昔「F対F」というタイトルでブログを書いた記憶がある。隣町の西野川地区に本拠地を構えるフォルコンズである。今日はフォルコンズ対フレンズの練習試合....いや紅白戦となった。5年生以下が「あじさいリーグ」の遠征にかり出され、6年生のみとなったため急遽フォルコンズ6年5人とフレンズをシャッフルして、混成チームでの紅白戦である。
他のチームとも過去に何度かやったことがあるけれど、子どもらにはこれはいい経験になる。こういうところがプロや高校野球と違う、小学生の子どもの野球の良いところ。
ベンチではみな和気藹々であった。
フォルコンズベンチはKomatsu監督と29番Fukumotoコーチ。筆者Tはこのベンチにどっかと座り、談笑しながら時々カメラマン。Fukumotoさんはこのブログのユーザーでもあり、シュウヘイダビッドソンのバイクライダーでもある。お二人とも人間的に丸みを帯びたいいキャラクターなんである。
このところ全国に頻繁に爆弾を落としているゲリラ豪雨。先週に引き続き今日も突然にヤツはやってきた。嫌いじゃない、夏だからね。服を着たまま全身ずぶ濡れになれる経験なんてオトナになってから滅多に出来ることじゃない。これが冬場なら地獄だけれど。2度も試合を中断しなんとか続行する。小降りになったところで、フォルコンズコーチが野球のボールを使って「お手玉」の技術を披露。子どもらも輪を作り目を輝かせて挑戦。和やかなひととき。
いつもフレンズの子らを写真に載せているので、今日はフォルコンズ特集といこう。
6年生5人である。彼らは卒業すれば野川中学校へ行くだろう。うちの場合はヤング、アリコ、の子たちと有馬中学校へ進学する。(私学は別として)フォルコンズの彼らとは中学では一緒になることはたぶんないのだろうけれど、オトナになってからどこかの街で、またはどこかの会社で出会うかもしれない。名刺を出しながら...、
「え〜?小学校の野球の時のあんときのオマエかっ!」
「そうだよ、あんときのオレだよ!」なんてね。
守備と打撃を激撮なんである。
こういう、他チームとでもすぐに打ち解ける子どもらを見ていていつも思う。
俺たち特に男は、オトナになるとなんだか目に見えないバリアを身にまとい、変な距離感を保ちつつ相手に接することが多くなる。大なり小なり個人差はあれど。そこには妙な駆け引きや年齢差や考え方の相違を微妙に嗅ぎ取って、自分の立ち位置を自分で勝手に決め込んでしまうのだ。
30代までの自分はそうだった。自分で自分の世界を狭くしていた。
でもそのヘナチョコのバリアをぬぐい去り、自ら相手の懐に飛び込んで行くことがどれだけ己を成長させ、世界を広げることになるかを学んだのは、とりもなおさず、この少年野球の世界なんである。
少年野球という偉大なコミューンに感謝である。
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