2012年9月18日火曜日

ばったーやりたいな

昨日は終日Queensの体験会+オレンジボール+QのBBQと盛りだくさんの一日。
BBQのあと二次会ではいろんなオトナが乱入して超盛り上がり。「やっべ、そうだちょっとメールしとこう」と思い席を中座して外の駐車場へ。小砂利が敷いてある地面にどっかと座り携帯をいじった。20時過ぎだったろうか。文面を書き終わり、送信ボタンを押す。....なんか砂利の冷たさが気持ちいいなあ〜。その瞬間スッと意識が遠のく。
気がついたら「トントン、Tさん、大丈夫ですか?」Okumura父のあのニカッと弾けた味わい深い笑顔が目の前にあった。
不覚にも駐車場で寝てしまったようだ。その後電光石火で奥さんの車を手配していただき、自宅まで。お恥ずかしい限りである。帰ってからやっと気づいた。前日は4時に寝て6時に起床、2時間しか寝てなかったことに。この日の朝になってそのことをすっかり失念していたんである。昔は完徹明けでも飲みにいって平気だったのになあ。
このQueensの顛末記はまた後日なんである。

「俺んちのボール」ではない。「オレンジボール」。
もう余計な前置きはなしで書いていきたい。

うちは第三試合。開会式後しばらく第一試合を観戦してからQのグランドへ行った。
開会式のスピーチや試合後の監督を集めた場でのSohma会長の言葉が、この大会の主旨を物語っていた。「勝ち負けもいいが、それより子どもの安全を第一に、楽しく野球を出来るように指導して下さい」と、言葉とは裏腹に眼光鋭くドスの利いた声で話していた。

ヤングvsウルフ。サンダースvsアリコ。どの試合も子どもらの表情が一生懸命である。いみじくも連盟のKuriharaさんが言っていた。一番喜んでいるのは子どもより親たちだろうな、と。小さい子は数年間は試合に出られずに中高学年になってからやっと出られるのが当たり前。それがこの時期から我が子の試合を観戦できるのだから親にとってはたまらないだろう。....確かに言える。


フレンズの対戦相手は松風スラッガーズ。今年強豪チームをさんざん苦しめたチームである。小さい子の戦績データなどないから、うちとの力の差がわからない。とりあえずプレーボール、なんである。
先発は3年生Kohki。ゆっくりしたフォームからいきなり「びゅん」と伸びる球は相手打線を翻弄。打っては7長短打で12得点。もっとも3回には相手暴投7に四死球8では12得点も頷けるというもの。投げてはKohkiが打者10人に対し三振7、1四球で12:0のあわや完全試合か!なんであった。
バックネット裏の連盟関係者の評価もビツクリなんである。うちだけの評価じゃなく、3年生以下の子らが予想外に「野球」が出来てるいることに驚いていた。
スラッガーズのお兄ちゃん格、絵に書いたような野球小僧「ポークビッツ」を彷彿とさせる18番I君もよく頑張ったね(^^)
スコア記録も、例えばAチームなら楽に捕れていたであろう凡飛を逸したらエラーにしちゃうんであるが、ここでは安打を記録することにした。
ベストプレイヤー賞はもちろん投手Kohkiに加えてセンターオーバーの3塁打でチーム唯一の打点を挙げたYuuta、3打数2安打のKyou、小さい体で大きなツーベースを放ったShougo、まさかまさかの三遊間を抜けるヒットを打ったAyuto...他にも全員にあげたいくらいなんであったぞ。

Kasaharaさんに頼まれて3塁塁審のUchimuraさんを激写。川崎や県大会では決勝戦の球審を務める人なんである。あえて小さい子のゲームの塁審をKさんが要請。要所要所でゲームを作っていた。
またうちはこの大会からベンチスタッフを一部変更。コーチャーズボックスには29Sueki、28Nishinakaが入る。
二人とも子ども目線で指導出来るオトナであり、また同時にそれぞれの会社の大人の草野球でも活躍している。新しく28を背負った高知のNishinakaさんは、試合前、我々主な指導陣に一人ひとり「ふつつか者ですが、よろしくお願いします」と挨拶していた。こちらこそ「よろしくお願いします」なんである。

突然の雨はもう慣れっこ。今日も3回中断させた。最初の30分間の中断では、子らはテントの中で合宿状態の大はしゃぎ。ここでうちの最近入ったばかりのベンチ要員、まだ野球の「や」の字も知らぬ3年生Kyousukeは「ボク、打ちたいなあ。雨でしあいがちゅうしになったら、ボクばったーできないなあ。」と宣(のたま)っておった。「がいやは、いらないから、ばったーやりたいなあ〜」と筆者の横で連呼つぶやくことしきり。
頼もしいじゃないか。なんだか嬉しくなっちゃった。
結局は打席には回らずに、メンバー交代でレフトの守備だけにはついたのだが...。

カラリと晴れて、圧勝の試合後、Hiroが「ねえねえ、Tコーチ、あれ見て。このあいだの鳩がいる!」振り返れば、以前ブログに載せた白い鳩がいるではないか。長年の修行によって鳩やカラスと会話出来るスキルを会得した筆者はヤツに早速問いかけた。
「よう、おまえ元気してたか?」
返ってきたヤツの返事は...
「今日は勝ってオメデトウ!」
なんであった。
ふと、帰る準備をしていた周りの子どもらの喧噪の中から、微かに聞こえてきたKyousukeのちいさな声。
「ボク、ばったーやりたいな〜」
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2012年9月15日土曜日

女子野球 宮前Queens

ヘビーローテのユーザーならもうお気づきだろうと思う。数日前からこのブログのヘッドラインに「宮前Queens」の体験会バナーが張ってあるのを。どの団体スポーツチームにも言えることだが、人が全てである。人がいなければ話にならない。人が多ければ多いほど良い...とも限らないけれど、願わくばある程度以上の人数がいるに超したことはない。うちのフレンズにしても然り。我がQueensにしても同じだ。特に女の子の野球となると、近年のなでしこJAPANの大活躍で女子サッカー人口増加が期待できるのに対して、昨今のオリンピック事情もあり女子野球は爆発的な伸びは期待できまい。

それでも宮前Queensは「小粒でもぴりりと可愛い」素敵なチームなんである。
今年は積年の願いであったライオンズ杯で優勝の冠を手にした。これは偶然の成せることではない。創設以来のKasahaera代表やKoshimizu監督を初めとする指導スタッフ、連盟の全面バックアップ、父や母たちの温かくかつ熱い支えがあってのことだ。今年だけではなく設立当初から関わった多くの子どもたち、父母たちのDNAが結実したものである。

秋季大会開会式に臨むQueensの面々。記念撮影や行進では全くもって可愛いものである。しかし試合になると男子に負けず劣らず真剣勝負の表情になる。そのギャップがまたいい。男子だろうが女子であろうが関係なく、一生懸命に何かに打ち込む子どもの姿というのは、時として大人を感動せしむることがあるわけで。

明日土曜日は調布でシスターリーグ西東京大会の準決勝、決勝。Queensもベスト4で明日に臨む。シスターリーグとは、2007年に女子硬式野球であるヴィーナスリーグがジャイアンツ球場で行われた際に、その決勝戦前にエキジビションで行われた女子学童の試合が発端だ。いわばヴィーナスの妹分だからシスター。2009年以来、川崎市宮前区を始め、麻生区・多摩区、東京調布・狛江・江戸川・町田などが参戦する大会である。当時はシスタージャビット大会との呼称からも想像出来るように、読売巨人軍がバックアップしている。このあたりの自軍のジャイアンツのことのみならず、ジャビットカップ少年野球はもちろん女子野球までの底辺を広げ、ひいては日本全体の野球の底上げに陰ながら努力している読売巨人には脱帽である。ファンやアンチファンの垣根を越えて...。

筆者の娘も小学校の時フレンズで野球をやっていた。
男子に混じり土日女友達とも遊べずに野球浸けの週末。それは全然悪くない。そこでしか経験出来ないことがあるのだから。でも更に当時女子だけのチームがあったならば、こんなに楽しいことはあるまい。「...だって、女の子なんだもん」
しまった!これはバレーボール、アタックナンバーワンか。
宮前区内で男子チームに所属して活躍し、同時にこのQueensでも活動している女の子は大勢いる。もちろん女子単独での入団も大歓迎だ。それどころか宮前近隣区からの入団も大歓迎なんである。
この小ブログをどれだけの女子または女子の父母たちが見て下さっているのか知る由もないが、今度の日曜、ちょっとでも野球に興味がある女の子・父母は是非、宮崎第四公園に散歩がてらいらして下さい。
少なくともAKB48に入れるよりもずっと易しく、もっと楽しい毎日があるに違いない。
女子野球Queens及び広報担当筆者Tからのお願いである。もちろん筆者もQ広報として取材に参戦します。

宮前Queens(くぃーんず)体験会開催
9月16日(日曜)
AM8:00〜12:00
宮崎第四公園にて
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2012年9月13日木曜日

社長、獅子奮迅

いよいよ6年生は連合チームの活動に入った。3年生以下がオレンジボールに向けた練習試合後、今度は5年生以下が会場を移動して西野川ドームへ。野川台フォルコンズとの南部リーグ大会Bチームの試合である。

サッカー日本代表には黄金世代と谷間世代と揶揄する風潮があるけれど、それになぞらえばフレンズの下級生は結構良い感じなんである。マンモス名門チームの数の論理には勝てないかもしれないけれど、「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」ってこともあるわけで。

先発のMamoruは正直いろんな意味で心配だった。体調その他も含めて。試合前の投球練習を見ていたら、おやっ?いつもとフォームが違うぞ。肘を曲げないで腕を真っすぐに伸ばして投げている。これだと肘のバネがボールに伝わらず、しかも制球しにくいのではないか....。いつか崩れるかもと思いながらスコアをつけていたが、杞憂であった。6回を4四球・被安打6本ながらそのうち4本は内野安打でクリーンヒットは2本のみ。最後まで大崩れせずによく頑張ったぞ。

こんな替え歌がある。大笑い。チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」
「♪ちっちゃな頃から若ハゲで〜、15で社長と呼ばれたよ〜、タタタ♪」
うちにはその貫禄からして社長がいるのだ。髪はふさふさのTakuto。大柄な子が打席に入るとベンチとしては「むむむ!?」となるんである。ところが最初のバットスイングを見れば、真のスラッガーなのか、または一発屋なのかの判断はおおよそつくものだ。Takutoも後者のほうであろう。ところがヤツは打率は悪いが「持っている」んである。
若干振り遅れぎみのフルスイングで、目の覚めるような右中間を破るツーベースを2本。2打数2安打。更に5回には相手3番打者がライナー性のレフトフライを打った。瞬間、こりゃダメだなと思ったら、反応は遅いながらTakutoがギリで捕球しツーアウト、すかさず2塁へ送球し飛び出した走者を併殺でチェンジ!!
社長の名に恥じない大車輪の活躍であった(^^)

フレンズは7安打のうち単打3、二塁打4である。最終回フォルコンズの猛攻で2点差まで追い上げられたものの、Mamoruが踏ん張り8:6で逃げ切り勝利。
ナイスゲームであった。
ベストプレイヤー賞はMamoru、Takutoの他、逆転タイムリーツーベースを放ったBenと2安打3打点のRuiにあげよう。Bチームだから大盤振る舞いなのだ。

新人戦に向けて期待させてくれるゲームであった。しかし上には上がある。努々(ゆめゆめ)慢心してはならぬ。がしかし、オヤジどもは嬉しくてその晩大宴会に突入したのは、先日のブログなんであった。
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2012年9月11日火曜日

無題

北林さん....。

息子、娘がフレンズに在籍中にはたいへんお世話になりました。
我々夫婦ともども仲良くしていただいて感謝いたします。

かつて柳澤代表とともにフレンズ草創期の混沌とした時代から、黄金期に至るまでの長きに渡り監督を務め、当時の連盟をして「宮前の名物監督」と言わしめたひと。

実質監督の柳澤さんが選手を厳しく叱咤激励するのに対して、北さんは「俺はその子どもをフォローして、優しく諭す役目に徹するからな」と言って、ベンチ裏にうなだれる子を呼んで肩を抱きながら話をしていた光景は今でも目に焼き付いている。

黄金期にはほぼ毎週のように祝勝会。「俺はマグロの刺身さえあればいいから」と、多くを頼まず、目を細めていとおしそうに刺身を頬ばる北さん。

昔フレンズ内部で問題があった時に、「いいよ、俺がなんとかするから」と自ら憎まれ役を買ってくれた北さん。

昨年電話で話した時に「もう俺、フレンズコーチ名簿からはずしてもらっていいよ」と言っていたけれど、私は頑として今年のコーチ名簿に載せた。
だってフレンズにとってそれだけの人だったんだもの....。

どうしたものか。パソコン画面がゆるゆると滲んできて、これ以上書けない。

享年68歳。
ご冥福をお祈りいたします。

いつかそっちでまた酒を呑もうね、北さん。


子ども目線に立つこと

オレンジボール大会なんである。今年から宮前区少年野球連盟で正式開催されることになった、3年生以下の子らによる「野球のルールを覚えて、まずは野球に親しんでもらう」ことを主旨とした大会である。試合機会になかなか恵まれない小さい子にはとても良いことだ。(※連盟HPよりDL)

我がフレンズは下級生が多いこともあり、昨日今日入部した3年生の子もメンバーに加えなんとかエントリーに成功。子どもたちもワクワクドキドキ楽しみなんであるが、むしろその親のほうが熱くなっちゃって、若干ヒートアップしすぎかもと憂慮しているのは筆者だけではあるまい。
勝つことは「目標」ではあるが、「目的」ではない。目的は正に先に挙げた連盟の主旨が正解だと思うからだ。でもやるからにはやはり勝ちたいのは当たり前。勝つことの喜びは何にも増して最高の良薬である。しかしそのために怒号は必要ないし、難しい野球専門用語を連発してはいけない。平易な文章でちゃんと低学年でも理解出来る「ひらかな」で指導すべきだ。我々オトナは熱くなると、ついつい自分の持っているあらんかぎりの野球知識を総動員して、子にまくしたてちゃうことがままある。子どもにしてみれば、耳元で大人がハンディーマイクを使用してスワヒリ語でがなりたてられている気分だろう。自分が小学校3年生だった頃を思い出してみれば、筆者の言わんとすることは自ずと氷解出来るはずだ。このオレンジボール大会は少年野球の指導者や親にとって、少年野球指導の原点のひとつでもあるはずの=「子ども目線に立つこと」に立ち返る意味でも有意義な大会であると思う。
う〜む、いつものことだが前置きが長過ぎるぞ、俺。
筆者も大人げなくついつい熱くなって書いてしまった。自戒の念。

さて気分を変えて、それでもオレンジボールはめっちゃ楽しいことに違いないんである。
筆者の予想は、「うちはかなりいい線行ってるはずだ」なんである。連盟事務局のNishimuraさんも優勝候補の一角を占めているんじゃないかと予想。小さい子にしてはちゃんとそこそこ野球になっているんだもの。ただクールに俯瞰すれば低学年の人数が多く、広いグランドで年間通じて専門の練習が出来ているマンモスチームにはかなわないかもだ。「努力(練習)は嘘をつかない」からね。うちは極論すればオレンジ用の急造チームであるから。
しかし何が起こるかわからないのが少年野球の常でもあるわけで。宮前で勝てば来年東京での試合出場が確約される。ただしここでもAチームと重複している選手がいるフレンズにとってはエントリーに関して大きな問題を孕んでいるのだが...。

お隣チーム有馬子ども会、愛称「アリコ」と練習試合を組んだ。
オレンジだし練習試合だしでスコアは付けないことにした。数試合しかないから成績集計しても意味がないし。心置きなく筆者報道班のNikonP100が唸りをあげて起動するんであった。1回の表を終了し愕然とする。オレンジ特有のルールがあり、10得点した時点で攻守交代なのだった。つまり誰かが得点を正確にカウントしなきゃなんである。
ここで救世主が現れた。フレンズOBで中学部活野球をやっているHirotoとOtoが遊びに来た。
筆者独白「ヤッベ、やっぱスコア付けなきゃだな〜」
Hiroto「あ、俺やりましょうか?」
筆者思わずこのイガグリ坊主頭を食べてしまいたいと思うくらい、ヤツを可愛く思ったのは言うまでもない。1時間の労務報酬として今度ガリガリくんを買ってあげよう。


完勝である。
1回4得点、2回2、3回5の猛攻で3回裏終了時11:0の7点差以上でコールド。
Hirotoのスコアブックによると2回以降はシングルヒットのみながら5本の安打ノーエラー、投手Kohkiは2回以降の記録ではノーヒットノーラン・打者7人に対して三振5の快投である。ベストプレイヤーは投手のKohkiと2安打のRui。(※初回の記録は空白なので考慮しない)
筆者実は楽しみのひとつにしていたのは、三振振り逃げの時に「走れっ!」とコーチに言われて一目散に3塁へ駆け出す子とか、攻守交代の時にグラブを持ってヘルメをかぶったまま一目散に守備位置へ駆け出す子とかを見たかったんである。さすがにそれはなかったものの、ちょっと面白い場面があった。アリコピッチャーが投球の時。主審が試合を止めてアリコベンチへ行き何やら確認作業。それでも無我夢中のピッチャーは主審が立っていないのに投球しちゃったんである。しかもうちのバッターも空振りするしで、両軍とも大笑いであった。低学年のゲームはこうでなくっちゃ。
小さい子の打撃にありがちな代表的なダメパターンをふたつ列挙出来るだろうか?
ちっちっちっ、ち〜ん!
答えは「振り遅れ」と「高いボール球をつい振ってしまう」なんである。
全員の打撃を編集してみたのがコレ。

すんごく良い写真が撮れた。
小さいけれど入ったばかりの3年生の代打Wakamiyaが2塁ランナーの時、相手がショートフライを打ち上げたけれど一生懸命スコスコ3塁へ進塁。ショートからセカンドへ転送されてホースアウトの併殺。
これを三塁コーチャーの28番Suekiコーチが立て膝になり子どもと同じ目線で説明していた。この日一番のシャッターチャンスとビビビッときた筆者は、カメラを起動させるあいだ「Suekiさん、シャッター切るまでもっと長くその姿勢でいてくれよっ!」と念じて撮った。(註※オレンジではオトナ30,29,28番が子どもの代わりにコーチャーズBOXに入れる。これもなかなか素敵なルールである)
ピューリッツアー賞に応募したくなるほどの、いい写真である。前述の名実共に「子ども目線」の持論とリンクしていると感じた読者はエライ!

最後はNishikawaさんの発案でノーサイドのワンショット。
これもちょっと不思議な写真なんである。圧倒的に右のフレンズのほうが人数が多いように見えるけれど、フレンズ11人に対してアリコ10人の差はたった1人だけ。でもこのボリュームの違い。よく見て分析すれば簡単なカラクリなんだけれど、ちょっとオヤッと思ったんである。穿った見方をすれば仲間同士がギュッと集まったこれがアリコの良いところでもある。

次回ブログは南部リーグBチームの「快勝」編である。
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2012年9月10日月曜日

おやじのスネ毛ほど...

晩夏の9月9日の今日、久々に充実した一日。
午前はオレンジボールの練習試合で有馬子ども会と練習試合。...完勝!
午後は南部リーグBチームの試合でフォルコンズに逆転勝ちの....快勝!
幼い子らの試合とはいえ、勝つことの喜びは何にも替えがたいものがある。

当然午前の部と午後の部に分けてブログを書こうと思うのであったが、次勝つのはいつの時ぞ!?今のうちに祝勝会をやろうぜってんで、Suekiコーチの音頭でオヤジどもがわらわら参集。居酒屋その1の個室に集まったのは定員15名に対して、むさ苦しいオヤジが150人ほど。例によって真面目な野球話から、来年の展望から、行き着く所は猥談まで様々。

というわけでブログネタに尽きない今日。
とりあえずお茶を濁すわけではないが、ブログ用に居酒屋で携帯写真を撮ってみた。
どんな写真がいいだろうか?
みんなニコニコのオヤジの写真はもう撮り飽きたわけで。
ならばいっそ目を背けたくなるようなものを一発撮ってやろうと....。

こんなオゾマしい写真は世の中に存在するのだろうか。どの角度から見ても爽やかさのカケラもないこと必至。「オヤジのスネ毛」はバイオハザードのゾンビに匹敵するくらいのオゾマしい威力があるんである。
月曜朝の爽やかな通勤電車の中でのスマホで、
または会社朝礼後のメールチェックのパソコン画面で、
あるいは子どもを送り出したあとのほっとした時間のパソコンを起ち上げた時...。

心臓の弱い方、二日酔いの方にはお勧めしない。
試合詳報はこの次に持ち越しなんである。


2012年9月8日土曜日

あん時のオマエかっ!?

昔「F対F」というタイトルでブログを書いた記憶がある。隣町の西野川地区に本拠地を構えるフォルコンズである。今日はフォルコンズ対フレンズの練習試合....いや紅白戦となった。5年生以下が「あじさいリーグ」の遠征にかり出され、6年生のみとなったため急遽フォルコンズ6年5人とフレンズをシャッフルして、混成チームでの紅白戦である。

他のチームとも過去に何度かやったことがあるけれど、子どもらにはこれはいい経験になる。こういうところがプロや高校野球と違う、小学生の子どもの野球の良いところ。
ベンチではみな和気藹々であった。
フォルコンズベンチはKomatsu監督と29番Fukumotoコーチ。筆者Tはこのベンチにどっかと座り、談笑しながら時々カメラマン。Fukumotoさんはこのブログのユーザーでもあり、シュウヘイダビッドソンのバイクライダーでもある。お二人とも人間的に丸みを帯びたいいキャラクターなんである。

このところ全国に頻繁に爆弾を落としているゲリラ豪雨。先週に引き続き今日も突然にヤツはやってきた。嫌いじゃない、夏だからね。服を着たまま全身ずぶ濡れになれる経験なんてオトナになってから滅多に出来ることじゃない。これが冬場なら地獄だけれど。2度も試合を中断しなんとか続行する。小降りになったところで、フォルコンズコーチが野球のボールを使って「お手玉」の技術を披露。子どもらも輪を作り目を輝かせて挑戦。和やかなひととき。

いつもフレンズの子らを写真に載せているので、今日はフォルコンズ特集といこう。
6年生5人である。彼らは卒業すれば野川中学校へ行くだろう。うちの場合はヤング、アリコ、の子たちと有馬中学校へ進学する。(私学は別として)フォルコンズの彼らとは中学では一緒になることはたぶんないのだろうけれど、オトナになってからどこかの街で、またはどこかの会社で出会うかもしれない。名刺を出しながら...、
「え〜?小学校の野球の時のあんときのオマエかっ!」
「そうだよ、あんときのオレだよ!」なんてね。
守備と打撃を激撮なんである。


こういう、他チームとでもすぐに打ち解ける子どもらを見ていていつも思う。
俺たち特に男は、オトナになるとなんだか目に見えないバリアを身にまとい、変な距離感を保ちつつ相手に接することが多くなる。大なり小なり個人差はあれど。そこには妙な駆け引きや年齢差や考え方の相違を微妙に嗅ぎ取って、自分の立ち位置を自分で勝手に決め込んでしまうのだ。
30代までの自分はそうだった。自分で自分の世界を狭くしていた。
でもそのヘナチョコのバリアをぬぐい去り、自ら相手の懐に飛び込んで行くことがどれだけ己を成長させ、世界を広げることになるかを学んだのは、とりもなおさず、この少年野球の世界なんである。
少年野球という偉大なコミューンに感謝である。
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