2012年11月10日土曜日

Queens〜姫たちのキセキ

奇跡とは2度起きたらすでに奇跡とは言えない。2度めは必然となり得る。少女野球Queensの姫たち、指導者、父母、多くの連盟の支援が、ひとつ岩となり成し得た今年ふたつめの優勝のキセキ、軌跡である。

川崎市少年野球連盟の秋季大会。この大きな大会を控えてフレンズBチームとの練習試合をやった。Kasahara代表からの依頼要請であった。翌日本番を迎える大事な練習試合である。これは以前小ブログでも書いたように、フレンズのあまりの不甲斐なさもあったけれど、Queensの打力が超爆発した試合でもあった。フレンズには忸怩たる思いもあったけれど、同時にQにはこれだけ打てれば間違いないぞ、と思ったものである。

いよいよ開幕。初戦は高津ドリームス。
先頭打者がヒットで出塁することは、野球の試合においてワクワクするものもののひとつである。それを主将のSuzukaは、初回先頭打者でなんとランニングホームランをやってのけたのであった。イチロー顔負けである。守ってはMisakiの超美技=ファインプレーで初回からいきなり波に乗ったQueens軍団。猛打爆発、打って走ってまた打って!終わってみれば19:6の圧勝である。Mochidaコーチの気持ちのこもったノックの集大成でもある。

決戦までの週はバンバン平練をやった。バン・ヘーレンなんちって。宮前5年生連合と合同練習である。Abeちゃんこと松風Abeさん、QのYamamotoさん、ヤングのTakahashiさんたちが率いる連合チームで、のちに同時優勝の栄冠を手にしている。これだけ気合いを入れれば結果は自ずと付いて来るというものだ。女の子だってヤルときゃあヤルんだかんな。

いよいよ決勝戦。対するは中原ルーキーズ。
初回に四球を選んだキャプテンSuzuka。すかさず2盗。次打者Hinataが監督のサインどおり、(いつも練習でやっているとおりだ)、きっちり送りバントを決めて一死3塁。Reonaの三塁線ゴロが一塁手へ送球の間、Suzukaは三塁手が送球体勢に入るやいなやスタートを切り果敢に本塁を攻めて見事生還。先制点1点をもぎ取った。その裏。投手がまれに三者三振を奪うことは、野球の試合においてワクワクするものもののひとつである。それをエースのReonaは、初回の3打者を相手にやってのけたのであった。これで調子に乗らないわけがない。2回、3回と2得点ずつ加点し5:0の快勝ペース。4回に2失点するも、最終回には相手を突き放す貴重なスクイズでの追加点。その裏相手も粘って1点返されたが、Koshimizu監督が効果的なタイムの要請。最後の打者を見事三振に切って取り6:3で勝利。
今年2度目の優勝という冠を手にした。

相手にエールを送って....そして....
みんなやりたかったし、大人もこれが見たかった、帽子投げ!
母たちは感動のあまりみな涙、涙。男たちも人知れずこみ上げる熱いものを抑えることができなかった。

試合後Murataコーチからびっくりサプライズ。「Queens優勝おめでとう!」の文字が入ったケーキのプレゼント。女子にとってのケーキは別腹の代名詞である。Murataコーチもオンナゴコロをくすぐる術(すべ)を熟知しているわけで。伊達に赤いフレームの眼鏡をかけているのではないのだ。

表彰式、閉会式終了後、東京新聞・タウンニュース・ケーブルTVのインタビューを主将のSuzukaが受ける。ヒーローインタビューに続き、勝利監督Koshimizuさんもマスコミの取材を受けちゃうのだった。ケーブルTVでの放映は12月である。神奈川県下のみならず、全世界に放映公開したいくらいのものだが、顔の広いKasahara代表ならきっと出来ることであろう。
場所をJAに移して祝勝会。連盟Souma会長からも「本当にいい試合だった」とお誉めの言葉。主役の子どもも周りで支えている大人もみな笑顔の祝勝会。優勝カップにシャンパンを注いで皆で飲むシーンもあったりして。

指導者・父母・連盟関係の支援者etc。
俺たちオトナは子どもらのこんな素直な笑顔と、オトナ同士の垣根を越えた素敵な笑い顔が見たくてこうして野球に関わっているんである。野球が好き以前にこれがあるから続けていられるに違いない。それを再認識してしまうT広報部長であった。

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さて、ここからは余談。
ヘビロテ読者はもうお気づきのはず。
「アンタ、Queensの試合行ってないだろう!?」と。なんで観戦したかのように書いてるのか?と。嘘八百並べるのもいい加減にしなよ、と。
皆の者、早まるでない。
Queens広報部長の最低限の仕事として、たとえ仕事で観戦できなかったとしても、広報活動は責務であり欠かせない業務である。従って試合速報結果を聞いたときから、誰かにお願いして経過を教えてもらおうと画策していたんである。
ところがアクションを起こす前に、スコアラーのYamaguchi母からメールが来た。試合内容と写真の数々。おそらくはKasaharaさんの差し金かと想像す。ふたりとも流石、りゅうせき、流れ石である。写真は携帯写メとFuuko父がデジイチで撮ったもの。文面はYamaguchiさんからの報告文。これに筆者が天ぷら粉と片栗粉とコーンスターチをまぶして衣をつけて揚げてふくらまして書いたのが上の文面である。但しいちジャーナリストとして誓って言うけれど、多少の脚色はあるけれど嘘は書いてない。感情的な描写部分は筆者の想像が含まれるが、決して間違ってはいないはずである。(アンタいつからジャーナリストになったの?というツッコミはこの際受け付けないんである)

最後にYamaguchi母のメール文面を一部そのまま載せてしまいたい。これ以上の名文は筆者には書けないし、またこれを脚色して文章を変換することは不遜に値すると判断したからである。以下、そのまま引用。

この大会は、皆が自分の出来ることを頑張っていました。
ほとんど、ミスもありませんでした。今まで打てなかった選手が、打てるようになったり、走塁に自信のなかった選手が、真剣に次の塁をねらっていたり、ベンチで何をしていいか分からなかったチビッコ達も応援歌を一生懸命歌っていたり、四死球の多かったピッチャーが締まったピッチングをしたりと…本当に1試合毎に成長していったように思います。」.......。

Queens優勝、おめでとう!
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2012年11月8日木曜日

自転車操業

「最後から2番目の恋」ならぬ「最悪から2番目の日」昨日のコトの顛末である。

月曜夜にクライアントから19枚の依頼PDF。電話で話をしてとりあえず火曜夕方まで4枚分を受諾。PDFを精査し、これなら今から夜中にやるよりは、早起きして仕事にかかればなんとか火曜夕方までいけるかなと。1時に寝て6時に起き、7時からやるか....。Macの電源を落し寝た...つもりだった。しかしこんな日に限って眠れないものである。1時間おきくらいに目が覚めてかなわない。
30分寝坊しちゃって、ずるんと重い体を引きづり起床。澱んだ頭でくわえ煙草。映画「オールザットジャズ」のような気分。TVのリモコンをぷちっ...。

「んんん?」

何度押してもTVが反応しない。おっかしいなあ。今日は曇りで薄暗い。仕事部屋の照明のスイッチをぱちっ....。

「んんん?」

何度パチパチしても一向に点灯する気配なし。
ははあ、停電だな。昔と違い停電なんて滅多にあるものではないけれど、全くないこともないわけでと、得心す。すかさず薄暗い外の風景をチェック。おお、こんな暗いのに灯りが灯っているのは1,2個。やっぱそうか停電か。信号やセブンイレブンだけは正常に電気が通じているようだ。震災後インフラが進み自家発電してるからだろう。
配偶者に訊いてみるとやはり起きたときから家中の電気がつかないらしい。
すかさず分電盤をチェックするも復旧せず。どうあがいてもブレーカーはONにならない。
愕然である。照明も炊飯器も洗面台照明もウォシュレットもTVもつかなくていいから、どうかMacだけは起動して欲しいと思っても、当然無理である。

いつものクセですぐさまネットで情報収集しようと思った自分がアホである。ならばと携帯でネットに繋ぎ災害地震停電情報サイトを検索。「今日の神奈川県の降水確率は...」なんてのんびりムード。思い直しワンセグでTV各局を見てみるけれど、速報を流しているところはどこもない。しかし遠く有馬中学校の校舎を見ても電気はついてないし。
メールしてみた。
「こっち停電してるみたいだけど、そっちはど〜お?」
「いや、普通にしてるよ。パソコン使ってるし」

えっ!?うちだけかい!

速攻、東京電力の緊急番号に電話。1時間後に到着。簡単に復旧を期待していたらあにはからんや。家中の家電製品をコンセントから抜き、漏電検査に1時間を費やす。挙げ句、家電品の漏電ではないようです。これ以上の調査や復旧工事はうちでは出来ませんので、電気工事会社へ頼んでみて下さい....。トホホ。震災後のバッシングもあってか、応対は丁寧親切で良かったのだが東京電力の守備範囲はそんなものなのか。

新聞を読み切りやることないので再度メールする。この時はまだ安穏としていたんである。
「....というわけで、仕方ないからMacとカセットコンロをUSBケーブルで繋いで、なんとかガスの力で起動しようと思う」
「そんな時は自転車に繋いでみれば?電力確保出来るかも。うちはいつもそうしてるから」
「おっ、その手があったかあ!早速試してみるよ」
Macと駐輪場に置いてある自転車をLANケーブルで繋いでみる。.....(^^)

しかし、幸運にも東電の検査で数個あるブレーカーのうち1個を除き電源が復旧。台所やリビングなどは正常に機能した。しかし運悪く仕事部屋はいまだ暗中模索。リビングのコンセントから延長ケーブル長短5本を繋ぎ、やっとMacを起動できた。暗い部屋で少し仕事を開始。

マンションの管理会社へTEL。事情を話すと「最悪壁をこわして調査かもしれませんねえ」冗談も休み休み言って欲しいものである。すぐにメンテナンス部隊を手配してくれたけれど、作業着の3人の猛者(もさ)がドカドカやってきたのは夕方5時。

ここからが長い。暗い中、仕事部屋、寝室、洗面トイレ浴室、玄関の全ての照明とコンセントプレートを外して検査。1個1個外して検査し反応があったらそこの回線がショートしてる原因とのこと。犯人探しにやっきとなる。全く仕事にならんのでクライアントにはゴメンナサイのメール。明日の朝までにはなんとか図面を送りますと。

真っ暗な部屋で自転車をこぎこぎ電気が溜まったところで、Macに向かい細々と仕事する。近くでは「おい、そっちどうよ?外してみて。」「こっちは異常ないね」「こいつが怪しいなあ」「ん....違うなあ」膠着状態。だんだん連中も疲労困憊の表情に。こんな中ではこちらも仕事が進捗するはずもなく遅々として進まず。

夜9時頃、突然仕事部屋の照明がついた!
犯人が特定出来たようだ。照明とコンセントに集中していたけれど、犯人は意外な人物であったんである。浴室の換気扇の野郎がチマチマ、ショートしていたんであった。
猿が道具を使い、火をおこすようになったのを人間の起源とする学説を思い出した。納得。文明を持つヒトであることを再認識。こんなに光が燦々(さんさん)と目に眩しく素敵に輝いて見えたことはない。

夜10時ころから本格的に仕事する。水曜朝ほんのり空が明るみ始めた頃にクライアントへ無事メール送信。入浴時に自転車をこいで灯りをつけずに済んだのは言うまでもないが、
この日は正に自転車操業。

そんなこんなでブログネタの野球がらみはもう少し先になるのであった(^^)
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2012年11月5日月曜日

「ハイッ!」

ひっさびさの野球ブログと相成った。およそ一ヶ月くらいはまともにフレンズに参加出来てなかったわけで。しかし今回もスコアラーはMitsuyo女史にお願いすることに。

南部リーグBである。対するは松風スラッガーズ。うちのBはやたら元気がいい。Bチームならではの凡ミスや技術不足はたくさんあるものの、それを補って余りある勢いがあるんである。先発はBの不動のエースMamoru。3失点のみの好投、特筆は打者27人に対して四球が初回の1個のみである。他にもMitsuyoスコアブックを睥睨すると打撃面では、いわゆるメジャーで言うマルチヒットを凌駕する本数を打っているじゃないか。Benの5打数4安打を筆頭にYuiの5の3、Hiroの4の3...。ベストプレイヤーはこの4人にあげよう。筆者はスコアラーをやっておらず「木を見て森を見ず」状態で途中からカメラマンしかやっていないので、スコアブックから判断するしかないんである。逆に言えば感情や思い入れが入ることなくデジタルに選出することになるわけだ。
結果は強豪スラッガーズに16:3の快勝、いや圧勝であった。

終了後はすかさずAチームの対戦。ベンチスタッフも入れ替わる。Urabeさんもいる。
試合前トイレの帰りだろうか、とっとこ向こうから小走りに走ってくる子がいた。
松風Higoさんの息子愛称ポークビッツことHigoちゃんである。筆者...
「おうっ!Higoちゃん元気か?」
彼は筆者のことなど知らないはずだ。フレンズのヒゲのおっさんくらいの認識だろうか。
ところが。
小走りの歩をピタリと止めて気をつけの姿勢、すぐさま帽子をとり、
「ハイッ!」
「次の試合頑張れよ〜」
「ハイッ!」
タタタタタ....。実に気持ちのいい少年である。連盟のオトナたちにも人気のある所以であろう。こんな挨拶が出来る子はうちに何人いるだろうか。
試合開始。
主審はなんと通称「Abeちゃん」ことAbeさんであった。秋の5年生連合の監督として優勝の栄冠を勝ち取った方なんである。畏れ多くも名将の呼び声高いAbeさんに主審をやってもらえるとは。

南部リーグは、勝ち負けも大事であるが6年生の数少なくなった試合機会を少しでも多く持ち、卒業生を気持ちよく送り出してあげようという主旨で始まったリーグである。発起人は野川レッドパワーズ。ということで今大会は普段のポジション関係なく、極力6年生に投げさせる暗黙のルールがある。打順も1,2,3番と並べ投手もShouya、Kouta、Takumiの豪華投手リレーである。

松風スコアラーはTawaraさん。以前スコアのことで貴重なご意見をいただいたこともある。訊けばまだスコアラー1年目だったとのこと。試合後わざわざ挨拶に来ていただいた。うちのスコア集計のExcelを存分に使っていただいてるとのこと。息子さんのYawaraちゃん...じゃない、Tawaraちゃんはトップバッターでファーストである。
終盤ショートだったHigoちゃんが満を持してピッチャーに登板。何ヶ月ぶりかで見る彼の投球には驚いた。全身のバネを使った速球のなんと速いこと。球速253kmは出ているだろうか(^^)時折捕手もミットを弾いて捕れないくらいだった。おそらくこれを捕球出来るのは元ヤクルトの古田敦也か、元巨人の伴宙太くらいではなかろうかってもんだ。

結果は9:1の惨敗。
しかし惨敗でも惜敗でも、圧勝でも快勝でも、さらには試合なんて、いや練習すらない
日でもフレンズオヤジどもは飲み会を開催し、意気盛んに盛りあがっちゃうんであることは言うまでもない。筆者も土曜は久々にテンション高く飲んでしまった。
この日に得た素敵な「オトコの話」はまた日を改めて書いてみたい。
ブログタイトルだけは浮かんでいるのだ。
「有馬のマドンナ」または「ありゃま!まあ、どんな?」....奥様方も必見である。

但しこれの前に書かねばならぬネタもある。今日日曜の南部リーグ鷺沼ヤングホークスBとの試合や、「宮前Queens優勝のキセキ」とかとか。
期待しないで待っててね(^^)
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2012年11月3日土曜日

オトナの恋


朝からまたもMacと格闘。以下、筆者=T
T=「なになに、SSDとSDとFSHの検証と修正かい。全くデータがバラバラじゃんかよ」
粛々と仕事をこなしてあっという間に夕方。
あれ?、やっべ、明日は何曜日だっけ?もしかして土曜日?南部リーグA.Bの試合があったはずだ。スコアどうしよう。行けるかどうかビミョーなんである。

ナイスタイミングでフレンズMITSUYO女史からメール。
「明日、Tさん試合来れますか?」
T=「ビミョーなんで出来ればスコアラーお願い!」とメール。

「でもって、なになに、FSHの総ワイドがみな違うじゃん。全部修正かよ、参ったな」

QのYamaguchi母からメール。
「これはMurataコーチから優勝のお祝いでいただいたケーキです」=※冒頭の写真
Queensの秋季優勝ブログを書くにあたって、写真をもらう予定なんであった。写真の容量が大きいので数回に渡って送ってもらう約束である。
T=「仕事しながらメールも起ち上げているので、バンバン送って下さい!」とメール。

「なになに、PB12.5tをあと55mm移動しないと納まらないじゃん」

ベンチスタッフにも明日のスコアラーの件、メールしとくか。
「Tです。明日も行けないかも....よってMitsuyoさんにスコアラーをお願いし....」
そう言えば昨日久々に松風スラッガーズのHigoさんからメールをもらった。
「いつもブログ楽しく拝見してます。土曜の南部リーグ、フレンズさんとの対戦楽しみにしてたんですが、結婚式参列で行けません.....」
T=「それは残念。ポークビッツ君の投球楽しみにしてます....」

「なになに....ざけんなよ、これじゃあ、納まんないじゃん。新しく壁を形成しろってか」

ベンチスタッフの29番Suekiコーチからメール。いつも気持ちよくクイックレスポンスで返信が返ってくるんである。
「お疲れさまです。スコアラーの件了解しました。スコアブックは....」

「なになに....このPDF寸法が見えねえじゃん。」ローガンキョーの出番である。

QのYamaguchiさんから怒濤のラッセル車のように次々メール。こちらも気持ちよくサクサク受け取る。

配偶者から電話あり。
「やっと明日のバザーの準備終わったんだけど、前祝いということでこれから一杯行くので....明日もバザー終わったら打ち上げがあると思うんで...今日明日の晩ごはんはパス....」
T=「おっ、了解、わかった」......毎度のことなので問題なし。今は全然食欲ないし。

「あんだって?平面図600mmがなんで詳細図は760mmなんだよ」

この件でクライアントに電話し打合、30分間。
電話を切るといつものように迷惑メールの着信あり。
「堀北麻美です。メールしてるのにどうして返信くれないの?」だの、
「あなたさまの口座に3,000万円の振込準備が整いました」だの....。すでに筆者にとっては空気と同様の存在。いつまでもふざけてろってんだ。

やっと腹へった。区切りのいいところで晩めしにすっか。そばを茹でてTVをつける。

フジTV「最後から二番目の恋」
中井貴一芝居うまいねえ、キョンキョン歳とってもますますいいオンナだなあ〜。
連ドラも良かったし、このスペシャルもものすごく楽しみにしていたドラマなんである。年齢的に等身大に感じられるドラマなのでね。満室のホテルを転々としつつ、劇中、車の中での会話...
キョンキョン「...で、いつまで大丈夫なんですか?」
中井「あっ、あ〜、まだあともう少しは大丈夫ですよ」
キョンキョン「その時が来たら言って下さいね」
中井「はい。その時はよろしくお願いします。あはは」
キョンキョン「はい、こちらこそ、お願いします。あはは」
恋のプロセスを楽しめるようになったらオトナなんである。
俺はいつまで「大丈夫」なのだろうか?俺は果たしてオトナになったんだろうか?
おっとヤバイ、こんなことを書いてはいけないんである。ましてやこのドラマを観てない人にはなんのことやら理解出来ないであろうしね(^^)

Macに戻り仕事の仕上げとクライアントへメール。
忙しく錯綜するメールの晩。珍しくないし、嫌いじゃないし。
明日もMacとねんごろの日々が続く。
でも、明日はちょっとだけ久々グランドに顔を出せそうだ。
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2012年10月29日月曜日

レコードの記憶

娘が嫁いで行き、残された原付バイクを週末グランドへ行くのに使っている。YAMAHAのビーノだ。「タイヤが悲鳴を上げる」という言い回しがあるけれど、こいつはもう悲鳴すら出せないほど疲弊しきっているんである。後輪のバブルが弾けて...じゃない、バルブがイカレて空気が漏れ続けぺちゃんこ状態に加え、タイヤの表面はガギガギに割れてしまっている。まるで沖縄の87歳の海人の老人の顔に刻まれた深い皺のように。ちょっとスピードを出しただけでケツが左右にぷるんぷるん振れるのなんのって、危険なことこの上なし。今日お台場での打合がキャンセルになったので、都筑区のバイク屋プログレスというところへ行ってきた。あともう少しだけ生きていたいので時速20Kmの超安全運転。姫も従順に安定走行。

タイヤを新品に変えただけでこうも違うのだろうか。40代半ばの中年女性が、去年短大を卒業したばかりですって感じに変身しちゃうんである。ちょっぴりルンルン気分になりその勢いで有馬のTSUTAYAへ爆走。

仕事中はJ-WAVEを聴きそれも飽きると家中のCDを引っ張り出して....云々は先日書いたとおり。そのCDにも飽きてしまう今日このごろであって。これからまだ忙しいのは続きそうなので、スキを見て「レコードを買いに」行ったのである。正確にはCDであってレコードではないけれど。

クラシック音楽は興味はあるものの、のめり込むほどではない。しかし仕事中にかけているとすこぶる調子が良いのだ。歌詞のある曲と違い、純粋な楽器だけの音が右耳から入り脳の中で撹拌咀嚼することなく左耳へするっと抜けていくからである。疲れた脳みそを富士山麓の水またはボルヴィックで洗い流したような感覚。全くの素人なのでこれをチョイス。「ベスト・オブ・ベスト ザ・クラシック」なんとCD4枚組5時間80曲収録で750円なり。棚をあちこち探したけれど見つからなかったのはヤナーチェックの「シンフォニエッタ」
少し古い話になるけれど村上春樹ファンなら分りますね?「1Q84」で爆発的に有名になったアレである。

もう一枚はクラプトンの「BALLADS」
もっと古い話になるけれど、30代の若造だったころ会社の先輩に連れて行かれた六本木のクラブ。外人生バンドが入っていて演奏していたのはクラプトン。何曲か聞き慣れた曲のあとに「ん?!」と思った。知らない曲であった。周りの綺麗な女の子なんか目にも入らず(ちょとだけ気になる子はいたけれど)ごっそり聴き入ってしまったのであった。隣りの女の子に訊いた。「これなんて曲?」
「Wonderful Tonight」
当時子どもが小さかったせいもあり、クラプトンの「Tears In Heaven」を聴いて涙したこともあったから、エリック・クラプトンにはことのほか想い出があったんである。

更に奮発して買ってしまったのはエルトン・ジョンのアルバム「GOOBYE YELLOW BRICK ROAD」昔のブログにも書いたような記憶がある。70年代米国ヒットチャートの常連と言えば...ビージーズ、カーペンターズ、オリビアニュートンジョン、イーグルス、バリーマニロウ、ローリングストーンズ、リンダロンシュタット、ダイアナロス、ドナサマー、スティービーワンダー、そしてエルトン・ジョン。
うんと古い話になるけれど、中学時代にトリップする。
中3の冬、皆受験勉強に勤しんでいた頃。当時の音楽教師は山形ではちょっと有名な人で交響楽団の指揮者もやっていた人。高橋先生、お元気ですか。ある日先生がこう言った。「来週の音楽の時間にはみんな自分の好きなレコードを持参して来るように」
その当日。「今日は音楽の授業は無し。受験があるので自習してよし。持ってきたレコードを自由にかけていいぞ」
粋なはからいとはこのこと。音楽教室のレコードプレイヤーに思い思いの曲をかける俺ら生徒たち。レコードプレイヤーなんて全家庭に必ずしもあったとは限らない時代である。
持ってきたのは10数人くらいであったろうか。筆者が持参したのが先のシングル盤「GOOBYE YELLOW BRICK ROAD」なんであった。

レコードは記録。記憶はメモリー。
でもレコードにもそれぞれの「記憶」があるのであった。

アドレス変えました!ヨロシクね

数年前、周りの友人・先輩・後輩・上司・部下・おっさんからおばさんまで、よく聞かされたのが「携帯の迷惑メール」である。当時は筆者の携帯には全く来た経験がなかったので「へぇ〜、凄いねえ」で終わったものだった。対岸の火事を見るごとく全くの他人ごとなんである。

ところが今年になってぐわんぐわん嵐のように来たんである。
誓って言う。携帯でヘンなサイトに行ったりしてないのにだ。
行ってないと思う。確か見てないはずだ。おそらく、たぶん、約束は出来ないけれど...。
参った。メールは受け取るほうも金を払うシステムであるが、いくらパケホでも腹が立つ。以前のブログにも書いたのだけれど、全くどうしようもない始末。

このところ忙しく仕事をしている最中に「カキコキカンカン〜♪カキコキカンカン〜♪」と来るわけだ。Macの画面から目を離さず無意識のうちに左手で携帯のストップボタンを押しメロディーを止める。いっそ電源切りたいけれど大事な電話やメールがあると困るわけで。夜中に寝てるあいだ、じゃんじゃん来るのには参った。目が覚めるではないかっつーの。以来、寝る前に電源を切り朝起きてから電源をONするようになった。ピーク時には一晩で70件来ていたことも。Docomoのサイトを調べあげて特定のアドレスを弾く方法もあったけれど、筆者の携帯ではそのツールが利用出来ないようだ。

さて「迷惑メール」なるものを知らない読者へ。こんなタイトルでメールが来るのである。タイトルを見ただけで本文を開かずにまとめて削除するので、内容はほぼ見ないが推して知るべし。

「新垣静絵様よりご入金のお知らせがありました。今すぐコチラへアクセスして.....」
※新垣静絵って誰よ。
「恵里です。我慢できずに近くまで来ちゃったよん。どこへ行けばいいかな....」
※恵里なんて筆者の知り合いにはいないぞ。
「会員様へ。1,000万円のご入金準備が整いました。つきましては下記アドレスへ.....」
※笑わせんなっつーの。
「当サイトの女性特別会員の三村美香様があなた様をご指名です.....」
※もうドラフト会議は終わったぜ。
「おめでとうございます!懸賞金1億円が当たりました。早速あなた様の口座へお振込....」
※それは良かった。さっさと振り込んでちょ。
「亜美だよ。先日はごちそうさまでした。もし良かったら今度また...」
※だったら今度はおごってくれや。
「29歳主婦です。主人がEDで私、夜はこんなに....」
※おいおい、あんたら夫婦どんだけ年齢差があんのよ。
「抜け毛若はげの方に朗報!一週間でなんとフサフサの髪が....」
※なんで俺のこと知ってんのよ。
「どうして返信くれないの!もういい加減にして!でないとアタシ....」
※だからどーした?
「○○の○○がこんなに○○して○○はもう...」
※ここでは絶対書けないようなものがあらん限りの手練手管。

こんなんがどっさり来るのである。思い出しながら書いているのであるが、今これを書いてるあいだにも5件来ている。内容は上記と似たりよったり。
過去に思わず開いてしまったメールもある。
こんな迷惑メールを着信拒否にしたいと思うのは当然の成り行きであって。
そしたらこんなのが来た。
「迷惑メールを配信拒否したい方は是非このアドレスへアクセスして....」
敵もさるもの巧妙な技を使ってきやがったんである。
もうひとつはコレ。
「アドレス変えました!登録ヨロシクです」
これにも引っかかった。現実にたまにあるからだ。誰だろうと思い開いてみると例によって知らない女性名。クソッ。
全くの偶然でこれのあとに来たメールがある。

「西です。アドレス変えました」
ん!?西と言えばフレンズのNishiさんともう一人熊本にも知り合いがいる。
開いて見たらホンモノだった。危ねえ〜!勢いで削除するところだったぞい。

もう、早くiPhoneに変えたいのであるが、忙しくてそれどころではないわけで。
さて今日日曜は早めに仕事が終わったので、こんなブログの駄文を書いてしまったんであるが、これからTSUTAYAディスカスで借りっぱなしだった「ノルウェイの森」を観ちゃうかな。評判はかなり悪いようだけれど。松山ケンイチは好きだが菊地凛子は好きじゃない。
「主演男優が良くても助演女優が良くない映画はダメで、主演女優が良ければ助演男優が良くなくても観れる」というのが筆者の経験的持論なんである。
ではでは(^^)

2012年10月28日日曜日

長期戦線離脱

「長期戦線離脱」なんである。ここ一ヶ月ほどまともに休めてないし、従ってフレンズにも仕事の合間にスコアラーをやる程度で、練習参加などはもっての他。昨晩23時にクライアントからかかってきた電話はこんな感じ....。

「.....なので、St.1.6tボンデメラ焼きとSUS.バイブレーション1.5tの切り返しのチリは0.1mmなのでここで見切って仕上を変えていいですかね?」「....ああ、そうしましょうか。或いはSt.40角の後ろに38角×1.6tのStパイプを抱かせて、見込み38のダンチをつけて2mmのチリでもいいですよね」「わかりました。通路巾は1,156.8mmを1,200mmにするために、Gケースの前面を50mmセットバックするんですよね」「はい。それで先ほど送ったPDFの7枚目ですが....」

どの業界にも専門用語やらなんやらあるわけで。
こんな会話やメールが深夜に飛び交う中、普段はJ-WAVEを流しているのだけれど、特に深夜などは「EXILE/キャッチーベスト」やら「山下達郎/トレジャーズ」やら「ビートルズ1」やら「LADY GAGA BORN THIS WAY」やら「ドヴォルザーク/交響曲第九番ホ短調作品95新世界より」やら....とにかく家中のCDやMAC内のiTunesの音楽を総動員し終日ぐちゃぐちゃに再生しまくって仕事しているんである。もう頭の中もぐちゃぐちゃだからこれでいいのだ。ヘビーローテはエルトン・ジョン。

そんなこんなの今日の夕方。またメールと電話あり。
似たような会話をしつつ、今日中にアップしてメールしなきゃだ。
するとまた電話が...。
「えっへっへっへっ〜(^^)Tさん元気してますかあ?忙しいのはブログ見て知ってんですけど、たまには息抜きで一杯どーっスか」...
フレンズのInoueオヤジからである。2,3日前なら即答「ムリッ!」であったけれど、今日は微妙な状勢。20時までに仕事終えたら行けるかもなんて、愛すべきフレンズオヤジどもの笑顔を思いつつ速攻仕事を片す。クライアントにメール。

「...原図のSt.框巾33mmより本体の枠が3mm落ちになっていたのでこれを遵守し、33を47mmに変更、但しTOPの枠は33mmのまま天井造作を優先させました。更に地板の硫化イブシ塗装のSt.1.5tは....」なんて。

持つべきは友。
だいぶ遅れて参加しちゃった。みんな笑顔で出迎えてくれて遅ればせながら乾杯。
毎度ながら真剣野球の話から、世間話、経済問題から対中国韓国問題、沖縄米軍基地、オスプレイ問題からハタマタ、野郎飲み会お定まりのY談まで延々と。(Y談については個人情報保護法案を鑑み、ここでつまびらかにすることは、とりもなおさず法に抵触するゆえ開陳出来ないのである)

おっと久々にテンション上がってしまいとりとめもなく徒然草的文章。
明日日曜もみっちり仕事である。
今日は世俗の垢にちょっとまみれて楽しい夜であった。
ちゃんと少年野球のブログを書けるのはいつのことやら....。
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