2020年2月29日土曜日

新型コロナ「戦々恐々」

記念誌制作はいよいよ佳境を迎えた。最終ページとその前後を行ったり来たり、テキストの精査や写真の選別、残すは全体校正の修正と、目次ページ、表紙と裏表紙のデザインである。記念誌はフレンズ30th、連盟20th、Queens10thと関わって来て、いずれも表紙のデザインは最後の作業であった。しかし今回のF40thはすでに表紙デザインの構想は頭の中では決まっていて、あとは細部をどうするかである。ここ1,2週間で全てが終わる。

「ここ1,2週間」と言えば、言わずもがな新型コロナウィルスなんである。連日ニュース報道で既知のことと思うけれど。当初の中国武漢発症第一報では、かの国なら「さもありなん」と静観であったけれど、あれよあれよと言うまに新型コロナの蔓延スピードにマスコミ報道が後追い取材。人類が見たことがない新しい脅威に解析が追いつかない。そうこうしていると中国チャーター機帰還から始まって、横浜(全国的に見ればほぼここの地元)のクルーズ船、タクシー感染、中国での虚実入り混じり報道、イタリアはじめ欧州での感染拡大、韓国での新興宗教大量感染や、あまりにお粗末な文大統領政権へのバッシング、北海道や全国的規模での感染蔓延の報道。当初の静観が身近な戦慄に変化したのは、横浜クルーズ船もそうだが、すぐ近くの「横浜センター北での映画館」HPに記載された情報を、Queens関係から聞かされた時であった。観客の中に感染者がいたのではないかとの憶測が流れたらしい。真偽のほどは不明だが身近に迫った脅威であることは否めない。

「真偽のほどは不明」と言えば、先日山形39LINEグループに耳寄り情報が入った。「晴耕雨読」ブログ顔負けの実に長文で事細かに多少の専門用語も交え「お湯を飲めば感染予防できる」と言うもの。これを見てピンと来た読者も多かろう。そう、あのフェイクニュースであった。リアルでまことしやかな文面の中に一点、「27°でウィルスは死滅するからじゃんじゃんお湯を飲め」っておいおい、人間の体温は36°前後だから体内に入った瞬間ウィルス死んじゃうじゃんか。しかも日本語の表現に怪しげな「テニヲハ」があったので、すぐにネット検索すれば、やはりフェイクだと判明。しかし実に巧妙なフェイクニュースであり、うっかり筆者もフレンズLINEに流そうかと逡巡したほどだった。グループLINEに転送して来たメンバーはもちろん善意で教えてくれたのであるが。同時に偶然マレーシア在住の兄貴からも同じ文面が転送されて来た。小学校の時に「不幸の手紙」をもらった記憶がある。今はチェーンメール。最初の発信者は何が楽しくてこんなことを流すのだろうか。そんな時間と労力があるならマグロ漁船に乗って遠洋漁業にでも力を使え。この他にもネット上にはフェイクが溢れかえっていた。みなさん、極端に疑心暗鬼になるのも問題だけれど、しっかり踊らされずに聡明な自己判断を。

再びの「ここ1,2週間」ここ1,2週間が剣ヶ峰、鷲ヶ峰、霧ヶ峰。拡散防止には正念場であるとマスコミ報道。我々子どもを扱う団体にとっても、また子を持つ親御さんにとっても、昨日政府から驚愕の発表があった。小中高を春休みまで休校とのこと。最初は春休みの前倒しか?と思ったが、そーではないらしい。各学校には柔軟な対応を、と逃げ道を作っていたが、全国自治体はほぼ右倣えに違いない。
宮前連盟でも川崎からのトップダウン的事項に戦々恐々、侃侃諤諤。ここ数日で3/1の春季大会は延期決定。中止ではなく延期。そんな折今度は今日、つい数時間前である。政府報道で半ば予想はしていたが、川崎市の学校施設開放は政府意向に準じて3/2から3/25まで中止との一報が入る。長期間校庭が使えないのでは春季大会どころか、年間通じた抜本的なリスケを迫られる連盟であろう。いったい今年はどうなることか。昨年の台風影響による川崎や他地域を席巻した予定変更の嵐は記憶に新しい。学校校庭が長期間使えないのは致命的だが、それはともかく第一第四公園使用はどうなんだろうか。?マーク満載で今年も多難な船出となった。

以下の添付画像は川崎市教育委員会HPから出典。(施設開放に関するもの)子どもたちは3/2月曜から春休みまでもし休校となれば、春休みも含めれば約1ヶ月学校に行けない。前代未聞である。山形39LINEに確認したところやはり同じ状況らしい。今後のウィルス感染推移にもよるが子らは外出ままならず、大好きな野球も出来ない環境で可哀想である。学童保育は対応すると言うけれど、なんだか本末転倒な気もする。フレンズや宮前他チーム始め、全国の子どもスポーツ団体はどう対処するか。

そんな中で筆者は明日も粛々と記念誌の追い込みに没頭する。
フェイクニュースが蔓延する中、しっかりと自分のアイデンティーを見つめて、この難局を乗り切りましょう。
ちなみにトイレットペーパーはほぼ国産、日本から枯渇することはないので買い占めはやめましょう。ただ筆者の業界では中国製の建築資材がストップして、現場が徐々にフリーズし始めているとのこと。大人の世界も参っている。

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