2011年7月16日土曜日

天下の大新聞なればこそ

先週の土曜に読売新聞とタウンニュース社が取材に来た話は書いた。

んんっ?日本語って難しい。この場合の「土曜に」のコトバは「来た」にかかるのか、または「書いた」にかかるのか?「土曜に---書いた」のではなく、「土曜に---来た」が正解。書いたのは日曜日。
う〜む、冒頭から話が逸れてしまった。オープニングラップの第一コーナーを膨らみすぎて、ステアリング操作を誤りいきなりコースアウトしちゃったF1カーみたいに。う〜む、これではもっと話が逸れちゃいそう。

閑話休題。
その読売新聞神奈川県版、翌、日曜朝刊に早速掲載されていた。記事タイトルは「被災地の仲間へ 届け希望」。さすがプロのコトバは洗練されていて贅肉がない。限られた字数の中で事実に基づいた言葉を書き連ねる技は素晴らしいといつも思う。記事というのは事実だけを正確に伝えることが第一義。でも時に自分の感情や意見なども、記事の中に折り込んでみたいと思う欲求も時としてあるのではないだろうか?新聞でそれが出来るのが、社説を書く主幹や論説委員、コラムなどの担当者、記者の個人名入りで書くレポート記事などだ。それでもやはり字数との勝負。最初から贅肉を落とした文章の書き方というのを心得ているのであろう。
比してこの小生のブログなどは、メタボリックな修飾語と、中性脂肪で出来た比喩的表現で肥満児のレッテルを貼られそうだ。ブログタイトルに至っては過去の「右脳左脳が右往左往」だとか最近では「ロゴがゴロゴロ」などと、これでもかと言わんばかりのダジャレのオンパレード。小生、少しは反省....する...どころか、ますます増長してこの調子で書いちゃうのだけれど。

以前のタウンニュース社さん(←今、舌を噛みそうになりましたね)のように、記事紙面をそのままブログなどに掲載する場合は事前の承諾がいるのだそうだけれど、連絡をしてみたら心広く寛大なお許しが出た。地域密着型の良いところ。
しかし大新聞読売ともなるとそうも行くまいて。
実は私には前科があり、昨年9月23日のブログに朝日新聞の記事を同じ手法でここで載せたことがある。一面トップで満月が東京スカイツリーに架かる見事な写真の記事。思わず感動して速攻ブログに掲載。↓↓↓
「月とスッポリ」
後日朝日新聞社にメールで問い合わせた。当ブログは営利目的ではないことや、貴社を誹謗中傷するものではないことや、逆に朝日を讃える内容であることも伝えて。
ところが返ってきた返事は...個人ブログといえどもこれが広く一般に流布され、多くの人の目にするものとなる以上はウンヌン...。クレジットを入れなさい、写真を掲載するならこのURLからウンヌンカンヌン....。そのURLを辿って行ったら新聞写真の有料ダウンロードサイトへ導かれて...。あ〜面倒くさい。どれだけ面倒くさいかって、雨の日に深夜残業を終え、帰宅後風呂入って酒呑んで寝る直前になって、裏山へ山菜を採りに出かけるようなものだ。(すんごくワカリニクイですね)

朝日新聞の擁護をすれば、この朝日にしても実際にはわかってても黙認するものだろうと思う。こちらが申請しちゃったがために、受けた担当者は社の規定に従って仕方なくこうして欲しい、ああして欲しいと私に伝えざるを得なかったというのが本音だろう。現代のネット社会でいちいちこんなケースをあげつらっていたんでは、仕事にならないからね。
逆の場合があった。今日連盟の嵐のメールをやりとりして判明。小生の作った震災復興支援ステッカーが宮前連盟のHPに載ってるのだけど、これを静岡県富士市の少年野球ブロガーが取り上げており、しっかりデザイン画をコピペして載せている。うちの連盟副会長が偶然発見。私は素直に手放しで嬉しい。このデザインの主旨のひとつは、広く伝えることであり、被災地の気持ちを忘れないことが最も重要なことだから。
負けずにこちらもリンクを貼っちゃうよ。なかなか良いブログです。是非どうぞ。
がんばれ!富士の学童野球(被災地の野球少年少女への支援)

天下の大新聞だから、個人のちっぽけなブログになど関わっておれないのか。
天下の大新聞だからこそ、個人と言えども見過ごすわけにはいかないのか。
天下の大新聞なればこそ、個人の主旨を鑑み寛容なる裁定を下せないものか。

この読売新聞。さてどれだろう...。
ええい、確信犯で載せちゃおう。後日メールしてみよう....かな?
巨人(大きな人という意味。別に他意はありませぬ(^^))が、あくせく働く蟻を踏みつぶすことのないよう祈る次第。
(※クレジットはこの写真を拡大で表記。川崎版は誤りで神奈川県版が正です)
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2011年7月15日金曜日

兄と妹のバイク


HONDA Steed。400CC。息子のバイクである。
大学時代にバイト代で買った中古バイク。その後息子は独立、二子新地から駒沢大学駅前のマンションへ。そのたびにこのバイクも随伴してきた。
先週3件目の引っ越しを敢行。今は世田谷線の若林というところへ。
なんでバイクだけがうちの実家の駐輪場にあるのか?...聞いて下され。

駒沢大学駅前のマンションは、駅から徒歩30秒の超高層高級賃貸マンション。25階だったかな、変な間取りの部屋である。家賃も高いけどイニシャルコストがゼロ。その分家賃に反映されてるのだろう。息子は平凡なIT企業社員で給料は世間並み、FXとかなんて無縁。それでも男子27歳「将来を見据えたある理由」があって、高い家賃でもやっていけると計算しここへ転居した。このHONDA Steedと共に。

ところが「将来を見据えたある理由」が「予期せぬ想定外の理由」で途中で破綻。高い家賃がひとりの肩に重くのしかかる。
毎週末次の安い住居を探した。川崎溝口と世田谷上野毛にふたつ物件を絞る。すでに駒沢のマンションの退去日は決まっている。仲介不動産屋が自信を持って進言。「私に任せて下さい。上野毛の物件は審査が厳しいですが、当社にはコネクションがあるので、絶対入居出来ます」.....と。
溝口を断り、上野毛一本に絞る。退去期日はすぐ目の前。
結果....。3人の申し込みがあって息子は落選。
普段怒らない息子は私オヤジへの電話で不動産屋への怒りをあらわにしていた。どうやら不動産屋の手違いで、息子が申し込んだ時点ですでに入居者は決まっていたらしい。退去日の諸事情も知っているその若い不動産屋は反省の色もなくヘラヘラしていたらしい。
「....。ということで一週間後には駒沢を退去せねばならず、緊急避難的にそっちへ(実家=ウチ)引っ越すからヨロシク。当分家財はレンタル倉庫へ預けるから」
息子が戻って来ると聞いて事情に詳しくない配偶者は単純に欣喜雀躍。
ところが駒沢退去日の一週間前の土日に、新しい不動産屋で駒沢近くの若林に別物件を発見。速攻見に行き即決。私も速攻連帯保証人書類に判をつき木曜日ヤツの住居へ届ける。退去日ギリの土曜に契約完了し、その日のうちに引っ越し。気持ちのいい朝、パン屋の角を曲がったらいきなり台風に襲われたような一週間であった。
新居のマンションのバイクの駐輪場使用料がバカ高いうえ、空きがない。
結局バイクだけが緊急避難的に実家のうちへやって来たわけである。
コトの顛末は以上。みなさんもいい加減な不動産屋には気をつけましょう。
うちのケースは実家が近いからいいけど、地方から出て来て独り暮らしの子だったらどうしただろう。友人宅を転々とするにしても、そんな友人もいないような人ならば....。

この主のいない息子のバイクと嫁に行った娘のバイクをちょっと洗ってやって、震災復興支援ステッカーをヤツらに無断で貼ってやった。二人とも少年野球をやっていたから文句は言わせねえ。息子はこの相当ボロくなったバイクを二束三文でも売りたいと言っていたが、このステッカーを貼ったおかげで5万円が500万円くらいで売れるかもしれない。
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2011年7月14日木曜日

山形の錯乱暴?

このブログではあまり筆者の私的生活については触れない。決して意図的に隠蔽工作を企図してるわけじゃない。たまに息子や娘の話は書くけれど、配偶者の話はあまり書かない。なぜならネタが尽きなくて書き始めたらキリがなくなるから。更に揶揄した描写をしたらあとがコワイからだ。....たぶん。おそらく。パハップスメイビーなわけで。

たまに郷里山形の話も出てくる。この時季山形と言えば「サクランボ」。
山形には姉がいるので毎年これを送ってきてくれる。

食べ物は高価だからウマイというのは、全くのデタラメというのが筆者の持論。高いからきっとうまいはずだという先入観に脳が支配されて、見栄もありうまいもんだと思ってしまう場合があるのだ。自分の舌を信じなくちゃならない。希少価値だから高くなるのであって、高いからウマイとは限らないのだ。世界三大珍味のフォアグラ・キャビア・トリュフよりも漁港で食す鯵の開きのほうがうまかったりする。(確かに三大珍味はうまいけど...)(^^)
しかし、このサクランボは両方兼ね備えている。高いしうまいし、うまいけど高い。わずかな数量で3千円、5千円が当たり前田のクラッカーなんである。
去年も愛犬「りん」とサクランボの写真を載せた。
若い娘は〜♪(去年のブログ)
「うましっ!」今年も思わず掲載。りんは「錯乱状態」+「乱暴者」で=「錯乱暴」=サクランボ。早く食べたくて気が気じゃないワンコ。くぃーんくぃーんとうるさいとこがまた可愛い。
皿の絵柄をよくよく見れば偶然サクランボのイラストあり。キティーちゃんの耳飾りもサクランボ。レディー・ガガも気に入ってくれるに違いない。

2011年7月13日水曜日

がんばれ東京タワー

恵比寿ガーデンプレイス38F1店舗、東京オペラシティー53Fと4Fに2店舗、横浜クィーンズスクエア2店舗、晴海トリトン1店舗、六本木ヒルズ5Fに1店舗=合計7店舗....かつてこれら超高層ビルに小生がデザイン設計した飲食店舗の数。巨大ビルプロジェクトの中で店舗を造るのは制約も多く困難を極めるけれども、そのぶん面白い経験もたくさん出来るし、達成感もひとしおなんである。
東京オペラシティー53Fに個室付きの高級鮨店を造ったとき。
バスを降りて現場へ向かう道中は雨。エレベーターに乗り込み53階の工事現場へ到着。窓際に行ってみると......雨雲ははるか下、視界には全く雨がなく快晴。雨の日に飛行機に乗ったみたいな感覚。....なんていろいろ楽しいわけで。
六本木ヒルズがオープンした時も飲食店を設計した。今は昔、オープン当初のバカ騒ぎはどこへやら、かなりのテナントの入れ替えが多いと聞く。小生がやった店もすでに3,4回テナントが変わってしまい、すでにない。
文脈を無視して唐突にここで写真クイズ。
「入」という字がいっぱい光ってる!ナニコレ?キアヌ・リーブスの「マトリックス」の1シーンみたいでもある。
(解答はこのブログ最後で)

先日の日曜兄弟夫婦6人で会食があり、この六本木ヒルズへ久々出向く。かつては十数回現場へ行ったけれど本当に久しぶりだ。店は5階の「ロイズ東京グリル&バー」ここを選んだのは東京タワーの夜景が目当て。6時ころのタワーのドアップ写真。このところスカイツリーの陰に隠れているけれど、昭和オヤジとしてはやはりこっちが好きだ。田舎から上京してきた当時のウブな少年にとっては、東京のシンボルといえばこの東京タワーと西新宿の高層ビル街だった。

震災の影響で東京タワーの先端部分の電波塔がひん曲がっちゃったのをご存知だろうか。修復したはずだけどこの写真で見るとナンカまだ曲がってるよ。大丈夫かなあ。昭和33年の333メートルだけに小生とも縁があるわけで、「がんばれ東北」「がんばれ東京タワー」なんである。

この修復作業を遠くからデジカメ動画で撮った映像を見つけた。まるでアブラゼミがじーじー鳴きながらじわじわ樹の表面を移動してるみたい。ホントに危険な仕事お疲れっス(^^)/
※YouTubeの映像


夕間暮(ゆうまぐれ)の一時、イルミネーションが灯った。バーのグラス越しにワンショット。バーはワンショットバーじゃないけれど。お馴染みの赤い光の宝石箱。

食事のあと上層階の有料展望台へ。日曜夜のシチュエーションもあり、またリーマンショックや震災自粛と節電の影響もあってか心無しかちょっと元気のない夜景。本来のトーキョーの夜景はこんなもんじゃない。本当はドキドキするくらい光の洪水で、嬉しくて飛び跳ねたいくらいの楽しさがあるはず。どんだけ嬉しいかといえば、夜中に北極星を見ながら逆立ちして遊ぶ白クマくらい楽しいはずだ。
理由はわからないけれど、たぶん震災に配慮しての色使いなのだろうか?タワーのイルミの色がシンプルな青一色に変わっていた。
冒頭の解答編も含めて最後の写真。
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2011年7月11日月曜日

ステッカーを貼った兜

震災復興支援の一環として「がんばれ東北 心のチカラ」のコピーライティングで、復興の日の出(日はまた昇る)をモチーフにしたステッカーをデザインした。このブログでも幾度となく経緯を紹介してきたけれど、やっとその努力が報われた。実際に使用されてる瞬間を確認する時が、作り手の最大の喜びなんである。
昨日読売新聞が取材にきた話は書いたけれども、ここでは実際大会で使用されたシーンを掲載したい。

開会式のあと午後に試合会場である白幡台小へ移動。すでに前の組合せである名門「富士見台ウルフ少年野球クラブA-2」VS強豪「神木マーキュリーズ」戦が火花を散らせていた。早速チームを離れて「白幡台城」の「戦場カメラマン」に変身し、白球の矢をかいくぐりながらシャッターを切る。互いの陣地の武将に断りも入れずにパシャパシャ。連盟の「広報部長」の肩書きを持つ私ならば、大将たちも大目にみてくれるはずじゃて。
(※連盟の「広報部長」=嘘です。「広報」部長は嘘だけど、連盟の「後方」支援部隊長なら当たらずとも遠からず...かな)
いよいよ今度はうちの番だ。対「白幡台イーグルス」戦。
今日こそ勝つぞ...というより今日こそ勝てるぞ!の高揚感を胸に秘め、戦場カメラマンのベストを脱ぎ捨てて戦場スコアマンに変身。
更にバットの刀から身をよけ、白球の鉄砲玉をかわしながら、ステッカーが貼られた子どもたちがかぶっているカブトをパシャ、パシャ、パシャリ。
戦い終わればノーサイド。
予感的中の13:2の3回コールド勝ち。
主将のNabeだけが無安打、あとは全員安打の圧勝。しかも四死球・失策も少なかったし、みんなにベストプレイヤー賞をあげたいくらいだ。
それでも選ぶなら....中でも先発Otoはフォームに苦しみながらもなんとか四球を出さぬよう努力し、打っては猛打爆発。更にもう一人は先のキャプテンNabe。打撃ではいい当たりはするものの一人蚊帳の外だった。しかしよく声を出し主将としてキャッチャーとして、またチームメイトの一人として全体を引っ張ってくれた。負け試合でもくさらず、安打がなくても下を向かず、とても難しいことだけれど、これからもこの調子で頑張ろうぜ!
(※近日中に六本木ヒルズでの写真を掲載予定。)
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