2021年11月19日金曜日

連盟30th記念誌、ついに脱稿

 それにしても佳境に入った連盟創立30th記念誌なんであった。印刷会社をどこにするか、予算、部数、配布先、...これらも制作と並行して委員会で議論検討してきたんである。しかし終盤に来て印刷会社選択で急展開を見ることになり、早い安いのネット印刷に委ねることに。P社であった。ここは以前にQueens10th、フレンズ40th記念誌でも発注した実績はあるものの、重大な印刷ミスが重なり過去に筆者の苦労が水泡に帰した苦い思いをしたんである。もう時間がないためP社に再度依頼することに。今回は過去の事例をガッツリ戒めて、絶対ミスのないようにP社へキツいメールを送り依頼をかけたんである。

「急がば回れ」...本番で失敗しないように現時点での途中原稿でテスト印刷、いわゆる色味を検分確認するための「色校正」のため、来週の本発注の前に10部だけテスト発注したんである。今日そのテスト印刷冊子が届いた。

ここに至るまで気が遠くなるような制作過程があった。詳しくは編集後記に書いたけれど、例えば記念誌委員会MLとデータ制作を依頼しているDplus社とのメールのやりとりは1000回近くになる。筆者のデザインラフに従ってアップされたデータを、委員会で誤字脱字を校正し、筆者からはデザイン修正の指示書きを加えてチェックバック。回を重ねるごとに錯綜する。Dplus社はこれにクイックレスポンス、嫌な顔ひとつせず(会った事はないけれど)誠実に実直にプロの仕事をしていただいた。今回の記念誌は編集委員レッパHiranoさんに紹介してもらった、このD社の存在が大きい。他社なら今頃予算オーバーし破綻して、結局筆者がデータ制作までやることになり、結果ただでさえ少ない毛髪は消えて無くなり、小峠みたいにツルッパゲになって「砂の器」か「日本沈没」のようにボロボロの衣を纏い放浪の旅に出ていたに違いない。

本来手元に届くまで内密にするつもりだったけれど、各チームでは無償範囲内か追加有償かで悩んでいることもあろうか。制作サイドではできるだけ多くの人の手に取ってもらえたら素敵なことである。そこでほんの一部だけ開示することにしちゃう。記念誌編集長の特権発動なんであった。一部のやり取りを画像にて開陳。1ページで2度も3度も校正修正を加えたことも多々ある。

今日届いたテスト冊子10部は日曜に委員会で検分する予定。表紙は夏の暑い日に各チームから持ち寄ったヘルメで30分ほどかけて撮ったもの。この後帽子の撮影も。筆者やFujisawaさんは熱中症になりかけちゃって頭クラクラであった。。現場を見ていたチーム各位、こんなふうに撮れたんである。前夜にアイディアが閃いて急遽バッターBOX右打席の四角の白線を一部消し、30thの数字「3」に変化させた。これを見て白線を引いたTanakaさんが「あっ!そーゆーことか、すげえ」...撮影では審判部のそのTanakaさんの力技で成功。10枚ほどiPhoneのWi-Fiリモートで一眼レフカメラで撮ったのだが、Tanakaさんの体力の限界で最後の1枚だけが成功した写真である。それを表紙に採用した。奇跡の一枚である。他の9枚はほぼ使えないのだったから。

中身もほんの一部サワリ部分だけ開示しちゃう。P社の印刷は今回は完璧だった。もし本番でミスったら配付時期をずらしてでも再印刷することも辞さない構えだったけれど、これならOKである。

テスト表紙は暫定構成である。来週の本発注に向けて更に修正を加えた。その指定画像。自らデザインしたものに自らダメ出しをするわけで。本発注ではこの修正版でお手元に届く予定。

前回20th時は全て有償だったけれど、各チーム各位、これらを参考にどーぞ。制作委員会では各チームへ極力負担をかけないように計画していることだけはご理解いただきたい。

筆者的にはほぼ脱稿、校了、下版(げはん)、入稿、データチェック、刷版(さっぱん)、印刷、製本、配送、受領、検品、仕分け、そして配付...そんな時期となった。

来月あたり筆者は、日本を脱出しパリシャンゼリゼのカフェでロマネコンティのグラスを傾けていることを夢想しちゃうのだった。まるでジェームズボンドが生死をかけた大仕事を終えたあと、映画の最後に高級ホテルで美女とシャンパンを飲み、ベッドでイチャイチャしてフェードアウトしちゃうみたいに。(^-^)

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2021年11月17日水曜日

新人戦と記念誌佳境

 さてさて、新人戦アリコVSウルフ戦であった。このところの記念誌仕事が佳境を迎えてうっかり、よもやよもやのお蔵入り...か、との煉獄さん的懸念もあったけれど、なんとかアップしたい。その代わり写真にてサクッといっちゃうわけで。

審判真ん中マスクはTanakaさん。記念誌表紙写真撮影ではカツオの一本釣り的大技で、撮影に成功したのだった。もしこの撮影を世界中のグランドでやるなら必ずTanakaさんを指名したい。まるでセリーヌ・ディオンの世界ツアーに帯同した葉加瀬太郎みたいに。

初回アリコは常勝軍団ウルフから2点先制す。

新生ウルフ主将は事務局でお馴染みFijisawaさんのジュニアなんであった。ほんの数年前には大会のバックネット裏でウロチョロしていた少年がもう来年6年生か。そう思うと同時に我が身の年齢を重ねた血管の浮いた手の甲をじっと見る。「働けど働けど我が暮らし楽にならざり、じっと手を見る」みたいに、子どもはプラスに成長するが、我々年代は終末のマイナスに向かって時間軸が傾いていくのだった。

アリコにはQueensのKirariがいる。実によく喋る子なんである(^-^)。筆者はもう選手に指導的なアドバイスはしないようにしているけれど、以前Qの練習でKirariのバットの持ち方を注意したことがあった。右手の人差し指を立てて握っていたので「これでは力が入らないし、指を怪我するからしっかり握れ」的に言ったんである。でもその十倍くらいの言葉が返ってきてタジタジなんであった。インパクトの衝撃で突き指とか怪我さえしなかればまいっか(^-^)打つ瞬間はちゃんと握っているし。外野からも大きな声でチームに声をかけていた。

試合はやはりウルフであった。着々と大量加点する展開。

本塁クロスプレーの瞬間は戦場カメラマンにとって大好物の一つである。砂塵舞い上がれば尚良し。表情も捉えられたらもっと良し。ギリギリの瞬間なら更に良し、なんである。アリコ捕手くんの迫力ある渾身のプレーはシャチホコ的海老反り的写真となった。この頑張りは素晴らしい。結果は別としてこのメンタルの強さを讃えたいものだ。

試合はウルフがコールド圧勝。

.....

さて記念誌佳境にもかかわらず、毎年フレンズとQueensのお別れ会用DVDのための、年間写真集をまとめた。QのUeshimaさんとFのNakamura母にファイヤストレージで送るつもりだったが、zipファイルにしても2GBまでしか送れず、膨大な作業になるのでちまちまとDVDに落として手渡すことにした。ブログではメインの写真のみで、実際撮った写真はその数倍になる。例えば投手の写真掲載1枚だけれど、実際は5,6枚撮ってベスト1枚のみ掲載しているわけで。Queensは16GB、フレンズは11GBになった。DVDは1枚4.5GBが限界、数枚に分割して完成。何時間かかったのだろう。

明日から最後の記念誌表紙デザインに向き合うのであった。

もし記念誌が終わったなら筆者は全てを捨ててしばらく世界一周の自分探しの旅に出たい。パリモンマルトルの小径でグラスワインを楽しみ、ニューヨークマンハッタンの夜間飛行ヘリコプター遊覧に乗り込みジャックダニエルを舐め、タヒチの浜辺で沈みゆく夕陽を眺めながらヤシの木陰でハンモックに揺られてカクテルを飲むのだ。....しかしながらコロナ禍にてソーシャルディスタンスを保ちながら相撲を取るくらい不可能である。

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