2020年5月24日日曜日

大会開催ガイドライン

いよいよ緊急事態宣言の解除が目の前に来たのだった。しかし、「段階的解除」であることを胸に刻もう。暗いトンネルを抜けたらそこで快晴の新緑目に眩しいグランドが睥睨できるわけではない。グランドはそこにあれど、まだ薄暗く靄(もや)のかかった手探りの状態を覚悟しなければいけない。いきなり以前と同じく野球が出来るわけではなく、数々の制限が課されるはずだ。

高円宮賜杯、少年野球の甲子園と呼ばれる全国大会は、とうの昔に中止が決定されたことはここで既報の通り。夏から秋にかけての大きないくつかの神奈川県大会も、一昨日中止の決定となったことは、連盟Satoh事務局長からの連絡網で知った。1専修大学カップ、2東京新聞旗、3横浜銀行カップである。おそらく主催者側が甲子園大会中止の決定を受けてのことかもしれない。それにしてもずっと前から思っていることだが、野球に限らず今年の小学6年生、中学3年生、高校3年生の最高学年の子どもたちには本当に気の毒だと思う。他の学年には来年があるが、この最高学年の子たちには今年がいろんな意味で最後の年なわけだから。

緊急事態宣言は明日政府から解除の決定をみるようだし、小学校の再開も6月1日からと予定されている。がしかし、学校が再開されても「当面の間は」グランドや体育館の施設開放は見送るとの連絡が先日川崎市からあったようだ。練習場所がないのでは片手落ち、如何ともしがたい状況ではある。しかし連盟や教育委員会に不満をいうのは間違いだ。最大限の子供と大人の安全を鑑みての策定である。文句があるなら新型コロナに言えばいい。行政や政府の今回の不手際などが露呈した面は否めないけれど、それでも諸外国に比べて良くやっている方だと思うし、また国民もじっと耐えて頑張って来たと思う。先進国なのにPCR検査数の少なさはどうにも情けないが、それを差し引いても死亡率の低さは世界に誇れるもので、それは自粛要請に耐えた多くの日本の国民性、民度の高さにも由来するものではないだろうか。
うーむ、我々日本人をちょっと自画自賛かな?

さてここから長くなる。連盟広報として。
今日宮前連盟Satoh事務局長から各チームへ連絡網がきた。以下にメール文をコピペ掲載したい。
....
特定警戒都道府県以外の自粛解除に伴い、全日本軟式野球連盟及び日本スポーツ協会よりチーム活動、スポーツイベント再開に向けた感染予防ガイドラインが作成されておりますので、チームにおいても活動自粛解除の際は、添付ファイルを参考にチーム活動を再開するようにお願い致します。

活動自粛解除につきましては、神奈川県及び川崎市の発表を踏まえ改めて通知致しますので宜しくお願い致します。
....
つまりまだ宮前としては自粛解除の正式決定は少し待ってほしいということだけれど、近日中の解除宣言は間違いないだろう。

文中にある「感染予防ガイドライン」はPDFで添付されている。連盟からの通達は各チーム事務局へ流されるけれど、それはチーム全体に周知すべき事項でも、ややもすると事務局だけあるいは指導陣だけに留まって、その他父母たちまで行き届かないこともある。チーム事情にもよると思うけれど。第一公園第四公園の利用規定などが最たるものだ。

なので指導者だけじゃなく、父母たちにも一つの心構えとして以下にこの「感染予防ガイドライン」をPDFから転載したい。中には首をかしげる項目や、「それじゃ試合にならないよ」というものもあるけれど、軟式野球万人に向けての指針なので致し方ない。
一番目を引いたのは「大会は50名を超えない範囲で」というもの。
1チーム選手20名、ベンチスタッフ5〜6名、応援父母?名...×2チーム分とカウントしただけで優に50は超える。更にスポーツは審判団がいなければ話にならないし、裏方で運営するネット裏の連盟スタッフも相当数が不可欠だ。50名では到底無理なことが容易にわかる。
これをある程度緩和して解釈するか、厳密に励行するかは今後の課題であろうか。
応援父母も「密」にならぬようソーシャルディスタンス。声をあげての応援はご法度、両軍集合と円陣組むのはダメは容易に可能だけれど、プレー中以外ではベンチでもマスク着用(?)なんて、...などなど。いっそ応援父母は外野のフェンス向こうに分散させるなどのアイディアもアリかもしれない。試合間の集合時間も密にならぬようスライドさせて、チーム同士大勢が会場で極力交錯させない工夫も求められそうだ。すると結果一日4試合が2,3試合しかできないか...とか。

義務や半ば強めの規制もあれば、緩やかに「推奨、望ましい」とかの項目もある。各関係者連盟に配慮したものだろうか。
その中でも強めの規制の一つが試合前のチーム名簿提出である。ベンチスタッフと選手の健康状態チェックリストである。また万が一感染者が出た場合即刻大会中止、チーム活動も禁止の文言も注目するに値する。更には当該本人やチームへの誹謗中傷は禁止の項目は、筆者的にはこれが一番ひたすら同意する項目である。

おっといけねえ、例によって「晴耕雨読」的前置きが長くなった。少年野球ブログは久々であるからして、ほとばしるように書き殴ってしまっている。
以下に「全日本軟式野球連盟」などから発布された「感染予防ガイドライン」PDFをここに転載したい。広く知ってもらうための公文書なので転載は構わないだろう。長いです。更に提出義務の「健康チェックシート」も。

繰り返すようだけれどあくまで全日本軟式野球連盟」の現段階のものである。川崎市少年野球連盟および宮前連盟としての指針方針はもう少し待たれたし。

少なくとも今までのことを胸に、野球ができる幸せを思えば厳格なガイドラインも受容できるかもしれない。最初は多少の規制があっても「野球ができる喜び」を思えばなんでもないさ、と。


JSBB 感染予防対策ガイドライン
令和2 年5 月22 日現在
公益財団法人全日本軟式野球連盟

1、【はじめに】
特定警戒都道府県以外の都道府県においての自粛解除に伴い、各都道府県の方針に
従うことを前提に、感染予防対策に配慮しながら小規模活動から再開して頂きますよ
うお願い致します。なお、開催や実施の判断に迷われた際は、開催地や施設が所在する
都道府県のスポーツ主管課や衛生部局等へのご相談をお願いします。
なお、本ガイドラインは、現段階で得られている知見等に基づき作成しています。今後
の知見集積及び各地域の感染状況を踏まえて、見直すことがあります。
2、【チームの活動について】
小規模(最大50 人程度)を上限として、屋外での活動を認める。
県外に移動しての活動は控える。
3、【試合について】
小規模(最大50 人程度)を上限として、それ以上の人が集まらないように、参加チーム
および主催運営側で配慮すること。
4、【感染予防対策】
(1)参加募集時の対応(参加者への事前注意事項)
・大会(イベント)参加募集に際して、感染拡大防止のために参加者が遵守すべき事項を
明確にして、協力を求めることを通知すること。なお、協力を得られない参加者には、
他の参加者の安全を確保する等の観点から、大会(イベント)への参加を取り消したり、
途中退場を求めたりすることがあり得ることを周知すること。
・選手は自粛期間明けのため、大会(イベント)開催の際は健康管理上、十分な準備期間
を設けて企画すること。
・発熱、咳、倦怠感などの風邪症状および味覚嗅覚を感じない者の参加を認めない。
また、14 日以内に感染者との接触や濃厚接触者と特定された者も参加を認めない。
・過去14 日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等
への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合は参加を認めない。
・選手、チーム関係者、役員、審判員は球場に入る際、必ずマスクを着用すること。
また、試合時の攻守交替決定時や大会運営側ならびに審判員からの諸注意をチームに
伝える場合は、各々マスクを着用して行うこと。
・手洗い、うがい、マスク未着用時の咳エチケットの励行。
・大会(イベント)当日、参加者全員の健康状態(参考:資料別紙)と連絡先などが明記され
ている名簿を提出すること。
・屋外利用施設内における唾、痰を吐く行為を厳禁とする。
・感染者が発生した場合には、大会(イベント)を即中止とする。
・大会(イベント)参加者に感染が判明した場合には、参加者名簿を関係機関に公表する
場合があることを周知すること。
JSBB 感染予防対策ガイドライン

(2)参加者の対応
・参加者は検温を実施し会場に来ること。
・参加者(チーム代表者は)健康チェックシート(参考)を大会本部に提出すること。
・人との距離を2 メートル確保する。ベンチ内では一定間隔を保つよう努力すること。
・練習および試合において、全選手が密集・密接する円陣や声出し、整列などは控える。
・チーム内および大会において、感染者が発生した場合は、チームの活動停止ならびに
大会の即中止とする。
・競技中のマスク着用については、選手、審判員の判断とするが、ベンチ内に居る時には、
全員がマスクを着用することを推奨する。ただし、熱中症予防に配慮すること。
*本連盟では、球審はマスク着用することが望ましいが、軟式野球の競技環境および競技の特性を考
慮し、選手ならびに球審のマスク着用の義務付けは行わない。
・円陣や密集しての声出しなどの機会は控えること。
・肌が触れ合うハイタッチなどは行わず、各々コミュニケーション方法を模索すること。
・ゴミは各自持ち帰ること。
・応援者については、観客席が「密」にならないように、一定の距離を保って観戦するよ
うにチームごとで応援者に注意喚起を行うこと。なお、運営側でも、入口などに貼り紙
を行ったり、放送による呼びかけを実施したりすること。
(3)運営側の対応
・健康チェックシート(別紙参考)などを作成し、大会(イベント)当日に提出すること。
参加チームだけではなく、大会運営スタッフや審判員にも健康チェックシートなどの
実施を行うこと。
・練習場所および試合会場には、消毒液などを設置すること。
・大会開催の際は、試合間のインターバルを通常より長く設定し、選手ならびに関係者の
密集のリスクを回避する工夫をすること。
・選手やチームを集めるなど、密集することがないように配慮すること。
例えば、試合前の整列は、監督またはキャプテン同士の挨拶とし、両チームが整列する
ことを省く。など
大会運営は、慣例や慣習を見直し、特段試合等に支障がない事は感染予防対策を優先
として、大会運営側とチーム側の双方で創意工夫を図ることが求められる。あらゆる
場面を想定し、各支部(連盟・協会)において対策を講じるように努めること。
・万が一、感染者が発生した場合には、都道府県連盟(協会)に速やかに報告すること。
また、都道府県連盟(協会)は、全日本軟式野球連盟に報告すること。
・チーム内および大会において、感染者が発生した場合は、チームの活動停止ならびに
大会の即中止を判断し、関係者に連絡すること。
・万が一、感染者が発生したとしても、その者を誹謗中傷したり、非難したりすることが
無いように配慮すること。
・観客が入る場合は、密集・密接にならないように配慮すること。大声での応援なども
控えるように協力をお願いすること。
・各地域の事情を踏まえ、本ガイドライン以外に必要なことは各支部で実施すること。

以上

※提出参考健康チェックシートJPG

※「晴耕雨読」的、公園の鴨親子の、その後の消息記事はまたいずれ...。
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2020年5月20日水曜日

当世渋谷見聞録

「不要不急」ではなく、「必要至急」の外出なんであった。日曜に神戸の親戚から急な連絡があり、月曜中に公的証明書類を速達で発送してくれというものだった。理由は以前から聞いていたので得心し承諾。印鑑証明などは宮前区役所まで行かずとも行政サービスやセブンのマルチコピーからでも出力出来ちゃうご時世だが、戸籍関係は東京にあるため所管の区役所へ出向かねばならない。戸籍謄本、抄本という名称は今は昔、現在では戸籍記載事項全部証明、個別証明ということになった。
筆者の本籍は渋谷区恵比寿なので、渋谷区役所へ。

久しぶりの渋谷であった。22歳頃から50台半ばまで通い慣れた渋谷は、かつては庭と言っても良いくらいの街である。夜のディープなゾーンを徘徊したこともあった。賑やかな人の多い街であることは日本中が知っている。がしかし、コロナ関連ニュース映像で見る「今日の渋谷のスクランブル交差点の様子」は、緊急事態宣言以前から毎日流れるようになった。外出自粛7割は達成したものの、8割には届かない、なんていうアレのビル屋上からの共同映像だ。確かに激減したことは間違いないが、筆者はこの日それを目(ま)の当たりに実感することになった。
ハチ公からセンター街方向。

月曜午前でもパラパラであった。いつものあの混雑を経験している者にとっては、体感的には9割減的な感覚なんである。報道で言うdocomoのデータ解析を疑っちゃうくらい。
交差点を渡りきって振り返ると、新築の渋谷スクランブルスクエアがそびえ立っていたが、曇天の灰色に霞んで生気が宿っていないように見えたのだった。実際商業ゾーンはコロナ閉館で中に入ることは出来ない。いつかはあの屋上のテラスに上ってみたいと思っていたんであるが、コロナ禍は収束に向かい終息を迎えた時までお預けなんである。(収束と終息は違うので使い方を間違ってはいけない)
109方向もすっからかんのガランガラン。たまたまクルマがはけている時に撮ったものだから尚更である。

区役所へ向かう百貨店などは軒並み休業閉館。若い頃は足繁く通った公園通り。20歳に作ったデザイン学校の卒業制作は、公園通りに出店を想定企画したウェスタンスタイルのレストランをデザイン設計したものだった。のちにパルコや東急ハンズやマルイを中心にした若者文化がここから発信されて行くことになる。公園通りを闊歩するだけで当時の若者にはステイタスだった。
海外の首都封鎖ロックダウンほどではないにしろ、やはりゴーストタウンなんである。スクランブル交差点の人の流れをニュースで見ると確かに激減したと思えるけれど、そこから各方面へ人は分散して流れるわけで、徐々に通りを歩く人数が減ってくる。すると激減具合がもっと如実に実感しちゃうのだった。
マルイからパルコ方面を臨む。

渋谷区役所も何年振りだろうか。公園通りを登りきる先に見えてくるのがNHKや渋谷公会堂、鶴をモチーフに設計した東京オリンピック前回大会の丹下健三氏の代々木体育館、etc。公会堂を左折するとそこに見慣れた建物はなく驚いた。渋谷区役所も新築ビルとなっていたんである。役所の混雑がマスコミで喧伝されていたので覚悟して行ったのだが、あにはからんや、フツーに空いていたのでサクサク手続きは進んだ。

帰りがけにスペイン通りを通ってみると、行きかう人は一人ふたりくらいである。いくら月曜午前と言っても異常な光景であった。店は眼鏡屋が一軒だけ開いていた。

iQOS関連で東急本店近くのメガドンキ渋谷本店へ。ニュースでも既知の通り店頭では各種マスクや消毒液が山積みで並んでいたが、客たちは一瞬立ち止まるも一瞥するだけで誰も手に取らず購入する者はいなかった。こういう店舗ではなくスーパーやコンビニやドラッグストアに並ぶ日もそう遠くないはずだ。物議を醸したアベノマスクが届いても筆者は使わない。マスクが足りているからではない。あのちっちゃい昭和の子供の頃着用していたような布マスクを、今や一体誰が必要としているだろう。意地でもアベノマスクを着用している日本の首相と、頑としてマスクをしない米国の大統領が相対的で、なんだか笑っちゃう今日この頃だ。遅きに失した感は否めないし、劣悪品質のアジア製のマスクで回収騒ぎ、しかも費用対効果の最悪な結果を招いているわけで。これにかかる数百億円の税金は医療従事者や火急の危機に直面している人たちに使うべきだった。

久しぶりの渋谷だったけれど、暖簾に腕押しというか糠に釘というか、思った以上の肩透かしを食らった感は否めない。
いつか晴れてスクランブルスクエアの屋上に行けた時はまた、絶景の写真をアップ出来たならいいなと思うのであった。

以上、当世マルコポーロ記者が、現場からお伝えしました。
マイクをスタジオへお返しします。

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2020年5月17日日曜日

「横浜どーなるどダックス」

ここで何度か書いているように、筆者は結構公園マニアなんである。昔はこうだった。春は桜を愛(め)でるために赴き、夏は缶ビール片手に木陰のベンチで、秋は小説片手に木漏れ日のベンチへ、冬はかじかむ手に熱い缶コーヒーのホットでほっと一息...。今も基本変わらないけれど、昔と違うのはテレワークのしすぎで足腰が軟弱になってしまい、それをカバーするため公園を「歩く」ことを目標とするようになった。最近はコロナのせいで更に「歩く」から「走る」ことにシフトしようと画策しちゃっているわけで。若い頃ならまだしも、いきなりギュンギュン走っては心臓麻痺であの世行きは間違いない。スロージョギングなんである。中学の頃はサッカー小僧だったのに、すぐに息切れしちゃう今の自分が情けないと思うのは、中年、壮年男子界の常ではある。筆者の息子が小さかった頃、町内会の運動会お父さんリレーのアンカーに抜擢されたが、頭の中は完璧にあの頃の颯爽とした長髪の中学サッカー少年なのだけれど、現実は最終コーナーを回った時、おそ松くんのハタ坊のように脚が空回りしちゃって、衆人環視の中見事に転倒、コケちゃったことはクッキリ鮮明に覚えている。どんだけ鮮明かと言うと、たまごっちの液晶画面がいきなりiPhoneの画面になったくらい鮮明なんであった。
筆者の公園めぐりや散歩は生命維持装置みたいだと思う。自宅で座りっぱなしの自営業にとっては誠に真実なんである。

以前から好きな公園のひとつに、横浜の牛久保公園がある。横浜といっても川崎の筆者の家から歩いてすぐが横浜市。市境が近いせいである。赤カブで走ってかの地でひたすら歩くわけで。フレンズ代表Yanagisawaさん宅に隣接する牛久保公園である。
おっと、「なんだよ、バイクで公園へ行って散歩って、本末転倒じゃね?」とお思いの貴兄、あの有名なCMをお忘れか。「そーだ、京都へ行こう」のJRのCM。新幹線で京都へ行き、嵐山の竹林を散策し龍安寺の枯山水や大徳寺孤篷庵(こほうあん)忘筌(ぼうせん)に佇み心穏やかになる...それとなんら差異はないのである。少なくとも筆者には。

さて現実に戻ってブログであった。
コロナ禍で公園の「密」が喧伝されているのは周知の通り。しかし公園への外出自体は規制されているわけではない。むしろコロナ疲れ解消のためにも子どもや高齢者には推奨もしている。その「質」や「あり様(よう)」に問題が潜んでいるわけで。なので堂々と牛久保公園へ。カブと言う名の新幹線に乗り、公園という名の京都へ。ここ数週間は週末となればここへきている。コロナ報道に見事に呼応するかのように、公園利用者数が増えたり減ったりするのが面白いように目に見えて分かるんである。
この公園は遊具などはなく広大な自然公園と言ったオトナの風情が実に良い。更にここと両隣の山崎公園、徳生公園とが小川の流れる遊歩道で結ばれているのが実に素晴らしい。こういう公園は川崎にはほぼない、残念ながら。この3公園は2mのソーシャルディスタンスどころか数キロ離れているので「密」ではないが、密接に親密に連携しているんである。
※GoogleMapから

牛久保から徳生公園へ。数週間前には小川で仲睦まじい番(つがい)の鴨がいて、速攻山形39LINEに写真を投稿。徳生公園には大きな池がある。鴨や鯉、亀などが悠然と泳いでいる姿にニンゲンどもは癒されちゃうのであった。亀ちゃんなんぞはロープに必死で掴まって甲羅干しをしている姿は実に滑稽で可愛らしい。

一世を風靡した山形の「人面魚」は今はどーしているのだろうか。

池の周囲の小高い丘に登り、木陰で寝転ぶ。木漏れ日の空を見上げて思う。コロナに苛まれた日々はもう少しの辛抱で雲散霧消、晴れて暗いトンネルから脱出するのはすぐそこにあるのか。しかし今を辛抱出来ずに緩みすぎちゃうと、第二波のヒタヒタとした足音も聞こえてくるわけで。

さて鴨ちゃんなんである。
数週間前に見かけた鴨のカップルなのかどうか分からないけれど、今日行ってみたら、なな、なんと、いつの間に子鴨を生んでいたのであった。スヤスヤ居眠りしていたが人が寄ってスマホカメラを向けても一向に動じない。ところが近くで天敵カラスの鋭い鳴き声がすると母子一斉に目を覚まし、鳴き声のする方向へ怯えた目を向けて緊張する姿が痛々しかった。筆者は昔有馬小学校のプールでカラスに襲われた鴨の骨を発見したことがある。日曜にプールに舞い降りた鴨を可愛いなと目を細めて眺めていたが、翌週土曜にプールへ行ってみると羽毛が散乱し無残な姿となって鴨と思われる骨だけが数本あった。しばらく声も出なかった記憶がある。同じくもっと昔は鳩もある。生物界の自然の摂理ゆえカラスに罪はないけれど、やはりやり切れない思いがあった。ニンゲンだって牛や豚や鶏を殺して食べたりするし、ましてや食べることを目的としない「狩猟」することと、カラスの蛮行とそう大差はないわけで。

どうかこのまますくすくと育ってほしい。子鴨を数えたら11羽いた。おお、サッカーチームが作れるじゃんか。いや待てよ。その前に少年野球チーム9羽でスタメンを組みプラス2羽を加えれば11羽で、ギリギリ大会登録可能ではないか。いったいこの後どーなるであろう子鴨をもじってチーム名は「横浜どーなるどダックス」に勝手に決めた。筆者は監督(ディレクター)には興味はない、チームの制作者(プロデューサー)になるのである。

iPhoneカメラを構える筆者の周りにも黒山の人だかり。「密です!」と叫んで東京都知事がすっ飛んできそうだが、ここは神奈川県であった。この場合の「密」は3密の「密」ではなく、「親密」の「密」なんであった。周囲の人たちはコロナのせいもあるが、鴨母子たちを驚かせないようにと、押し黙って静かにスマホを構えていた。

動画も撮ったけれどうまくアップできるかどうか分からないカモ。
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2020年5月11日月曜日

「コロナからの脱出」

コロナの影響と言えば言えなくもないが、少年野球ネタが枯渇してしまった代わりに、夜時間があるときは映画三昧となった日常であることは既に書いた。昨日このブログを見てもらっているらしい同級生の一人が、山形39LINEで映画の話を振ってきたので、筆者は「映画三昧」であると返したんである。筆者は観た映画を忘れることがあるので、キチンとタイトル画像を保管しているんである。それでよくよく数えてみると今年に入って既に35本の映画を観ちゃっているのであった。1ヶ月平均7〜8本か。TSUTAYAで借りるDVDは主に新作が多く、それ以外はAmazonプライムの無料映画で、旧作中心に観ているわけで。
昨年2019年はフレンズ記念誌制作で夜は潰れて年間たったの35本。映画を観る気力もなかった。今年は既にそれをほぼ凌駕していることになる。ちなみに2018年は72本。自分が観ている映画をさらけ出すのは、あたかも下半身裸で逆立ちしながら、渋谷のスクランブルを渡るようで気恥ずかしいのだが、2018年のフォルダはこんな感じ。ワイスピ的なカーアクション、近未来映画、ヒューマンドラマ、本格ミステリー、少し前の話題になった邦画や昔の洋画..etc。

昨日は「イッテQ」のあと、山形39LINEに誘発されて久々に「ショーシャンクの空に」を観た。これはブックオフの中古DVDで持っていた。名優モーガン・フリーマンとティム・ロビンスである。M・フリーマンはハリウッド映画史上、おそらく黒人俳優では最多出演しているのではないかと思えるほど、実に多くの映画で見かける。安定感抜群の存在である。

脱獄映画は数多くある。これの他に名画と言われるものでは「大脱走」(以前も書いた)「パピヨン」「アルカトラズからの脱出」オールスターキャストの「大脱出」...。パピヨンは先日最新リメイク版もTSUTAYAで観た。これらの名画に共通するものは実話を元にしている事である。
また刑務所の悪徳所長との対立と闘争、地道な努力と奇想天外なアイディア、そして脱獄が成功した時の開放感と達成感を共有できる点にある。

はて、面妖な。上の一文を「晴耕雨読」的に引用しつつ今のコロナに当てはめればこーなる。
現実を元にして書けば、世界に蔓延するコロナとの対立と闘争、地道な外出自粛の努力の末に、出口戦略が成功しコロナ禍を脱出した時には開放感と達成感を、みんなで共有できるのである。

だからか、最近コロナで新旧の脱獄映画ばかり観ちゃうのは。
今から観ると寝るのがまた深夜になっちゃうけれど、今晩は名優であり今は名監督となったクリント・イーストウッドのこれを観ちゃうんである。

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2020年5月4日月曜日

マスク

それにしても以前から思うところがあって、いつか書こうと画策するも、日々のやるべき優先事項に流されて、つい失念しちゃう今日この頃、みなさまGWはいかがお過ごしでしょうか。晴天のGW、コロナとは関係なく筆者は連日仕事である。

「以前から思うところ」とは何か。コロナ禍で世界中が騒然としている中で、もし今大地震がやってきたら世の中一体どーなっちゃうのだろうか?という危惧である。これは多くの人が想像していたに違いない。ウィルスの蔓延と地球の地殻変動の摂理は互いに結託しているはずもないが、だからこそ互いが同じ時期に頻発し世界を震撼させることは、十分にあり得るワケで。筆者の記憶では関東地方でこの数ヶ月地震速報でどきりとしたのは、3回ある。
本日(5/4)夜が3回目である。あの、人の気持ちを胸の奥底から不穏な気持ちにさせる「ぶぉんぶぉんぶぉん〜」と、スマホと地域の防災スピーカーからステレオ放送で鳴ると、結構びっくりしちゃうのである。しかし今日のは肩透かしであった。ちょうど風呂上がりの全裸状態、てめえ来るなら来てみろとばかりに、しばらくフルチン状態で身構えたけれどほとんど揺れを感じなかったんである。今後「オオカミ少年」にならなければ良いがと思う反面、ちゃんと日本の防災警報が機能していることに感心するのであった。

フレンズメンバーの仕事関係で、チーム関係者が特別にマスクを入手することができた。これまで筆者はネットで見て温水と中性洗剤で優しくヒタヒタ洗って使いまわしているけれど、これは朗報とばかりに、息子と娘家族や友人にも送ってやろうと思い数箱購入。50枚入り3層構造、不織布のアレである。マスクは大久保など中国と繋がりのある小規模店などでは高額で売買されているし、先日鷺沼の東急ストアの一部アクセサリーショップやアパレルショップでも適正価格でちょこっと店頭に並んでいたが、一般的にコンビニやドラッグストアに並ぶのはまだ先だろう。

日本郵便JPとクロネコ宅急便などを検索し、宅急便の「宅急便コンパクト」という送り方が最適とこれに挑戦した。TVCMでマツコデラックスが「ちょっと詳しく教えなさいよ」と言うアレである。詳しく教えてもらってもマツコは絶対出来ないに違いないと確信した。スマホで全部やっちゃえばとても便利!なんて...
ところが、登録や設定や支払い方法ががどえらい面倒臭いんである。最後に店頭に行けば取得したバーコードを見せて簡単かもしれないが、そこに至るまでのスマホでの手続きはチョー煩雑であった。LINEで友達になっていれば相手先住所が不明でも送れちゃうのには驚いたり。息子娘にはマスクだけじゃなく、近くのスーパーで一番高価な酒のツマミ「ビーフジャーキー」@¥700もぶち込んでやった。これは過日かの地のNishimuraさんへフレンズ記念誌を送った時もそうだった。

....
さて、最後は「晴耕雨読」ブログ的ダジャレにて。面白くもやがて哀しき、言葉遊び。

息子
「父さん、最近会社に行ってないね。てれわーくってヤツ?」
父さん
「今、なんて言った?」
息子
「えっ、だから、えっと、父さん...」
父さん
「そうトーサン、会社行ってないんだ。テレワークじゃなくて、父さん、倒産なんだ」
....
頑張れニッポンの父さん、俺も含めて。

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