2015年4月30日木曜日

ブログ再開、そして快進撃

あまりに突然で、あまりにショックで、まだ頭の中で現実を受け入れられずにいるけれど、しかし事実はそこに厳然と横たわっているのももう一方の現実なのだった。
その現実から逃避していつまでもペンを執らないことは、とりもなおさず、亡くなられた笠原さんの遺志にそぐわないこともよく理解している自分がいる。

先日ご遺族の意思により密葬が執り行われた。これもまた現実を認識するに至る要素となり、私はようやく笠原さんに背中を押されたように、この「晴耕雨読」を再開する気持ちになったのだった。心の中にぽかりと空いた空隙(くうげき)を文字で埋めるように、また書いていきたいと思う。
またいつか氏のことについては機を見て書くつもりです。

改めて、
宮前区少年野球連盟副会長、宮前Queens代表、笠原さんのご冥福をお祈りします。
合掌。

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ここからは、いつものちょっと軽薄な「〜なんである調」の「晴耕雨読」的文体でいくんである。

春季大会で準優勝した有馬フレンズは高円宮賜杯川崎予選に臨み初戦突破、また他の村山杯、ドジャース杯や練習試合などでも快進撃を続けているんである。他区強豪との試合では打線が沈黙し負けてもいるけれど、他は概(おおむ)ね勝っている。本当にこんなことは十数年ぶりである。筆者などの仕事で試合に行けない者はチームのLINEでその一報を見て一喜一憂しちゃっているし、大阪へ転勤になった前29番Tomiokaコーチ夫妻からもLINEに頻繁に激励のコメントがアップされ、他の父母たちも大いに意気軒昂なんであった。

自粛期間中撮り溜めたネタはもう編集しきれないんであるからして、いっそ写真フォルダに鍵を掛けちゃって、今日の高円宮賜杯川崎予選2回戦を簡単に振り返りたい。
川崎少年野球の甲子園である大師球場へ単独チームで来るのは何年ぶりであろうか。親バカならぬバカ親を百も承知で言えば、筆者の息子が県大会でここでフェンス越えのホームランを放った記憶が蘇る。
弱くとも挨拶がきちんと出来るチームってまれにある。けれど強いチームはおしなべてみな挨拶はしっかり出来ることが多い。昔のフレンズは挨拶もちゃんと出来てなかったことが多い。コーチがいくら指導してもだ。しかし、どうしたことだろう、挨拶が出来るようになったから強くなったのか、強くなったから挨拶もちゃんと出来るようになったのか。
しっかり整列し「応援よろしくお願いします!」の写真はiPhoneで撮った。


プレイ!
ここからは写真がぷつりとなくなる。まるで一時期惑星探査機「はやぶさ」と通信が途絶えたように画像は皆無なんである。スコアラーでベンチ入りした筆者はカメラを構えることは許されないわけで。サングラスも外し素のままに臨んだんである。

1回表裏は投手の気迫で互いに譲らず無得点。これは接戦になると踏んだのだった。接戦になった時はひとつのエラーをしたチームが崩れて負けることがたましばあることは、古今東西の野球のセオリーであることは誰でも知っている。

対戦相手の久本ブルーエンジェルスは単打で出塁するものの、打線が繋がらず得点に結びつかない。対してフレンズの2回裏の攻撃。先頭打者5番Kohkiが安打で出塁すると相手エラー、送りバント、四球、Ruiのタイムリーツーベース、Hajimeの適時打、スクイズバント成功、Taichiのあわやホームラン的フェンス直撃ダメ押しタイムリーなどで、一気呵成の8得点。ビッグイニングとなったんである。

その後も久本Bは単打は出るものの2本目が出ず苦戦を強いられる展開に。3回FはShohgoの犠牲フライで三塁走者タッチアップで加点し9点目。更に4回裏にはここぞで打ってくれる6番Taichiがセンターオーバーを放ち、2塁ランナーHajimeが巨体を揺すらせて本塁帰還し10:0、サヨナラコールドゲームとなったんである。
またすかさずiPhoneを取り出し写真を2枚。
やはり写真が少ないとなんだかなあ〜。ブログ作成上は楽チンなんではあるが。


いわゆるベスト4。ナイスゲームであった。まだ「勝った」わけではないがこれで県大会出場の権利も手に入れたことになる。Satoh監督の肩の荷が少し軽くなったのは言うまでもない。しかし彼やチームの目標は今日の結果よりもっと上にある。
本拠有馬へ帰還後、同じ宮前から出場している富士見台ウルフの情報が入ってきた。6回2:2の接戦から終わってみれば4:2でウルフ。これがウルフのウルフたる所以である。終盤僅差をひっくり返し勝利するパターンは健在だ。不敵な笑みを浮かべる狼は、川崎大師球場でも牙をむいたのだった。

週末はこの市大会の準決勝と決勝。
Fはサウスポー豪腕投手を擁する相手と戦うことになった。
今日応援に駆けつけていただいた連盟会長SohmaさんやKuriharaさん、Sasaki事務局長の、そして空の上で白いジャージに首にタオルを巻いて見守っていたであろう笠原さんの意に報いるためにも、負けられないのだ。
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