2018年1月22日月曜日

期待の「光」

土曜はQueensに顔を出した。自宅を出る前に準備していたらグラブをどこかで忘れちゃったらしく、どこにもないではないか。仕方なく第一公園でのQの練習では素手で球拾いをやったのだった。普段子らには「道具を大事にしろよ」と言ってるオトナとしては、いかにも肩身の狭い思いであった。物忘れは決して年のせいではなく、若いころでも山手線の電車の網棚に鞄を置き忘れて東京駅まで取りに行ったことは数度、東急田園都市線の網棚に鞄を置き忘れて長津田まで取りに行ったこともあった。あの時はサラリーマン時代の30代、会社の忘年会の幹事をやっていた時で、こともあろうに鞄には皆から集めた会費の札束が入っていたんである。長津田駅でまるっと保管されていた鞄を取り戻したときは泣きたくなったものである。日本人の道徳観に今さらながら感謝なんであった。
但し仕事ではかつて一度も「物忘れ」的な失態を犯したことはないのであしからず。どの業界においても仕事の「品質と納期」だけは最低限守るのがプロの絶対的資質である。

さてさて、今日日曜はフレンズの練習であった。風もない穏やかな陽気の一日、絶好の練習日和。午前は西有馬ドーム。近隣から新6年の体験練習の子が来た。素晴らしい選手だった。まだ正式入部ではないのでここではつまびらかには出来ないけれど、是非入部して欲しいものだ。親御さんと話したらこの「晴耕雨読」も毎回読んでいただいてるとのこと。親御さんもとても感じの良い方で、是非今年の全国大会制覇に力を貸していただきたいものである(^-^)

午後は有馬小ドームへ移動。今度はまた近隣から別の体験希望の子が参戦。練習風景を見れば一目瞭然、これまた素晴らしい。こちらも細かいことはまだ書けないのだが、昨年末から何度か体験に来てくれて、満を持して今年から正式入部してくれたTsukasaを始め、フレンズには今ちょっとしたウェーブが起きている。もし体験の彼らがみんな入部してくれたら今年のフレンズのレギュラーメンバー地図は大きく様変わりするはずで、もちろんそれは大いに喜ばしいことである。まるで荒漠としたサハラ砂漠にナイアガラの滝が出現し、大きなうねりとなってオアシスを形成するみたいに。現選手はこれに刺激を受け切磋琢磨しシノギを削って欲しい。それがチーム全体のチカラの底上げに繋がるはずである。

グラブが倉庫に保管されて見つかったので、久々に子らに混じってバッティング練習の守備位置に入った。腰を痛めたり、肩を壊したりして全く投げれない時期が数年ごとにやってくるんであるが、今日は調子良くボールに絡むことが出来たことが嬉しい。動くたびに左の腰の筋肉が固まりかける予感がありながらも、だましだましながら軽く汗をかくくらいに動けたのだった。今の若いお父さんたちに負けないくらい、現役オヤジだった当時の華麗なフィールディングを見せることが出来なくなったことがちょっぴり悔しいのだが。山中湖合宿の時に外野ノックをダイビングキャッチしたり、有馬小プールにホームランをぶち込んだことや、代表に憧れて練習でピンポイントの外野ノックを打っていたことも、今となっては父母の誰も信じまい。でもそれが歳を取るということだ。

練習終盤、そろそろ陽が陰り始めて気温も下がって来た。グランドでは薄着の練習着で子らが元気良くバッティング練習をやっていた。子どもってなんであんなに寒さに強いのだろうか。オトナが彼らと同じ薄着でいたら速攻凍死しちゃうだろう。ナポレオンのロシア遠征で大量のフランス軍兵士が凍死したようにバタバタと。もしフレンズ軍のKohnoshinがナポレオンに加担していたらきっと独りでロシアを制覇していたはずだ。ランニングシャツ一丁の小さな怪獣は口から火を吐き、厳寒のモスクワを壊滅状態に陥落したに違いない。寒さに強い子って、ヤツらは超人である。

そんな中、レフト外野の日だまりを見つけてプールのネットを背に、Kanedaさんと話しながら打撃練習を見つめていた。
筆者は心の中で「今日は写真は撮ってないし、ブログは20行くらいの文章だけで軽く書いておしまいにするか。楽で良いけど、なんかネタないかな」と心中思っていたんである。ならばせめてあのキレイな夕陽でもiPhoneで撮っておこうかとか、全面ペンキで塗装替えし生まれ変わった倉庫を撮ってブログネタにしちゃうかとか、思っていた矢先であった。

「ぐわらきーーーーん!」

本塁方向からバットが火を噴く咆哮(ほうこう)が聞こえたかと思った瞬間、瞬く間に筆者らのプールへ向かって白球が唸りをあげて飛翔してきたのだった。ライナー性の見事なホームランは、目の前1メートル先のネット上を通過し外野席へ着弾したのだった。その時筆者の目にはボールの縫い目(エンボスだけど)まではっきり見えたくらいであった。
すぐにホームランボールを拾いに行き、母らのいる本塁方向へ行った。筆者は誰が打ったか知らなかったんである。
「誰打ったの?」
「Riko、Riko!」
「ええ〜Riko!?」
今年新6年のRikoはフレンズに入って野球を始めてまだ半年くらいだろうか。女子ながら足が速いのと男子を凌駕するガッツあるプレーと天真爛漫な笑顔とでチームに新風を巻き起こし、昨年のお別れ会では名誉ある「Yanagisawa代表特別賞」を受賞した逸材なんであった。昨日のQueensでもSashiki母から「是非Queensへ」と熱きラブコールをもらっていたんである。今年の主将ゆりっちと幼稚園が同じで、二人の兄も有馬中野球部で同僚、更にカープ女子でも親子共通している。筆者も入部以来ちょっとカープファン繋がりやQueensがらみもあって特別な目線で見守ってきたんであった。

練習でホームランを打っても普段はそんなことしないが、今日は特別に記念のホームランボールを進呈することにした。ブルーに塗装したばかりの倉庫の屋根を直撃したボールには、生々しく青いペンキ痕が付着し、それもまた良い記念になるはずだ。筆者わくわくしながらその場でマジックで書入れた。
「祝 ホームラン A.Riko 2018.01.21 有馬小」
すかさずNatsuki母がスマホでカシャリ、速攻フレンズLINEにアップ。
今日は写真を全く撮らなかったけれど、この一枚がいつもの何十枚分にも匹敵する、価値あるものとなった。
新人くんたちへの期待や女子のRikoの晴れやかな笑顔で、ナニか今年のフレンズに新たな清々しい「光」が見えてきた一日であった。

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