2013年8月12日月曜日

有馬フレンズ第27代主将

仕事をぎりぎりまでやって昼前にグランドへ駆け込んだ。もうじき昼メシだ。久々オヤジ連中とメシを食い、午後は大事な一番、秋季大会馬絹メイツ戦に臨む。

グランドへ入った。
「Tコーチ、こんにちは!」明らかに体格の良いフレンズOBの子が声をかけてきた。
(...ぬぬぬ、誰だっけか?...)(....うちのOBでこんなイケメンいたっけかな)
とっさにOBの子の名前が出てこないのは、我々古いコーチたちの常である。
彼が近寄って来て、3秒後、筆者は目を見開いた。

「あ、あ、あ〜!!!!なんだKazuじゃないかっ!」
思わず抱きついてやろうと思ったがやめた。あまりに逞しくなった青年に気後れしたのだろうか。伝統ある有馬フレンズ第27代主将であったKazuなんであった。低学年入部当初は砂場で遊んでばかりいて怒られ、3,4年の頃は「オラ、野球やだ。もうフレンズ行かないも〜ん」とか言ってアルファードの後部座席に隠れて練習をサボったり、最後まで走るのが超苦手だった子だ。確かに当時のフレンズは今とは比較にならないほど練習も指導も厳しかった。それでも6年になれば小さい子の面倒をみたり捕手兼主将としてチームを牽引してくれた。しばらく先日の宮城の高校野球やこれからの進路の話をした。

それにしてもオドロキだった。筆者がすぐに名前が出てこないのも無理はない。卒業後中学、高校と何度か見てはいるのだが、どうしても子どもの頃の印象が強くてそのギャップが大きかったんである。こんな好青年になっていたとは。
彼は宮城県のT高校へ進み寮生活で野球に明け暮れる毎日を過ごし、今年の夏は県大会で惜しくも敗退してしまった。高校球児にとってそれは「長い終わりの夏」を意味する。ちょうどお盆で実家へ帰省していたのだった。

あったあった当時の写真がかろうじてMacに保存されていた。
下の写真は楕円の部分が6年生だった頃のKazu。
次の写真が日曜に撮ったもの。筆者に負けないくらいのイイ男である。父親のYanagisakiオヤジもイケメンだからこうなったのも頷けるわけだ。そうだ全国でカノジョを募集しよっか?一次審査では筆者が面接し10万人中100人に絞ろう。しかし最終面接では面接官がYanagisaki母になると思うので、たぶん...全員落とされるに違いないのだ(^^)

どうやら27期生OBが連絡を取り合いながら来てくれたらしい。当時の6年は8人いた。
Kazuの他「有馬のダルビッシュ」と言われ近隣諸国から恐れられたKenzo。
いぶし銀の二塁手として名を馳せたYuuya。
長身痩躯の大砲、これまたイケメンだったYuuta。
野球よりも嬉しそうに弁当を食べる姿が強烈に印象に残っている通称Makoさん。
更に30期生のKyousukeとMitsukiも来てくれていた。
OBが来てくれることはとにかく嬉しいものだ。特にYanagisawa代表はたまらんのだった。目を細めて楽しそうにバッティングピッチャーを買ってでて、OBたちに御歳70とは到底信じられないほどの豪速球をぎゅんぎゅん投げる。
笑いながら、
「なんだ、おまえら、全然進歩してねえなあ。ガハハ」

代表はよほど嬉しかったようで全員昼メシに連れていくことになった。
フレンズオヤジどもがよく使う近所の中華料理屋へ。ヤツらは当時の子たちの物まねしたりと賑やかだ。しかし現代っ子ではある。席につくと全員図ったようにスマホを取り出し下を向く。
6年の時は寡黙でメシを食うのが超遅かったYuuta。卒業後いろいろ問題があった子だったが、今は大工をやっているそうだ。筆者「Yuutaおまえ、悪いことしてないんだろーな」と言ったら「あ、してないっス。大丈夫っス」おまけに「いや、昔からしてないっス」と屈託なく笑う。オトナを煙にまく話術も習得したようだ。大盛りチャーハンを一番にあっと言うまに平らげたのだった。

さて午後は秋季大会なんであった。
第一公園ドームへ行ったら連盟会長Sohmaさんから声をかけられた。
「Tさん、ブログ楽しみにしてるよ」と。ありがたきお言葉、筆者平身低頭である。
「先日のビートルズの話は面白かったなあ。よく気づいたねえ。ガハハ」
逆に会長からビートルズの話が出てきたことに驚いた。
KasaharaさんやAbeさんとは横浜DeNAベイスターズガールズの話。そろそろピンクのユニフォームのブログを書かねばである。

さあて、いよいよシートノックだ。
うぐぐ.....。
雲行きが怪しい。遠雷が遠くで鳴っている。風雲急を告げるとはこのこと。
シート直前で審判団が全員をグランドからベンチへ引き上げさせる。雨はまだだが雷はびりびりばりばり、どんがらがっしゃん、激しくなる一方だ。雷が鳴ったら即試合は中断させるのがルール。雷が止まないうちは手も足も出ない。しばらくすると今度は雨も激しくなってきちゃったんである。
様子を見ること小1時間。グランド使用時間のリミットも計算してやむなく中止となった。
豪雨が叩き付ける本部テントの下では、連盟の今後のキチキチの試合日程もさることながら、Sohma会長は子どもたちの体調や安否を気遣っていた。
試合は来週へ持ち越しである。
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2013年8月10日土曜日

魔物はいたか?

木曜日に仕事が一段落したと思いきや、その夜また秋葉原のクライアントから電話あり、結局一息ついたのは一日のみ、金曜に打合に出かけ今日土曜はまた仕事であった。久しぶりに土日は終日目一杯グランドで汗をかこうと思っていたのにである。あぢぃ〜と言いながらも炎天下汗をかくのは大好きなんである。ややもすると今年の夏が終わっちゃうじゃないか。くそ〜。

今日は甲子園第一回戦での屈指の好カード、仙台育英VS浦和学院だった。最初から観ていたわけではないが、仕事をしながら途中からNHKをつけた。ワールドカップなら仕事なんてぶん投げちゃうのだが、これは仕事Mac画面93%で甲子園は7%くらいの頭脳配分で観ていた。ところが終盤にはついTVに正面から向き合うことに。凄い試合でしたね。10:10同点で迎えた8回、無死満塁から浦和投手が三者三振で切り抜けたり、9回には突如左足を故障し無念の降板、急遽リリーフした投手が仙台育英に痛恨のサヨナラタイムリーでゲームセット。野球のサヨナラゲームはどんな試合でも劇的だけれど、そこに至るまでの試合内容が激闘だっただけに、余計に壮絶な幕切れという感は否めない。
筆者は激投したエースの子よりも、彼のあとにマウンドに立ちサヨナラを喫してしまった山口くんの号泣する姿に思いを馳せた。

「気にするな」「おまえのせいじゃない」なんて慰めの言葉なんて無用だし、今の彼にはどんな言葉も通じないはずだ。だったら気が済むまで泣けばいい。とことん泣いて自分を責めるのもいい。でも...最後には必ず上を向いてくれよ。

この名勝負といい、昨日の田中マー君の大記録といい、野球はやっぱり面白い。
ところでこちらは同じマー君でもフレンズOBのマーフィーInoue、Inoueマー君である。
夕刻オヤジからメールが届いた。去年甲子園へ行き写真を送ってくれたんであるが、よほど感動したらしく、なんと今年も甲子園、なう、なんであった。メールのタイトルがコジャレていた。
「魔物を追いかけに!」
しかもこの仙台育英VS浦和学院の試合だったらしい。なんとも羨ましい限りである。
悔しいのでInoueファミリーの写真も全世界にバラしちゃうのだ(^-^)/
(もちろん本人の了解済み)
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2013年8月8日木曜日

ある日の出来事

ネアンデルタール人のように髪の毛ボーボーの筆者は今日やっと床屋で髪を切ってもらったんである。ただでさえ少ない髪の毛をばっさり、ちょっきんされるのは、なけなしの小銭を神社の賽銭箱に放り投げるような気分だ。しかし、夏の冷たいシャワーと夏の散髪は気持ちのいいものだ。髪を切った日の夜の洗髪がまた気持ちいい。短時間でシャキッとシャンプー出来ちゃう感覚、ワカリマスネ(^-^)

平日ヒマになることほど自営業者にとっての恐怖はない。死ぬほど仕事が忙しくても決して死ぬことはないのだが、死ぬほどヒマになると本当に死ぬことを考えてしまうのが自営業の定め。大袈裟な表現ではないんである。順風満帆の自営業者と、満帆商事の庶務2課と、会社勤めのサラリーマンと、生まれつきのブルジョワジーには絶対分らないだろう。ここんとこずっと土日返上で仕事に没頭したのだから、平日一日空いたのはやっと俺にも日曜が巡ってきたのだと自分に言い聞かせて、バイクを駆り床屋へ行きTSUTAYAを覗き、最後は地元のBOOK OFFへ。このところハマっている奥田英朗の小説2冊とサザンの「バラッド3」を購入。TSUTAYAディスカスでこのサザンを予約したのはいいが、「お届け率50%」で待てど暮らせど来やしない。業を煮やして大枚をはたいての購入を決断したのだった。奥田英朗は他に「邪魔」の上下巻2冊にも食指が動いたが、来週お盆には全品20%OFF!の張り紙を見て、やおら本棚に戻した。来週また来ようっと。

今日書こうと思ったことはこれからなんであった。
過去にこの小ブログに書いたかもしれない話。電車に乗り腰痛で座っていたけどご老人に席を譲ったことや、満員電車で痴漢と思しき男の胸をグーパンチで殴り怒号を浴びせたことや、バス車内で見かけた少年の微笑ましい話や....。
今日もそんな日々雑感的な話。

先日、秋葉原のクライアントでの打合からの帰り、帰路の電車乗り継ぎは大井町であった。京浜東北線を降り東急大井町線に乗るため駅と駅のあいだを急いで歩いていたんである。バスロータリーでは思い思いの格好でスマホをいじる疲れた顔の男が数人、壁にもたれて日陰で暑さをしのいでいた。
そんな折りちょうど目に入ったのはロータリーに終点で停まったバス。後部ドアが開きっぱなしですでに乗客は降りたあとだった。空っぽの車内を運転手が点検に走っている。

ん...?
ゆっくりゆっくりと、かなり高齢と思われるおばあさんがバスの出口から降りようとしている。でも何か様子がおかしい。何か逡巡するように立ち止まっているのだった。手にはキャリーケース。はっとしたと思う間もなく脱兎のごとく瞬時に私は老人に駆け寄った。こういう時にとっさに行動に出る自分に自分で驚くことがある。キャリーケースが重たくて降りれないのだろうと判断。私は左手に持っていた小説を脇に挟み、右手のバッグをバス横の地面に落して老人に右手を差し出した。
「おばあちゃん、大丈夫ですか。ひとりで降りれますか?」」
老人は蚊の鳴くような声で「ありがとうございます」と微笑んだ。でも頑に降りようとはしない。若い人にとっての階段の段差20センチは老人にとっては1メートルにも感じるものだという話を思い出した。ならばと私はおばあさんが手にしていたキャリーケースを掴み、これを持ってさしあげるから、ゆっくり降りて下さい、という意味のことを言った。しかし老人はこれも頑に手放そうとしないのだ。むしろ一瞬顔をこわばらせたような表情を読み取った。
改めて私が掴んだキャリーケースを見た。

キャリーケースではなかった。
腰が曲がり歩行能力がままならない老人が押しているよく街で見かける、あの簡単な鉄パイプに小さな車輪の付いたものだった。専門用語は知らない。
私は親切心からとった行動だったのだが、彼女にしてみれば杖同然の手足の一部になっているそれを奪い取られると思ったのかもしれない。1メートルの高みに立たされて身ぐるみ剥がされるような気持ちだったのかもしれない。
はっとそんな思いに至った私は本を小脇に挟んだ左手でその歩行器具を持ち、右手でおばあさんの手を握りそろりそろりとバスのステップをゆっくり時間をかけて地上に降ろそうとした。背後からバタバタと足音が聞こえた。例のスマホをいじっていたサラリーマンの誰かひとりがこの光景を見て駆けつけてくれたのだった。捨てたもんじゃねえぞ、この東京の男ども。彼が歩行器具を持ち私はおばあさんの手を...。
「おばあちゃんここからは大丈夫ですか?」
別れ際彼女はまた消え入りそうな声で「ありがとうございます」
とぼとぼ、よぼよぼ歩く後ろ姿に後ろ髪引かれる思いでやっと私も帰路についた。

親切の押し売りという言葉がある。良かれと思ってとった行動が相手にとってはありがた迷惑だったりもする。情に竿させば流される、とかくこの世は住みにくい。知らなかったとはいえ、老人の手から自分の分身に等しいであろう物を取ろうとした私に、少しではあるけれど自戒の念が頭を離れない。

これには最後のオチがある。最後はバカブログ「晴耕雨読」的に締めくくりたい。
おばあさんの降車に協力している時、運転手は車内点検に余念がない。我々を一瞥してこう言い放った。マニュアル通りの声で。
「お客様へのご協力あ〜りがとうございま〜す」
筆者ココロの中で静かに毒づいた。
「協力?車内点検より真っ先にオメエがご老人に手を貸すべきだろっ!」
彼はおばあさんが乗車の際に尋常ではないほどの歩行困難な様子を目の当たりにしているに違いないのだから。
それにしても、そこまでして一人、いや「独り」向かわねばならなかった行き先、要件はなんだったのだろうと、またまた思いを巡らせてしまうのだった。
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間隙を縫って

この仕事は来週の火曜朝イチまで。いざ火曜に完成したとたんに別件の追加修正依頼のメール、これは今週末までだ。金曜の夜になるとまた別件の新しい案件依頼でiPhoneの「アンフェア」着メロが鳴る。楽勝ならば土日には少年野球に行けるかもなんであるが、土日も仕事しないと辛勝すらおぼつかないスケジュール。そんなこんなのナンテコッタでここのところ休み無しの自転車操業。ブログ更新もままならぬ。
1ヶ月ほど前、相手クライアントの若い女性担当者からのメール発信時刻をみるとAM2:30なんてこともザラにあった。会社に泊まり込みでやっていたのだろう。その仕事を完了時に相手へ定型のビジネスメールの文面を書いた。
「○○様いつもお世話になっております。標題の件、データ送付します。留意点は以下の通りです。1=資料PDFではSUS.FB3tでしたがこれでは納まらないので、5tに変更してます。2=柱間の寸法5,800mmは検証の結果..........。」
最後に思わず口語体で書いた。
「連日大変ですね。お身体ご自愛下さい。でも体調は元に戻りますが、精神面で壊れてしまってはあとに残ります。自身の経験から。無理せずに頑張って下さいね」

そんなこんなのナンテコッタのパンナコッタで過ごしたここ1,2ヶ月。
それでもこっそりTSUTAYAディスカスで借りた映画はしっかり観ているんである。仕事終わりの深夜に。
だいぶ前にブログに書いたけれどJニコルスン&Mフリーマン「最高の人生の見つけ方」の話を書いたら連盟NishimuraさんやフレンズToyodaオヤジと映画談義に花が咲いた。Toyodaオヤジは無類の映画好きということを初めて知った。その彼が「Tさん最近観たんですけど、「最高の人生の見つけ方」も良かったですけど同じような映画で実話に基づいたフランス映画で「最強のふたり」もいいですよ。」別れ際に「絶対観て下さいね〜」と。

その晩TSUTAYAディスカスにアクセスして予約したのは言うまでもない。
数日後届いたのだけれど、先の話のように仕事でとんと観る時間がなく、数週間が過ぎた。しかし土砂降りの雨の雨粒を避けて敏捷に走れば濡れないように、その僅かな間隙を縫って映画を観るのだった。ある日仕事を終えてブログを書こうか映画を観るか迷った末、DVDをMacに挿入する。
ロードムービーという映画のジャンルをご存知か。その金字塔は言わずと知れたPフォンダとDホッパーの「イージーライダー」である。女のそれの傑作は「テルマ&ルイーズ」男の筆者が観ても痛快なオンナのロードムービーだ。概してロードムービーは男二人の友情や絆を描いたものが多い。ロードムービーでなくとも男二人を描いた傑作映画のなんと多いことだろうか。ジム・ジャームッシュの「ダウンバイロー」とか、「48時間」「ブルースブラザース」、二人ではないけれど少年たちのひと夏を描いた名作「スタンドバイミー」etc。

「最強のふたり」はハリウッド映画が世界を席巻する中、珍しくフランス映画でヒットした映画だ。「最高の人生の見つけ方」と大富豪と凡人の組合せや実話という意味でもよく似ている。
以下にTSUTAYAディスカスの要約をコピペ。

主演2人の演技が世界中で絶賛された感動のヒューマン・コメディ。実話を基に、首から下が麻痺した大富豪と、その介護人となった黒人青年が真の友情を育んでいく姿を感動的に綴る。主演はフランソワ・クリュゼとオマール・シー。パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップ。彼の新しい介護人募集の面接にやって来たスラム街の黒人青年ドリス。失業手当をもらうための不採用の証明書がほしいという彼のふてぶてしい態度に興味を抱き、思いつきで採用してしまうフィリップ。ところが、障がい者相手にも遠慮することなく本音で接するドリスは、他の誰よりもフィリップの心を解きほぐし、いつしか2人は固い絆で結ばれていく。」

面白かった。これはToyodaオヤジに言われてあとから気づいたのだが、昼のバラエティー番組の映画紹介コーナーでみたことがあって、是非観てみようと兼ねてから思っていた1本なんであった。Toyodaさん、ありがとう(^-^)/

仕事は今日で一段落。
床屋に行きたいとずっと思っていて叶わず、髪は北京原人かピテカントロプス・エレクトスのようにぼうぼうに伸び放題、髭はハーレーダビッドソンを駆るデニス・ホッパーか「猿の惑星」のラストで海岸を彷徨い自由の女神を見て呆然と佇むチャールトン・ヘストン並だ。明日は床屋に行こう。

ここまで深夜長文のブログが書けたということは、やっと社会復帰出来た証拠だろうか。
今日TSUTAYAで予約したのはBウィリスの「LOOPER」と邦画阿部サダヲの「夢売るふたり」
おお、また眠れない夜の夏がやってきた。


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2013年8月6日火曜日

快晴で快勝

話は違うけれど、サザンで一番好きな曲は「希望の轍」なんである。聴くたびにどうしようもなく胸が高鳴るわけで。
話は変わるけれど、ミスチルで好きなナンバーは「口笛」なんである。
更にExileで言えば「ただ...逢いたくて」切なくて胸キュンになっちゃうのだった。
もっと言っちゃえばプリンセスプリンセスは「M」星が森に帰るように...なんて素敵な歌詞だろう。So Once Again...。
これらの曲は全て同時代的に聴いていたものではなく、歳をとってからあとから好きになったものであった。

おっと、こんな感傷にひたっている場合ではないんである。
土日も仕事でがんじがらめの手かせ足かせ。猫の手も借りたいけれど猫の「ぴあの」はもういないし、犬の「りん」ならいるけれどヘルニアで当の本人が全身コルセットでがんじがらめなんであった。忙しくても秋季大会、6年最後の大会ではないか。日曜午前は朝1時間だけ仕事して近くの西有馬ドームへ行き、久々にスコアラーをやった。フレンズに行ったのも何週間ぶりだろうか。

試合詳述はご勘弁。当日はあえてカメラも持っていかなかった。カメラがあるとついつい撮ってしまい、あとでブログ編集にとんでもない労力を要するのが容易に想像出来ちゃうからだ。ココロを鬼にして。

対戦は松風スラッガーズ。試合前に愛称「アベちゃん」ことAbeさんとひとしきり談笑。今年の5年連合の展望などを訊いてみたり、去年の話で爆笑したり。今日はAbeさんが2塁塁審で、真ん中をUrabeさんが面をかぶる。
試合は終盤松風の猛攻を耐え忍び、四球1、3の2安打、3打点の八面六臂の大活躍をしたエースMamoruを中心に、9安打10:5で快勝。天気はイマイチだったが久々にココロは快晴に晴れ渡る。
カメラは持って行かなかったけれど、幸か不幸かやはりiPhoneがあるわけで、衝動的に数枚撮ってしまう筆者。

途中せっかく来たからと、サブスコアラーのInoueMitsuyo女史に少しやってもらう。無理矢理やらせているように見えるかもだが、これは筆者なりの思いやりなんである。更にいつものパターンでOhmori父、Sone母にバトンタッチ。

さて帰ってまた仕事に戻らねば。久々の夏のグランドの匂いと太陽の輝きは私のすさんだココロを癒してくれた。帰り際隣りの有馬中の野球を観戦。フレンズOBやヤングOBが活躍していた。ヤングTakahashi母が声をかけてくれた。こういう繋がりってとても嬉しいものである(^-^)/

明日はほぼ徹夜覚悟。仕事が一段落まであともう少しである。
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2013年8月2日金曜日

更新頻度は右肩下がり

決してブログアップをサボタージュしてるわけではないんである。このところ更新頻度は右肩下がり、マウスを一日1万回(?)くらいクリックする筆者の右腕も右肩下がるわけで。
右腕を酷使していると、そのうち腕の脇の下あたりの根本から「ぼろっと」腐れ落ちるのではないかと案じてしまう私。「宇宙家族ロビンソン」のロボット、フライデーの腕のようにパンパンモコモコなのだった。

であるからして、夜になってブログを執筆するパワーが今市クン(JSB)、じゃない、イマイチ湧いて来ないので困ったもんだなんである。ブログネタはある。Kasahara連盟副会長からメールが来た、Queensの姫3人の「横浜ベイスターズガールズ」のこと。パリに住む兄貴の息子、甥っ子のShouの話...etc。

仕事が一段落したらまた更新しよっと。
但しいつになるかわからんけれど(^-^)/
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2013年7月31日水曜日

2013合宿、なう3

大小取り混ぜ4件の仕事を同時進行で進めるかたわら、毎年注文をいただいている仙台の愛子(あやし)スポーツ少年団の野球マグネットボードを制作したり、個人的な会合に出たりと何かと忙しいこの2,3週間なわけで、ついぞこのブログも更新頻度が落ちてしまっている今日この頃、みなさまにおかれましては如何お過ごしでしょうか。

このところの山形、東京、山口などの記録的な豪雨のTV報道。気象庁発表によると山口では「今までに経験したことのないような豪雨」となるそうだ。死者も出ているのであまり軽はずみな表現は躊躇(ためら)われるのだけれど、「今までに経験したことのないような豪雨」と断言するのは住民への最大の警報という意味合いもあっての表現であろうか。それは納得出来るとして、はてさて、例えば一ヶ月後に全く同じ規模の豪雨がやって来たら、「今までに経験したことのないような豪雨」は通用しないのではないだろうか。敢えて言えば「つい一ヶ月前に経験したことがある豪雨」となるか。でもそれでは危機感が極端に薄くなるではないか。これが全国規模で何度か起これば「今までに経験したことのないような豪雨」という表現は改訂せざるを得ないだろう。日本語って難しい。

閑話休題。
やっと更新できる。合宿2日目の写真編集を終えて、瓶缶にいや、ビンカンにいや、カンビンに、おっと違う、簡便にアップしちゃう。
宿の中庭というか駐車場というかそんなスペースに宿の手配でテントが張ってあり、BBQ大会の始まり始まりなんである。どうしてバーベキューというのはあんなに魅力的なんであろうか。ワクワクしちゃうにも程があるってもんだ。数年前に行った時には近くで本格的な大花火まで上がって大盛り上がりだった。あとで聞いたら花火師が本番の花火大会に備えての練習試験的な予行演習だったのだそうだ。ものすごく儲けた気分だった。

子どもも大人も男も女もバーベキューは大好きだ。みんなイイ顔してる。練習にはとんと顔を出さないが、飲み会と父母会と合宿だけは参加する律儀なNishiharaオヤジも今年も健在だった。
とは言え、連盟の副事務局の重責を担い、フレンズから一人、役員として活躍していることは感謝せねばならない。おそらく今の若い父母たちはそのへんの氏の貢献度というものは分らないであろうと思う。「あの人誰?」みたいな。事務局NishimuraさんOhtakeさんSatohさんetcなども然り。自分の子どもは卒業しても尚、こうして少年野球の表舞台を陰で頑張って支えてくれているオトナたちに感謝。

頑固一徹、星一徹、野球一筋、フレンズ野球殿堂入りの我がYanagisawa代表が、こともあろうにVサインをしてカメラに納まっている図を見てプチ驚いた。昔は試合中審判に食ってかかり自ら潔く退場する寸前までいったり、創立以来数々のフレンズ野球の伝説を作ってきた男である。にっこりVサイン、お茶目な仕草をするなんて昔は想像もできなかったわけで。丸くなりましたねえ、代表(^-^)Kanedaコーチと共にまだまだこれからですぞ!

律儀なNishiharaオヤジも夜も更けて酒が入ると表情が一変、○○○なオヤジになっちゃって鼻の下が普段より117ミリほどもびろろんと長くなり、上唇が今まさに床に付かんとする頃にお開きとなる、合宿の夜なんであった。
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2013年7月29日月曜日

2013合宿、なう2

今日も山中湖の合宿から便りが届いた。
Ohmori家は昨日泊まらずに日帰りで有馬へ帰ってきたんであるが、やっぱり楽しくて今日またクルマで山中湖へ行くのだそうだ。なんちゅう非効率的な暴挙であろうか。よほど楽しかったに違いないんである。
また今日日曜は日帰り参加組がクルマで参集しているはず。ハーレーライダー&モノマニアのInoueオヤジからも写メが届いた。

けれど筆者は終日神奈川県大会の高校野球中継を横目で観ながらの仕事。夜この時間からブログを書くにはちょいと体力が持ちそうにない。明日の夜も品川への所用があるし。
でもって一枚だけ写真をアップ。
恒例の地元のチームとの練習試合。今日はフレンズOBの中学生トリオが駆けつけてくれたらしい。HirotoとOtoとTakumiだ。しかもみんな化石化しつつあるフレンズの帽子をかぶってきてるではないか。嬉しいものだ。その練習試合の審判も3人でやってくれたそうだ。中学に行くと必ず審判やスコアラーをやらされるからね(^-^)
おっ、相手チームには女子もいるではないか。良かったら山梨から川崎宮前のQueensへ通ってみないかい?(^-^)

このところまともに休んでないので、ここまで書いてエネルギー残量の87%を使い果たしてしまった。あと5,6行も書こうものなら98%まで消費するのに違いない。最後の2%は絶対確保せねばならぬ。この2%は寝る前の歯磨きのために温存しなきゃなんである。やはり今日はこの1枚の写真で終わっちゃおうっと。
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2013年7月27日土曜日

2013合宿、なう1

さあて今日は待ちに待った2013年夏合宿の日だ。今日も蒸し暑くなりそうな予感、早朝に起きて集合場所へ....行けなかったんである。今年も仕事で参加は断念した。もう何年合宿に行ってないんだろうか。あれは一度行くとハマるものだ。子どもらと一日中野球浸けになり風呂上がりの乾杯のビールがまたうまいし楽しい。

朝新聞に目を通しさて仕事すっかとMacを起ち上げたとたんに、Natsuki母から早速第一便のメールが届いた。朝の9時である。合宿場所は恒例の山中湖。もう宿に着いたようで早速パシャリ。このあと怒濤の写メが届くことになる。

宿の近くのグランドで練習に突入。そう言えば筆者も参加した数年前の合宿では、到着したとたんにもの凄い豪雨に見舞われて、1時間ほど林の下で素振りしか出来なかったことがあった。山の天気と女心と秋の空は何しろ変化しやすいんである。太陽はギンギラギンにさりげなく笑っていたと思いきや、瞬時に反転バケツをひっくり返したような量の涙を地上に降り注ぐ。Ohmori父からこんなメールがきた。グランドはあっと言うまに湖と化していた。そう言えば去年も同じだったように思う。おかげでオヤジどもは予期せぬほど早くビールにありつけたようだ(^^)

午後の地元チームとの練習試合も中止になり、民宿で「女子会なう」とのメール。まったりと過ごす女子(?)たち。女子といえどその年齢差は東京スカイツリーのお土産キーホルダーと本物のスカイツリーほどの差があるわけで(^-^)まったりとしているね。この部屋は記憶がある。左手は母屋やバーベキューの庭に面しており、右手には物干のベランダがあったはずだ...たぶん。
午後宿ではグローブを磨く講習会を開いた。あらかじめ保革クリームを持参するように連絡網で流してあったのだった。たぶん初めて磨く子もいるんじゃないかな。

夜は雨も上がって花火大会も無事決行できたようだ。歩いて3分ほどの山中湖畔でやるんである。黒い湖をバックに暗闇でやるので小さな子が迷子になったらアウトだし、火傷の心配もあるからこれは結構大人は気を遣う時間でもある。
宿では座学として野球の勉強会開催。寺子屋の小憎どものようだ(^-^)Akane母からメール。
更に大相撲山中湖場所も開幕である。今年のフレンズは横綱大関関脇クラスの重量級の力士がたくさん在籍している。寺子屋は一瞬にして相撲部屋になった。ここは1階だから床が抜ける心配はない。ちびまる子ちゃんの花輪くんのような豪邸でもない限り、普段こんな広い畳の部屋で大騒ぎをする経験は出来ないのだから大いに暴れちゃえ。

今頃大人どもは酒宴で盛り上がっているに違いない。
毎年美魔女軍団に囲まれて赤い顔で鼻の下を伸ばしたNishiharaオヤジの写真はついに送られてこなかった。このブログでその写真を毎年楽しみにしている連盟関係オヤジには申し訳ないんである。きっと写真では公表出来ないくらいの赤裸々な酒宴になっちゃっているのかもしれない(^-^)
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2013年7月25日木曜日

長く熱い終わりの夏

庭先でおもちゃのバットを振り回しているだけで楽しかった、5歳の夏。

父といっしょにぴかぴかのグラブで初めてのキャッチボールは、2年の夏。

辛くて苦しくてもう野球なんて辞めたいと思った、3年の夏。

朝早くから夜遅くまで全力で応援してくれた母のことを思う、5年の夏。

勝っても負けても力いっぱい駆け抜けた少年野球の最後、6年の夏。

それからの5年間、いろんな夏を過ごしてきた。
怪我に泣き、厳しい練習に心が折れそうになり、打てずに悩んだこと。
一喜一憂、チームメイトと抱き合い泣いたり笑ったり、...そして恋もした。

最後の夏、高校3年の夏。
最終回やっと代走で出て3盗を決めたけれど、本塁は遠いまま夏が終わった子もいる。
主将と同じポジションでレギュラーにはなれなかったけれど、延長戦の熱戦にベンチから最後までナインに声をかけ続けた子もいる。
華々しく注目を集めながらも地方大会で敗れ、涙をのんだ子もいるだろう。
甲子園の夏はこれからだ。けれどその手前で彼らの長く熱い夏は終わった。

同時に、彼らのおかげで泣いたり怒ったり笑ったりさせてもらった、父・母たちの夏も終わってしまった。
しかし父・母にとっても甲子園への夢は失ったけれど、
ここまで大きく成長した彼らの記憶はちっとも色褪せず、
これから大人への階段を昇ってゆく希望はきっと光輝いているはずだ。

個人的に応援していた宮前出身の子がいる宮城、神奈川、東京などのチームが敗退し、ふと心に浮かんだ気持ちを文章に書いてみた。
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2013年7月21日日曜日

なぜ女は男よりも魅力的なのか?

ビートルズの話やブログタイトルを決める際の話を書いたら、お二人からコメントをいただいた。機会があればまたビートルズの他の曲もいつか地道に調査してみたい。伊能忠敬が日本を踏査して地図を作製したようにはいくまいが。また、実はブログタイトルを決めるには人知れず苦労しているんである。タイトルが凡庸になると、本文までが色褪せたものになっちゃうようで。

さて、今日は参院選の日。午前中はフレンズ父母総会があり、帰り際に有馬中へバイクを駆り投票を済ます。午後は毎年オーダーをもらっている仙台からの野球ボード注文に応じMacで制作に没頭。

夕方からは4月に結婚した息子夫婦と筆者と配偶者との4人でメシを喰う。
「晩ご飯を食べる」はストレートに夕ご飯を食べることを意味するが、夜「メシを喰う」という表現はイコール、居酒屋で飲むことを意味するんである。地元鷺沼駅近くの店へ行った。鷺沼ヤングホークスの本拠地鷺沼小ドーム近くにある。初めて行く店。店名は「36.5℃」

鷺沼にこんな店があったとは知らなんだ。店の空気感が筆者の体にしっくりするんである。料理は旨いし酒も豊富。「おまえ、今の仕事どーなんだ?」から始まり息子夫婦ともいろんな話をして盛り上がった。

小用に立った。こだわりのある飲み屋ほどトイレ空間には気を遣うものだ。「相田みつを」の色紙があったりするのはもう食傷ぎみだ。ここにはアメリカンジョーク的なこんな写真が貼ってあった。
「なぜ女は男よりも魅力的なのか?」
ほら、でしょ。文句ある?他に質問は?
全くもって正論である。女はこんなに魅力的なのに、反して男のこのテイタラクはどうしたものだろう。
この写真を作ったのは絶対男である。ゆるぎない確信をもって断言しちゃう。名も知れぬ彼のセンスに拍手を送りたい。それを見いだしてトイレにこれを貼ってる店主のセンスにもスタンディングオベーション。
※写真クリックで拡大。良い子の小学生はクリックしないでもう寝ようね(^-^)/
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小さな発見大きな感動

以前にも書いたかもしれないけれど、このブログ記事タイトルについてのいち考察なんである。
タイトルを決めるにはいろんなパターンがある。まずはタイトルを決めずに頭に浮かんだ主題に沿って粛々と書きあげた後に、う〜んと唸って最後にタイトルをモコっとひねり出すパターン。「便秘型押し出し製法」だ。これが一番多い。また書きあげた文章の中の短い一文を抜き取ってタイトルにするという、エキスを抽出して固める「フリーズドライ製法」先の「夢に無我夢中」などがその一例である。逆に書く前からすでにタイトルが決まっていて、タイトルを書き込んでから本文を書き始めることもある。「天からの啓示タナボタ製法」だ。この場合は天から啓示を受けた聖人のように、一気呵成怒濤の執筆となることが多い。但しこの時は勢い余って途中で脇道に逸れ主題から大きく逸脱したことを書いてしまうこともあるから要注意だ。だいたい行く方向は同じなのに、湘南新宿線に乗るつもりが京浜東北線に乗ってしまったようなもの。慌てて途中赤羽で乗り換えるわけで。
タイトルを付けるにあたって気をつけていることは、「第○○回○○杯争奪少年野球大会初戦!」なんていう味も素っ気もないタイトルは避けることである。文字数は極力短くして言い得て妙な、ちょっとひねった感のあるタイトルが望ましい。これがなかなか難しいのではあるけれど。味も素っ気もない時は「味の素」を入れる。但し「味の素」は少量が良い。使用量を間違えるとクドくなり逆に食傷してしまうものである。

さてここまでが序章である。ここからが本題。
今日の夕方仕事の打合で大宮に着いてからiPhoneでブログを書いた。ブラジルと日本の時差に思いが及び、日本は世界で最も早く朝日を迎える地域であることから、タイトルを昔の古文書にならって「日(ひ)出(い)づる国」としてみたんである。書いたのは打合まであと20分というカフェ「ベローチェ」の店内。(※余談ではあるがこの店名はいかがなものか?オトコならそこに何やら猥雑な響きを感じ取ってしまうのは筆者だけではあるまい。思春期の男子中学生並みである)そこではやたらと有線でビートルズの懐かしいナンバーがかかっていたんであった。ポール・マッカートニーが十数年ぶりに来日し11月にツアーを行うニュースがあったせいだろうか。中学時代の筆者は友達から借りたLPレコードでビートルズを飽きもせずよく聴いていた。いわゆる同時代的ビートルズエイジではないけれど。

百貨店の現場で打合を終えて夜帰路につく電車では、当然iPhoneの中にあるビートルズのアルバムを聴くことにしたのは言うまでもない。めちゃくちゃ気に入っているワイヤレスイヤホンで。手には奥田英朗の小説「最悪」だ。のっけからずんずん頁を繰る手が止まらない。....耳の奥では次の曲が始まった。タイトルは「シーラブズユー」....♪シラブズゥイェイェイェ〜、シラブズゥイェイェイェ〜....」
瞬間、天からの啓示で雷に打たれたように小さな電気が走った。筆者聖人ではなく凡人ではあるけれど。

アルバムは2000年に発売されて2012年現在で全世界で累計3,100万枚を売り上げた驚異の超ロングセラー「The Beatles1」英国米国のヒットチャートNo.1になったシングル曲だけを集めた究極のベストアルバムだ。尻のポケットからiPhoneを取り出しアルバムの曲名を確認する。全27曲ある。だいたいはタイトルを見れば歌い出しの歌詞の英文かまたはメロディーくらいは口ずさめる。
小さな発見があったんである。
専門家やマニアならとっくの大昔から知っていることだろうけれど。ビートルズナンバーには歌詞の中に曲名のタイトルが潜んでいることが実に多い。先に書いたブログタイトルと本文の一文がだぶっているように。「シーラヴズユー」なら歌詞の中に「♪シラヴズゥイェイェイェ〜♪」とタイトルと同じ言葉が入っているんである。これだけなら普通のこと。この程度で小さな電気が背中を走ることはないだろうて。
筆者が注目したのは曲の歌い出しの歌詞に曲名タイトルから入るのが多いことだった。
「シーラヴズユー」なら「♪シラヴズゥイェイェイェ〜♪」とタイトルと同じ言葉からいきなり歌い出すんである。更にイントロ無しでのいきなりである。
これは検証せざるを得ない。筆者のアカデミズムが頭をもたげ学究の徒となり「The Beatles1」27曲を調べてみた。

「ラブミードゥー」=歌い出しは「♪ラブラブミドゥー、ユーノーアイラブユー...♪」
以下同じ。
「シーラブズユー」
「キャントバイミーラブ」
「アハードデイズナイト」(最初はイッツビナ、ア、ハードデイズナイトではあるが)
「ヘルプ」
「イエスタデイ」
「ペーパーバックライター」
「ペニーレイン」
「レディーマドンナ」
「ヘイジュード」
「サムシング」
「ザロングアンドワインディングロード」(筆者の好きなビートルズベスト3)
いかがですか!なんちゅうことでしょうか。
実にこんだけあるんである。
勢いでアルバム「アビーロード」全17曲も踏査した。
「オー!ダーリン」
「アイウォンチュー」
「ヒアカムズザサン」
「ビコーズ」
「ユーネバーギミーユアマネー」
「サンキング」
「ミーンミスターマスタード」
「ポリシンパム」
「シーケイムインザバスルームウィンドウ」
「キャリーザットウェイト」
いかがですか!なんちゅうことでしょうか。盆暮れ正月と糖尿病と腸捻転が一緒にやってきたような気分。他にもたくさんあるに違いない。
確かにタイトルと同じ言葉から歌い出す曲は世に多いかもしれないけれど、これだけ徹底してると感動ものである。
小さな発見、大きな感動。

因に今日のブログタイトルはもちろん、「天からの啓示タナボタ製法」なんである。
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2013年7月20日土曜日

日出づる国

仕事で大宮へ。少し早めについたので、カフェベローチェで涼をとる。スコアラーOhmori父からサンダース戦完敗とのメールあり。
ふと壁面を見ると、世界各地の現在時刻を表示する時計があった。
「ん?日本とブラジルが同じ時間じゃないか」
あっ、そうか!ブラジルは日本の真反対にあり、24時間遅れなのか。
来年のW杯は日付け的には昨日の試合を同時刻に観戦することになる。なんか変な気分だ。
思わず、地面に穴を掘り、叫んでみたくなった。
「ブラジルの人お〜!
元気ですかあ〜!」

やっべ、打ち合わせ行かなきゃだ(^-^)/

2013年7月15日月曜日

大差でも善戦か

秋季大会初戦の相手は名将Ogasawara監督率いる富士見台ウルフ。統制のとれた規律正しい高校球児のミニチュア版を見ているような、また実力も群を抜いている強豪中の強豪である。くじ運の悪さを嘆いても勝ちはやって来ない。当たって砕けろなんである。しかし、この当たって砕けろ的アバウトな姿勢がスコアラーである筆者を、試合途中で自戒の念に苦しめることになった。

試合前に円陣を組んで気勢を上げる。「お〜〜〜↗↗↗」
ひとりのアンポンタンが選手の背中に乗って肩を組む。
「勝つぞ〜↗おうっ↗!」
と同時に円陣の一角がずるんと崩壊した。ったく、どんだけ緊張感がないのか。入りたての低学年と言えど困ったもんだ。そのやんちゃなエネルギーを野球に使ってくれればいいのだが。

初回フレンズの攻撃は四球、送りバントで一死2塁から、3番Mamoruのクリーンヒットで1点先取という、まるで絵に描いたような展開だった。ウルフ先発のKくんはボールが先行し立ち上がり制球に苦しんでいたようだった。

しかし伝統の堅守に加えマシンガン打線を誇るの今年のウルフ。1,2回裏には涼しい顔をして猛打爆発、2回には5番Sくんがレフト線を痛烈に破るツーランランニングホームラン。あっと言うまに8:1である。外野を軽々と越えるヒット連発。はて、面妖な...?これいつか観たことのある光景だぞ。一度観たことのある映画DVDを知らずにまた借りてしまい「コレ、前に観たことある」的なフラッシュバックが脳裏を駆け巡る。そうだった。今年以前戦ったウルフ戦でも外野越えの安打の嵐だったのだった。スコアラーとしての怠慢であった。外野を十分にバックさせなきゃ。元々深い位置に守っていたのだが、更にレフトセンターをバックさせようとベンチから大声を出したが、その瞬間にまた左中間オーバー。

ウルフベンチと5万の大観衆の1塁側スタンド。悔しいくらい冷静で羨ましいくらい強いチームである。

うちもこのままコールドに終わるわけにはいかない。3回にはなんと4連打で2点を返し8:3。Mamoruの速い球を狙い撃ちしているW軍。ここは目先を変えて緩いストライクが取れるHiroにスイッチ。対してウルフもImanishiくんにスイッチ。Queensに妹がいるお兄ちゃんだ。そうだった。試合前のグランドの水まきでImanishi父が筆者にご挨拶に来てくれたんだった。フレンズベンチ前に水まきをしてくれながらIさんにっこりと言った。
「水まき多めにサービスしときますね」
あんとき「じゃあ、今度生ビール一杯おごりますよ」と返しておけばよかった(^-^)
突然の砂嵐にびっくりして豆鉄砲を喰らった鳩のように、豆鉄砲を喰らって飛び上がる本物の鳩。砂嵐が筆者のベンチにもやってきた時、その真っただ中で目をつぶりながらカメラのシャッターを切ってみた。

最終回にHiroのこの試合2打点目になる1点を追加したが結果は11:4。でも点差ほどの大敗という印象はなかった。中盤からこつこつ点を取れたという印象のせいだろうか。実力差のある強豪相手にしてはよくやったほうだと思うんである。

最後に余談。
TVニュース全国版でもやっていた。川崎市宮前区の停電騒ぎ。
試合から帰る道中ではあちこち信号が消えていた。ガススタンドの店員がボランティアで交差点の手旗信号を買って出ていたり、そこここでそんな光景が見られた。思わず車中から店員に頭を下げる。おいおい、川崎宮前、なかなか捨てたもんじゃないぞ。家に帰り停電の続く中、MacもTVも死んでいるのでiPhoneでニュース検索。有馬、鷺沼、土橋で7400世帯がいまだ復旧の見込みが立たずとのこと。「見込みが立たず」という表現は一番イライラする見込みのない見立ての見方で、誰も味方になっちゃあくれないわけで。
今はこうしてMacを起ち上げブログが書けてほっとしている私であった。
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