2022年10月30日日曜日

2022新人戦開幕

 いよいよ2022年新人戦の開幕なんである。6年生は連合市長杯は別として、宮前公式戦は事実上引退となり、5年生以下の新チームでの幕開けとなる。まずは開会式を簡潔に。

おっと、なんとQueens姫のSuiがドングリーズ主将ではないか。しかも父から噂に聞いていた新ユニフォームでの勇姿。真面目なSui、きっと頑張ってくれるだろう。他にも新ユニを新調したであろうモンタ、ワイルダースなどが散見された。(※違ったかな?筆者調べなのであまり当てにならない=ワイルダースは昨年新調だった)そのモンタ軍主将Aokiくんが元気に選手宣誓。

さて第一試合はヤングVSリトグリ。始球式は添田議員。

Q姫のSakiである。グリーンズのAinaとともに来季のQueensを背負って立つであろう二人が合いまみえた。3番Sakiの打撃は左中間を深々と切り裂く、見事なタイムリーツーベースで先制する。大観衆の度肝を抜いたのだった。

転じてグリーンズ。来季も人数不足と聞き及んでいるが、AinaもSaki同様最高学年になってチームの要になることは間違いない。副将となってサードの座に着く。何しろ男子に負けない野球の上手い選手である。大いに期待したい。

試合はYが着々と毎回得点のパターン。

マウンドにはSakiがあがる。少しフォームが変わったか、低めに集められるような投球フォームになったようだ。それが功を奏したか捕手のミットは低めに構えたままズババンと鳴る。以前のような高めにすっぽ抜ける球が見られなくなった。

Ainaの打席では素晴らしい打球が唸りを上げてレフト方向へ咆哮(ほうこう)するも、運悪くライナー性のレフト真正面フライに。

ついにAinaもマウンドへ。ますます速球に磨きがかかり頼もしい存在に。

さてコレはなんでしょうか?周囲の絵柄からどこから撮った写真か、すぐにわかった人はエライ。10秒で理解した人は素晴らしい、10分かかってもわからない人は「第一公園マイスター」にはなれない。

正解はこれ。

そーこーしているうちに、AinaとSakiの場面になった。しかしちょっと意識しちゃったのか見事にデッドボールなんであった(^-^)

筆者戦場カメラマンは忙しいのである。第四公園へ向かうべく途中ここの戦列を離れたのだが、のちに第四にて連盟速報に接すると12:0でヤングの圧勝だった。Yは来季の宮前群雄割拠の一角を占めることであろう。ちなみに今大会からレフトファウルグランドに砂かぶり席が特設された。

さてここからは連盟広報からフレンズ広報ブロガーのブログなんである。圧倒的F寄りの内容になっちゃう。先にお断りしたい。今季Fはついに5年生が不在で、従って新人戦はなんと4年生以下チームなんである。小さい子らは多く入部してなんとかBチームまで作っているが、新人戦はギリ4年生以下で臨むことになった。2年生もレギュラーなんである。多分そーなるかと想定はしていたが、来季は6年不在のため、今の所フレンズは来年はジュニアの部のみの参加となる。Satoh総監にも確認したが、様々な要件を鑑みるとそれがベストの選択であろうと思う。フレンズ歴27年の筆者でもジュニアのみの参加は初めての局面であった。6年生がたった一人という年はあったが。チームにとっても苦渋の選択だろう。

4年生エースRyohjirohは素晴らしいピッチング。しかし強豪重量打線のモンタのバットが火を噴く展開に。

どーやら冬用ジャンパーを新調したようである。ロゴにピンク色を基調にしているのはフレンズだけだろう。ピンクのオリジナルロゴは昔徹夜して筆者が作ったものだった。それ以前に作ったのは有馬=馬=飛翔する馬=ペガサスのイラストをモチーフにしたデザインだった。

初回は延々とモンタの攻撃が続いた。タイムをかけるShohta監督。身長差はまるで大人と子供じゃないか....おっと正に大人と子供であった。必死に力投するエース。

初回11失点しやっとチェンジ。全員の守備の写真も撮ったがそれは卒部式DVD用に温存し、ここからは打席のスイングではなく、選手のアップの写真をアップ。もう時間も遅くなり筆者もあっぷあっぷなんである。...ダジャレの三段活用。


今大会は声のデカいNakamuraとーちゃんが28番。心なしか、なんとなくユニフォームがシックリ馴染んで見えるのは筆者だけだろうか。ちなみにスタッフが上に来ているのはユニフォームと間違えそうだが、あくまで今年作った半袖上着である。

試合は四死球+失策+安打でモンタの圧勝。Fも相手四球に絡めて3得点したが、無安打に終わった。今季もそうだったが、Fは来季長い目で見守っていくしかないチーム事情なんであった。人数の少なさは誰の責任でもない。他のチームでも散見される。ましてや子供ファーストで考えれば、楽しく強く野球が出来る環境を用意してあげるのが、チームに入部してくれた子供に対する、我々大人の最低限の責務であろう。少なくとも人数不足で廃部にならぬよう、ここ数年来努力を重ねてきたスタッフ父母に敬意を表したい。

がんばれフレンズ、がんばれ宮前少年少女野球。

2022年10月23日日曜日

「俺たちの旅」山形北帰行

 「晴耕雨読」ヘビロテユーザーならご存知か、筆者は6人の姉兄弟でそのうち一人の兄は、日本での仕事を辞めて10数年前にマレーシアへ移住した。ところがコロナ禍でいろいろ思う所あって今年正式に帰国し宇都宮に居を構えた。もう一人の兄は大学時代に単身日本を飛び出し、現在パリ在住。大学2年の時に片道チケットでイギリスへ行き、ヨーロッパ各地を彷徨したのち今のパリで旅行代理店の職について以来、ずっとパリで暮らし今に至る。五木寛之の「青年は荒野を目指す」を地で行くような話である。その兄は70歳手前だからもう50年前の話。現在は退職しパリで年金生活である。今回彼が相当久しぶりに一時帰国したので、せっかくだから郷里の山形で兄弟会をやろーじゃないのよ的に参集したんである。長兄は一昨年ガンで亡くなったのでその他の5名+奥さん1名(義姉)での姉兄弟会となった。

どーせならチョー久しぶりに蔵王温泉に行こうとなって、筆者が毎度ながら宿などの手配やタイムスケジュールを担当することに。宿は中級クラスの温泉旅館にして、翌日は近くの沼へ行くことに。本当は蔵王のお釜やロープウェイからの紅葉を計画したのだが、脚が悪い姉がいるので断念し、近場での紅葉散策となったんである。沼の名前は「シギの谷地沼」。GoogleMapで見るとこんな感じ。

GoogleMapにはこの地域のネット投稿写真というのがあって、それを見ると紅葉が深まるとこんな感じであるらしい。

この辺は蔵王山の中腹で、まだ紅葉ピークにはもう少し間があったが、蔵王山頂を見上げるとかなり色づいていた。山頂へ上るロープウェイは途中から雲の中に飲み込まれていた。ロープウェイに乗り込み、紅葉を見下ろしつつ雲の中へ突入したらさぞかし面白かったに違いない。

宿は全館もちろん禁煙だったが、1階にある喫煙室が実に素敵だった。宿のHPでこれを見てここに決めたのは正解だった。因みに今ニュースになってる「全国旅行支援」は開始前の予約で、しかも人気の山形はあっという間に16億円の上限予算に達したらしく、その恩恵には与(あずか)れなかった。昨晩部屋で楽しく酒盛りをしたが、姉兄弟たちはそれぞれに苦悩を抱えていた。

街へ降りて昼食を摂って解散だったが、筆者だけはもう一泊しちゃったんである。そう、山形中学プチ同級会なんである。クラスは40名いたが、LINEグループで繋がっているのは今は16名ほど。そのうち8名参加、場所は前回同様Ayaちゃんの店「ルーブ」。因みに中学当時は男は男をあだ名や名前で呼んだけれど、女には全て苗字で呼び捨てだった。今は違うわけで。

何人もの懐かしい面々が揃った。男は会社経営者2名、山形県庁跡の「文翔館」館長、そして元地銀取締役だったNaoto。彼とはずっと友達付き合いが長く、筆者の東京での結婚式にも来てくれた仲である。大人になってからも東京で何度か飲んだりしたものだった。彼の臆面もなく言い放つストレートな下ネタは、あまりにも豪快すぎて一点の曇りもなくヤラシさのカケラもない。従って女子も全く眉を顰めることなく笑って受け流すんである。筆者にはない、周りを取り込む処世術は彼一流のものだろう。密かに尊敬の念すら抱いている私なんである。Naotoがカラオケで選んだ曲は中村雅俊の「俺たちの旅」。俺たちが高校生だった頃の歌、不安と期待の交差する、皆東京へ行く直前のドラマだった。

久しぶりの酒と会話に酔いしれた楽しい夜だった。同窓会アルアルではあるが、来てない同級生の今の消息などで盛り上がれば、逆に悲しく寂しい話も散見される。皆この歳にもなれば楽しい人生だけではなく、悲喜こもごもそれなりの時間を背負って生きているのだった。それは昨日の深夜まで飲んだ兄弟会での話題でもそうだった。病気や離婚、死別など大きな負の記憶を胸に抱えて人は歳を重ねてゆく。今も同時進行で闘病の不安を抱えて夜を迎える筆者のある友人もいる。その胸中を察すれば如何ばかりか。胸が締め付けられる思い。筆者も含めて同級生の顔に刻まれた皺は、これまでの経験値と記憶の数と同じだ。笑顔と苦悩を足し算した数が皺の数となる。一見豪放磊落(ごうほうらいらく)なNaotoとて例外ではないのだろう。

話は湿っぽくなったけれど、プチ同窓会は実に素敵で楽しかった。女子3人が持ち寄った手作り料理はお世辞抜きでベラボーに旨く、店に出せるプロのレベルだったし、Ji君やNoriちゃんの差し入れのお菓子なども最高だった。Ayaちゃんからはお土産までもらったんである。山形ワインと上山饅頭。

二次会は数人で近くのピアノバーへ。ここのママは昔銀座の店で歌を歌っていた本格派である。筆者のリクエストは竹内まりやの「駅」。この無茶振りにも楽譜を読みながら演奏し歌を歌ってくれた。歌ったことがなかったようで、音符を探り探りだったけれど、素敵なシーンだった。「見覚えのあ〜ある、レインコート〜、黄昏の駅で胸が震えた〜」彼女も偶然俺たちと同い年だったが、その歌声は30代にも負けない美声だった。

翌日は午前中駅前ホテルの周囲を徘徊し、市民会館の公園に立ち寄ったらこんな碑が建っていた「街に緑を窓辺に花を」...実に素敵なフレーズではないか。新幹線に乗り込む前にQueensの姫たちへのお土産に東北限定「さくらんぼポッキー」を二箱。さらに昨晩店で出た山形の漬物「小茄子」を駅から少し離れた「紅の館」だったかな?野菜売り場で購入。山形の「小茄子」は食べた瞬間、脳みそが溶けちゃうほど美味いのである。他にも駅ビルで「おみ漬け」やラーメンなど購入。いつも帰郷の時はほとんど1品くらいしか買わないのだが、今回はどーにも郷愁が身にまとわりついて、ついたくさん買ってしまったのだった。写真の他にもずんだ餅やラ・フランス菓子なんかも。

「俺たちの旅」山形北帰行はもうおしまい。帰路の車中の人となって頬張ったのは全国的にもそこそこ有名な「三昧牛肉どまん中」醤油と味噌味は絶品だったが塩味はイマイチ...というより旨くなかった。二つのアタリと一つのハズレ。これもまた人生そのものだ。アタリばかりの人生なんて逆につまらないではないか。2勝1敗。勝つだけではなく負けてこそ人は成長するものだ。

...なんて自分に言い聞かせる俺。俺の人生の戦績はどーか?振り返れば...1勝2敗だろうか。

「俺たちの旅」はまだ終わらない。けれど、そろそろ終着駅に近づいてきた。いつ到着するのかは誰にも分からない。

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