2021年3月8日月曜日

球春はまだだけれど

土曜は教育リーグ的北部大会 QueensVS花フラ戦であった。遅ればせながら執筆。

花フラBはUreshino監督、Q先発マウンドはSaki。

試合前花フラAのTadaiさんが例の人懐こい顔で、QMurataさんや筆者と談笑。フレンズの人員的窮状を聞いて驚いていた。また氏の談話によれば、花フラには驚くべき超大型新人が入団とのこと。将来はイチロー?並みの走攻守に秀でた選手とのことだった。これは今季実に楽しみではないか。「メジャーに行く前に今のうちにサイン貰っといた方がいいよ」とはニンマリTadaiさん。(ニュースソースはTadaiさん、文責は筆者)

そのサウスポーAioiくんの打席を見てみると、キワドイ球には鋭く反応しファウルで逃げ、何球かこれを続けた後、最後は外角のストライクを逆らわずレフト方向へ流し打ちのヒット。確かにイチローばりのバッティングだった。筆者の見立てではおそらく打率もさることながら「出塁率」が群を抜いて良い選手になるのではないかと思う。

Q戦士も負けてはいない。今季6年は主将TohkoとRanaのふたりのみ。リーダーTohkoの元気な声がグランドに響く。しばらくQの写真にて。

花フラに毎回1,2,3,4点と加点される展開。

フレンズやアリコもそうだが、低学年、下手すると昨日今日野球を始めたばかりの子が、バリバリの先発メンバーだったりする。人数の少ないチームの常である。Karin卒団と同時にトコロテン方式で入団したS.SatsukiやJinushiさんの愛娘Kaedeも例外ではない。先発Sakiとてまだ新4年生である。Sakiがまだ新4年だと言うと大抵の人は驚く「4年生であの投球は凄いね」と。筆者も御意(ぎょい)。全く仰せの通りである。Saki越しの父Suzukiさんのカット。

よくわからないまま、母を見ながら右手を差し出し声を出すKokonaも愛らしいではないか。

Q二番手はTohko。男子顔負けの鋭い直球は特筆ものである。全くお辞儀しない軌道の球をミットにパシパシ放り込む。頼もしいQの10番。

試合はQの完敗だったが、敢闘賞には嬉し恥ずかしKokonaが選出された。MVPは勝者の花フラ、ベテラン審判Katsuさんから授与。

この土日は久々に仕事なしのオフだった。フレンズとQueensのマグネット作成に集中したんであった。日曜は途中まで作成が進んだところで大きなミスに気づき、慌ててコーナンへ材料を買いに行き、再度制作だった。もう何十回も作ってきたのに、制作過程の順番でちょっと気を抜くと致命的なんである。まあ、おかげで完成し週末には両チームに配布出来そうである。フレンズのマグネット制作はこれを最後にしたい。本来は他のフレンズ仕事は一切合切一昨年で終わるはずだったのだが。

今度は確定申告が待っている。今年は特別にコロナで一ヶ月提出期限が延びたのでよかった。数年前からクラウド会計を利用して楽になったとはいえ、またあの憂鬱な作業が待っていると思うと、またゲンナリしちゃう今日この頃である。

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2021年3月7日日曜日

早春の兆し

 この土日はフレンズとQueensの2021版マグネット制作に邁進しちゃうのである。少し仕事も緩くなってきたわけで。まるで早春の雪解けのように。


今日Queensは北部大会VS花フラなんであった。朝出かける前にMacのメールチェック。相変わらずAmazonやクレジット会社名義の、中国(またはロシア)からのフィッシングメールが何十件も溜まっていた。「アンタのアカウントは不正アクセスされてるから、今すぐログインしてパスワードを変更しろ」ってか。毎日のことだ。一瞥し開封せず機械的にバッサリ削除する。ざまあみろってんだ、コンチクショーめ。

試合開始時間を気にしながら出かけようとすると、窓の外から誰かが俺を見ているような気がした。「どこ見てんのよ」と思いつつ窓の外に視線を転じる。

さてこれはなんでしょーか?出がけのリュックからNikonを取り出して撮ってみた。

スズメバチの巣ではないし、ましてや、映画ブレードランナーの蛇女ダンサーのウロコの拡大写真でもない。

もう少し「引き」のカットを掲載。

そーなんである。羽の色からして一般的なドバトではなく山鳩(キジバト)なんであった。ガラス越しに彼と目があったので、慌ててレンズを向けたワンカット。しかしよーく見ると、さらに変なことにお気づきだろうか。電柱のワイヤー線に止まっているはずなのに、まるでジムで腹筋をやっているみたいにワイヤーと体のバランスがおかしいではないか。

トリミング前のオリジナル写真がこれ。

しきりと地上の様子を睥睨しながら、キョロキョロしていたのだが、獲物でも見つけたのだろうか、意を決して下へ飛ぶ瞬間を捉えちゃった瞬間であった。体重を下に向け足がワイヤーを離れる、この一瞬後に羽を伸ばし舞い降りたのだった。まるで投手が振りかぶって全身に力を溜めて、ボールをリリースする瞬間みたいに。

Q北部大会ブログはまた後日。

.....

おまけ。

川崎市少年野球連盟からのトップダウンにより、緊急事態宣言延長を受けて、来週に予定されていた春季大会・30周年記念大会の延期が決まった。春はもうすぐそこまで来ていたけれど、球春は少し遠のいた。けれど、確実に春はすぐそこにある。

スーパーの駐輪場にカブを停めると、植え込みの花壇にちいさな春が来ていたのを発見。

土筆、つくし、ツクシ。

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2021年2月28日日曜日

期待の春に

 昔読んだ小説に五木寛之の「戒厳令の夜」というのがあった。若い頃貪るように読んだ作家のひとりが五木寛之で、「青春の門」は筆者が上京を間近に控えた高校生の頃と重なる。時代背景は全く違うけれど。さて、それはともかく、川崎市コロナ禍では戒厳令の夜ならぬ、緊急事態宣言下の昼なんである。過日川崎では区をまたいでの活動が禁じられることとなった。フレンズでは予定していた練習試合を急遽キャンセルしまくり、担当Ohmoriオヤジは慌ただしい日々となる。相手チームにも申し訳ない思いである。

各小学校でも校庭開放についてはバラバラだ。ほとんどの学校では試合禁止となっているようだ。しかし幸いに試合ができる数少ない学校の一つが西有馬小だった。今日、日曜は、お互いに対外試合がキャンセルの憂き目にあったフレンズとアリコとが練習試合ができることになったのだった。ホームはアリコ。Fはビジターとなる。公式戦ではたまに対戦するも、このカードの練習試合はいったい何年ぶりだろうか。有馬VS有馬である。ニューヨークヤンキースVSニューヨークメッツのサブウェイシリーズみたいな。

2021アリコ監督はEndohさん。Qの練習にも今だに来てもらっている。野球センスは抜群でそんじょそこらの野球経験者の若えヤツなんか足元にも及ばない、と筆者は見抜いている。それをおくびにも出さずニコニコと謙虚で温厚な男なんである。

試合経過は抜きで、冬のカラリ晴天下での写真中心にて。F先発はShunto、マスクをかぶるは主将Haruto。この大きな二人が今季のFを牽引するわけだが、いかんせん選手人数は10名。おっかなびっくりの低学年の子もレギュラーというFの台所事情。それはアリコも同様らしく11名ほどの選手の半数が3年生以下らしい。有馬の子どもたちはいったいどこへ消えてしまったのだろうか。まるで神隠しにあったように忽然といなくなってしまったと思うのは筆者の杞憂だろうか。

Masaharuの打席で久々撮れた「日向に放置された月見だいふく的グニャリボール」の瞬間。

遠近の妙。何度もここで撮っているけれど。カラーコーンと本塁打席の比較対象。

この試合Haruの打率は相当良かったはずだ。長打連発であった。アリコも頑張った。主軸の主将くんが起死回生の三塁線を抜ける鋭い打球を放つ。

Masaharuの打席でヘルメにデッドボール。1年生ならば痛くなくてもギャンギャン泣き叫ぶであろう場面。この時は気づかなかったが帰宅後Macで拡大して見ると、あの硬いヘルメがグニャリと撓(しな)っているではないか。これには驚いた。がしかし、考えてみればこの程度で粉々に割れてしまったのではむしろ目に入って危険である。少々の衝撃では割れずに柔軟にしなることで、危険を回避するわけだと推察。これは車の強化ガラスや、高層ビルの免震構造にも通底する論理である。硬いと信じ込んでいたけれど実は柔軟で、硬いのはヘルメットではなくお前の頭なのだと思い知った今日この頃、年を経てもこんな小さな発見があることは実に嬉しいことである。写真右下の赤い四角を注視されたし。ヘルメのツバが餃子の皮をひねったように衝撃を吸収して変形している。

最後にHaruの素晴らしい打撃フォーム。以前はインパクトの瞬間は前がかりだったが、今はしっかりと後ろに体重を残して、いかにも長距離打者風のフォームになって来た。兄Hiroを彷彿とさせる姿に。今年に期待したい。

試合終盤だったが筆者は仕事に戻るため中座。しかし帰宅し一杯舐めながらMacを起動し、CAD設計アプリを開いた途端に猛烈な睡魔に襲われて撃沈。猛烈な睡魔はハムナプトラの砂嵐よりも猛威を振るうのである。

...さて、時系列は戻って昨日土曜日。

Q練習の後第四からFの有馬小へ。ヘルメットを脱ぎグランドへ行くとそこにはヒッチコックの「鳥」のようなおぞましい光景が...。なんちゃって。フレンズではMaeda、Nakamura夫婦を中心にジュニアフレンズなる、幼稚園児を対象としたチームを創設したことは「晴耕雨読」で既報の通り。この中から何人が本チームに入部してもらえるかは未知数だけれど、実に素晴らしい取り組みである。選手10名、家庭数7家庭のチームとは思えない現フレンズの涙ぐましい取り組みに、身内ながら心から喝采を送りたい。

グランド半分ではフレンズ10名が閑散と練習に励み、かたやもう半分ではJrのちびっこ軍団が父母も含めて大勢で賑わっていたのだった。Jrは本チームを凌駕する15名ほどの大所帯。フレンズを卒団した子の弟や妹ちゃんも参加していた。

「期待の春」なんである。

「せえ〜っの!」「ハイ投げて〜」

きゃっきゃ言いながら野球を楽しむ姿に、野球のみならず本来のスポーツを楽しむ、ニンゲンの本能を彼ら彼女らに見い出して、ますます期待の春に胸が膨らむのだった。

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