全国大会「マクドナルド・トーナメント」2015の二回戦なんである。
前もってお断り。連日の早起きと連日の猛暑と連日の精神的負担と連日のブログ執筆とで、今回は本当に写真に頼ってノートリミングでさっくり行きたいのだ。と言っていつも結局長文になるのが関の山なんであるけれど、今回はそうは行かぬ。絶対短く行くぞ。明日も神宮でスコアラーなんであるからして。
試合会場は町田市民球場。前日のマスコミ各紙を賑わせた新聞を持ち寄ってにっこり回し読みする。会場では白熱の試合が展開されていた。北海道南VS三重。どちらも手堅い守備のチームとお見受けした。予想通りの拮抗したゲーム。
とても素敵な美人カメラマンに遭遇。Canon一眼レフにリュックサックは商業写真のプロなんであろうか。これを盗撮と言ってほしくない。全国の男性諸氏の気持ちを代弁してのショット。
北海道の手作り横断幕が筆者の琴線に触れる。遠くから少ない人数でやってきたことは一瞬で理解出来る。私はこんなチームを応援したくなるものだ。「信じる力、仲間を、そして自分を」の文言には心打たれるものがある。
その間にフレンズは幟などの応援準備。父母たちの総合力には目をみはるものがある。
エチオピアの干ばつ被害にあった河川のように、すでに声を涸らしてしまった応援団長Iharaオヤジのアップ。なぜか右手がオネエ系のようだ。いい顔をしている。
試合前に互いにエールの交換。
あとは写真で想像を膨らませていただきたい。
地の利の良さも手伝って宮前からヤングホークス、ブルーアローズの選手たちも応援観戦に。良い勉強になるだろうし、何よりFにとっては素晴らしい味方を得た気分だ。本当にありがたいことである。
これに加えて連盟関係、チームOBの子、その親、東有馬商店街の方、学校の先生、etc....。この場をお借りし平身低頭、頭(こうべ)を垂れる稲穂のごとく、深謝なんである。
対戦は大分代表「明治少年野球クラブ」やはり堅守の全国レベルチームである。初回1点を先制されるF。もう動じないけれどこのあと延々ゼロ行進が続くのだった。
やっと出た。Yuiの左中間長打。拮抗した場面でのロングヒットはチームに活気をもたらすわけで。
続く4番Hajimeもセンター前安打。タイムリーではなかったがやっと1点を返すことに成功、1:1の同点に。
続く5回神奈川Fの攻撃。3,4番コンビの連打は得点源というメリット以上に、チーム打線にメンタルな発火点となることが重要な意味を持っている。前回このふたりの連打で勢いついたF、二死から4年生Shohmaのヒットを皮切りに打線に灯がともり、2番から5番まで全てレフト方向への連打、Yui,Hajimeそれぞれ2点タイムリーなどで4得点。ゲームは大きく動き5:1の神奈川リードに転じた。Kyohsukeのヒットには母も感涙...。
大いに湧くベンチと応援軍団。チームの垣根を越えて一体となってうねりになった。
終盤はRuiが締めてゲームセット。
終了後はもう一度応援団同士で大分代表とエール交換。
ホテルの予約や飛行機のキャンセルまたは逆に延長。本当に関東以外からの参戦代表チームには頭が下がる思いだ。なんか申し訳ない面持ちになったりする。
このへん、全く高校野球の甲子園となんら変わらないのだ。
試合後、今日の殊勲選手2名をマスコミ各社からいわゆる囲み取材。この2名は監督からの推奨によるものだ。スラッガーYuiと先発マウンドを任されて全国を相手に1失点(自責点はつかない)Kyohだった。良くここまで踏ん張ってくれた。
選手OBも多く駆けつけてくれた。彼らに囲まれながら「えーーーーと、おまえは○○だろ、そんでこっちは○○で....」と、記憶を辿ってOBの名前当てクイズ。筆者も名前がすぐには出て来ない。Nishi,Fukae,Aragane,Okada....。無理もない、すっかり子どもから青少年になっちまったんだから。
明日は3回戦、対するは新潟代表、所は再びの神宮球場。
筆者はスコアラーでベンチ入り。どんどん難しいゲームが迫って来る。今日のようなフレンズの勝ちパターンに持ち込めば勝機ありか。しかし胃が痛くなり、足がつりそうになるのは間違いない。
(やはり意に反して長くなってしまった。この1/5を目指して書き始めたのだったけれど...)
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2015年8月9日日曜日
マクドナルト・トーナメント2回戦
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有馬フレンズOB、宮前Queens、宮前区少年野球連盟のブログを通じた広報担当です。写真と文章のブログ、たまには個人的日々雑感も。
2015年8月8日土曜日
激闘死闘の末に
高円宮賜杯全国大会初日の模様をお伝えしなければならぬ。
今日はAM4:30起き、ぐったりして頭の中に雑巾が詰まったような状態で書いている。
まずは開会式から。
神宮球場は馴染みの深い球場だ。ヤクルトVSカープ戦などで何度か足を運んだこともある。試合中グランドにカメラを向けたらマルカーノがにっこりVサインをしてくれたことがあった。筆者はカープファンなのに(^-^)(※マルカーノ....今の子は知らんだろーなあ)
遠く地方から昨年と今年オヤジの転勤でチームを離れることになったTomioka家とNishikawa家がわざわざ応援に駆けつけてくれた。嬉しいことである。OBの子たちは少し大人になった印象だった。
偶然にも球場外で今日の対戦相手、滋賀県代表「物部少年野球団」のナインたちとわきあいあい記念撮影することに。滋賀のコーチ大人たちは関西だけあって実にノリの良いテンションであった。この出会いが試合後また場外で感動の場面を呼ぶことになるとは、この時は思いもよらなかったのだが。
晴れて入場行進なんである。
おっといけねえ、筆者は名も無きいちブロガーだ。ここから先は筆者のコピーロボットに命じて写真を撮らせにグランドへ派遣した。ついでにドローンも飛ばせば良かったかな。
前年度優勝を果たし一気に全国区となった愛媛の「和気軟式野球クラブ」単に優勝したから有名になったのではない。たったの12名の選手チームで全国制覇したからだ。うちのような少人数かつ長年低迷してきたチームにも大きな希望と夢を与えてくれた。
宮城のチーム栗生スポーツ少年団。宮城と言えば震災時にはあるチームに、我が宮前区少年野球連盟から大量の新品野球用具を寄付させていただいた。今でもまだ地域によっては不遇のチームもあると聞く。是非頑張って欲しい。
第35回ということで組合せ35番クジを引いた有馬フレンズ主将Ruiが選手宣誓をする。どーにもこーにもRuiは「持っている」ヤツだ。我が子の自慢話をするのが嫌いな筆者であるが、全国の大観衆の前で立派に宣誓をやってのけたRuiを我が子のように誇りに思う。温かい拍手が鳴り止まなかった。
※動画を撮影しここでアップしようと企んだのだが、コピーロボットの不手際でピンボケも甚だしくアップは断念。
主催のひとつである東京新聞のヘリコプターが神宮上空から登場。始球式のためのボールをヘリから投下するという、粋な演出なんである。筆者、ドローンを飛ばさなくて正解だった。もしやっていたら、ヘリの爆風に怖れを成してドローンはどこかへドローンしていたに違いない。
始球式はサプライズであった。元ヤクルトスワローズの名捕手古田敦也氏が登場。会場が大いに沸いたのは言うまでもない。
時は流れて数時間後。試合会場は大田区の大田スタジアム。素晴らしい球場だ。すでにカメラはコピーロボットから筆者の手に。
ベンチの背中には母たちの思いを込めた千羽鶴....いや3,500羽の鶴で編んだ「有馬魂」
いよいよ初戦、VS滋賀県代表戦なんである。
ここからは写真が無い。そうカメラを封印しシャッターを押す手をスコアブックを記録するペンに持ち替えて、初戦のスコアラーでベンチ入りなんである。
試合経過を簡単に。
+++++++++++++
初回表滋賀の物部少年野球団は3番で主将でエースのAsanoくんがいきなりのタイムリースリーベースなどで2点先制。続く4番Naemuraくんも単打を連発。ちょっとキツい幕開けだったけれど、フレンズならこの点差は全く意に介さず....と行きたいところだったけれど、その後2回までHajimeの痛烈な単打1本のみ。
3裏死球盗塁WPがらみでのやっとの1点を返す有馬フレンズ。
4裏にもノーヒットで1点を返しなんとか同点に追いついた神奈川。全国の壁は厚かった。そう簡単に破れるものではないことは、エースの滋賀Asonoくんの快投が物語っていた。神奈川は打てないのだった。主砲Yuiが打席に立つと一斉に外野がバック。ほとんどフェンスギリまでバックするのだが、どうにも打ち崩せない。
2:2の同点の拮抗した投手戦の状態が息苦しい。神奈川が追いついた側なので一時はテンション上がりこのままフレンズらしい一発が出て逆転するかと思ったけれど。
そのまま互いに譲らず7回終了、まさかの「特別延長」に突入なんである。
ご存知ノーアウト満塁からである。昨年から球児の怪我を鑑みて高校野球でもこれに近い試験的な試合をやったようだけれど、賛否両論のシステムだ。
8回両チームエースの球に球威がなくなってきたのは明らか。無理もない、この炎天下での完投、互いに100球前後に至っている。滋賀Mは押し出しで1得点。無死満塁を1点に抑えたのだ。しかし経験上これはよくあること。浮かれるにはまだ早い。
案の定その裏神奈川Fも1点のみなんである。ただしこの得点は5番Kohkiの安打からだ。僅かな光明が見えた。
9回またしても滋賀Mはスクイズ成功し加点したものの1点止まり。4:3。
こうなると俄然後攻がメンタル的に有利だ。
9裏神奈川Fは1点奪取し4:4の同点とする。尚も走者を3塁に置いてRuiの右前打で試合が決まったかに見えたが、ライトからの素晴らしい本塁送球でアウト。続く打席は2番Shohgo。
ツーエンツーからの高めのボールを振り抜いた打球は痛烈な白い糸を引いてレフト前へバウンド、三塁走者Kyohが生還したんである。一瞬の静寂ののちの大歓声。
シノギを削る延長戦を制し4:5で逆転勝利。
スタンドもベンチも湧きに湧く。
筆者はスコアブックをぶん投げてOhshiroコーチとハグし監督Satohと握手。狂喜乱舞であった。
しかし、落ち着いたところで相手応援団からエールをもらい、ここで我慢していた熱いものがこみ上げ本当に涙してしまった。見ると相手ベンチでは号泣している選手たちが何人もいた。
神宮の外はまだうだるような暑さと熱さ。
笑顔で握手するフレンズ関係者。宮前連盟からも応援に大勢かけつけてくれた。
そんな中、すぐ隣りでは物部少年野球団ナインはまだ涙がとまらない。地方から出て来た多くのチームは経済的にも本当に気の毒だと思う。初日に敗れれば無情にもすぐに故郷へ帰ることになる。
物部少年野球団が整列し監督や主将から言葉をもらった。
「フレンズさん、僕らの分も頑張って絶対優勝して下さい!」
思わずまた熱いものがこみあげてきて泣けてしまった。
でも下を向くことはない。君たちは滋賀代表として立派に闘った。それは敵味方関係なくそこにいた誰もが認めていることだ。勝敗はどちらに転んでも不思議ではない展開だった。胸を張って堂々と故郷へ帰って下さい。君たちにはその価値がある。
実に気持ちのいい楽しそうで紳士で礼儀正しいチームだった。
明日土曜もこの大会は続く。2回戦は町田市民球場だ。
今日、全国の壁をひとつ乗り越えた。
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今日はAM4:30起き、ぐったりして頭の中に雑巾が詰まったような状態で書いている。
まずは開会式から。
神宮球場は馴染みの深い球場だ。ヤクルトVSカープ戦などで何度か足を運んだこともある。試合中グランドにカメラを向けたらマルカーノがにっこりVサインをしてくれたことがあった。筆者はカープファンなのに(^-^)(※マルカーノ....今の子は知らんだろーなあ)
遠く地方から昨年と今年オヤジの転勤でチームを離れることになったTomioka家とNishikawa家がわざわざ応援に駆けつけてくれた。嬉しいことである。OBの子たちは少し大人になった印象だった。
偶然にも球場外で今日の対戦相手、滋賀県代表「物部少年野球団」のナインたちとわきあいあい記念撮影することに。滋賀のコーチ大人たちは関西だけあって実にノリの良いテンションであった。この出会いが試合後また場外で感動の場面を呼ぶことになるとは、この時は思いもよらなかったのだが。
晴れて入場行進なんである。
おっといけねえ、筆者は名も無きいちブロガーだ。ここから先は筆者のコピーロボットに命じて写真を撮らせにグランドへ派遣した。ついでにドローンも飛ばせば良かったかな。
前年度優勝を果たし一気に全国区となった愛媛の「和気軟式野球クラブ」単に優勝したから有名になったのではない。たったの12名の選手チームで全国制覇したからだ。うちのような少人数かつ長年低迷してきたチームにも大きな希望と夢を与えてくれた。
宮城のチーム栗生スポーツ少年団。宮城と言えば震災時にはあるチームに、我が宮前区少年野球連盟から大量の新品野球用具を寄付させていただいた。今でもまだ地域によっては不遇のチームもあると聞く。是非頑張って欲しい。
第35回ということで組合せ35番クジを引いた有馬フレンズ主将Ruiが選手宣誓をする。どーにもこーにもRuiは「持っている」ヤツだ。我が子の自慢話をするのが嫌いな筆者であるが、全国の大観衆の前で立派に宣誓をやってのけたRuiを我が子のように誇りに思う。温かい拍手が鳴り止まなかった。
※動画を撮影しここでアップしようと企んだのだが、コピーロボットの不手際でピンボケも甚だしくアップは断念。
主催のひとつである東京新聞のヘリコプターが神宮上空から登場。始球式のためのボールをヘリから投下するという、粋な演出なんである。筆者、ドローンを飛ばさなくて正解だった。もしやっていたら、ヘリの爆風に怖れを成してドローンはどこかへドローンしていたに違いない。
始球式はサプライズであった。元ヤクルトスワローズの名捕手古田敦也氏が登場。会場が大いに沸いたのは言うまでもない。
時は流れて数時間後。試合会場は大田区の大田スタジアム。素晴らしい球場だ。すでにカメラはコピーロボットから筆者の手に。
ベンチの背中には母たちの思いを込めた千羽鶴....いや3,500羽の鶴で編んだ「有馬魂」
いよいよ初戦、VS滋賀県代表戦なんである。
ここからは写真が無い。そうカメラを封印しシャッターを押す手をスコアブックを記録するペンに持ち替えて、初戦のスコアラーでベンチ入りなんである。
試合経過を簡単に。
+++++++++++++
初回表滋賀の物部少年野球団は3番で主将でエースのAsanoくんがいきなりのタイムリースリーベースなどで2点先制。続く4番Naemuraくんも単打を連発。ちょっとキツい幕開けだったけれど、フレンズならこの点差は全く意に介さず....と行きたいところだったけれど、その後2回までHajimeの痛烈な単打1本のみ。
3裏死球盗塁WPがらみでのやっとの1点を返す有馬フレンズ。
4裏にもノーヒットで1点を返しなんとか同点に追いついた神奈川。全国の壁は厚かった。そう簡単に破れるものではないことは、エースの滋賀Asonoくんの快投が物語っていた。神奈川は打てないのだった。主砲Yuiが打席に立つと一斉に外野がバック。ほとんどフェンスギリまでバックするのだが、どうにも打ち崩せない。
2:2の同点の拮抗した投手戦の状態が息苦しい。神奈川が追いついた側なので一時はテンション上がりこのままフレンズらしい一発が出て逆転するかと思ったけれど。
そのまま互いに譲らず7回終了、まさかの「特別延長」に突入なんである。
ご存知ノーアウト満塁からである。昨年から球児の怪我を鑑みて高校野球でもこれに近い試験的な試合をやったようだけれど、賛否両論のシステムだ。
8回両チームエースの球に球威がなくなってきたのは明らか。無理もない、この炎天下での完投、互いに100球前後に至っている。滋賀Mは押し出しで1得点。無死満塁を1点に抑えたのだ。しかし経験上これはよくあること。浮かれるにはまだ早い。
案の定その裏神奈川Fも1点のみなんである。ただしこの得点は5番Kohkiの安打からだ。僅かな光明が見えた。
9回またしても滋賀Mはスクイズ成功し加点したものの1点止まり。4:3。
こうなると俄然後攻がメンタル的に有利だ。
9裏神奈川Fは1点奪取し4:4の同点とする。尚も走者を3塁に置いてRuiの右前打で試合が決まったかに見えたが、ライトからの素晴らしい本塁送球でアウト。続く打席は2番Shohgo。
ツーエンツーからの高めのボールを振り抜いた打球は痛烈な白い糸を引いてレフト前へバウンド、三塁走者Kyohが生還したんである。一瞬の静寂ののちの大歓声。
シノギを削る延長戦を制し4:5で逆転勝利。
スタンドもベンチも湧きに湧く。
筆者はスコアブックをぶん投げてOhshiroコーチとハグし監督Satohと握手。狂喜乱舞であった。
しかし、落ち着いたところで相手応援団からエールをもらい、ここで我慢していた熱いものがこみ上げ本当に涙してしまった。見ると相手ベンチでは号泣している選手たちが何人もいた。
神宮の外はまだうだるような暑さと熱さ。
笑顔で握手するフレンズ関係者。宮前連盟からも応援に大勢かけつけてくれた。
そんな中、すぐ隣りでは物部少年野球団ナインはまだ涙がとまらない。地方から出て来た多くのチームは経済的にも本当に気の毒だと思う。初日に敗れれば無情にもすぐに故郷へ帰ることになる。
物部少年野球団が整列し監督や主将から言葉をもらった。
「フレンズさん、僕らの分も頑張って絶対優勝して下さい!」
思わずまた熱いものがこみあげてきて泣けてしまった。
でも下を向くことはない。君たちは滋賀代表として立派に闘った。それは敵味方関係なくそこにいた誰もが認めていることだ。勝敗はどちらに転んでも不思議ではない展開だった。胸を張って堂々と故郷へ帰って下さい。君たちにはその価値がある。
実に気持ちのいい楽しそうで紳士で礼儀正しいチームだった。
明日土曜もこの大会は続く。2回戦は町田市民球場だ。
今日、全国の壁をひとつ乗り越えた。
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有馬フレンズOB、宮前Queens、宮前区少年野球連盟のブログを通じた広報担当です。写真と文章のブログ、たまには個人的日々雑感も。
2015年8月5日水曜日
繋ぐメビウスの輪
いよいよ明後日、全国大会への切符にハサミが入れられ神宮の門をくぐることになる。
ここまで監督Satohがコーチとともに選手たちを良くまとめて、厳しい練習を貫いてきた。また6月頃からの上部大会が続き、超過密スケジュールを良い結果を残しながら、様々な経験をし今日に至ったことは、チームとしての宝だと思う。
過密スケジュール...。
他のチームではどうしているのだろうか。週の初めにフレンズ連絡網が流れてくると、フレンズスコアラー部では週末の各自の予定を鑑みて、誰がスコアが出来るかをスコアラーLINEで討議しちゃうのだ。このシステムは昨年筆者がOhmori部長に差配するよう命じて以来、順調に運用されているんである。皆仕事や私用で土日グランドに行けないことがあるため、互いにカバーしあってなんとか「繋いで」行く大変有用なものである。考えてみれば他のチームはスコアラーが特定の人に固定していることがほとんどなのだろうか?数年前のフレンズもスコアラーは筆者とKaneda顧問しかいなかった。筆者は商売柄土日予定は直近にならないと確定出来ないため、どうしても複数人の「保険」が必要なんであった。そんな経緯でもって現在に至るんである。今はそこそこ楽チンなんである、昔を思えば。
ただし、筆者がスコアラーをやればブログ写真はない。編集の手間がなくなるから時間がかからず良いのだけれど、反面文章のみでの勝負になるので、妙なプレッシャーがかかったりもするんである。
週末の連絡網は多くのチームでも採用しているであろう「らく連」
しかし文字と数字だけで連休3,4日分の文面が来ると、複雑怪奇でいっぺんには頭に入らないことが多くなる。そこで昨年、商売道具である図面を描くCADソフト、VectorWorksで予定表をビジュアル化、カレンダー的に作ってみたんである。昨年11月の連休のものがコレ。学年によって集合場所、時間が違ったり、遠征があったりで超フクザツなんである。
これをスコアラーLINEに流し保存すればいつでも一発で閲覧、理解出来るわけで。
そんでもって、今回の8月スケジュールなんである。全国高円宮賜杯と東京新聞旗県大会の予定を作ってみた。仕事も詰まっているし平日の試合もあるため筆者もこの予定通りにはスコアラーは出来ないと思うが、なんでもそうだけれど、不透明なまま当日を迎えることほど不安なことはないから、こうして予定を組んであるとチョー安心なんである。
興味のある方はこれを見て応援に来ていただけたら嬉しい。反面期待に添えない結果を呈してしまったら申し訳ないので、あまり大風呂敷を広げたくない気持ちもあるんである。
++++++++++
今日は全国大会へ向けた平練の最終日。仕事をしながらこの猛暑ゆえ、選手の体調ばかりが気になっていた。
そうこうしているうちに夕刻フレンズLINEに写真がアップされた。LINEピコピンの連鎖である。
必勝祈願。毎年正月、練習初めグランド開きの時にも行く、近隣の有馬神明社に赴いたようだ。正直、筆者は信仰心は篤(あつ)くないほうだけれど、こんな時はつい「神頼み」をしてしまう気持ちはある。
奇しくも開会式は明治神宮球場である。
神が存する宮へ行くわけだ。神繋がりということで....。
因にフレンズ野球のスローガンというかモットーというか、それは「全員で繋ぐ」野球なんである。
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ここまで監督Satohがコーチとともに選手たちを良くまとめて、厳しい練習を貫いてきた。また6月頃からの上部大会が続き、超過密スケジュールを良い結果を残しながら、様々な経験をし今日に至ったことは、チームとしての宝だと思う。
過密スケジュール...。
他のチームではどうしているのだろうか。週の初めにフレンズ連絡網が流れてくると、フレンズスコアラー部では週末の各自の予定を鑑みて、誰がスコアが出来るかをスコアラーLINEで討議しちゃうのだ。このシステムは昨年筆者がOhmori部長に差配するよう命じて以来、順調に運用されているんである。皆仕事や私用で土日グランドに行けないことがあるため、互いにカバーしあってなんとか「繋いで」行く大変有用なものである。考えてみれば他のチームはスコアラーが特定の人に固定していることがほとんどなのだろうか?数年前のフレンズもスコアラーは筆者とKaneda顧問しかいなかった。筆者は商売柄土日予定は直近にならないと確定出来ないため、どうしても複数人の「保険」が必要なんであった。そんな経緯でもって現在に至るんである。今はそこそこ楽チンなんである、昔を思えば。
ただし、筆者がスコアラーをやればブログ写真はない。編集の手間がなくなるから時間がかからず良いのだけれど、反面文章のみでの勝負になるので、妙なプレッシャーがかかったりもするんである。
週末の連絡網は多くのチームでも採用しているであろう「らく連」
しかし文字と数字だけで連休3,4日分の文面が来ると、複雑怪奇でいっぺんには頭に入らないことが多くなる。そこで昨年、商売道具である図面を描くCADソフト、VectorWorksで予定表をビジュアル化、カレンダー的に作ってみたんである。昨年11月の連休のものがコレ。学年によって集合場所、時間が違ったり、遠征があったりで超フクザツなんである。
これをスコアラーLINEに流し保存すればいつでも一発で閲覧、理解出来るわけで。
そんでもって、今回の8月スケジュールなんである。全国高円宮賜杯と東京新聞旗県大会の予定を作ってみた。仕事も詰まっているし平日の試合もあるため筆者もこの予定通りにはスコアラーは出来ないと思うが、なんでもそうだけれど、不透明なまま当日を迎えることほど不安なことはないから、こうして予定を組んであるとチョー安心なんである。
興味のある方はこれを見て応援に来ていただけたら嬉しい。反面期待に添えない結果を呈してしまったら申し訳ないので、あまり大風呂敷を広げたくない気持ちもあるんである。
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今日は全国大会へ向けた平練の最終日。仕事をしながらこの猛暑ゆえ、選手の体調ばかりが気になっていた。
そうこうしているうちに夕刻フレンズLINEに写真がアップされた。LINEピコピンの連鎖である。
必勝祈願。毎年正月、練習初めグランド開きの時にも行く、近隣の有馬神明社に赴いたようだ。正直、筆者は信仰心は篤(あつ)くないほうだけれど、こんな時はつい「神頼み」をしてしまう気持ちはある。
奇しくも開会式は明治神宮球場である。
神が存する宮へ行くわけだ。神繋がりということで....。
因にフレンズ野球のスローガンというかモットーというか、それは「全員で繋ぐ」野球なんである。
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負けることで学ぶこと
一気呵成に百花繚乱の3試合連続ブログアップを目指したい。子ども会川崎市大会、準決勝と決勝、更に有馬中学野球部の快挙なんである。
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等々力ドームでは有馬中学野球部の準決勝が開始されていた。しばらくこちらを観戦したのち、隣りの等々力スタジアムのフレンズ準決勝へ。VS麻生区千代ヶ丘戦。通称千代チャレ。戦場カメラマンの筆者外野から攻めてみた。折しも1回裏のフレンズの攻撃は先頭打者Rui。カメラを望遠で打席に合わせたとたんに、主将のバットが火を噴いたんである。レフトオーバーの長打コース、ヤツの脚ならば十分ランニングホームランもありと見て彼をレンズでベースごとに追いかける。炎天下を砂を蹴散らし韋駄天のごとくダイヤモンドを駆け巡る。チームに活気をもたらすホームランだった。やっぱり彼は「持っている」
2回には千代Cも長打攻勢に出て更に3得点で5:2と点差を広げる。
しかし、3回裏FはYuiがやってくれた。またしてもライトオーバーのランニングホームラン。こうなると打線が繋がり始めて止まらないのがフレンズ野球。ドカベン的大砲のHajimeにも長打が出て一挙9得点。先発Kyohもこの猛暑の中細い体で良く踏ん張った。
終わってみれば11:5でやっとフレンズらしい展開で勝てたんである。これで午後の決勝進出が決定した。
++++++++++++++++++
準決勝を勝ち抜いた有馬中学。その朗報に湧いた理由はもちろん、川崎市決勝進出が小中学共に地元有馬の2チームになったからだった。有中には筆者の息子も娘も通った学校なので思い入れも強いわけで。こんなに嬉しいことはない。息子は有中でピッチャーをやっていたが当時は弱かった。親も部活の試合を観戦に行くという慣習がなく、筆者はほとんど観ていない。もっともフレンズOBコーチのほうに現(うつつ)を抜かしていたせいもある。
フレンズOBの子らの他にもヤングやアリコのOBも健在。有馬中学校区は鷺沼・西有馬・有馬小の3校区からなるわけで。
東京新聞のTeshigawaraさん。いったいいつ休みを取っているんだろうか。今日もいろいろ談笑した。氏と話をしていて少年野球が好きでなければ出来ない仕事だということ知った。
※註:写真は準決勝と決勝のものが混在している。
さすがに中学野球である。小学生とはレベルが違うわけで。更には高校ともなれば何をか言わんやなんであるけれど。小学生との大きな違いは「スピードとパワー」であることは万人が認めるところであろうか。
フレンズ中学生予備軍も熱中症もどこ吹く風、先輩たちの応援を頑張る。先週フレンズを応援してくれた有中生に対するお返しである。おやおや、元気はつらつオロナミンC的にスタンドを跳躍して応援してる子が目に留まった。
「ちょっと写真撮っても良いかな?」と筆者。
「あっハイ」と彼。続けてニコニコしながら屈託ない笑顔で言った彼の言葉に驚いた。
「元ブルアロのYasumotoです。もしかしてブログに載っちゃうんですか?」
「おお〜載せちゃうぞ」
もしかして昨年まで宮前の南野川ブルーアローズにいてこのブログを読んでいてくれたのだろうか。それにしてもなんで筆者が「晴耕雨読」のブロガーだと知っていたのだろうか、不思議。
煙草休憩のため場外へ。そこではHirotoの母NatsukiがHaruと一緒にセミ捕りしていた。蝉に虫取り網を恐る恐る近づけてはやめて、近づけてはやめてを繰り返すこと数分間。完全に腰が引けている。蝉ごときにきゃんきゃんチョービビっていた。筆者最後に大爆笑(^-^)反面ちょっぴり可愛かったぞ。
1年生ながらレギュラーになったHayate君、Queens繋がりでHonamiの兄Yohdai君など逞しくなった中学生野球を見るのは楽しいものだ。男の子からちょっぴりオトコになりかけの思春期の中学野郎どもなんである。
結果は晴れて優勝。有中おめでとうとココロから祝福したい。監督はKojima先生。フレンズ30周年記念誌の折りには寄稿をいただいたことがある。当時は有中に赴任されて間もない頃だったと思う。寄稿文のタイトルは確か「少年野球があるから今の私があります」だったと記憶している。
+++++++++++++++
やっとFの決勝戦なんである。対するは強豪栗木ジャイアンツ。予断を許さない接戦が予想されるわけで。しかも全国的な猛暑の炎天下である。気象庁に是非提言したい。「猛暑日」よりももっと暑い時はなんと言うのだろうか。「酷暑日」というカテゴリーを新設して欲しいものだ。この日は正に選手や審判にとっては酷暑。
Iharaオヤジと双璧の応援団長Nakamuraオヤジのエールが球場にこだまする。
栗木Jは噂通りの打撃のチームだった。Fが1点先制するも4回にはKが2点奪取で逆転2:1。すかさずその裏Fの長打攻勢で3得点で逆転、2:4と湧き上がるF軍ベンチと応援団。今日もイケルぞ。中学応援団も白熱する。ありがとう。
主軸の3人にそれぞれ3塁打が出た。ことに3番Yuiの打席ではいわゆる「Yuiシフト」彼が打席に立つと相手守備陣は一斉に外野を下げる、これでもかと言うくらいに深い守りだ。ところがその最終ラインを凌駕する飛球を飛ばしてしまうYuiなんである。大人の球場ゆえに外野を突破されたらひとたまりもない。
しかし終盤全く同じことがFを襲うことになるんであった。
混戦の模様を写真で。
2:4とFリードの最終回表、Kが起死回生の2得点で4:4のイーブンに持ち込む。
体が溶けてしまいそうな炎天下、五臓六腑が燃えてしまうんではないかと思える、死闘激闘の末に同点でゲームセット。
今大会特別ルールはない。無情の抽選で雌雄を決するのであった。
Kはどこか期待感に満ちた表情に対して、Fの面々には悲壮感があった。祈るような気持ちでクジを引く。
筆者はカメラマン宮前連盟キャップを被ってその一部始終を目の当たりにした。顔に出してはいけない。責任者が主審にクジの結果を小さく耳打ちした。....『くりきじゃいあ......』
「ああ無情」ジャンバル・ジャンなんであった。
応援席ではおそらく分からないであろう。ベンチに戻った選手たちは声をあげて号泣する者、嗚咽をかみ殺し下を向く者、その下のコンクリートの床には熱い汗と熱い涙が点々と黒い染みをいくつも作っていた....。大人たちの悔しさの何倍もの悔しさがこの子たちの全身にあふれていた。筆者にはどこを探しても彼らに掛ける言葉が見つからなかった。
抽選は仕方がない。サッカーで言うPK合戦のようなものだ。抽選まで持ち込まれ、同点に追いつかれたことを反省しなければいけない。
しかし、筆者は思う。「負けたわけではない」胸を張れ。
今年は常勝軍団の名を欲しいままにここまで来たが、全国を直前にして今大会の悔しい涙は彼らを初心に戻らせて、新たなるパワーをその背中に宿らせたのではないかと思う。不安を抱えたままの全国という考え方ではなく、むしろ負けることで多くを学ぶとても良い経験をしたと、私は思いたい。ひと回り心が大きく成長してくれたのではないだろうか。
優勝の栗木ジャイアンツ。
準優勝のフレンズ。昨年の新人戦では準優勝でもやがて笑みがこぼれて大いにチーム全体が高揚感に包まれたものだが、今日は選手の表情は堅いまま。特に主将Ruiの表情はただならぬ気配があった。
有馬中学の表彰の面々。優勝おめでとう。来年からは中体連などのからみで、このとんでもなく歴史ある中学の部の大会は消滅となる。中学56年、小学生に至っては64年の歴史のある大会だ。昭和の歴史の長さと全く同じではないか。来年はFやその他の小学生を4649なんである。中学生は優勝旗、カップなどはそのまま返還せず譲り受けることになった。
最後は集合写真。「はい笑って〜」という母たちの声にも反応無し表情が堅い。笑う子はほとんどいない。親たちも交えての集合写真になるはずだったが、その親も気軽に入っていけないくらいのオーラがあった。
ファインダー越しに真っ黒な顔を夕陽に晒したそんなヤツらを見て、筆者は逆に頼もしいと思ったのだった。
この悔しさをバネに、いざ全国へ....。
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有馬フレンズOB、宮前Queens、宮前区少年野球連盟のブログを通じた広報担当です。写真と文章のブログ、たまには個人的日々雑感も。
2015年8月4日火曜日
瞬間の一葉
子ども会連盟川崎大会。結果はもうご存知の諸兄もあろうかと。しかし今日は写真編集だけで目一杯なんであった。準決勝、決勝、更に有馬中学野球部の試合も含めて膨大な編集作業。気が遠くなり暗い井戸の底に背中から墜ちてゆくくらいの感覚なんである。
なので本編はいずれとして、今日は決勝戦での一瞬の一枚だけを。
ランナーは三塁にKohkiを擁し打席は7番Kyoh。筆者はベンチ裏の通路からカメラを構えていた。点差からしてここはスクイズの可能性もあると思ったので、アングルをランナーも入るように引き気味にした。やはりそうだった。ファインダーの中でKyohが躍動した瞬間、シャッターを切ったんである。
結果はバッテリーがスクイズ警戒で外しすぎたのか、単に暴投なのかは分からないけれど、およそ高すぎるボール球が瞬時に唸りをあげて向かってくる。すでに本塁まで到達せんとするKohki。ボール球でもそれに食らいつこうとしてバットを片手で合わせに行き、跳躍一番体ごと舞うKyoh。
どんな球でもバントさせて転がすのがスクイズプレイだが、反面スクイズは、捕手も捕れないくらいのボール球ならば手を出してはいけないのがセオリー。下手に当てに行き空振りまたはフライになり三塁転送されゲッツーになっては、元も子もないからだ。しかし、Kyohの頭には僅差の緊迫したゲーム展開で、ここを決めねばという思いが強すぎたのだろう、思わずバットが出てしまった....。
大きく逸れたボールに食らいつこうとして、宙を舞うkyoh。野球技術論から言えばおそらく叱責を喰らうプレイだが、筆者はその一瞬の彼の真摯で前向きな気持ちを大切に思いたい。
結果は捕手も捕れないくらいの暴投、難なく三塁ランナーが帰還し得点に至ったのであった。その時の打者と走者の逼迫した心境、ひいては相手バッテリーの緊迫した心情に思いを馳せると、あとから写真を見て私は妙に感動してしまうんであった。
牛若丸のごとき跳躍、宙を舞うKyoh。
昨年の新人戦からフレンズの子らは驚くほど成長した。それは何よりも子どもたち、監督、コーチ、父母たちが一枚岩となって今日まで来た結果であろうと思うのであった。
大会試合結果はまたいずれなんである。
既に膨大な写真編集は終わっているので、若干気が楽だ。しかし昨日今日の写真編集は気が遠くなるほどだった。探査機ニューホライズンズが冥王星に到達するくらいに。
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なので本編はいずれとして、今日は決勝戦での一瞬の一枚だけを。
ランナーは三塁にKohkiを擁し打席は7番Kyoh。筆者はベンチ裏の通路からカメラを構えていた。点差からしてここはスクイズの可能性もあると思ったので、アングルをランナーも入るように引き気味にした。やはりそうだった。ファインダーの中でKyohが躍動した瞬間、シャッターを切ったんである。
結果はバッテリーがスクイズ警戒で外しすぎたのか、単に暴投なのかは分からないけれど、およそ高すぎるボール球が瞬時に唸りをあげて向かってくる。すでに本塁まで到達せんとするKohki。ボール球でもそれに食らいつこうとしてバットを片手で合わせに行き、跳躍一番体ごと舞うKyoh。
どんな球でもバントさせて転がすのがスクイズプレイだが、反面スクイズは、捕手も捕れないくらいのボール球ならば手を出してはいけないのがセオリー。下手に当てに行き空振りまたはフライになり三塁転送されゲッツーになっては、元も子もないからだ。しかし、Kyohの頭には僅差の緊迫したゲーム展開で、ここを決めねばという思いが強すぎたのだろう、思わずバットが出てしまった....。
大きく逸れたボールに食らいつこうとして、宙を舞うkyoh。野球技術論から言えばおそらく叱責を喰らうプレイだが、筆者はその一瞬の彼の真摯で前向きな気持ちを大切に思いたい。
結果は捕手も捕れないくらいの暴投、難なく三塁ランナーが帰還し得点に至ったのであった。その時の打者と走者の逼迫した心境、ひいては相手バッテリーの緊迫した心情に思いを馳せると、あとから写真を見て私は妙に感動してしまうんであった。
牛若丸のごとき跳躍、宙を舞うKyoh。
昨年の新人戦からフレンズの子らは驚くほど成長した。それは何よりも子どもたち、監督、コーチ、父母たちが一枚岩となって今日まで来た結果であろうと思うのであった。
大会試合結果はまたいずれなんである。
既に膨大な写真編集は終わっているので、若干気が楽だ。しかし昨日今日の写真編集は気が遠くなるほどだった。探査機ニューホライズンズが冥王星に到達するくらいに。
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