毎年この時季になると、スコア集計の地獄に堕ちてゆき、毎晩夜中は閻魔大王に睨まれながら三途の川でキーボードを叩いていることになっている....と毎年この時季になるとブログに書いてしまうのが通例になってしまったんである。
やった者でなければこの苦労は分るまいて。一年分の全選手の成績を集計するのは、子どもたちの発奮材料になり、またその冊子は6年生を送る会で配付されるので、「想い出のアルバム」的な写真の要素もたくさん盛り込むようになった。親や子にとっては在籍したぶんの数年間にわたる数冊の想い出の記録となるわけだが、代表やKanedaさん、監督、筆者のような子どもが卒業したあともフレンズに来ているフリーコーチが手にする冊子は、もう十数冊にもなるんであった。
スコア集計項目のトップは、卒業生全員の入部から卒業までのプロ野球風に言うと「生涯成績」がくる。例えば3年生の時にBチームで5打席だけ立った三振の山の打撃成績から、6年生Aチームでの活躍まで、全ての打撃成績を網羅し生涯平均打率や安打数、塁打数、盗塁数などの総計なども算出する。投手成績もある。勝ち負け数、投球数から被安打数、防御率まで盛りだくさんなんである。
因に2010年成績表によると投手Kawaharaの2年間の全投球数は4997球も投げていた。強豪チームなら試合数は飛躍的に多くなるので、そのエースはもっと投げているに違いない。フレンズ黄金期のチーム勝率は9割を超えた時代もあった。
今は昔。国破れて山河あり、強者どもが夢のあと、盛者必衰の理(ことわり)あり...ってか(^-^)
これらの成績冊子を筆者の息子が卒業する前年の1995年から保管している。3年分ほど手元にないが床に並べてみたら、なかなかの壮観である。筆者がこれらを作るようになったのは2009年からであった。
スコア集計が終わったあとは、Ohmori父にExcel入力を頼むので去年あたりから少し楽になったんであるが、その後この冊子の原稿制作でまた地獄から這い上がれなくなるのだった。原稿制作は表紙からA,Bチーム個人成績表、チーム成績、全試合のスコアボード、想い出のアルバム、当該年度の子どもとコーチの名簿など全部で15ページにもなる。12月に入り一週間でやんなきゃなんである。
毎年11月ころから地獄に堕ちていると、次第に閻魔大王とも仲良くなり、「うおりゃ〜おめえ、また墜ちてきやがったな。待ってたぞ。ちょっと酒でも呑んでいけ」と言って酒宴を開いてくれるようになった。
もうじき、またヤツの顔を見に、地獄への切符を手に旅に出なきゃならない筆者なんである。差し入れに酒でも持っていってやるとすっか。ヤツに酒を呑ますと、ただでさえ赤い顔が、ますます爆発的に赤くなっちゃうんである。機嫌良く寝込んだところで、隙をみて12月中旬には地獄から這い上がり脱出するのだ。
「地獄への片道切符」ではなくちゃんと往復切符を購入しているので、大丈夫なんである。
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