2020年3月6日金曜日

新型コロナ「狂想曲」と「協奏曲」

日々雑感的新型コロナなんである。連日TV、新聞、ネットはほとんどこのことで埋め尽くされているわけで。脅威に対する危機感は日毎に募る一方、微かに頭のどこかで自分は大丈夫、と根拠のない自信も正直あったりして。これが宮前で感染者が出たりしたら、一気に戦々恐々の空気感に拍車がかかるのだろうけれど。

マスクをする人は数ヶ月前までは「風邪を引いた人」「ウィルス予防の人」「花粉症の人」「カッコつけてファッションでする人」「芸能人が変装する時」「ヤンキーファッションの必須アイテム」「コンビニ強盗が犯行に及ぶ際の小道具」と相場は決まっていたが、ここにきてプラス「新型ウィルス予防」と「新型ウィルス拡散防止」と「エチケット、マナー」でする人が激増したんである。筆者はマスクは全く興味がなかったけれど、今は外出する際は「エチケット、マナー」でかけるようにしている。マスクはずいぶん前に購入したセットがあったので、これ幸いと同時にしぶしぶ仕方なくかけている。このままマスク信奉が続くといつか将来、外でマスクを取るとあたかもパンツを脱いだような、恥辱感に苛まれるかもしれない。それにしてもあの黒いマスクは如何なものか。まるで映画「東京グール」を連想してしまう。

先日宮前少年野球連盟の通達メール。3/15まで活動自粛「要請」があった。宮前のみならず、全国の少年野球ブログをザックリ検索すると、ほとんどが同じ態勢をとって活動自粛期間に入っているようだ。フレンズも例外ではない。自粛期間中の毎日の自主練メニューがLINEグループに入ったけれど、老婆心ながら内容は高学年と低学年とで分けるべきだろうと思ったのだが、「ジジイのタワゴト」と解釈されかねないので、提言するのはやめた。しかしこの長期間自主練メニューをチームに課すことは、ナイスなアイディアであり素晴らしいことだ。野球抜きにしても、学校休校、ただでさえ閉塞感漂う子どもたちにはエネルギー発散の機会を与えることになると言う、そんな大きく見た付加価値があるわけで。大局的見地ってヤツである。

休校である。筆者のマンションはバス通りに面しており、普段は朝元気にわんわん登校する子どもたちを眼下に見下ろしつつ、仕事の為にMacを起動するのが常である。西有馬小は4日から実施のようだった。前日までは子らが賑やかに行き交っていた舗道も、4日朝はしんと静まり返って実に静かだった。クルマの往来も極端に減ったように思う。
今日(5日朝)いつものように起床し、アイコスを吸いながらぼんやり窓外を睥睨。懸念されている学童保育に行くのであろうか、数人の子がパラパラと西有馬小へ向かっていた。その中で一人の子がマスクをせずにトボトボ歩いていたんである。すると後方から猛ダッシュでママチャリに乗ったお母さんとおぼしき女性が迫ってきたのだった。まるで箱根駅伝の選手に伴走しようと追いついた大学スタッフみたいに。交差点でやっと追いつくと一声かけてその子にマスクを手渡したのだった。窓越しで会話までは聞こえなかったけれど、おそらく彼女はこう言ったに違いない。以下これは筆者の「個人的見解」である。

「ごめ〜ん、マスクを持たせるの忘れちゃった。はいこれ。ちゃんとマスクして学校行くんだよ。ママ、これからお仕事だけどいい子しててね」

....そのあと彼女は更に加速して鷺沼駅方向へ坂道を登って行ったのだった。
仕事を持つ母親(特にシングルマザー)には本当に厳しい今の新コロナの日本である。連日マスコミで喧伝されている通り。どんな家庭環境かどうかは筆者には知る由も無いが、十数秒のこの光景を垣間見て、ナニカ少し俺も頑張ろうと思ったのだった。「勇気をもらった」なんて言えばちょっぴり気恥ずかしいけれど。

転じて。先日安倍首相が政府の責任において「正規、非正規問わずバックアップする」と宣言したことはみなさんご存知。「非正規社員」は昔のパートタイマーと違ってかなり手厚く保護されるようになった。社会保険などや残業代などが代表例である。しかし思った。筆者のようなフリーランサー=自営業は対象外。会社のバックアップがなく個人で国民年金保険料を支払っているから、それに見合う年金支給額もスズメの涙程度。おそらく年配の会社員には信じられないくらいの。社会的弱者と言ってはもちろん論外だけれど、もう少し公平な判断をして欲しいものである。こっちだってちゃんと国民年金も税金も納めているんだから。今日たまたまそんなフリーランサーの苦悩を取材したTV番組があったので、思わず書いてみた次第である。

今日は新型コロナウィルスによる日本列島の「狂想曲」を徒然(つれづれ)なるままに書いた。
日本人皆がココロをひとつにして、昨今報道されているような横浜の醜悪なマスクを巡る傍若無人な蛮行に至らず、そりゃあ自分や家族が一番大事だけれど、同時に隣人にも心優しく、人の立場になって行動し頑張ろう。

「狂想曲」が「協奏曲」になる日を願って。

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2020年2月29日土曜日

新型コロナ「戦々恐々」

記念誌制作はいよいよ佳境を迎えた。最終ページとその前後を行ったり来たり、テキストの精査や写真の選別、残すは全体校正の修正と、目次ページ、表紙と裏表紙のデザインである。記念誌はフレンズ30th、連盟20th、Queens10thと関わって来て、いずれも表紙のデザインは最後の作業であった。しかし今回のF40thはすでに表紙デザインの構想は頭の中では決まっていて、あとは細部をどうするかである。ここ1,2週間で全てが終わる。

「ここ1,2週間」と言えば、言わずもがな新型コロナウィルスなんである。連日ニュース報道で既知のことと思うけれど。当初の中国武漢発症第一報では、かの国なら「さもありなん」と静観であったけれど、あれよあれよと言うまに新型コロナの蔓延スピードにマスコミ報道が後追い取材。人類が見たことがない新しい脅威に解析が追いつかない。そうこうしていると中国チャーター機帰還から始まって、横浜(全国的に見ればほぼここの地元)のクルーズ船、タクシー感染、中国での虚実入り混じり報道、イタリアはじめ欧州での感染拡大、韓国での新興宗教大量感染や、あまりにお粗末な文大統領政権へのバッシング、北海道や全国的規模での感染蔓延の報道。当初の静観が身近な戦慄に変化したのは、横浜クルーズ船もそうだが、すぐ近くの「横浜センター北での映画館」HPに記載された情報を、Queens関係から聞かされた時であった。観客の中に感染者がいたのではないかとの憶測が流れたらしい。真偽のほどは不明だが身近に迫った脅威であることは否めない。

「真偽のほどは不明」と言えば、先日山形39LINEグループに耳寄り情報が入った。「晴耕雨読」ブログ顔負けの実に長文で事細かに多少の専門用語も交え「お湯を飲めば感染予防できる」と言うもの。これを見てピンと来た読者も多かろう。そう、あのフェイクニュースであった。リアルでまことしやかな文面の中に一点、「27°でウィルスは死滅するからじゃんじゃんお湯を飲め」っておいおい、人間の体温は36°前後だから体内に入った瞬間ウィルス死んじゃうじゃんか。しかも日本語の表現に怪しげな「テニヲハ」があったので、すぐにネット検索すれば、やはりフェイクだと判明。しかし実に巧妙なフェイクニュースであり、うっかり筆者もフレンズLINEに流そうかと逡巡したほどだった。グループLINEに転送して来たメンバーはもちろん善意で教えてくれたのであるが。同時に偶然マレーシア在住の兄貴からも同じ文面が転送されて来た。小学校の時に「不幸の手紙」をもらった記憶がある。今はチェーンメール。最初の発信者は何が楽しくてこんなことを流すのだろうか。そんな時間と労力があるならマグロ漁船に乗って遠洋漁業にでも力を使え。この他にもネット上にはフェイクが溢れかえっていた。みなさん、極端に疑心暗鬼になるのも問題だけれど、しっかり踊らされずに聡明な自己判断を。

再びの「ここ1,2週間」ここ1,2週間が剣ヶ峰、鷲ヶ峰、霧ヶ峰。拡散防止には正念場であるとマスコミ報道。我々子どもを扱う団体にとっても、また子を持つ親御さんにとっても、昨日政府から驚愕の発表があった。小中高を春休みまで休校とのこと。最初は春休みの前倒しか?と思ったが、そーではないらしい。各学校には柔軟な対応を、と逃げ道を作っていたが、全国自治体はほぼ右倣えに違いない。
宮前連盟でも川崎からのトップダウン的事項に戦々恐々、侃侃諤諤。ここ数日で3/1の春季大会は延期決定。中止ではなく延期。そんな折今度は今日、つい数時間前である。政府報道で半ば予想はしていたが、川崎市の学校施設開放は政府意向に準じて3/2から3/25まで中止との一報が入る。長期間校庭が使えないのでは春季大会どころか、年間通じた抜本的なリスケを迫られる連盟であろう。いったい今年はどうなることか。昨年の台風影響による川崎や他地域を席巻した予定変更の嵐は記憶に新しい。学校校庭が長期間使えないのは致命的だが、それはともかく第一第四公園使用はどうなんだろうか。?マーク満載で今年も多難な船出となった。

以下の添付画像は川崎市教育委員会HPから出典。(施設開放に関するもの)子どもたちは3/2月曜から春休みまでもし休校となれば、春休みも含めれば約1ヶ月学校に行けない。前代未聞である。山形39LINEに確認したところやはり同じ状況らしい。今後のウィルス感染推移にもよるが子らは外出ままならず、大好きな野球も出来ない環境で可哀想である。学童保育は対応すると言うけれど、なんだか本末転倒な気もする。フレンズや宮前他チーム始め、全国の子どもスポーツ団体はどう対処するか。

そんな中で筆者は明日も粛々と記念誌の追い込みに没頭する。
フェイクニュースが蔓延する中、しっかりと自分のアイデンティーを見つめて、この難局を乗り切りましょう。
ちなみにトイレットペーパーはほぼ国産、日本から枯渇することはないので買い占めはやめましょう。ただ筆者の業界では中国製の建築資材がストップして、現場が徐々にフリーズし始めているとのこと。大人の世界も参っている。

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2020年2月24日月曜日

球春と啓蟄

めっきり春めいた三連休最終日の今日、連盟主催の公式戦ではないとは言えども、グリーンスポーツ主催の公式冠大会が開催された。昔に比べ参加は10チームと縮少したけれど、プロ野球で言えばオープン戦的な位置付けであり、いよいよシーズン始動なんである。啓蟄(けいちつ)で虫たちが蠕動(ぜんどう)を始めるように、宮前の小さい虫たちが冬の地中の穴から春の陽光の元へ這い出てきたのだった。これが秋になればサナギから成虫になって大空へ羽ばたくわけである。
さて初戦はアリコVSフレンズ。これまで幾度となく対戦してきたNYサブウェイシリーズである。

昨年のItoh監督は若くして理事となり、その後を受け継いだ監督はShohta。これまたフレンズカラーとなったOB選手による監督なんである。B監督は歴任したけれどA監督としての公式戦デビューは今日が初日。とは言えまだまだ未熟、総監Satohが29番兼任となってサポートする今季Fなんである。

彼の背番号を見てOhmoriスコアラー本部長が大爆笑。「30番の数字、めっちゃちっちゃくねえか!?」見れば虫メガネでないと認識できないくらい30が小さく見えるのであった。アリコシートノッカー28番は、Qで昨年秋季活躍してくれたMinori父である。

さて前段が長くなったせいで試合はサクッと行きたい。初回表裏はAもFも互いに1得点で始まった。F先発は「眠れる獅子」はたまた「眠れるアジアの巨砲」Kohnoshin。


スコアラー席にはこの春から有馬中学生となる姫Anjuがいた。今のうちにスコアラーを勉強したいと志願して前線基地へ。ちなみにFスコアラー部で長年頑張ってもらっているMitsuyoさん。新監督Shohtaの母である。親子でベンチ入りするのは宮前でも他にあったと思うけれど、監督スコアラーの組み合わせはかなりレアケースなはず。

試合は混戦を極めるか?...というのはジョーダンである。人それぞれの予見は様々。筆者的冷静冷徹冷酷な見地から言えば、悔しいけれどほぼ想定内の内容だった。プロと違って少年野球は一年経てば去年とは別物。この冬Satoh総監を中心に指導陣は頑張ってきたことは間違いない。けれどやはり少年野球。試合経験、練習経験が浅い子も多く、打てない守れないが露呈した内容であった。多難な船出は覚悟の上。それでも中には大いに評価できる場面もあった。当「晴耕雨読」は彼らFを応援していきたい。長身Anjuから0番を受け継いだ小さい姫Satsukiが勇躍していた。試合は9-1でアリコに軍配。

....
さて二戦目はヤングVSリトグリ。これに先立つ第一公園での開会式は、昨年グリーンカップで優勝したチームが担当のフレンズであった。筆者開会式には間に合わずのちに母に聞いたエピソード。司会のFのNakamuraオヤジ。開会式で「では昨年準優勝のリトルグリーンズ...」と言うべきところを、なんと「では昨年準優勝のリトルグリーモンスター...」と思わず口走ってしまったらしい。どんだけアイドル好きなんやねん。もっとも筆者ならばリトグリをエブリトと言ってしまいそうではあるが。

ヤングトップバッターは過日のホワイトデーには、女子からどんだけチョコをもらったのだろうかと思わせるほどのイケメンくんである。

Kurosu代表不在ながらIshikura監督率いるいつものヤングベンチメンバー。

リトグリ、いやグリーンズベンチも名物監督の元、ハツラツと躍動するLGナイン。

今季Q姫主将でもあるMeiは健気に控え選手として戦況を見つめる。最終秘密兵器として期待したい。

筆者は序盤で戦場を離脱。午後は40th記念誌のこの「晴耕雨読」ページのテキスト制作で文章をブラッシュアップ。ノートに書き殴った手書きの下書きは3ページ分、これをなんとか規定の範囲まで贅肉を削ぎ落とし1ページに凝縮して完成。あとは「編集後記」と全体の見直し、校正による修正作業、目次と表紙裏表紙のデザインを残すのみとなった。
少年野球は春を迎えたが、筆者にとっては春はまだ来ぬ。まだもう少し頑張ろう。
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2020年2月23日日曜日

Kanedaコーチへ感謝!

40th式典から2週間が経った今日日曜日、好天に恵まれた青い空を仰ぎ見ながら、愛車赤カブのアクセルをふかし路上を走ってみれば、暖かな風がヘルメットの中へ迷い込んでくる。フレンズの数人と記念誌などの打合のため、グランドへ向かったのだった。
そーだ、この時季梅が見ごろなはず、いや待てよ見頃はもう過ぎたかいな...。「梅は咲いたか桜はまだかいな」
筆者の自宅からすぐの所に「有馬梅公園」がある。ちょっと立ち寄ってみた。
少し満開は過ぎたふうであったけれど、目の保養には十分な咲き具合なのだった。

有馬小へ着くと子どもたちの「こんちは〜!」の挨拶が聞こえてくる。卒業生も来れる子は
練習に参加するわけで、今日も数人が元気に挨拶してくれた。Tsukasa父子がニッコリ
「Teshimaコーチこんちはっ」と。
Satoh総監のノックで青空に上がったボールをど真ん中に捉えてみる。遊び半分試しに撮ったのだが、横長長方形の対角線の交点、ほぼど真ん中にボールを捉えていた。

今日は何件かの打合をした後、代表ノックのキーパーを務めたりして久々にちょっとだけ体を動かすことも出来た。坐骨神経痛は式典後の翌月曜日、里村形成外科を無事卒業し、今の所再発はしていないわけで。完治まで4,5ヶ月かかっただろうか。そんな思いもあって春めいた暖かな空気とこの青空が愛おしくてたまらないのだった。
グランドへ来たもうひとつの理由はこれだった。式典ではKaneda顧問が欠席で「功労者表彰」には参加出来なかったんであるが、日を改めて今日グランドにてやるわけで。
ワラワラと全員が集合。この時点ではKanedaさん何のことか理解出来ていないに違いない。「え、何が始まるんだ?」みたいな怪訝な面持ちであった。

筆者のカメラは今日は350mmの望遠しかなかったので、距離を取りながら苦労して撮った。しかしそのドサクサで撮影モードがいつの間にやらエフェクトモードの「ミニチュア効果」のスイッチに切り替わっていた。帰宅して気が付いたんである。以下、偶然にも色合いとボカシが特殊なモードで撮った記念品贈呈の一場面である。

代表と並んで雨の日も風の日もフレンズを支えて来た大功労者Kanedaさん。記念誌の中で「フレンズレジェンド」と題する代表、Kaneda、筆者の座談会のページが4ページ分確保してある。それを読めばKanedaさんをリスペクトする理由が書いてある。このブログをご覧のみなさま、4月以降記念誌がお手元に届いたら、是非ページを繰っていただきたいと思う今日この頃である。

Nkamura父のリードで全員がKanedaさんへ。
「Kanedaコーチ、長年ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願い致します!」

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