日曜午後の「体験会」は返す返すも残念であった。無情の雨が降り始めて、ああ無情、レ・ミゼラブル、ジャン・ヴァルジャンなんであった。一本のパンを盗んで19年間服役するくらいに、ああ無情の無念の雨なんである。
8名ほどの体験くんが来てくれた。嬉しいことに女子もいる。将来のQ姫になってくれたら、なんて捕らぬ狸の皮算用。母たちや子どもたちが頑張って誘ってくれたらしい。それに毎回学校に体験会のチラシを配付していることも、功を奏しているのだろうか。中には拙欄の少年野球「晴耕雨読」BLOGも見てます、との嬉しいお声もいただいた。すでに野球経験者ですぐに即戦力どころか、レギュラー間違いなしという子もいた。
暗いので写真も暗くなっちゃっている。
毎回熱心に頑張ってくれているNakamura副事務局オヤジ。いろんなメニューを用意していたのだが、今にも泣き出しそうな曇天の雨模様を危惧して、いきなりメインイベントの紅白戦を決行する。(のちにこれが正解だった)
みなで挨拶、自己紹介etc。
ふた手に別れてティーバッティングで試合をする。ボールは柔らかいものを使用する。高学年はグランド隅にて別メニューでノック。
思い切りバットを振り球にミートした時のあの快感は、野球を好きになる第一歩だと思う。これが普通のボールと金属バットになると、ますますその快感は、いや増すんである。
写真は体験生を中心に。雨でやむなく打席に立てなかった子もいたけれど。
写真はマニュアルにしてシャッタースピードを高く設定。少しは明るく写った。
「杞憂(きゆう)」という言葉はご存知だろうと思う。簡単に言うと「いらぬ心配」。心配することもないのにあれこれ心配しちゃうことである。取り越し苦労とも言う。コトバンクで見ると、古代中国で杞の人が、天が崩壊して落ちてくるのではないかと憂(うれ)うる(心配する)、という話がある。杞の人が憂うるから「杞憂」なんである。
雨は杞憂に終わらなかったんであった。梅雨時だもの仕方ないわけで。
それこそ天に巨大な灰色の布を張り、そこへじゃんじゃん水を溜め込み、今にも布が裂けて水が落ちてきそうな、そんな天候の中、ついにタイムアウト、天が崩壊してじゃんじゃん、ジャン・ヴァルジャンじゃん、雨が降ってきちゃったじゃん。みなでテントに逃げ込み中止決定となった。
またの機会にも来たいと言ってくださる家庭もあったのが、救いだった。
野球の名言(迷言)にこんなのがある。
「野球は審判と天気には勝てない」と。
屋外スポーツ全部に言える名言(迷言)であると明言出来る言葉ではある。
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