2012年12月3日月曜日

スコアラー

先ほどの「ビールと熱燗」に続き、久々の怒濤の一日2ブログアップ。明日朝起きたら精魂尽き果て、浦島太郎よろしく総白髪のジジイに変貌を遂げているに違いない。今週はフレンズ最終公式試合を終え、残りのスコア集計と選手個々の年間成績表の編集を、金曜までアップしなきゃなんである。フレンズ仕事で一番の難関。しかも今日、日曜試合前にクライアントからTELあり、細かい仕事の依頼で年末は当分ヤバイ状況になった。除夜の鐘を聴きながらの年賀状作りも視野に入れねばなるまいて。

さてスコアラーなんである。
昨年あたりから思っていたことであるが、そろそろ自分もチームのスコアラーに専念するのもいいが、フレンズも家庭も捨てて、人生を見つめ直しバックパッカーで世界一周の貧乏旅行、己を発見する旅に出て行こうと思っているわけで.....。なわけないのは世界中の誰でもが知っている。スコアラー後継者を育てて、自分がラクしたいという正直かつセコイ考えを持つに至ったんである。老獪なジジイになった証拠である...なんて。

仕事で試合に行けず、サブスコアラーに随分助けてもらった一年だった。ならばもっとスコアをつけれる人材を擁して、みんなで廻してもいい。親たちにやってもらうことは、とりもなおさず「自分もチームを支えてる一員」なんだという実感を持ってもらえることもその理由のひとつ。かつて自分がスコアラーをやろうと思った最大の理由がこれだった。
今日日曜の最終戦で、試しに自分の横に椅子を置き、Ohmori父とSone父に解説を加えながら見てもらいつつスコアブックに書き込んでみる。父のみならず母たちにも次回は声をかけてやってもらおうと思っている。
「人材募集!〜年齢・男女問わず。ボクたちと一緒に我が社の未来を築きませんか!?」
ハローワークの文言ではないけれど。

パッコーン!
「基本的にこの左の枠にはボールカウントを書き込みます。ストライクは○、ボールは●、ファウルは横棒。人によって若干違うけど。俺なんか時々ブッ飛んじゃって訳わかんなくなっちゃうけどね。今のはショート前のゴロをさばいてファーストへ送球し打者アウト。この場合は右隅のココに6-3と書き、6の下に黒い点プラス下半円。因にフライでアウトは6の上に黒い点プラス上半円。ライナーは横棒をピッと引いてこんな感じで...。これらの桝目にはバッターランナーが何の原因でここへ進塁出来たのかを書き込んでいくのが基本なのね」

カッパーン!
「この場合はアリコ4番打者のOoguri君がサードゴロでアウトになる間に、2塁走者は3塁へ到達したから、ココ右隅には5-3と書き、この真ん中にはギリシャ数字の「Ⅰ」を書き込んで、左上のココには( )でくくり漢数字の四を書き込む。なんでギリシャ数字と漢数字を使い分けるかってぇ〜と....」

ドッコーン!
「ヤッベ、打たれちまった!うわっBenエラーかよっ!...え〜と、5番Ueki君が二遊間を抜けるヒットだから6と4の間に黒点下半丸、彼の安打により三塁走者が本塁へ帰還し得点。だからココの真ん中に赤で●、左下の桝に赤で5を書き丸で囲む。これ、5番打者に打点がついたという意味。ヒットを打たれて自責点なんだよね。エラーによる走者が得点した時は自責じゃないんだけれど、これ解説難しいから後回し。んでもって、バッターランナーUeki君は3塁まで進塁してるから、一見すると3塁打みたいに見えるけれど、実際は二遊間を抜けるシングルヒットのあと、その打球をセンターが後逸して外野を転々とする間に俊足を飛ばして三塁まで行ったわけだから、いわゆるワンヒットワンエラーで、単打で赤で斜め棒一本、矢印を書いて8E、EはエラーのEね、更に左上桝まで矢印を伸ばしてね、こんな感じ。しっかしBen(センター)のヤツ、あんにゃろこのあとノックで特訓だなあ」

....................。

おお、もうこんな時間じゃないか!
筆者、40代前半の若さで浦島太郎に変貌を遂げるのはまだ嫌だ。
だから初志貫徹ならずもう寝ちゃうわけで。
ブロガーは年齢詐称しても良いが、スコアラーは事実を正確に記録するのを第一義と心得よ、なんである。
南部リーグ最終試合詳報はまたいずれ。明日、浦島太郎になっていなければの話である。




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