロゴデザイン、ユニフォームデザイン、チームカラー、ほとんど遠目では分からないくらいである。3番Reonaと10番花フラは全く違うチームなのだ。
トロフィーを見てるうちに自然とカメラを向けていた。ゴールドの輝きが妙に綺麗だったからだ。ピーカンの日差しにキラリ輝くよりも少し薄曇りのほうが、ゴールドのしっとりした深い黄金色を醸し出しているように思えた。
うちのチームは行進は伝統的にダメである。行進の美しさは特別な訓練を徹底的にやれば綺麗に出来るけれど、本来、キチンとしたチームなら特別なそれがなくとも、自然といい行進が出来るはず。
Queensの行進であった。決してほかの優秀なチームのように整然としたものではなかったけれど、自然とこぼれ落ちる笑顔は秀逸。世の中に女の子の笑顔に勝てるものはそうそうあるものではない。核弾頭ですらこの笑顔を見たら発射した国へUターンしちゃうに違いないのだ。女子の笑顔はある意味最強の武器だと思うのは、自分がオヤジである証拠だろうか。Queensを支えるあまたのオトコオヤジどもの根幹を支えているのは実はこの「無垢な笑顔」なんである。と、筆者は思う。
さてこのあと本拠地西有馬ドームに会場を移して戦った、秋季大会1回戦、対馬絹メイツ戦の模様は次回のブログなんである。
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