読んで字のごとし、ではある。「個人的嗜好の客観的思考」
筆者の嗜好は自分でもいやんなっちゃうくらい「濃い」のが好きなんである。健康的には全くもって不健康極まりないわけで。心臓疾患系になりやすいらしい。年とともに淡白な味わいのものもいいなと発見するに至っているけれど。例えば薄めの味付けの鰆の西京漬なんか大好きである。しかし基本は濃いまたはクセのある味が好きである。
例えば...。
煙草はショートホープ。
学生の頃から煙草は、近年急な値上がりをするまではショートホープしか吸わなかった。ただし今は背に腹は変えられず安価で辛いエコーである。一般的な軽い煙草はまるで空気を吸っているみたいである。もし世の中に軽い煙草しかなくなったら、すぐ禁煙できる自信がある(たぶん、おそらく、may be)。お金を出して空気を吸うより、タダで空気を吸うほうが良いに決まっているからだ。
コーヒーはブラック。
ただし時折無性にミルク入りの甘いコーヒーが飲みたくなることもある。そのブラックコーヒーの中でもエスプレッソが好きである。真冬に一人で読書のためにガストへ行ってドリンクバーを頼む。カップにエスプレッソを一回注ぐとカップ半分にも満たない。なのでそのまま連続でもう一杯分注ぐとやっとカップ8分目くらいになる。これを3回はイケルんである。つまり300円のドリンクバーで6杯分のエスプレッソを飲めるわけで。薄〜いコーヒーなら一、二杯で十分である。冬のフレンズのインスタントコーヒーも母たちも心得たもので、「Tさんは濃いのが良いらしい」という情報が伝わっているみたいで、普通の人の倍の量の粉末で提供してくれる。ありがとさん、かたじけないm(_ _)m
ただ、夏場のアイスコーヒーはブラックでも甘いヤツでも好き。フレンズ母に「Tさん無糖ですよね?」と問われると「アイスコーヒーは無糖でも低糖でも加糖でも佐藤でも斉藤でも田中でも、なんでも良いよ〜」と返す。
ウィスキーはダブルのオンザロックス。
ただし帝国ホテルのバーでダブルのロックをたった2,3杯頼んだだけで、目ん玉飛び出るような、明日から働く気が失せてしまうような金額になるので注意を要する。海外ではウィスキーの水割りという文化はない。それは日本のように水がうまくないからでもあるが、やはりウィスキーはストレートかロックに限る。大昔日本で水割りを広めたのはサントリーだった。日本人にはウィスキーは濃すぎて舌に合わないので、水で手軽に薄めて飲めば飲み易いことと、量が消費するので売り上げアップになる当時の営業戦略からであった。ハイボールやコークハイは好きだけれど、ウィスキーを水で薄めるなんて気が知れない。(但しウーロン茶は他社よりもサントリーがダントツに一番うまい)。ましてやブランデーの水割りを飲むくらいなら、「はちみつレモン」のほうがよほど美味しい。
ちなみにバーボン系ならば、下から安い順にジムビーム→フォアローゼズ→IWハーパー→ジャックダニエル→ワイルドターキー。(※ジャックダニエルはバーボンではなくテネシーウィスキーではあるけれど)下から順に味は濃く値段も高くなってゆく。
(※このウィスキーの銘柄はそのうち小説「月に雨降る」にも出てくる予定)
お茶は抹茶。
抹茶はコーヒーになぞらえれば「お茶界のエスプレッソ」と言えよう。市販のお茶でキリンやサントリーも伊藤園の柳の下のドジョウを狙って濃いヤツをこぞって発売し、それらもいろいろ試したが、やはり伊藤園の「濃い茶」には敵わない。これは後述する。
その他にも野菜ならセロリやパクチーも好きだし、タマネギはきょうびの甘いヤツより昔ながらの辛いタマネギが良い。オニオンスライスを切るのに涙が出たのは遠い昔のことである。うなぎには山椒が絶対的存在である。牛丼と焼きそばには紅ショウガが必要不可欠。
「クセが凄いんじゃ」は嫌いではないんじゃ。
但し年齢とともに若い頃ほど濃くてクセのあるものが必須ではなくなった。
それに筆者、人間的にはクセのあるヒトではないので、みなさん遊んで下さい。(^-^)
さてここからが本題なんである。
主婦にとってスーパーで買い物をするのに重くていやんなっちゃう双璧が、米と酒であろうか。昔からAmazonで買い物をする筆者だけれど、重いからというよりは安いから買うのがウィスキーの4リッターペットボトル。これをSohma会長から昔いただいた「山崎」の空のボトルに入れ替えて飲んでいるんである。ウィスキーの銘柄は一時期はサントリーの「黒角」。同じ値段でも白より黒のほうがアルコール度数が高く濃いからだった。それが突然ペットボトルの製造販売中止となる。次にターゲットにしたのはキリンの「富士山麓」。これは値段は少し高いが度数は50度でハンパなく旨い(普通は40度)。しばらくこれをAmazonで購入していた。しかしこれもペットボトル4Lだけは製造中止。今はやむなく別のものを購入している。残念。こいつにはコアなファンがいるんである。数年前、「店に並べるとすぐに売り切れる」とフレンズOBのYanagisakiオヤジも言っていた。
それなりに売れていたはずなのに、どーして?
前述のお茶、伊藤園の「濃い茶」。これは以前は「濃い味」というネーミングで売っていたんである。この「濃い味」がやはり突然製造中止になって今の「濃い茶」になった。昔の「濃い味」のほうが断然濃くて苦くて旨かったんである。あの舌にからみつくカテキンの苦みと渋みは天下一品だったのに。今はこれしか売っていない。それでもまだ他社よりは濃くて渋いからマシである。夏場はこれを冷蔵庫に入れてキンキンに冷やし、湖の湖水を飲み干す怪獣のようにぐびぐびやるのが快感なんである。
それなりに売れていたはずなのに、どーして?
昨年近所のスーパーLIFEで見つけた夏場のアイスコーヒー。数あるボトルコーヒーの中でも濃くて旨いのがAGFの「トリプレッソ」。LIFEのオリジナルPB商品98円の倍くらいする値段だけれど、98円の薄いコーヒーを一日6杯がぶがぶ飲むのと、倍の値段の旨い濃いコーヒーをじっくり一日3杯飲むのとどっちが良いか。当然筆者は後者を選択。濃くてうまいんである。
今年もアイスコーヒーの季節。スーパーに行った。
無いではないか。
翌週も行ったけれど、....やはり置いて無い。カップのストローで飲む「トリプレッソ」はあるがボトルの「トリプレッソ」は、無い。いったいどーしたのよ?帰ってAmazonで検索するとやはり「入荷未定」で売って無い。ネットで見てみたら、やはり熱烈なファンがいるのにメーカーサイドで今年に入って製造中止となっていたんであった。
それなりに売れていたはずなのに、どーして?
..........。
これらの現象はおそらく原価が高い商品は「売れれば売れるほど赤字になる」みたいな負の連鎖に足元をすくわれたせいなのだろうかと、素人ながら推察するんである。
或いは健康増進の旗印のもと、国家戦略的に「カラダに良くないものは排除すべし」として、政府がなにかしら食品業界に裏で圧力をかけているのかもしれない、なんちゃって。そこんところ「忖度」しろよ的に、なんちゃって。政府が健康増進にチカラを入れるのはもちろん全世界的な時代の趨勢に加えて、国民の命を守るためというのが第一義的なスローガンではあるが、もうひとつの狙いは健康を害して医者にかかるヒトが増えると、国の健康保険の医療費負担増に繋がることを避けるためでもあるわけで。これは小学生でも知っている。
いずれにしても筆者のような不健康な嗜好を持つオヤジにとっては四面楚歌。
「とかくこの世は住みにくい」世になったものである。
あれは不味い、こいれは旨いといったこのブログ記述は飽くまで「個人的嗜好の客観的思考」なんであった。
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