既に多くの方がご存じだろうか、TVやYouTube、新聞マスコミなどで取り上げられている滋賀県の多賀少年野球クラブ。全国大会出場多数、成績もトップクラスの結果を出し続けている、超有名な少年野球チームなんである。特筆は高円宮賜杯全国学童軟式野球大会の常連で、2018,2019年には2連覇まで果たしている。さぞかし日ごろ厳しい練習で...ではないところが素晴らしく、マスコミでも取り上げる最大の理由がそれであろう。「勝つために楽しく野球をやる」...楽しくやっていると自然と強くなる、が自論のTsuji監督。かつては御多分に洩れず厳しい野球の監督だったが、ある時を境に180度方針を変えた。ただ楽しくやるのではない。そこにはある法則があって指導しているそうである。そこが他者には簡単に真似ができないのだろう。筆者はHPと何本かの動画と朝日新聞記事を読んだ。「楽しい」の練習もする。「最初はグー、ジャンケンぽんっ」「イエーーーーい!!!」強い野球と楽しい野球の両立を具現化している数少ない稀有なチームだろうか。大人の怒号と罵声は厳禁、子どもに考えさせる野球である。
さて、前置きが長くなった。2023年今年も多賀さんは高円宮杯に出場。ではなぜこのブログに登場するのか?宿舎は溝口の某ホテル。近くのチームとの練習試合をSNSで希望したところ、宮少連事務局Fujisawaさんが反応し、今日の第一公園での試合実現となったんである。既に20チームくらいからオファーがあったそうだ。それだけでも凄い!まずは多賀少年野球クラブVS宮前クラブ。宮前はまだベストメンバーではないものの、主力選手が戻ってきた。ジャイアンツJr選出のSekiくんの大きな背中の10番が頼もしい。写真中心にて。
宮前攻撃の時に痛烈な三塁線ゴロ、明らかにファウルだったが多賀のサードくんは頭から横っ飛びで食らいつく。試合前に怪我したらどーすんの?って心配をよそに平然としている。またキャッチャーフライの守備範囲でも三塁手が猛ダッシュする。全てのプレーにワクワクしちゃう多賀ナインである。試合は初回裏宮前が1点先制のまま中盤へ。4回表には多賀も1点を返し1:1とする。事前のアナウンスもあって、宮前の多くの他チームも観戦に訪れていた。
以下は筆者と連盟関係者の複数人の感想。体格では宮前の方が大きいが、多賀の選手は芯がブレずにスイングし、打球の速さは天下一品。フェンス際まで運ぶフライもことごとくライナー性の打球。ベルトの高さに来たらまず持っていかれる打棒の鋭さ。守備では抜けると思った鋭い内野ゴロを全力プレーで捕球し打者走者を一塁でアウト。球際が強く上手すぎる。外野守備にもまず穴が見つからない、全体的にスピーディーで小気味よく観ていて楽しくなる野球...etc。何しろ全国レベルいや、全国トップクラスのレベルである。宮前も善戦するも、5回には多賀の猛攻で3失点、その裏1得点するが4:2で多賀の勝利。
こちらがTsuji監督。ご自身が二十歳の大学生時にこのチームを発足させ、以来代表と監督を兼任。多賀さんは昨日の深夜にバスで出発し車内で睡眠を取り、そのままここへ到着し練習試合なんだそう。恐ろしい強行スケジュール。本日15時から監督会議、16:30から神宮で開会式なんである。異常な暑さを考慮しての夕方開催なのだろう。2015年フレンズの時は神宮での開会式の後、すぐに移動して炎天下の大田スタジアムで一回戦になだれ込んだ。
さてこの後は多賀はほぼ全員メンバーを入れ替えて、控え選手(?)チームとウルフとの一戦となった。写真のみ掲載。
この後途中から第四公園のQueensへ。炎天下にはなるべく出ないようにしていたが、それでも熱気は身にまとわりつく。なんか嫌な予感。少し早めに退散し帰宅。途中で寄った町中華ではいつもの半分しか飯が喉を通らない。帰宅しシャワーを浴びて2,3時間ほど仕事をする。60MBの全図面PDFをクライアントへ送付。ますます体がヤな感じになる。プチ熱中症か?気を付けていても気がついたら熱中症になっちゃうところが始末に負えない奴である。まだ体調がすぐれないので、明日の巴戦は行けるかどうか、なんであった。
それにしても、これも何かのご縁、多賀少年野球クラブさんの健闘を期待したい。いや健闘だけではなく是非優勝目指して頑張ってほしい。宮前も応援してます。
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