昨晩のナイターから一夜明けた今日、新人戦第一公園で会う人ごとに「残念でしたね」「いったいどうしたの」「お疲れ様でした」etcの言葉をかけていただき、誠に恐縮至極。今日の新人戦は一部のみ取材で次回に回し、昨日のシスタージャビット準決勝VS中原区戦なんである。ただし言わずもがな筆が重い。
会場は錦糸公園野球場。A,B面に分かれた境川のようなグランド構成である。夕刻開始にて事前に周囲をパトロール。墨田区ゆえに間近にスカイツリーも垣間見える環境。この辺の小学生は毎日これを見ながら学校に通うのだろう。山梨静岡の子供たちが毎日富士山を見ながら登校するように。そんな生活を想像してみると、ちょっぴり愉快になる。
試合前の点景。この時はまだ昼の日差しが夕闇を排除し明るかった。ここから薄暮を迎えやがて照明灯に火が灯り、次第に太陽は去り、夜が忍び寄って、闇が辺りを支配するに違いない。...なんて叙情的に書いているのは野球本編に入るのが重い気分で、それを先延ばしにしちゃっている自分がいる。
初回中原は先頭打者が安打で出塁するも無得点。Q先発マウンドはエース左腕Seira。
対するQueens、ほぼ打者一巡に届くほどに打線がつながり、Airi、Satsuki、Seiraの3本の単打で3点先取となる。中原の投手は小柄ながらいつも笑顔の素晴らしいピッチング。
裏のQは二死走者無しから打順はAiri。凄まじい打球は火を吹き遥かレフトの上空を越え、B面グランドまで転々、Airiのターボエンジンを点火させるまでもなく、瞬足を生かしドライブモードの余裕でランニングホームランとなった。5:4と肉薄する展開。
3回中原無得点のまま推移。Qには好捕のプレーもあり、流れは渡さない。
その裏Qは今度はSatsukiにもライトオーバーの長打。ライト方向ゆえ三塁打は確実な当たり、もしかして、おしっ、...これも2打点逆転ランニングHRとなった。レッパでの連日の疲れを感じさせない打撃と走塁だった。ついにQ軍5:6と逆転に成功する。
4回には更に差を広げる宮前Q軍。トップからの好打順で打席は頼れるAiri。今日3の3となるセンター前タイムリーなどで2点追加し5:8とする。
薄暮の時間帯は守備で打球が見えにくいと良く言われるが、写真もまた然り。今までの撮影モードでは光と影のバランスが読み取りにくく、ブレブレのピンボケの写真を量産しちゃう筆者。なんとか掲載可能な写真のみ。画像では明るく見えても実際は照明灯が煌々と燦々とグランドに光明を提供している。
5表の中原、またしても先頭安打、Qの四球絡みで3得点し土壇場で8:8の同点に追いつく。
無死2,3塁から中原1得点し9:8。僅かの1点差。対する裏のQは好打順からの攻撃。しかし相手監督は絶妙のタイミングで申告敬遠をMiyuとAiriに二つ発動。
筆者は劇的サヨナラを想起夢想したのだが、無得点に終わり無念の敗退となったんである。試合後号泣する多くのQナインたち。こんな時我々大人はかける言葉を失う。
同じ負けでも悔しさや無念には温度差がある。これが最後の公式戦の大きな大会であること、実力拮抗なのに勝てる試合を逃してしまったこと、目標がここではなくジャイアンツ球場だったこと、周囲からの期待値が大きかったこと...etc。選手やベンチ、保護者でも微妙な温度差はあれど、筆者的にはいろんな思いが交差しての惜敗であった。
しかし選手たちには、ここまで本当に良く頑張ったと賞賛の拍手を惜しまない。今季連合を組んで破竹の勢いを持って野球を楽しませてくれたのは、他でもない主役のキミたちなのだから。涙の向こう側に待っているものを見据えて、これからも頑張ってほしい。
他にも外野では喧々囂々あり今後の問題山積するも、一旦は心の傷を癒すため、平らかな平常心に戻りたい。連盟含め、全てのQueens関係者、お疲れ様でした。
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