2015年6月25日木曜日

Kさんを偲ぶ会1

いよいよ準備が整った。会式の3時間半前から準備に入った連盟実行委員とQueensのスタッフ。ここに至るまで綿密な計画と準備を経て来たのだが、あーでもない、こーでもないの末になんとかベストの会場設営が完了。

どういう方向に筆が進むか筆者にもわからないけれど、今回のこのブログは時にしんみりと、時に不謹慎とも言える表現になる予感。野球で言えば「緩急をつけたピッチング」と言えようか。生前の笠原さんは湿っぽいのが大嫌いだったとの意向を汲み、Sohma会長はなるべく明るくやろうとのコンセプトを打ち出したことにも起因している。文中不謹慎な色が浮かんだ時はゴメンナサイなんである。(※公人は実名で表記)

Uchimura副会長、読売巨人軍からは鈴木部長のご挨拶。ジャイアンツジュニアの監督河埜さんもみえた。おごそかに献杯となる。
司会の白羽の矢が立ったのはQの母、Imanishiさん。補佐でYamaguchiマネージャーが脇を固める。連盟主催ではあるがQueensの存在なくして笠原さんは語れまい。Q現役親、コーチはおろかOG親総出で会を支えたんである。

弔問外交という言葉をご存知だろう。故人を偲びつつも酒を酌み交わすうちに、やがて活発な歓談となるわけで。あちこちでしめやかな空気感から一転、笑顔が見えるようになる。各テーブルを回ってみた。9テーブルあったが結果的に130名の予定を大幅に上回りおそらく250名くらいに上ったであろうか。ある程度それを見越して当初の着席から立食にしたのは大正解であった。
フレンズ監督Satohもそうだが、筆者も周りの多くの方達から「フレンズさんおめでとうございます!」と笑顔で挨拶された。嬉しいことこのうえない。宮前から全国へ。この思いを背負って行くのは重責だが、逆に皆さんの純粋な気持ちをバネに神宮へ乗り込もうと思った。県大会での戦いぶりを笠原さんに観てもらいたかった。存命ならばどんな言葉をかけてくれたのだろうか。
場違いではあるけれど、みなさん、本当にありがとう(^-^)


ほどなくして毎年Queens6年生を送る会ではお馴染みサンダースTsudaさん制作のスライドショー。
筆者と写真をシェアしてお互い別々に制作したんであったが、やはり写真選択のコンセプトは同じであった。ここの写真では割愛するが、あちこちからQueens母たちの静かな落涙の音が聞こえてくる。幾人もが目頭を押さえていた。

青空駐車場ならぬ、青空喫煙場では連合監督名将Matsuiさんの元へ、かつての連合OBの子たちが挨拶に。なかなか良い画である。
Qも主将Himariの時代のOGの子らや初代主将など中高大の生徒学生が大勢詰めかけた。さながら同窓会である。中学制服になるとなんか別人のようだ。娘を嫁にやったオヤジのような気分なんである。Himariはばりんばりんの京急ユニフォームで相変わらず女子野球まっしぐら、元気そうだった(^-^)親友Misakiとダンスまで踊ってみたり。

宴もたけなわと言っては不謹慎だが、途中から川崎市長福田さんも参式。スピーチの内容を聞いて笠原さんの人となりを改めて「凄い」と思ったものだった。巨人軍とのパイプしかり、笠原さんの人脈の広さと深さは到底凡人が真似出来るレベルではない。

弔辞。
笠原さんとは縁の深かった連盟副会長でもあるMatsuiさんから。
Qの柱であった氏が亡くなって以来、監督Koshimizuさんは練習の土日になると体調を崩していたのだった。こみ上げる感情を必死に抑えるかのように訥々と語るKoshimizuさん。どうしても信じられない、いまだに信じたくない。それは自分も含めて多くのQueens関係者、特に母たちの共通の想いである。この人ほど人望の厚さがあった人はいないのではないか。
それは妙な言い方をすれば、嫉妬にも似た感情さえ芽生えるほどだった。どうしてこの男は女性のみならず男までも魅了するオーラを持っているのだろうかと。
母代表のTaniさんの弔辞は涙で声も途切れがち、多くの母たちの共感を得たに違いない。

「Queensはファミリーだから」というのが笠原さんの口癖だった。
その思いに応えるように、現役選手とOGたちが参列し主将Miiが子どもらしい文調でお別れの挨拶。写真立ての奥できっと氏もにやにやしながら「ミーッ!ちゃんと読めよー」と言っていた気がする。
ファインダーの向こうにOGのMisakiがいる。二人の父を同時に喪ったような彼女のその悲しみに思いを馳せると、胸が締めつけられ言葉を失うのだった。

最後の挨拶である。閉会の辞は連盟副会長、やはり全国で百戦錬磨の名将Ogasawaraさん。その前に遺族として出席していたDaikiが父への想いを語る。彼はQueensのコーチでもある。Qの子たちにはお兄ちゃん的存在だ。20代半ばの彼は若くして父を喪った悲しみはいかほどだろうか。私のオヤジは自分が22歳の時に他界したのだが、あまりに自分が若すぎて実感が伴わないことを想いだした。
会長Sohmaさんもいつもの流暢な張った声ではなく、何かに戸惑っているような口調だった。
下の写真。
Daikiの右上のもの。彼の後ろの遺影のオヤジが例の甲高い声で「おいっ、Daiki。おまえの背中でテッシーのカメラに俺が写らねえじゃんか」と言って首をかしげてこっちを見てるような気がした。

最後に献花。
粛々と哀悼の意を込めて。
少しずつ皆の想いが白い布の上に降り積もる。





笠原さん。

歯に衣着せぬ物言いで大声で激高することもあれば、
優しく小さい子に気遣う心も持合わせ、
時に赤裸々な下ネタを言い合ったり、
スタッフの失策をおくびにも見せず自分のミスと公言し、
俺はこんな性格だから敵も多いんだよとぼそりと漏らし、
女性には優しく、そして厳しく、
男には楽しく、そして厳しく、
人と真摯に向き合い理路整然と論破することもあれば、
わがままな幼稚園児のようにだだをこね....。

人を引き寄せ、人を巻込み、人を振り回し、人に囲まれて、
そして人の中心にいつもいた、人だった。

不思議な魅力を持ったそんなあなたが、
俺たち皆大好きだった。

合掌。さようなら。
あの世に行ったらまた一緒にみんなで酒を呑もうぜ。
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2015年6月24日水曜日

求心力

神奈川県大会優勝のあと、周囲も筆者も何しろ慌ただしく時間が過ぎていくんであった。フレンズ関連の仕事だけでも5,6種類のファクターに関わっており....いや、スコアラーとこのブログ執筆も入れれば7,8種類になろうか。その最たるものは来月に開催予定の全国大会へ向けての壮行会プロジェクトである。週末には父母会を開き、チーム一丸で成功させなきゃなんである。先日土曜日は「笠原さんを偲ぶ会」のあとQueensのメンバーと深夜まで語り明かし帰宅はAM2:00だった。連盟の意向を受けて壮行会はフレンズ主催と決定し、急遽その翌日、日曜夜から壮行会プロジェクトチーム(仮メンバー)のキックオフミーティング。その日も深夜遅くになっちゃったんである。フリーランサーの自営業とはいえ、朝はほぼ通常通り起床することを信条としているので、寝坊は出来ない。20年前少年野球に関わる前のサラリーマンだった自分は、休日といえば昼近くまでだらんだらん、布団のぬくもりを愛してやまなかったのに。掃除機のノズルで突つかれて目が覚めるか、幼かった子どもらに「起きろー!」と布団にダイビングされてしぶしぶ起きる週末だった(^-^)

さて今回も「深夜の弁明」シリーズなんである。
偲ぶ会のブログ写真編集はあと少し残して先ほどほぼ終了。本文を書くのは明日にして、このまま就寝といきたかったけれど、考えてみれば明日は夕方から本郷で打合があり、そのまま夜はクライアントと飲む可能性が大なんであった。ならば今日のうちにこれだけアップしてしまおうじゃないのよ。

連盟実行委員で担当した笠原さんの写真パネルだけ一挙公開。
偲ぶ会に仕事や様々な都合で来られなかった方たちのためにも。
おかげさまで多くの皆さんに見てもらい、笠原さんを偲び思いを届けられただろうか。
中でもQueensのMochidaコーチは目頭を抑えながら何度往復し凝視していたことだろう。筆者は会場中をカメラ片手に徘徊していたが、気がつくとパネルの前には必ずと言っていいほど、Mochidaさんが佇んでいた。
パネル本体には笠原さんの写真を。そのフレームには笠原氏以外の周囲の人たちが集うようにわざとはみ出させて貼り込んだ。氏の求心力を象徴したつもりだった。いつも彼の周りには人が集まっていたように....。
写真提供は筆者のストックの他、Ichika母、Daiki、Natsuki、Hatano、Mochida、Ozawa、Nishimura、Kitamatsu、Nemoto各位(順不同・敬称略)
おかげさまでSpecial Thanks!
一気呵成、縦横無尽、千載一遇、一期一会の写真掲載なんである。





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2015年6月23日火曜日

深夜の弁明PART...?

やっと仕事にケリがつき、さあてメシ食ってブログ写真を編集するかと思ったのが19時頃なんであった。それと前後してMac横に置いたiPhoneのフレンズLINEがひっきりなしにピコピコピン♪なんである。未読があっという間に数十通。はっはあ〜、誰かのコメントに皆で食いついたんだなと想像する。これとは別に有馬フレンズ新HPに関するパソコンメールのやり取り。更にあるタウン紙から全国大会出場の取材申し込みの電話があった。旧知の記者さんで「晴耕雨読」を読んでいただいたそうだ。フレンズのみならず町ぐるみ、川崎宮前区ぐるみの少年野球への関心が広まればとの思いから、これは全面協力したいんである。先ほどまで記者さんとメールの応酬をしていたのだが、記事の鮮度を保つためと守秘義務的な自己規制からここではまだ詳細は書けない。

ブログ倉庫フォルダにはまたいつの間にか在庫の山が山積。
「山が山積」とは日本語として正しくない。「頭痛が痛い」の誤用と通底する。中学生は真似しないように。期末試験でバツをもらっても筆者は責任を負わないぞ、なんである。

Bチーム北部大会初戦のネタ、県大会祝勝会の話、フレンズ体験会実施の様子、更に土曜に開催された「笠原さんを偲ぶ会」のこと....。最新の「偲ぶ会」を真っ先に書こうと思ったのだけれど、気がつけば時計の短針は悠に1時を回っているではないか。こんな多忙につき今日はご勘弁願いたい。本日月曜もアクセスが100越えなのに、申し訳なしなんである。

またいずれ諸々ブログアップしちゃうわけで、今晩は寝るぞ〜!
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2015年6月20日土曜日

終わった

参ったの次は終わった、なのだった。本日朝から素っ裸になり滝に打たれて禊(みそぎ)をし、粛々とAmazonから配送される「プリンタヘッド」を待ち、ヤマト便で届くや否や速攻プリンターに装着し、ヤツが正常に稼働する印のランプを眼を細めながら確認した時は、ひとり快哉を叫んだのであった。本体の故障ではなくやはりヘッドの寿命だったのか。これで心置きなくぎゅんぎゅん出力出来るのであった。頭上近くまで重くどんよりと垂れ込めた雨雲を、夏の朝顔にてんとう虫を発見した時のような清々しい気分が払拭してくれたかのような面持ちなんである。(※意味わかりますか?こんな時、村上春樹ならどんな比喩を用いるのだろうか)

明日は宮前少年野球連盟の重鎮、中心的存在、宮前Queensの代表であり、人望の厚かった笠原氏の「偲ぶ会」である。特別な人だった。プリンター君の蘇生とともに写真パネル6枚が完成した。
パネル制作中は1枚1枚写真を見ながらずっと彼に語りかけていた。こんなことあったなあ、あんなこともあったよねえ....。

明日本番なのでここで多くはまだ書けない。
ただ、この場に来れなかった人たちのためにも、また連盟広報担当の職責からもいずれここで会式の模様をお伝えしたいと思う次第なんである。

ただし。
天から聞こえてくるのだった、笠原さんの声が。
「テッシーさあ、俺に断り無く勝手にやってくれんなよなあ」
「俺の写真全部カッコいいのじゃなきゃ、絶対やだやだ」
と。
子どものようにダダをこねる彼をちょっぴりいじめるためにも、カッコわるい写真も数葉入れておいた。
でもほとんどはカッコイイ写真で構成してあげた。自分もあの世に行ってから、再会した彼に責められてはかなわないからね(^-^)
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2015年6月17日水曜日

参った

参った....。
今年トイレが壊れて階下へ漏水した時くらいに参ったなんである。
まだこれからやることいっぱいあるので、簡潔に書くんである。

今週末土曜、連盟主催のあるセレモニーがある。
(※読者で知っている人は知っているが、知らない人は知らないので、内容はあえて知らない方が良いと思うので知らせないのが得策と知りつつも、ほんの少しサワリだけは知ってしまっても構わないだろうという、虫の知らせがあったので書いてしまうけれど、これが不評をかっても筆者は知らんぷりなのだ)
実行委員の一人である筆者のポジションは写真パネル制作。ある人物の膨大な数の写真を編集してA2サイズのパネル数個に貼り込むんである。仕事もそこそこ忙しいので夜間しか出来ない。既に4枚分のMac編集は終わっている。あと2枚分を今晩やって、明日木曜はプリントアウト、個々にカットしてパネルに貼り込むのが金曜中、の予定だった。

材料その他、インクも写真画質用紙も確保してある。印刷トラブルは思わぬタイミングでやってくるのは過去の経験から分かっている。本番前日で焦るのは嫌だから、今日一度テストプリントしてみっか。
「ヤバイッ」またやってくれた、このプリンターの野郎....。
以前から若干調子が悪いと感じていたが、Canonのサイトでエラーコードを確認すると、とうとう心臓部のプリントヘッドが壊れてしまったんである。何度も蘇生を試みたが警告ランプは筆者をあざ笑うかのように無情にも点滅を繰り返すのみ。さんざん頑張ったけれど諦めた。

Amazonで新品のプリンターは¥24,000。プリントヘッドだけは¥9,000もする。うぐぐ....。本体ごと買い替えるか、ヘッドのみ交換するか。
悩んだ末にプリントヘッドにした。Amazonプライム会員なので今注文すれば速攻で明日には届く。ところがなんである。これだけは最速で金曜の午前中着なんであった。金曜から出力するとなると、翌日アップまで時間がなさ過ぎ。しかもプリントヘッドが原因でなくもし本体に起因していたら...アウトだ。金曜は仕事返上でキンコーズとかに走らねばなるまいか。

参った、なんである。

いや、参ってる場合ではなかった。残りの写真編集しなきゃ....。
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