2018年2月22日木曜日

順風満帆疑心暗鬼

そーなんである。いよいよ解禁日を迎えて2日目、いきなり準公式戦のあじさいリーグなんであった。我がフレンズスコアラー部では、宮前少年野球連盟主催または協力、及びその上部大会を公式戦とし、それ以外を準公式戦と位置づけている。けど、子どもたちにとってはそんなの関係ねえ〜、低学年の子などは大会なのか練習試合なのかも区別出来てないかもしれない。

対戦は茅ヶ崎エンデバーズ。数年前に一度対戦している相手だった。筆者サザンの中では一番好きな歌「希望の轍」の、烏帽子ラインが出て来るあの茅ヶ崎....ではない。近隣の横浜茅ヶ崎のマンモスチームなんである。


新加入二人の選手にとってはフレンズとして初の準公式戦である。2番Tsukasa、3番Ichiyaである。Ichiyaの初打席は三塁線ギリで外野へ抜ける火を噴くような打球の二塁打だった。それを足がかりに続く4番ひときわ背中が大きく見えるAkiのタイムリーで初回1点先制したのだった。Ichiyaはその後も4の2のマルチヒットを記録、鮮烈なフレンズデビュー戦を飾ったのだった。


さてこの試合は筆者スコアラーなんであった。宮前公式戦ではないので、スコアラーしながらNikonで数十枚写真を撮った。本来はやってはいけない。「専門家の指導のもと安全性を考慮して撮影してます。良い子のスコアラーはマネしないでね」、なんつって。宮前の試合ではこうはいかない。しかしそのルール厳守の姿勢、筆者決して嫌いではない。

エンデバーズは前半毎回加点し中盤では5:1とリード。4回裏からFがどうにか反撃に転じる。6回裏終了時には5:5の同点にまで追いついた。ぎゅんぎゅん盛り上がるFベンチと母応援団。

なかなかの面白いプレーがあった。やたらめったらセカンドへの打球が異常に多いんである。二塁手は今まで失策率が高かったK.Kaito。スコアブックを勘定してみるとセカンドへの打球がなんと9本。一本だけ除いて8本すべてをノーミスなんであった。捕って当たり前の凡ゴロがほとんどだったが、イップスぎみの彼にしてみれば大いなる自信になったと思う。いや、そう思いたい。左打者が多いわけでもないのに、これだけセカンド方向の打球が多いのは、エースShohの気迫の投球、球が走っていて、若干球威に押された相手打線の飛球の結果だろうか。

最終回エンデバーズが逆転し6:5。しかしその裏Fもどうにか一点加点し追いついた。逆転サヨナラを期待したが、そーは問屋が卸さないのが人生の機微というものだ。結果6:6の引き分け。

なんとか今季最初の準公式試合を終えたのだったが、明るい光を見いだすことが出来たこと、反して相変わらず毎年の脆弱性も露呈した試合であった。
「順風満帆」未満、「疑心暗鬼」以上の、どーにもビミョウな船出である。しかし、少し前のフレンズを鑑みれば、明るい光明が見えたように思うのは筆者だけではあるまいて。
さて、今季どういう戦いをするのか。週末からいよいよ「グリーンカップ」シーズン開幕なんであった。
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2018年2月20日火曜日

Qオトナの新年会

土曜午前はぽかぽか陽気、第一公園ドームでのQueens練習に参加。12:00になると花フラへグランドの引き渡し。筆者は午後フレンズへ向かうため帰ろうとし、丘の上へ退避したのだったが...。サプライズであった。Queens母たちから監督コーチ陣へのバレンタインなんであった。姫たちからそれぞれのコーチへ手渡しされた。オッサンたちもまんざらでもない様子。筆者はAohaから手渡されたのだった。因にAohaとHarukaのコンビを「アオハル」と言うが、まるで日清カップヌードルのCMの「アオハルかよ!」を想起する。「アオハル」とは青春を意味するのだろう。
そのあと今度はKuu個人から野郎どもへのバレンタイン。あの砂遊びばかりしていたKuuも今年6年生。実に可愛いではないか。ちゃんとメッセージまで添えられてあったのだった。鉛筆で書かれたそれをじっと見ていると、なんだかほのぼのと嬉しい気分になっちゃうのだった。
サンキューQ姫たち、ありがとうQ母たち(^-^)


この日は対外試合解禁日であった。午後は花フラとフォルコンズが練習試合。Jinushi父が花フラの集合写真を撮っていた。

さてその夜は毎年恒例Queens「オトナの新年会」なんである。「大人の」と書くとフツーだが、「オトナの」と書くと何やら怪しい響きが醸し出して来るのはなぜだろう、なぜかしら?しかしちゃんとした大人の新年会なんである。今年は事情があって一ヶ月ずれ込んでしまったけれど、子どもたち抜きの新年会というか懇親会なんであった。
出張握り鮨のOhsawaさんなんである。銀座久兵衛で修行し、溝ノ口方面で知る人ぞ知る銘店の鮨店のオーナーであり、父はあの大沢親分なんであった。今年も旨い鮨を堪能させていただいた。「魚が旨いと書いて、鮨と言う」なんて。
Sohma会長なんである。と言っても連盟会長ではなく飽くまでQのそれである。皆がSohmaさんをいつものように「会長」と呼ぶと、Sohmaさん激怒する。「俺をまだ会長って呼んだら新会長のMatsuiさんに失礼だろ」と。監督Koshimizuさんあたりが、まあまあとなだめるのであった。「いやいやQueensの会長ですから」と。Queensと聞くとニッコリしちゃう会長なんであった。

Q新年会恒例はもうひとつある。各家庭の母たちが一生懸命作ってきた手作りの料理を持ち寄るのである。筆者はこれも楽しみなのだった。

Qにゆかりのある各チームから指導者も参加。

QコーチDaiちゃんはもうすぐ妻となるカノジョを連れて参加。「Queensはファミリーである」との名言を遺していったKasaharaさんの息子だけはある。こういう温かい空気感のあるところも女子野球宮前Queensならではなんであった。

各テーブルを廻ってみる。フォルコンズ監督Tanaka父と母の会話。夫婦でナニを話していたのかは謎だが楽しそうだった。Tanaka母は聡明な美人さんである。昔は鶴のように細かったのだが、それはそれとして今でも素敵な美人なんであった。会長と話していてTanaka母が「テーブルで醤油をひっくり返す」エピソードには笑った。ちょっとここではつまびらかには出来ないけれど。周りを明るく照らす太陽のように、まん丸な楽しい人なんである。

さて夜も更けてきたので駆け足で行きたい。筆者Q広報としてカメラ片手に徘徊するわけで。酒も廻って良い感じになってくるころが狙い目である。各テーブルに突撃し「はいはい、そこの野郎ども写真撮るよ〜」と言えば良い笑顔でピースサイン。「ほいほいそこのお二人さん、こっち向いて〜」と言えばすかさずニッコリ。


Kurihara副会長がしみじみと言った。「Teshimaさん、ちょっと俺の写真撮ってよ」普段絶対そんなこと言わない人なんである。ジョーダンかと思ったら、曰く「俺の遺影、全然ないんだよ」と。結構マジで言っていたのでこっちも笑いながら真剣に撮ったのだった。
名門ヤングホークス。宮前名物監督のKurosuさんは総監督になり、連盟のアドバイザーという役職を兼務することになった。「Teshimaさんさあ、変な話しさあ、...」とKurosu節は健在である。代わって監督にはIshikuraヘッドが就任。こちらも相変わらずカミソリのようなアイロニーの利いたトーク術は健在である。


今日のAbeちゃんの出で立ちはさすがに赤いジャージではなかったが、替わりにこんなTシャツを着込んでいたのだった。そっと後ろに忍び寄り拙者、接写を試みる。

Q歴代母会長のOB母、MochidaさんとSoneさんも来てくれた。モッチー母は「Queens母会最高永世名誉顧問」というKasaharaさんが名付けた肩書きがあるし、Sone母は通称「ミーシャ」。カラオケでイントロを歌い出したとたんカーネギーホールの聴衆を一瞬で黙らせ、静寂の中男女ともに聴き入ってしまうほどの歌姫なんである。かつての三区懇親会では聴いているうちに泣いてしまう母もいるくらいの。モッチー母とともに二人とも同時代の苦楽を共にした、歴代Qを代表する美人さんなんである。
筆者から「撮るよ」と言わなくても「Tさん、撮ってよ」と向こうから声をかけられるようになった。だいたいは美女とのツーショットをご所望の会長なんであるが。今季母会長のこれまた美女のKitamatsu母とも良い笑顔で。



廊下のベンチで会長、Murata代表と三人で話しているとたまたまSone母が通りかかった。逡巡したのち彼女にカメラを渡しスリーショットを撮ってもらう。
見てくれ、会長の野郎どもと撮るときのつまらなそうな顔。筆者は短いセーターがまくれあがり腹丸出し、だし。Murataさんはペロペロに酔っているし。

そのあと気を利かして会長とSoneさんのツーショットを撮ってあげた。
見てくれ、会長のこの幸せそうな破顔一笑の笑顔。さっきと全然違うじゃん(^-^)

........
恒例、JAから駅前の俯瞰のショット。このあと何人かでカラオケ二次会に流れたのであった。

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2018年2月18日日曜日

怒濤の砂嵐の中で

土曜の午後は妙な天気であった。午前中のうららかな陽気から一転、一点の曇りない好天が荒天に転じて天変地異、突風が吹き荒れて「イッテQ」的な南極のブリザード級の砂嵐となった。
南の空はこんなんだったのに。

にわかにかき曇った北の空から凄まじい砂嵐。

偶然カメラを手にしていた筆者、風上に背を向けながらもジャーナリスト魂に火がつき(なんちゃって)、振り向きざまに母たちのいる南極昭和基地有馬支部に、必死にレンズを向けて思わず知らずシャッターを切ったらこんなことに。

かと思えば数分後にはまた回復、練習再開となる。これ以上天候が悪化しないうちに写真を撮らねばだ。毎年作成しているマグネットボードの選手写真。次女が会って.....違った、事情があって、残す二人の子を撮るのが今日の筆者の仕事なんであった。まずはKenzoh。オヤジクリソツの面構え。

そして体験を経て入部を決めてくれた新6年Ichiya。筆者の息子(33歳既婚、男子二人の親)が野球経験なしでフレンズに飛び込んだのは5年生の終りの12月だった。翌年高円宮賜杯神奈川県決勝まで行った。現監督Itoh(33歳独身、恋人募集中)とチームメイトであった。昨年の入部でチームにナニか新しい光を与えてくれたフレンズ姫新6年Rikoに続き、今年の正月から入部した小粒なれど真っすぐ一本筋の通った野球大好き小僧新5年Tsukasaがチームに新風を吹き込み、そしてIchiyaの満を持しての入団なんであった。入団記者会見は開いていない。なぜならユニフォームが間に合わず今日届いたばかりだったからだ。某Y市の某チームから転籍の新6年生。6年なのに20番以降の背番号では可哀想だとの監督Itohの発案で0「ゼロ」番に決定。フレンズでは監督や筆者の息子の代の次のMiyata以来のゼロ番復活、18,9年ぶりである。Miyataはその後東北高校に進み夏の甲子園決勝まで行った選手であった。翌年東北高校ではダルビッシュ有が台頭して旋風を巻き起こす。Miyataは走攻守三拍子揃った、どころか、顔も頭も良く五拍子揃った選手であった。Ichiyaも野球センスが良く守備力はトップクラス。更にシュッとしたイケメンなんであった。中学へ行けば女子が放っておかないに違いない。再来年のバレンタインではコマツの大型ブルドーザーを要請しなきゃいけないほど、山盛りのチョコをもらうのだろうか。

昨年から今年にかけて数人の入部で戦力は間違いなくアップした。このあとも未定ではあるがもう一人新5年の加入も期待されている。シーズン開幕間際でこんな怒濤の変化はたぶん初めてであろうと思う。どんなに新入部員であろうと、入部した瞬間からフレンズの素晴らしい仲間として迎え入れたい。反して今年やっとAチームレギュラーだろうと思っていたであろう、ずっとフレンズで野球をやっていた選手諸君。(むしろその親たちも含めて)これも勝負の世界の厳しさと理解していただきたい。こーゆー問題はどのチームの少年野球にありがちな「あるある」なんである。むしろそれをバネに切磋琢磨、研鑽努力、臥薪嘗胆することを期待したいのである。
それでも新生フレンズの船出は前途多難であることは間違いない。高いレベルの宮前少年野球界では今シーズン苦戦を強いられる場面がいくつもあるだろう。子も親も指導者も一枚岩となって開幕を迎えたいのだった。毎週土日曜、極寒の朝からランニングで体力と忍耐力を培って来た今冬、その経験を花開かせてもらいたい。
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砂嵐の話はサクッと書いて、とっとと速攻「Queensのオトナ新年会」メインでブログを書こうと企図(きと)して書き始めた「晴耕雨読」。意に反して長く熱くなっちゃった。なので「Queensのオトナ新年会」は次回ブログアップなんである。
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2018年2月16日金曜日

野球マグネットボード

シーズン開幕直前までに作らねばならない、毎年のルーティンワークがある。フレンズでは試合に臨む前のメンバー表を決めるためのサポートアイテムとして、野球マグネットボードを作っているんであった。詳細はここで何度も紹介しているので、今日は割愛しちゃうけれど。

いつもは「イラストレイター」というグラフィックソフトで作っていたけれど、昨年MacのOSバージョンとアプリのそれとのバランスでついに使えなくなった。WinマシンにはないMacならではのウィークポイントなんである。それで苦肉の策で今年は、普段毎日仕事で使っている設計CADソフト「VectorWorks」で作ることにしたんである。めっちゃデータが重くなるのでこれはいちかばちかの決断なんである。

顔写真を撮って名前、背番号を入力し、最終的にPDFに変換し、耐光性のあるめっちゃ高いステッカーフィルムに出力。今日はその途中作業の画像をちょっとだけ。名前は一気に同じ名前を並べて、あとから個々の名前を上書きするのが効率的。

一人ひとりの写真の画像の明るさを調整し、均一の四角にトリミングして所定の位置に貼り込む。打順プレートと守備位置の二つ。これを20数人分繰り返す。チーム名簿のExcelからコピペしつつも、顔写真と名前と読みがなと背番号を全て合致させねばならず、これが以外と間違え易く難儀するんである。細心の注意を払いながら黙々と...。

いやはや今日はこのへんで勘弁してやるか。週末から対外試合解禁でさっそく練習試合が入っている。それには間に合わないけれど、今年はなんとかどーにか出来そうであった。これの価値は試合時の監督とスコアラーが重宝するのであるが、筆者の思惑はそれだけにとどまらない。年末になればこれを各家庭に配付しちゃうんである。年が明ければまたゼロから更新する。そうこうして数年分の我が子の成長過程のマグネットが溜まっていくのって、ちょっぴり素敵なことではないだろうか。
一年ごとに冷蔵庫の扉にぺたぺた貼ってもらえれば、本望である。

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