日々雑感的新型コロナなんである。連日TV、新聞、ネットはほとんどこのことで埋め尽くされているわけで。脅威に対する危機感は日毎に募る一方、微かに頭のどこかで自分は大丈夫、と根拠のない自信も正直あったりして。これが宮前で感染者が出たりしたら、一気に戦々恐々の空気感に拍車がかかるのだろうけれど。
マスクをする人は数ヶ月前までは「風邪を引いた人」「ウィルス予防の人」「花粉症の人」「カッコつけてファッションでする人」「芸能人が変装する時」「ヤンキーファッションの必須アイテム」「コンビニ強盗が犯行に及ぶ際の小道具」と相場は決まっていたが、ここにきてプラス「新型ウィルス予防」と「新型ウィルス拡散防止」と「エチケット、マナー」でする人が激増したんである。筆者はマスクは全く興味がなかったけれど、今は外出する際は「エチケット、マナー」でかけるようにしている。マスクはずいぶん前に購入したセットがあったので、これ幸いと同時にしぶしぶ仕方なくかけている。このままマスク信奉が続くといつか将来、外でマスクを取るとあたかもパンツを脱いだような、恥辱感に苛まれるかもしれない。それにしてもあの黒いマスクは如何なものか。まるで映画「東京グール」を連想してしまう。
先日宮前少年野球連盟の通達メール。3/15まで活動自粛「要請」があった。宮前のみならず、全国の少年野球ブログをザックリ検索すると、ほとんどが同じ態勢をとって活動自粛期間に入っているようだ。フレンズも例外ではない。自粛期間中の毎日の自主練メニューがLINEグループに入ったけれど、老婆心ながら内容は高学年と低学年とで分けるべきだろうと思ったのだが、「ジジイのタワゴト」と解釈されかねないので、提言するのはやめた。しかしこの長期間自主練メニューをチームに課すことは、ナイスなアイディアであり素晴らしいことだ。野球抜きにしても、学校休校、ただでさえ閉塞感漂う子どもたちにはエネルギー発散の機会を与えることになると言う、そんな大きく見た付加価値があるわけで。大局的見地ってヤツである。
休校である。筆者のマンションはバス通りに面しており、普段は朝元気にわんわん登校する子どもたちを眼下に見下ろしつつ、仕事の為にMacを起動するのが常である。西有馬小は4日から実施のようだった。前日までは子らが賑やかに行き交っていた舗道も、4日朝はしんと静まり返って実に静かだった。クルマの往来も極端に減ったように思う。
今日(5日朝)いつものように起床し、アイコスを吸いながらぼんやり窓外を睥睨。懸念されている学童保育に行くのであろうか、数人の子がパラパラと西有馬小へ向かっていた。その中で一人の子がマスクをせずにトボトボ歩いていたんである。すると後方から猛ダッシュでママチャリに乗ったお母さんとおぼしき女性が迫ってきたのだった。まるで箱根駅伝の選手に伴走しようと追いついた大学スタッフみたいに。交差点でやっと追いつくと一声かけてその子にマスクを手渡したのだった。窓越しで会話までは聞こえなかったけれど、おそらく彼女はこう言ったに違いない。以下これは筆者の「個人的見解」である。
「ごめ〜ん、マスクを持たせるの忘れちゃった。はいこれ。ちゃんとマスクして学校行くんだよ。ママ、これからお仕事だけどいい子しててね」
....そのあと彼女は更に加速して鷺沼駅方向へ坂道を登って行ったのだった。
仕事を持つ母親(特にシングルマザー)には本当に厳しい今の新コロナの日本である。連日マスコミで喧伝されている通り。どんな家庭環境かどうかは筆者には知る由も無いが、十数秒のこの光景を垣間見て、ナニカ少し俺も頑張ろうと思ったのだった。「勇気をもらった」なんて言えばちょっぴり気恥ずかしいけれど。
転じて。先日安倍首相が政府の責任において「正規、非正規問わずバックアップする」と宣言したことはみなさんご存知。「非正規社員」は昔のパートタイマーと違ってかなり手厚く保護されるようになった。社会保険などや残業代などが代表例である。しかし思った。筆者のようなフリーランサー=自営業は対象外。会社のバックアップがなく個人で国民年金保険料を支払っているから、それに見合う年金支給額もスズメの涙程度。おそらく年配の会社員には信じられないくらいの。社会的弱者と言ってはもちろん論外だけれど、もう少し公平な判断をして欲しいものである。こっちだってちゃんと国民年金も税金も納めているんだから。今日たまたまそんなフリーランサーの苦悩を取材したTV番組があったので、思わず書いてみた次第である。
今日は新型コロナウィルスによる日本列島の「狂想曲」を徒然(つれづれ)なるままに書いた。
日本人皆がココロをひとつにして、昨今報道されているような横浜の醜悪なマスクを巡る傍若無人な蛮行に至らず、そりゃあ自分や家族が一番大事だけれど、同時に隣人にも心優しく、人の立場になって行動し頑張ろう。
「狂想曲」が「協奏曲」になる日を願って。
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