2013年11月3日日曜日

がんばれ東北「心のチカラ」

今日は南部リーグである。午前の試合は行けなかったけれど、対Aチームフォルコンズ戦はなんと11:1のコールドゲーム。ただスコアブックを検証するに、がんがん打ちまくったというわけでもなく、相手失策や暴投なども大いに得点にからんだようであったけれど。でもコールド勝ちというのは立派である。

午後から筆者も参戦。今度は対Bチーム野川レッドパワーズ戦である。6年の抜ける選手の面々はまだまだ「頼もしい」という面構えには至ってないが、それでも近年の成績からすれば来年が少し期待できる顔になってきた。

試合前にニコニコと挨拶に来てくださったのはレッパのYoshikawaさんだ。Queensの審判でもあるYさんのこの笑顔を見てると、ついこっちも笑顔になってしまう不思議なチカラを持っているんである。
訊けばレッパは24人、来季6年抜ければ18人という、ほぼうちと同じような人数構成である。宮前の最古豪のとんでもない歴史のあるチームも、子どもの人数には勝てないのだった。野球は「審判と天気」には勝てないと昔から言われているが、少年野球はチームの子どもの数もそれに近いものがあるわけで。
野球がずば抜けてうまい子が仮に10人に1人の割合でいるとしよう。10人しかいない小さなチームではうまい子は1人だけだが、90人もいるチームなら9人スタメン全員がずば抜けて野球のうまい子だけになるわけだ。もちろん仮の話ではあるけれど、統計学的確率論的な絶対値である。しかし人数の少ないチームでもなんとかして上を目指すところに面白みと難しさがある。大きな体で常勝無敵の北の湖は時に憎まれ役になり、小さな体でも巨体を土俵に沈める千代の富士を応援しちゃうのは、洋の東西を問わずどうやら人間の持っている性(さが)なのかもしれない。
偶然ではあるけれど、今このブログは第7戦楽天VS巨人をTV観戦しながら書いているんである。
何をか言わんや、である(^-^)

試合はこれまた圧勝の7:0のコールド勝ち。しかしやはりレッパはベストメンバーではなかったらしいけれど。それでも一日のダブルヘッダーでA,Bともにコールドゲームというのは、弱小フレンズにしては近年まれに見る快挙なんである。

この時季になると「6年お別れ会」の空気感が漂いはじめ、筆者は公私ともに忙しくなる。いろいろやんなくちゃ的仕事が山盛り大盛りてんこ盛りなのだ。そのひとつお別れ会用の6年3人の写真を撮った。ヒマしていた3人は選手の妹軍団にタジタジであった。
小さい子というのはグランドで緊迫した試合なんかどこ吹く風、試合そっちのけで砂場でぎゃんぎゃん遊ぶ姿は、古今東西どこでも見られる光景である。

オマケ編1。
フレンズOBで今中学2年のOnoがひとりで遊びに来た。
中学生になり野球ではなく吹奏楽部を選択して「華麗なる転身」をはかった。すっかり声変わりしていたが、無理矢理ノックを受けさせて、その返球フォームを見たら全く昔と変わらなかったのには笑った。けれど野球はやめたがいい笑顔をしていたぞ(^-^)
オマケ編2。
5年連合代表だったKasaharaさんから10/20の祝勝会の写真が当日送信されてきた。
いつかブログにと思って温存していたのだが、今日Ohmori母から話を聞いたら「この写真またブログに載るんじゃないの」と周りの母たちから言われたのだそうだ。早速アップしちゃうんであった(^-^)

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さて、書きながら途中ブログタイトルはいかがなものかと思案していたのだが、東北楽天がつい先ほど優勝を決めた。9回表は書く手を止めて見入ってしまった。田中がブルペンで準備している映像をみて直感した、これは粋な監督采配などではなく田中が監督に直訴しての登板ではないのかと。同じように推測した野球ファンは決して少なくないはずだ。160球投げた翌日、セーフティーリードとは言えない場面での志願の登板。
この闘志と自信は東北の被災者の方々にどんなにか勇気を与えたろうか。
おめでとう!
9回に田中がマウンドに登った時、ブログタイトルが瞬時に決まった。
がんばれ東北「心のチカラ」
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2013年11月2日土曜日

まだまだ、いつまでも

時間と余裕があればすぐにでも行っておきたい場所がふたつある。
ひとつは千駄ヶ谷の国立競技場。2020年東京オリンピックに向けてもうすぐ閉鎖される。ニッポンのサッカーの聖地と言われ、ワールドカップの時はパブリックビューイングにも行こうとしたけれど叶わず。ついに一度もゲートをくぐってない不届き者のサッカーファンの風上にも置けぬ筆者である。年内は場内を巡るツアーがあるそうだ。行ってみたい。

もうひとつは先日新築オープンした京王れーるランド。
私鉄系鉄道博物館である。オープン日は平日にもかかわらず、長蛇の列で予想以上の人気らしい。お馴染みの鉄道ジオラマや運転シミュレーション、ファミリー向けの子どもたちに人気の「アスれーるチック」などの遊びの施設コーナーもある。屋外展示場には京王電鉄の旧車両がズラリ。当日は「Yahoo!NEWS」やTVニュースにも取り上げられた。
おっと、筆者は京王電鉄のスポークスマンではないし、鉄道マニアでもない。じゃあ、なぜ?筆者は昨年計画当初の基本デザイン設計に関わって、何枚ものパース(完成予想図)を描いたり、大まかなデザインを担当したからなんである。黒子としてのデザイナーなのであまり大きな声では言えないけれど(^-^)

おっと、このところQueens女子野球や宮前少年野球ばかりで、有馬フレンズブログをかまけていたんである。久々のフレンズなんである。
先日南部リーグ大会の有馬子ども会戦をやった。悪くない試合だったと思う。もっとも相手は連合で主力2人を欠いたアリコではあったけれど。
もうじき冬の到来、6年生の引退、そしてお別れ会...などを彷彿とさせる秋の日差しが柔らかく肩にそっと乗っている、そんな晩秋の一日であった。

試合中スコア監修をやりつつ、広報カメラマンとして後方も徘徊。沖縄のハイサイオジサン♪ならぬ、徘徊オジサンである。ふと見ると外野席の花壇に腰掛けたひとりの少年がいた。祖父母と一緒に野球を観戦していたのだが、どうにも様子が違う。一生懸命スコアブックをつけていたんである。筆者こんなブログを書いている身としては声をかけずにいられなかった。
「おっ、スゲーじゃん。スコアつけてるの?」
訊けばなんとお隣の盟友チーム「鷺沼ヤングホークス」の6年、Arikawa君であった。午前中に練習が終わったので午後はこの試合を観てスコアの勉強をしに来たとのこと。
なんと素晴らしい少年ではないか。ベンチへ戻り過去のヤングとの対戦スコアブックを検証したら、Arikaw君の名前があった。こんな少年を放っとけないのがオトナの性というもの。スコアラーバッグの中に手つかずの新品のスコアブックがあった。予備のブックなのでたぶん来年も出番はないだろう。男には使用期限があり、女には賞味期限があるように、スコアブックにもそれがあるのだと自分に言い聞かせ、再び彼の元へ。
「これ、オジサンからプレゼント。Kurosu監督によろしくね」
頑に固辞していたけれど半ば強引に彼の手元へねじ込んだ。
「あ、あっ、ありがとうございます」
とても真面目そうな子だった。スタメンに入れず試合に出れずとも元気に大きな声を出す子らしい。(後日取材網を駆使した)

ピロティーでは小さい子たちがベースを置いて即席の東京ドームを再現し遊んでいた。彼ら彼女らにとっては十分に広いスタジアムだ。
スコアブックの集計を真面目に取り組んでいる男がいる。今年からサブとして大活躍のHiroの父Ohmoriさんだ。この日も「集計お任せっ!」と言ったら即ニンマリし、早速ピロティーの端っこで黙々と集計しはじめた。声を掛けてもボールが飛んできてもおかまい無し。黙々と集中している。
まるで忘れた宿題を居残りで教室の隅でやっているみたいなAyumuちゃんなんであった(^-^)

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実はここからがブログ本題なんである。読み疲れた方は明日続きをどーぞ、なんである。

昨年鷺沼ヤングホークスのKurosu監督から満面の笑みで話を聞いたことがある。
60歳になった時にチームから赤いちゃんちゃんこを贈られたのだそうだ。こんな粋なことを出来るヤングの父母も素晴らしいと思うと同時に、はて俺たちはYanagisawa代表やKanedaコーチに何か感謝の気持ちをカタチにしているだろうかと、愕然となったのであった。いつか実現したいなと....。

先日うちの代表Yanagisawaさんが70歳の誕生日を迎えた。かなり以前から「俺みたいなロートルがいつまでも監督をやっていたんでは、フレンズが成長しない。後継者に譲りたい」と言っていたYanagisawa監督を何年間ものあいだ説き伏せてきたのだったが、数年前についに監督を勇退し代表に就任。フレンズ創設以来30数年を土日全てをフレンズ野球に捧げてきた人だ。試合中の判断は風のごとし、頑固さにおいては山のごとし、野球好きにおいては他の追随を許さぬ、70年間を野球一筋に貫いた人である。今でも柔らかなピンポイントのノックの腕前は天下一品だ。筆者のような若造が言うのもはばかれるが骨太な昭和の野球人と形容しても良いだろうか。

Akane母に代表の誕生日のことを告げた。そんな代表のバースデイを祝おうと、母たちが中心になって急展開を見せ始める。筆者も裏で暗躍したけれど、全ては母たちが頑張って企画、行動に移してくれた。
乾杯!おめでとうございます(^-^)
筆者が仕切をやった。高性能ワイヤレスマイクを持って。
チームからの花束贈呈、母有志からの記念品も贈った。ここからの写真は居酒屋の暗さで鮮明ではない。フラッシュを使うと平坦な絵になるので、極力使わずに撮ったら、みなブレてしまった。アララ、花束贈呈のスレンダー美人妻ふたりがぎゅんぎゅんブレちゃった。

部屋の照明を落しAkane母がバースデイケーキを持ってくる。大盛り上がりであった。
OB母で去年の母マネのInoueさんから直筆のお手紙も披露、朗読...。
Yanagisaki母など来れなかったメンバーたちの祝辞も伝えた。

「この歳まで野球をやってきて、こんなに嬉しいことはない」
代表の言葉であった。因に手にしているモノは筆者が急遽入手した高性能ワイヤレスマイクである。決して鍋のアク取りなんかじゃない(^-^)

来年は6月に重鎮Kanedaコーチの誕生会も絶対やるんである。これを毎年の恒例行事にしたいくらいだ。今から予定を開けておくように言っておいた。代表のかつての会社の先輩でもあるKanedaさんの締めでお開き。

お二人とも、まだまだ、いつまでも、フレンズを見守って下さい。お願いします。


2013年10月30日水曜日

大快挙!Vol.4(終章)

大快挙!シリーズも満腹中枢を多いに刺激されて、そろそろ食傷ぎみのそこのアナタ、ご安心あれ、今回で最終章に突入なんである。

宮前Queens祝勝会である。会場はいつも連盟会合に使われるJA向ヶ丘。これだけの規模と来賓の多い祝勝会をスムーズに開催運営出来ちゃう、Queensの裏方父母たちの連携プレーには毎度ながら頭が下がる思い。
さて優勝旗はJAさんからの協賛提供によるもの。ペランとした優勝旗ではなく、ごっつい本格刺繍を施したものだ。水も漏らさぬQueens広報取材網によると カップ10万円、優勝旗に至ってはウン十万円するのである。世界に一個しかないものは高いのである。

乾杯!
子どもたちもオトナたちも早速あちこちで笑顔がこぼれ、レンズを向けるとピースサインの林立であった。

Queensの女子はそのほとんどが母体チームに所属しており、言わば「二足のわらじ」
母体チームの監督やその他各界の著名人有名人がお祝いに駆けつけてくれたんである。これも宮前区でいかにQueensが愛されているかの証(あかし)であった。

これもQueensの伝統的な良い慣習である。OG中学生たちが続々あとから来てくれた。中学2年になり女子硬球野球クラブに通うMeikaを始め、去年のOGの子たちが大集合。これは彼女たちのテーブルを通りかかった時に、彼女たちから「写真撮って下さい!」と声をかけられてのワンカットなんである。ココロ無しか小学生時分に比べ、幾分眩しく見えてしまうのは筆者だけではあるまい。

姫たちのテーブルへレンズを向けると屈託のない笑顔でこれまたピースサイン。主将Himariが「ねえねえ、そっちもホラ、写真撮るよ」と声を掛けてくれて、反対側の姫を激写。更には全体に波及し全員がVサイン。オジサンたちは知っているだろうか?筆者はオジサンだが知っているんである。一口にピースサインと言ってもそのバリエーションは多岐にわたることを。手の甲を相手に向ける「裏ピース」や「キツネピース」など。外国では決してやらないほうが良いけれど。米国のバイクライダーが発祥なのかな(?)、すでにニッポンの文化に昇華してしまった感のあるコレ。大いにやっちゃって〜(^-^)

恒例の、親子がステージに立ち一言コメント大会。なんだか祝勝会というよりすでに「お別れ会」的様相を呈してきた。まあそれも良しだ。せっかくこんな大舞台を用意してもらってるんだから、マイクとステージを存分に利用しない手はない。
小さい姫たちはコメントを発表するために、事前に紙に書いてマイクを持って登壇。それがまたいじらしいではないか。

母たちの点描のカット。
OB母も大集合。それにしてもKasaharaさんとMurataさんほど、美女に囲まれてこれほど物怖じしない、ハーレム状態の似合う男を筆者は過去に知らない。もし筆者ならばココロがあわわ、肌がざわわとなり、ケツの座りが悪くなって赤面してしまうに違いない。

Yamaguchiマネージャーの声が会場に響く。「では最後にTさんに締めてもらいたいと思います」ここでなんとまさかのサプライズ。
金メダルの授与をされたんである。しかも授与してくれたのは主将のHimari。頭が真っ白になってしまい正直彼女の言葉は覚えていないのだったが、素敵な笑顔だけは鮮明に記憶されている。ありがとう(^-^)
マイクを持った筆者。
「え〜では「晴耕雨読」風にしゃべってみたいと思います」
「有馬フレンズコーチ兼、宮前Queens広報兼、少年野球「晴耕雨読」の筆者Teshimaなんである」.....。
「どんだけQにハマったかと言うと、え〜...例えて言うなら富士山青木ヶ原樹海に.....なんである」
こんな場を与えていただきありがとう(^-^)
筆者の写真を撮ってくれたのはOkumuraさん。自身の写真をブログアップするのは別にやぶさかではないのだが、残念ながら目をつぶってアホな老醜を晒しているものであったので、あえてカット。

終盤Kasahara代表がマイクを持った。例によって「Kasahara劇場」の開幕である。いつかはこれで会が8時間続いた実績がある。但し翌日氏は全然記憶にないと。
Suzuka母をご指名感謝の意を伝え、母会のMisaki母を壇上に呼び、スコアラーで頑張っているSuna母を讃えての「Kasahara劇場」全開モード。Sunaママの目には薄く光るものが...。

最後は1本締めだったか3本締めだったか記憶にない。シャッターチャンスだけを狙っていたからだった。
筆者がもし急逝したならば、棺桶にはHimariにもらったこの金メダルと、ジャック・ダニエルとショートホープと、フレンズ・Queensの帽子を入れてもらいたい、と思う筆者なんであった(^-^)/
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2013年10月29日火曜日

大快挙!(道草)

この大快挙!シリーズもいよいよ終盤である。
今まで引っ張るだけ引っ張って、民衆を欺く悪代官のように汚辱と欺瞞にまみれたタイトルでここまでなんとかきたんである。
「大快挙!(序文)」
「大快挙!Vol.1」
「大快挙!Vol.2」
「大快挙!(箸休め)」
「大快挙!Vol.3」
更に今回は悪びれる様子もなく、「大快挙!(道草)」ときたもんだ。
写真のチョイスだけで精根尽き果てたので、ならばVol.4の祝勝会の話は次回にしたいのである。そのための美人局的時間稼ぎを画策している筆者なんであった。

Vol.4のラストに向けて写真を選択。明日からこれらをPhotoshopで加工編集して、本文を書く予定....予定は未定ではあるけれど。以前にも使ったフォルダ内の写真のデスクトップショット。

これはオマケ。
日曜フレンズでは南部リーグのローカル大会を敢行。相手は有馬子ども会。試合後西有馬小ドームのピロティーでまだフレンズに入らない小さい子たちが数人遊んでいた。Kamiya3兄弟の妹Kukuru。フレンズのアイドルでもある彼女。
「Kuku、写真撮るよ〜!」と言ったら、きょとんとしてカメラ目線を向けてくれた。
Tomiokaコーチの娘さんに続き将来のQueens候補の一人である(^-^)/
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2013年10月26日土曜日

大快挙!Vol.3

ブログは鮮度が命と公言しておきながら、大会終了後このシリーズは早1週間も経とうとしているではないか。すでに賞味期限はギリギリか。でもまだ消費期限はあと少し猶予ありきと判断しての今回のVol.3なんである。極力の簡潔明瞭でいこう。

閉会式と表彰式である。宮前の大快挙なんである。
大会のどなたかが挨拶中、何が可笑しいのかQueensの姫たちはクスクス笑いをこらえておる。先頭のHimariは下を向いているが、実はこれうつむいているのではなく、笑いを隠すために下を向いているのだった。
閉会式では一般観客もグランドへ降りて思い思いのカメラを構えることが出来る。もっとも筆者はそれが許されなかったとしても、何食わぬ顔で報道陣を装って潜入するつもりであったけれど。皆は1塁サイドから遠慮して固まったままだったが、筆者はマスコミ各社のカメラの邪魔にならぬ程度に、コマネズミよろしくうろちょろしまくったんである。

6年連合宮前クラブ、単独出場の富士見台ウルフ。
野球小僧どもは試合時の真剣な顔とは打って変わって普通の小学生らしい笑顔に戻ったようだ。

Ogasawara監督とMatsui監督が何やら談笑しているのを、「あっちはなんだか楽しそうだなあ〜」と目線を送る赤いQのユニフォームの28番Mochidaコーチ。29番Murataコーチは訳ありでここの列にはいない。Koshimizu監督は所用で不在だった。

晴れやかな笑顔で優勝旗、楯、カップ、賞状、その他ゴマンと授与されるQueens姫たち。
一人ひとりにメダルを首からかける役員たち。心無しか男子にあげる時よりも皆、顔が柔らかいと思うのは筆者だけではあるまいて。


大きな大会のご多分に漏れず大勢の役員、主賓の挨拶があった。
長身痩躯のダンディー氏がマイクを持って本塁ベースに歩み寄る。アレ、どこかで見たことのある紳士であった。筆者の記憶に間違いなければQueens28コーチMurataさんにそっくりの、JA常務理事Murataさんなんである(^-^)
女子野球に立派な優勝旗を提供していただいたスポンサーのJAさんである。もちろん陰で暗躍したのは某女子チームのK代表である。

宮前区少年野球連盟では過去に神奈川県大会、川崎市大会などにおいて幾度も快挙を成し遂げその名を県下に轟かせてきた。今回の快挙が大快挙なのは5,6年連合、女子Queens、単独出場チーム4カテゴリー全てが決勝まで進出したことである。ましてやそのうち3つが優勝まで成し遂げた。頑張った指導陣、連盟、父、母たちのサポートもさることながら、オトナの思惑などそっちのけ、主役は飽くまで「子どもたち」だ。この子らを大いに褒めたたえてやりたい。

上の写真は筆者が撮ったもの。「はいみなさん、このカメラのレンズが見えますかあ?見えてない人は写りませんよ〜」と数枚パシャリ。
そーこーしてると、後ろから連盟Nishimuraさんがやってきた。Kasaharaさんが「Nさん、ちょっとテッシーを入れて、Nさん撮ってよ〜」
Nishimuraさん喜んでと、筆者のカメラで撮ってくれたのが下の写真である。
はあ。上と下でまるで「ウォーリーを探せ」みたいだ。あるいは2枚の絵の間違い探しみたいじゃん(^-^)さて眼鏡をかけてないウォーリーはどこでしょうか?

TV取材がかつかつ間に合った。TVカメラに群がる嬉しそうな姫たち。主将Himariと殊勲のHinataがインタビューを受ける。オンエアされて全国からファンレターが殺到したらどうしよう。その際はYamaguchiチームマネージャーよろしくなんである(^-^)

最後にいい絵が撮れた。
インタビュアーが「じゃあみんな、あっちからこっちへ向かって帽子を投げて駈けてみようか」と提案。そしたら、あらオドロキの言葉がカメラマンから発せられたんである。
「はいみなさん、このカメラのレンズが見えますかあ?見えてない人は写りませんよ〜」と。先ほど集合写真の時に筆者が言ったことと全く同じことを言っていたんである。
行きますよ〜!よーい、スタート!
帽子を投げあげ駆け寄る姫たち。いい顔してるぞ。
最後にカメラマンがインタビュアーに言っていた一言を筆者は聞き逃さなかった。
「うん、いいぞ。こりゃあ、番組最後にスローモーションで編集して決まりだなっ」と
(^-^)/
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2013年10月25日金曜日

大快挙!(箸休め)

大快挙!シリーズもいよいよ終盤である。しかし自分でも嫌になっちゃうほどの、「今まで経験したことがないほど」の記録的な豪雨、いや長文に食傷ぎみで辟易しているのではないかと思いきや、存外読者諸氏には概(おおむ)ね好評のようで、内心ほっとしている筆者なんである。
今日は満腹になる前にちょっと写真で箸休めといきたい。

閉会式後Queensの少女たちを何枚も写真に撮った。集合写真もたくさん。一部母や監督が不在だったのは残念至極。子らが数名優勝旗やカップを持ってカメラの前に整列。
「会長〜!会長も入って入って〜」
まんざらでもないSohma会長、ニコニコのしのし後ろに納まった。ファインダー越しに、
「ハイ、行くよ〜。ハイ、チ--------.......。」
.........(ん、なんか違うなあ。会長恐いオーラ出し過ぎ。まるで運慶快慶じゃん)
「会長〜、会長だけ怖い顔してますよ。もっとニッコリ〜!」
と言った瞬間、箸が転んでも可笑しい年頃の少女たちが爆笑。会長だけはまだ運慶快慶状態でまさに仁王立ちを保っている。

やっとニッコリの会長を中心に記念撮影は滞りなく終えたのであった。

今日、Kasahara代表から連絡網が回ってきた。
明日の川崎宮前版のタウンニュースにこの川少連の結果や写真が掲載されるとのこと。連盟や筆者からもQの写真など提供しており、小ブログ「晴耕雨読」も参考にとのことで記事が楽しみである。

大快挙!シリーズは閉会式と祝勝会がまだ控えている。週末はまた台風の襲来らしい。雨で試合練習が中止で仕事がなければ、近々アップの予定なんである(^-^)/
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2013年10月23日水曜日

大快挙!Vol.2

Queens3冠達成の興奮も冷めやらぬうちに、次の試合のウグイス嬢のアナウンスが場内に響き渡った。川少連6年生連合チームの決勝戦である。これは今年の川崎市でのNo.1の区を決する戦いと言える。例年宮前クラブを率いるは名将Matsui監督。今までこの大会では数々の名勝負を演じてきた代表監督である。

最初に断っておきたい。試合が始まって間もなく....、「Tさん、メシ行こうよ」と言われ、等々力近くの飲食店へ出撃してしまったんである。水を差すようで申し訳ないが、序盤の攻撃を除いてほとんど観戦していないのだった。うっかり八兵衛または敵前逃亡または職務放棄と言われても致し方ない。誹謗中傷は甘んじて受けちゃう俺なのだ。なんか文句ある?居直り強盗も甚だしいか(^-^)
更に言えば周囲から聞き及んだ断片的な情報を元に、曖昧模糊とした記述で試合詳報は書けないし、悪くすれば誤った内容で人心を惑わす火種を撒くことになりかねない。ゆえに結果だけの報告としたい。

恐ろしいほどの投手戦であった。クラブのエースはレッドパワーズのTsukamoto君。連合に入り急成長を遂げた選手だ。このままドラフト会議でドラ1で指名されるんじゃないかってくらいの見事なピッチング。緊迫の接戦だった。野球は5:3あたりが面白いと言われるけれど、緊迫のゼロ行進、無失点の投手戦は玄人好みの醍醐味がある。ただ投手戦と見るか貧打戦と見るかは紙一重であるけれど。最終回にはクラブ主将グリーンズのYoshikura君が締めた。シリーズMVPレッドソックスの上原に匹敵するクローザーとなった。
結果はなんと1:0での辛勝であった。接戦を制するチームは真に強いチームだとも言われる。特に上位での対戦となればなおさらだ。今年も川崎No.1となった宮前クラブの子どもたちの頑張りに惜しみない拍手を送りたい。

さて時系列は若干歪むけれど、先のQueens戦の途中から大師球場で熱戦を繰り広げている5年連合、宮前ヤンキースJrから続々と戦況報告がはいる。主に5年連合代表のKasaharaさんへの情報だった。FBだかLINEだかツイッターだか知らないが氏はブツクサ言いながらも嬉しそうにスマホで返していた。さて5年連合の結果は...。
これまた1:4のビハインドから5:4のドラマチックな大逆転劇を演じての優勝だった。

続く最終戦は満を持して川崎No.1を決める単独チームの決勝戦である。
宮前代表は富士見台ウルフ。毎年大柄な選手はいないのに、試合が終わってみればウルフが勝っていた、なんていう試合展開が多い。子どもたち一人ひとりが野球をよく知っているチームである。
ウルフのエースはイケメンSugita君。何やら周囲の女子たちにワサワサ密かに噂されているほどのモテ男なんである。
対して相手チームエースは嘘だろってゆーくらいの堂々たる体躯の本格派豪速球投手であった。


宮前クラブの試合が終わりこれを観ずに帰宅した人は一生悔やまれる損をしたはずだ。球史に残る名勝負であった。最終回を終えて1:1のこちらも拮抗した接戦なのだった。
決勝戦では珍しくないいわゆる「特別ルール」での延長戦。学童野球では9回まで続けられる。

延長8回表を無死満塁から無得点で終えてしまった相手チーム。これも以外と良くありうることだ。観ていて落胆の色が隠せないほどだった。当然後攻のウルフサイドや宮前応援団席からは「勝った!」の安堵感が漂っていたはず。筆者は違った。魔物が棲むのは甲子園だけじゃないのだ。息子が野球をやっていた頃、現役フレンズオヤジコーチの時に神奈川県大会決勝で延長9回まで行き涙を呑んだ経験があったからだった。
圧巻はこの場面。
その裏無死満塁から打席に立った打者に対し、ベンチは当然スクイズを選択するものと思っていた。たったの1点を取れば勝ちなんである。強攻策に出ると最悪はホームゲッツーで一挙に分が悪くなる。確実にたったの1点奪取すればゲームセットの場面。しかし特別ルールでは結果を気にせず打球を強く叩けという、フレンズ代表Yanagisawaさんの論理も頭をよぎる。吉と出るか凶と出るか、ここにも魔物はいるのか?

ウルフ打者のバットが火を噴いた。
超前進守備への強烈なライトライナーで1死、ライトから瞬時にファーストへ送球されて1塁走者が戻りきれず1塁ホースアウトで2死、一瞬の間があって、ファーストはボールをセカンドへ転送、一気にスタートを切っていた2塁走者はヘッドスライディングで帰塁するも間に合わず3死.......。あっと言う間のトリプルプレーの完成である。
特別延長戦でのトリプルプレーというのを初めて見た。トリプルプレー自体、少年野球ではありがちだとは言うものの、数年に一度しかお目にかかれないものだ。過去の記憶が正しければフレンズで一、二度やられた経験がある。しかし特別延長でこんな光景を見るとは想像もしなかった。
宮前の応援という立場を忘れ、呆然とする筆者であった。

結果は9回の死闘を終えて3失点に2得点であと僅かに1点及ばず、トータル5:4での惜敗。
試合終了後、ベンチ前で膝からくず折れて号泣する子どもたち。
金メダルは失ったけれど、キミたちの心には大きな勲章が宿ったはずだ。
※集合写真は一部連盟HPからと宮前クラブSugiokaさんからの提供。
※執筆に当たっては一部連盟Nishumuraさんからの情報提供。
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