2012年8月21日火曜日

故郷の訛り懐かし...

新横浜発8:29。諸々の所用があり明日新幹線で配偶者の実家広島へ。夜はマツダスタジアムで対横浜DeNA戦を観戦予定。
20代前半結婚したての頃、2回ほど原爆ドーム近くの旧広島市民球場へ足を運んだことがある。配偶者の実家からは車で1時間以上の距離であったけれど、めちゃくちゃ楽しかった記憶がある。球場で食べた名物カープうどんが絶品なんであった。

筆者在京の旧後楽園・東京ドーム・神宮球場・横浜スタジアムなどは、少ない回数ながら行っている。球場で飲むビールは何とも言えず最高の味わい。家や居酒屋で飲むビールとは全然違ううまさがあるのは何故なんだろうか!?ガチのプロ野球ファンに比べたら、球場へ行った経験は少ないので(10〜15回くらいだろうか)あまりエラそうなことは言えないのだけれど、あのマツダスタジアムには死ぬまでに絶対1度は行ってみたいと思っていたんである。その理由の80%はカープファンだからというものだけれど、他球場とは一線を画す、そのアメニティー空間を是非体験してみたいと思うのだった。

早速カープのHPからネットでチケットを購入。これがまた凄いことになっている。いろんな種類のシートがあるんである。バーベキューが出来るゾーンや、寝そべって観戦出来るエリアや、グランドレベルで選手と同じ目線で観れる砂かぶりシートやetc...。これらの話題は新築完成の時から知っていたけれど、この他にもいっぱい楽しそうな席が用意されちゃっているんであった。
※広島東洋カープHPより

目を付けたのは「一塁側スカイシート」
2階席のスタンドの一部がグランド方面へズームズムッとせり出しており、空中で観戦してるような浮遊感を楽しめるらしい。まあ、その感覚は大げさだとしても一も二もなくこのスカイシートを予約。ちょっとカープパフォーマンスというライトスタンドの最上階天空席で、見知らぬカープファンと共に名物スクワット応援をしたい欲求にかられたけれども、やはり内野の野球を睥睨出来るスカイシートを選んだ。
※広島東洋カープHPより

言っておくけれど、筆者は山形の産。啄木に言わせれば、
故郷の 訛り懐かし 停車場の 人ごみの中に そを聞きに行く 」
なので上野に行くべきなんであるが、明日は
「広島の カープ懐かし 球場の ファンの中に 広島弁を聞きに行く 」
のである。こんなにココロがわくわくするのは何年ぶりだろうか。
明日迷惑承知で何人かに携帯から写メしようと思う筆者なんであった(^^)/
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2012年8月20日月曜日

夏のスプリンクラー

少年の夏の日に見た「雲」の記憶はどんなだったろうか。
8月に入りその記憶を彷彿とさせる雲たちがモクモクと顔を見せ始めた。いかにも夏らしい入道雲、積乱雲である。じっと見てるその端からどんどんモクモク、ぐんぐんムクムク。実に気持ちのいい雲たちなんである。

快晴の夏の日、今日は東高津小学校ドームでの練習試合。
高津区教育委員会からの意向なのか、学校独自の規律なのか。新築小学校の校庭ではスパイク禁止なんである。両チームみんなアップシューズでの試合。更にグランドから砂ぼこりが舞うと近隣住民からクレームがくるという理由で、定期的にスプリンクラーを撒かなきゃいけないのだそうだ。この試合中も試合を一時中断してスプリンクラーを作動。しかも新築後1年間は休日野球その他をやらせてもらえなかったらしい。近隣住民から子どもらの野球の「音」が騒音として認識されたためだ。なんだかなあ〜なんである。近隣住民や子どもの親に平身低頭する今の学校教育機関の有り様を垣間見たような気がする。誤解を恐れず極論を言えば、モンスターペアレンツなどがのさばる温床を自ら作っていやしまいか。住民の気持ちも分るし、地方自治体の教育委員会の気持ちも理解出来ないわけではないけれど.....。
しかしながら新築の小学校での試合は実に気持ちのいいものだ。畳と女房と校庭は新しいほど良いのだ。(これもまた女性解放運動団体から横槍が入りそうな表現だが)

過去に何度も対戦した諏訪ウィングス。このチームはうちのInoueコーチが子どものころ所属していたところ。出身校もこの東高津小学校なんであった。昔は諏訪第一野球部と言ったそうな。今日はInoueさんのご両親が差し入れを持ってきたり、懐かしい同窓生が観にきたりと賑やかなベンチ裏であった。親父さんは途中から飲み友達からの誘いでドロン、孫の試合観戦を途中放棄してトンズラしたらしい。それもまた良いではないか(^^)

試合は相手チーム主力3人が連合で欠け、うちは暑さに弱い子が何人かいて先発からはずれてのプレイボール。結果は四死球・失策・長短打の乱打戦で19:8でフレンズの勝ち。うちは先発全員得点、珍しく三振は1個のみの大奮闘であった。小さい子も全員出した試合である。終盤代打・選手交代に伴う守備位置の変更が筆者の知らぬままに行われ、筆者スコアラーのミスもありスコアブックがぐちゃぐちゃになっちまったりして大慌て。それにしても去年までの諏訪ウィングスは主力を欠いたとはいえこんなんじゃなかったはずだ。試合後ウィングス監督から「今度はフルメンバーで有馬ドームへ乗り込みますんでよろしく!」とのことであった。
ベストプレイヤー賞はチームの柱として投打に奮闘したTakumiと、クリンナップの一角を担い4の2、打点4を叩き出した4年生のHiroにあげたい。

余談である。
筆者所用で21日火曜に広島へ。あの凄いマツダスタジアム(広島市民球場)のスカイシートで観戦の予定。相手は横浜DeNA。出来れば在京球団以外の中日か阪神が良かったのだけれど。ずっぽり楽しんできちゃうのである。またここで観戦記を書いてみようと思う。
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2012年8月19日日曜日

サランラップにモノ申す

以前、このブログでこんなことを書いたことがあった。
憎きもの
現代版「枕草子」
改めて「サランラップ」に対してもの申したい。「クレラップ」でも、聞いたことないようなメーカーのものでもいい。いわゆるラップについての一考察である。

まずあの「びにっ!」と切れる時の手に伝わる感触の違いはなんなんであろうか。王者サランラップは比較的「びにっ!」と小気味良く切れるんであるが、その他のラップでは「びにっ!」というより、時として「ぶにっ!」と、切れ味すこぶる悪し。左手に持った箱の金属製の刃と右手に持ったラップとの相互の力の入れ具合、あるいは左右互いのひねりの角度によって微妙に感触が変わるんである。0.何ミクロンの厚さの差が生む違いがあるに違いない。びにっ!とやった時の切れ味が明らかな王者と、王者以外とでは違うんである。
更に皿の上に食材や食べ残しなどを載せて冷蔵庫にて保存せんがために、右手でラップを引き出し、皿の上にかぶせ、皿の左横7,8センチあたりまで来たところで「びにっ!」または「ぶにっ!」と切る...。その後やおら右手で皿の右下までラップを巻込み、すかさず左手で皿の左下までラップを巻込み、皿の下面にピタリと吸い付くように密着させる....はずなのであるが、これが王者サランラップと言えども時として、さっぱりくっつかないことがある。ピタリと固着したのちにダメ押しに両手でラップの表面を四方八方からピンピンぱつぱつに張りつめさせてから、しかるのちに冷蔵庫に収納したいんである。高い金を支払って購入した以上、この程度のささやかな快感に浴させてもらっても良いではないか。ところが皿の下面にピタリと密着せず、ぺろんぺろんになってしまうことがあるんである。まるで「いくら密着させたくても今回は無駄だかんね!」とラップのヤツがへらへら筆者をあざ笑うかのようだ。悔しい思いをして泣く泣く冷蔵庫へぶち込んだ経験があるのは筆者だけではあるまい。特に女性主婦読者なら少なからず身に覚えがあるはずだ。

今日分ったんである。やっと理解出来ちゃったんである。その原因が。
着眼点はステンレス。ステンレス製のバットやボウルなどは「ピタピタ、ピンピン」のその期待をまず裏切らないのであった。
ではなぜ皿の場合ムラがあるのか?陶器と磁器の違い?というより「つるんっ」としているか「ざらんっ」としているかの違いなんではないだろうか。「つるんっ」としている平滑な食器にはまるで、神奈川と高知で遠距離恋愛している恋人同士が2年ぶりに逢うことが叶いひっしと抱擁するがごとくの密着感を楽しむことが出来る。反して「ざらんっ」としている凸凹(でこぼこ)な食器にはまるで、同棲しているカップルが倦怠期を迎え、互いに背中を向け合ってひとつのベッドで寝るような冷たい淋しさがある。

そんなこと、とっくの大昔から知っていたわよ、という主婦読者も大勢いらっしゃるであろう。でも浅学な男筆者はやっとこの歳になって長年の疑問を氷解出来たのであった。

最後に「甲子園高校野球余談」
浅田次郎の「沙高楼綺譚」か、または村上春樹の「東京奇譚集」みたいなタイトルだけれど。
筆者の敬愛する少年野球ブロガー、hiratakuwaさん。(右リンク上から2番目)
郷土熊本を愛してやまない氏は出身高校の済々黌高校の応援に、自身のブログでマイクロバスでの応援ツアーを呼びかけあっと言う間に30名以上を募り、今日一塁側アルプスで黄色一色の海の中に身を投じて応援に行ったのであった。筆者も今日はその試合をTV観戦。済々黌の雲行きが怪しくなるやいなや、いてもたってもいられず、今リアルタイムでアルプスにいるであろうhiratakuwaさんにショートメール。
「せいせいこうこうこう(済々黌高校)、頑張れ!アルプスの応援も頑張れ!」
試合後ほどなくして氏から返信あり。
残念ながら負けてしまいましたが、済々黌ナインは力を出したと思います。甲子園に来られて全ての人に感謝です!ありがとうございます!」
注目して頂きたいのはこの部分。「.....甲子園に来られて全ての人に感謝です!.....」
「全ての人に感謝」と言える彼のその心意気が素晴らしいのであった。
甲子園野球の感動の副産物として、その奥深い言葉に込められた思いがあるに違いない。そんな別の意味で感動した筆者なんである。
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2012年8月17日金曜日

夏のシャワーを浴びに公園へ


人は時折常軌を逸した行動に出ることがある。この連日の猛暑がそうさせてしまうこともあるかもしれない。
このマンションに引っ越してきた昔、知り合いの5階に住む奥さんが、あまりの暑さに辟易し、やおら台所の水道の蛇口にホースをつなぎ、ベランダまで持っていきそこから外へ向かって盛大に放水したのだそうな。スッキリしたそうだ。最初は若干引いたけれど、やがて面白きその発想、粋に感じたものである。

熱中症で亡くなる老人は以外にも屋内でのことが多い。うちは死ぬほど暑くならない限りクーラーはつけないんである。勢い仕事部屋には熱気がこもるわけで。仕事に支障をきたすと判断した時はクーラーのリモコンに手を伸ばすけれど、普段は「夏は暑くて当然」との思いからクーラーはつけない。しかし今日は仕事も緩いし、松井くんの19奪三振も見ちゃったしで、もうここにいる理由がない。遠くの公園からは盛大な蝉の声がぎゃんぎゃん聞こえてきて....。
タラリラリ〜ン♪そうだ、京都へ行こう!
ではなくて、蝉の声のシャワーを浴びに行こう!思い立ったらいてもたってもいられないったらありゃしないったらありゃしないのが筆者。お出かけの際の三種の神器、携帯・煙草・財布に加えて、今日はジーンズの尻ポケットに文庫本をねじ込み、カメラ片手に有馬中央公園へ。このへんでは一番大きな公園である。

数人の小学生がサッカーをやっていた。よほどオジサンも交ぜてちょ、と言いたかったが「オジサン」ではなく「変なオジサン」に誤解されてはたまらんと思いやめた。木陰のベンチに腰をおろしたとたんに鳩が数羽わらわらやって来た。すぐそこ30センチまで来たんである。実は筆者蝉のみならず、鳩とも会話が出来るんである。さすがのDaiGoも鳩の心までは読めまい。「しまった!悪い悪い、食べ物はなんも持ってきてないよ〜。おまえたちが来ると分っていればスナック菓子でも買ってきたのになあ」などと実際声を出して鳩さんに話しかけた。
するとどうだろう「なんだ、そうなんだ、ヘッつまんないの」と、やつらはそそくさと踵を返して立ち去ってしまった。ゲンキンなものである。

蝉の声のシャワー。存分に浴びた。
幼虫時代は7年間地中で過ごし、羽化してからは7日間で一生を終えるということは、世界中で誰でも知っている話である。トリュフを掘り起こすブタだって知っているんである。蝉の抜け殻が夏の郷愁を誘うわけで。こいつはもう一週間経ってころりと逝ってしまったんだろうか、それともまだ今もそのへんの梢で元気にじーじー鳴いてるのだろうか....。

筆者がガキなのか、或いは世のオトコどももみんなそうなのか?元気な蝉を見ると少年時代を思い起こしてしまう。思わずがしがしシャッターを切ってしまうわけで。
ここまではほんの10分くらいであった。そのあと缶ビール片手に文庫本とまったり1時間過ごす。蝉のシャワーを存分に浴び、帰宅後速攻で本物のシャワーを浴びたのは言うまでもない。
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2012年8月15日水曜日

愛すべきオヤジども

日本全国お盆の真っ盛り、お盆休みがとれてる人にも、とれずに働いている人にも、万人に等しく、夏の夜の蝉たちの鳴き声が降り注ぐ季節になったんである。毎年この時季は世間がとろ〜んと、ゆっくりキャラメルが溶け出すように、時間の流れが少し緩くなる気がするのは私だけではあるまい。先日のブログ「蝉はどうした?」で書いたことは杞憂だったようだ。やっとこのへん(川崎市宮前区)でもじーじー、ぜみぜみと、盛大な大合唱。夏の始まりには文字通り鳴りを潜めて出遅れていたぶん、今になって一斉大量に樹に這い登り、7年間の暗闇生活から抜け出し、わずか一週間の蝉の一生を謳歌しているようだ。この時間(23時ころ)でも近くの公園の林から、ぎゃんぎゃんと届くやつらの大合唱。ニッポンの夏はこうでなくっちゃだ。安心した。

全国の少年野球(のみならず)チームに携わるオトナの楽しみは、子どもの野球以外に夜の「飲みニケーション」である。特にオヤジたちが集まるオトコの飲み会は楽しい。野球にハマるのはもちろんだが、この身近な地域の大人同士の繋がりにハマってしまうオヤジも少なくないはずだ。筆者もその一人。過去には酒が高じての諍いや、怒号などもあったし、数人だけの飲み会ではしんみりと涙の酒もあったし、以前あるオヤジにはいきなりハグされたこともあったけれど、そんな特殊なケースを除いてほとんどが大爆笑の楽しい酒なんである。

話題は尽きない。
まずは今日の試合の内容について。あの場面であの子がこんなプレーをした、なんであそこであんなエラーをするかなあ、あいつは最近本当に成長している、今日も4回裏にあの走塁は見事だったよね........これで1時間は持つ。またこの時に昼間のグランドでは知り得ない、個々の選手(子ども)の良い所悪い所が聞こえてくることもある。平日一生懸命素振りに励んでいる子のことや、逆に普段グランドではおとなしい子が学校ではかなりの悪ガキ大将なのだとかとか....。

1時間も経てばかなりセブンイレブン、いい気分になっちゃうわけで。
15,6人もいれば分科会よろしく大体3分割くらいの話のグループに分かれちゃうわけだ。
それぞれの話題で盛り上がる。こっちでは野球の話。隣りでは時事問題や仕事関係の話。向こうではナニやら鼻の下を伸ばして大爆笑の歓声が聞こえる。
先日飲んだ時はA金(エーガネと読む)オヤジが珍しく参戦して盛り上がった。話題に事欠くとすぐ下ネタに方向転換する、典型的昭和のオヤジであり、またそれが彼のいいところでもあり、他のオヤジもあながち悪く思わないんである。場を盛り上げるのはうまい。しかし同じ話(特に自分の自慢話)を何度も繰り返すそのしつこさたるや尋常ではない。耳の中にタコが千匹くらい棲みついちゃって。昭和のオヤジと言えば聞こえはいいが....いや愛すべきクソオヤジなんであった。

下ネタに走るとオヤジどもの酒は盛り上がるんである。
こんなふうに書くと世の奥様方は眉をひそめる向きもあるだろう。でも現実は普段はそうは見えないあなたのご主人も、オヤジ飲み会では大なり小なりそうなんである。
先日は最近イジラレキャラとしてめっきり頭角を現してきたS父。ソナチネではない、Sチチである。A金さんのやり玉(槍と玉ではない)に挙げられ、武勇伝、武勇伝....。
普段はグランドでチョコチョコっとボールを追いかけて向かいの畑までタマを追いかけるのであるが、この日はニコニコしながら重い口を開いて武勇伝、武勇伝....。A金さんは「クエッ!クエッ!」と一度受けたギャグを1,000回ほど繰り返し...。Sチチには無に徹することの極意を学んだオヤジどもなのであった。

ブログにも品格というものがあると思う。
筆者のこれは最低限の品格を保ちたいと願う。女性や子どもにもご覧いただいているからだ。でもたまには年に数度だけ、オヤジいや、オトコの世界はこんなにもアホらしくてバカっぽくてHなのが現実なんだということも知ってもらいたいのである。
おそらく賢明な女性読者には「そんなことはとっくの昔に知ってますことよ」と笑って許していただけることを願ってやまないんである。

写真はOhmori父。下戸で飲めないビールを一杯だけ飲んだら、アララ、ぐーすかぐーぐー。本人は横浜DeNaの根っからの大ファンで、気分のいい素敵なオヤジ。彼の奥さんに言わせれば愛してやまないイケメン旦那なんである。ちなみに奥さんは自称「有馬の浜崎あゆみ」なんであった(^^)
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2012年8月14日火曜日

ちいさな震える心

宮前区少年野球連盟主催の公式戦で、6年生が戦える試合は秋季大会が最後である。その秋季大会も最後の試合となった。本大会に駒を進めたチームは幸いである。しかしそうではないチームは8月の盛夏に6年がもう終わるなんて....。少し割り切れない思い。筆者の時代は10月くらいまで存分に試合が出来たように思うけれど。時代の趨勢と言えばそれまでだが......。

最終試合は対野川台フォルコンズ戦である。アウェイの西野川小ドームへ。
ところでスコアブックをつけていて思うこと。「失策=エラー」はガッツリ書き込む欄がある。おそらくそのエラーによって試合を左右する記録的数値が変わるためと、選手個々人のエラー数を記すことによって、今後の発奮材料とすることも出来るためだろうか。
ならば「美技=ファインプレイ」という項目があっても良いではないか!?
ファインプレイはエラーの判断よりももっとアバウトで、記録者の主観が大きく左右するのは百も承知である。でもシャレでそんな項目があってもいいじゃん。「国際野球記録者連絡協議会」=いんたーなしょなる・べーすぼーる・すこあらー・かんふぁれんす=略称IBSCに、次回米国シアトルで開催出席の際には意見してみようと思う筆者なんである。

「美技」(びぎ)。
MensBIGIは筆者が20代の頃おおいに流行ったブランドであるが、「美技」は「美技」であり「美技」以外の何者でもないわけで。ただし西野川ドーム横にはこんな「美技」を発見しちゃったんである。「整体・美技」これをビギと読むかミエと読むかは謎のままである。....ん?もしミエならば「枝」であって「技」ではないか。やはりビギなんであろう。

さて試合はフォルコンズShimoda君、フレンズKoutaの先発で開始。Koutaは普段捕手を務める子なのだが...。

6年最後の試合は奇しくも1,2,3番がShouya、Kouta、Takumiの6年トリオがラインナップ。全員がヒットを記録。主将Takumiは3の2のクリーンヒット。5年のBenも2本、Hiro、Takutoも1本ずつ安打を放つ。

いつもは全身がアングルに収まるように撮るのだけれど、今回は打撃をアップで撮ってみた。さっくりコラージュしてみる。むむむ、悪くないではないか。それぞれの一生懸命さが写真を通して伝わってくるようだ。ところで写真を撮ってあとで気づいたのだが、我がフレンズ母美女軍団に負けず劣らず、フォルコンズ母美女軍団もなかなかなんであった。

4回表からフレンズは満を持しての真のエース、Takumiにスイッチ。
雨の日も風の日も、晴れた時も嵐の時も、顔色ひとつ変えずマウンドに立ちすくみつつ、淡々と投げ続けてきた今年。「淡々と」見えるのはたぶんオトナの浅薄な見方でしかないのだろう。本当は彼だって逃げ出したいくらいに追いつめられたこともあったし、ちいさな心臓が脂汗をかいて締めつけられることもあったはずだ。そんな場面をいくつも作ってしまったのは、筆者も含めた指導陣の責任でもある。俺は今シーズン、彼の震えるちいさな心を少しでも救ってあげられただろうか....。驕(おご)った言い方かもしれぬが....。自責の念。

結果は10:5のダブルスコアで敗退。
しかしてベストプレイヤーは、最後の試合を一生懸命闘った6年生3人にあげたい。

その晩のオヤジ飲み会の話はまた次回なんである。
今回掲載しちゃってはブログの品格にかかわるだからなんである。
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2012年8月12日日曜日

日本人が取り戻したもの

頑張ったじゃないか!ニッポン!
なでしこJapanも男子U23も、そして今日の女子バレーボールも。奇しくもU23と同じ対戦相手は韓国。20数年ぶりに韓国をストレート撃破してメダルに届いたのだから。どれもこれも共通して言えることは、金には届かなかったけれど、試合後のインタビューでは仲間のことに言及している点である。この3つの競技のみならず他の種目でも、今回のオリンピックで強く印象に残っていることなんである。口をそろえて異口同音で発する単語は.....
「仲間」「チーム」「みんな」....に感謝したい、更に「絆」「つながり」「連帯」云々。

毎大会似たような言葉を聞くけれど、今年は特に多いような気がする。角度を変えた見方をすれば、ニッポンはあの東日本大震災以降、半年過ぎあたりから「絆」という言葉が一人歩きして、マスコミで大安売り状態になったことに筆者はひそかに眉をひそめたクチなんであるが、しかし、今大会でそこかしこで耳にするそれには、確かな重みを感じている。軽はずみには使いたくない「絆」ではあるけれど、世界の狩猟民族に対してフィジカルで劣る農耕民族の小さい躯の日本が武器とするのは、チーム力、組織力、一体感、などのメンタル部分の中枢を司る、言い換えればその「絆」なんではなかろうか。あの震災以降日本人が失ったものは星の数より多いけれど、反して得たものはこれではないだろうか。彼ら彼女らの言葉を聞いていて、震災以前には日本人が忘れかけていたもの、震災後に日本人が取り戻したもの、それが彼らの言葉の中に脈々と息づいていると感じたのは、筆者の穿った思いなんであろうか.....。

久しぶりにマジメなことを書いてしまった。
ここからはいつもの調子で。
今五輪サッカー決勝戦がキックオフ。筆者はマニアックではないけれど心底サッカーが好きだ。だからメダルを逃したU23のあとも楽しみだったのがこれこれ、決勝戦なんである。ブラジルとメキシコ。ブラジルは理解出来る。U23のメキシコは全く知らなかった。対日本戦、こんなにいいチームだとは思わなかったぞ。開始たったの28秒でメキシコが電撃先制ゴーーーーーール!これは面白い展開が期待出来ちゃうんである。
どっちが勝てども決勝戦に相応しい、いいプレーが観たいぞい。
近頃のサッカー雑感。(サッカー好きじゃない方は読み飛ばして下さいまし)
その1=キーパーへの不用意なバックパスが多すぎるぞ。
その2=キーパーからディフェンス陣への不用意なパスが多すぎるぞ。
(日本はこれで負けた)
その3=縦のロングパスからカウンター狙いの一発勝負のサッカーも面白いけれど、鋭いワンツータッチのパス回しでエリア内に切り込み、ファーのゴール片隅ぎりぎりに、鋭く突き刺さるシュートで決めるサッカーのほうが好きな筆者なんである。

さて、なんだかんだで結局野球である。
先日のブログでInoueさんからの甲子園便りの写真を掲載。翌日の桐光戦も観たかったらしいのだが家族サービスでユニバーサルスタジオJAPANに行ったらしい。USBじゃない、あのUSJだ。

今日代々木で打合をしている時に懐かしい人からメールがあった。フレンズOBのMuroi母である。そのInoueさんの写真ブログに誘発されたわけではないそうだが、郷里福島「聖光学院」の応援で甲子園に来ているらしい。強豪日大三に勝ったとのこと。えっ、えっ〜?以外な展開。彼女はそんなに野球好きだったっけ!?
返ってきたメールは....
「野球の応援を通して、生まれ育った郷里と繋がる一体感がたまらない!」
更に、
「もし私が知っているフレンズの子が甲子園に行ったら、絶対応援に行く!」
とのことだった。

ここでも肉眼では目にすることは出来ないけれど、暗に「絆」の存在をふわりと感じたものであった。
サッカー決勝は、こうはさせん、挿入!
....ん?違った、後半戦突入!なんである(^^)/