2014年9月11日木曜日

記録・記憶・心

久々にフレンズや少年野球以外の話なんである。映画のことである。

年間通じて映画館に足を運びロードショーを観に行くことがとんとなくなって久しい。久しいどころか、筆者の記憶が確かならば、「ET」か「冷静と情熱のあいだ」あたりから観に行ったことがないから、大昔の彼方になってしまった。映画好きを標榜するくせにどうにも情けないことである。代わりに数年前からTSUTAYA DISCUSに入り、ネットで注文し、延滞料金もかからないし超便利になっちゃったんである。数ヶ月間も注文しないこともあれば、一週間に4本観ちゃうこともある。

今年は仕事と野球とブログの間隙を縫って、こっそり観たDVD映画は9月までに26本。TSUTAYA DISCUSでは1ヶ月に4本までのプランなので、そこそこ観たことになる。ただ家にあるすでに何十回も観たDVD「AKIRA」や「ブレードランナー」などもその間に観ているのであるが。

今日「有馬LINEフレンズ」のグループでトークしていたら、Ohmori父から映画を紹介された。「きみに読む物語」というもの。早速TSUTAYA DISCUSで予約。ついでに今年の26本のタイトル振り返ってみた。一度借りたのにもかかわらず、二度借りる愚挙は昔は数知れない。なので昨年から一度借りたらリストアップしている。その中で記録には残っているが記憶には残っていない映画を頭から削除し、記録よりも記憶に残った数本がこれ。
「エリジウム」「凶悪」「さよなら渓谷」「永遠の0」「アナと雪の女王」「ゼログラビティー」そして最近観た「LIFE!」.....「そして父になる」「ミッドナイトガイズ」も良かったがあえて外した。

「ゼログラビティー」は全編通して宇宙空間での遭難の話。登場人物はほぼ二人。その一人が筆者の「壮年の理想の男」である憧れのジョージ・クルーニー。あんな男になりたいものである。元々宇宙好きだし極限状態の人間ドラマ的な話も好きだし、超リアルなCG映像はうっとりするくらい素晴らしいもので、たぶんまた観ることになるだろう。

「LIFE!」は楽しかった。妄想と現実が撹拌されていつのまにか現実世界で快挙を成し遂げる中年男に拍手。この手の中年男頑張れ的、ジジイになっても夢を捨てるな的な映画や小説は数多(あまた)あるけれど、これはなかなかに爽快であった。

「凶悪」はリリーフランキーの怪優ぶりが秀逸、「さよなら渓谷」は真木ようこの陰のある妖艶な女っぷりにやられてしまい、「永遠の0」は原作を読んでほぼ忠実に描いていたけれど、最後に原作にはないシーンをうまく挿入し良かった。日本のCG技術も捨てたものではない。

つまらなかったのはリメイク版「キャリー」、「二流小説家」、好きな俳優なのにロバート・デニーロ主演の「エグザイル」など大多数。「キリングゲーム」は悪くなかったけれど。

古くとも感動的な映画はごまんとあるだろうけれど、つい新作のほうへ触手が伸びてしまう。CGを駆使したハリウッド映画は文句無く面白く大好きだけれど、記憶には残るけれど心には残らないものが多い。
記録よりも記憶。記憶よりも「心に残る」映画や小説を求めてやまないのだった。

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