この時季桜を見ると、日本人はどうしてこうも楽しく嬉しい高揚した気分になるのだろうか。筆者もその日本人の一人ではある。しかし逆に、桜は春の陽気の中に潜む妖気を身にまとった時、あたかも催眠術にかかったかのように人の心を惑わせることもある。心にちいさな闇を持った時、桜の妖気はそこに忍び込んでくるのである。人々が春の陽気に浮かれている姿を見ると、逆に心が沈んでしまうことだってある。
...なんて話はこの季節のこのブログには似つかわしくないか。
さて恒例お花見大会なんである。
午前中は有馬ドーム、いやスタジアムで練習。校舎をバックに校庭の桜は満開、むしろ少し散りかけているくらいか。
歩いて5分ほどの横浜都筑区に大きな公園があり、ここ近年は毎年ここで花見をやるのが恒例だ。しかし筆者の記憶が正しければまず一度も晴天に恵まれた記憶がない。雨または極寒の中での花見大会なんである。一週早ければ或いは遅ければ、という思いは毎年花見をする様々な団体の忸怩たる共通認識に違いない。運が良ければ5分咲きでも晴天、悪ければほぼ散った状態でしかも雨に祟られることに。
野球は審判と天候には勝てないと言われるけれど、花見もそうだ。それでも野外でメシを食い酒を呑むのは大人も子どももこの上なく心躍ることである。
写真は束の間に日が射した時を狙って撮ったので、そこそこの天気だと思ってはいけない。午後は曇りかなり雨、たまに晴れの天候だったんである。「おっ、少し晴れたぞ、よしメシ食っちゃえ〜」とわらわらブルーシートに座り弁当を食い酒を呑み笑う。
1時間もしないうちにまたぽとぽと雨。一斉に木陰に避難。また止んだ隙をついて今度はYanagisawa代表が大縄飛びを始めた。興に乗る子どもたち。もっとも子らは雨が降ろうが槍が降ろうが関係なく、あちこち跳ね回って飛び回って転げ回っていたんである。雨の中木陰で雨宿りする子はほとんどいなかったように思う。
その元気、少し筆者にも分けてほしいものだ(^-^)
この公園では毎年横浜市の警察関係のイベントがある。たまたま今年はその日にあたっていて「犯罪撲滅キャンペーン」みたいなイベントをやっていた。離れたステージではナントカ戦隊ショーや市民参加のダンスショーみたいなことをやっていたようだ。
ショーがお開きになり近くでその一団が警察関係者と記念撮影。低学年の子らが駈けて見にいく。たまたま居合わせたフレンズのオトナ男たちは、戦隊よりも美人双子のタレントしか目に入らぬようだったが(^-^)
帰りは濡れ鼠になり歩いて帰るかと覚悟を決めていたら、Ohmori母の車で何人か相乗りで自宅まで送ってもらった。今年から初めての母マネとして悩み戸惑いながらも八面六臂の活躍する彼女。こんなイベントは彼女の大好物である。いろいろ準備や手配など大変だったろうと思う。どのチームでも裏を支える母たちは気苦労が耐えないことは知っているつもりだ。
いつもならハジけたキャラの彼女。ところが今日はまるで自分が悪かったかのように何度も「こんな雨になってごめんね」と。更に代表やKanedaコーチや小さい子たちの帰路を心配しつつ、雨のアスファルトを疾走したのだった。
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