2020年8月31日月曜日

真夏の有終の美

写真が多く、内容も濃く、長くなっちゃう予感。恋の予感、愛媛の伊予柑、虎屋の羊羹、なんである。
秋季大会はいよいよ大詰め、最終日は川少連単独出場をかけた決定戦花フラVSリトグリ、ジュニアの部の決勝、同じく本大会の決勝戦があった。花フラVSリトグリ戦では12:2で花フラが勝ち川少連へ。

ジュニアの決勝戦はウルフVSモンタ戦。ジャビットで死闘を演じた宮前の2強豪は、
奇しくもジュニアでも同じカードのぶつかり合いとなった。強いチームと言うのはやはりBでも強しと言うことか。

初回の表裏の攻防では両者互角の戦い。3:2。


しかし地力のあるウルフ、2回からは猛攻を畳み掛けて結果大量得点し、圧勝となった。

以下、駆け足にて表彰式を活写。


さて猛烈な炎天下、いよいよ本大会決勝戦、富士見台ウルフ少年野球クラブVS野川レッドパワーズ。今年の宮前の頂点を決する一戦である。
序盤は実力拮抗の戦いにて互いに無得点。あのウルフの長距離砲打線を力でねじ伏せるレッパ投手。のちにこの「赤力」投手陣が素晴らしい展開を見せるとは、この時誰が予想したであろうか。WもRも先発投手の力投が冴える。

フレンズHaruの従兄弟Taishinくんや、Q主将でもあるKarinも猛烈な暑さの中集中力を切らすことなく、グランドに立つ。

緊迫のゼロ更新の中先制点を奪ったのはRだった。0:2とする。

3裏筆者がちょっと目を離した隙にRの守備の要、チームの主将、キャッチャーで主軸を打つS君がツーランホームランをかっ飛ばし、チームに勢いをつけた。0:4と引き離す。


なんとW打線は沈黙。それを尻目に更にR打線が爆発し4裏にはまた2得点し0:6とする展開となる。モンタと並び昔から強力打線がウリのレッパ。どんな窮地でも最後は勝ってしまうW軍団にも、この点差には焦りが見えたのだろうか。(あくまでも想像の域を脱しない個人的見解です)

R軍に従軍する報道陣がカメラの放列。「赤力」従軍慰安婦...じゃなかった、従軍記者団である。

このまま終わるのかW軍。らしくない守備の乱れなどもありこの点差には誰しも耳を疑ったであろう。ところがなんである。さすがは長きにわたり宮前の「常勝軍団」の異名を取ってきたのは伊達ではなかった。猛攻打線にとうとう火が付き、真昼の花火大会となって、なんと0:6から同点まで追い込む6:6となったんである。さすがは恐るべし狼軍団。

機を見るに敏、RのTsukamoto監督は小刻みの継投策、守備陣を入れ替え最後はKarinがマウンドに立ったのだった。狼軍団が牙を剥き満身創痍の少女に襲いかかる。

同点とされたその裏Rの攻撃。2死走者2塁で主砲の主将が放ったタイムリーツーベースで、起死回生の貴重な1点を加点し逆転を許さぬまま、追加点をもぎ取ることに成功。6:7と再び最小得失点差ながら薄氷のリード。

決勝戦は2時間あるわけで。更に7回まで突入す。Wのお家芸である「どんな接戦でも終わってみれば勝っている」必勝のパターンに持ち込めるのか。マウンドに登ったのは前回に続き可憐な少女Karinだった。監督はKarinと心中しようと思ったやもしれず、その思いに応えるかのように、彼女の力投が会場を圧倒する。W軍はもう後が無い。ここで無得点ならばゲームセット。そのナインにはその思いが強すぎて、肩に力が入りすぎたのか打撃が思うに任せず。ファインダー越しに見るKarinの表情は正に、精神的にも体力的にもギリギリだったように思う。センターくんは仁王立ちになり大きなフライを手堅くキャッチ。R守備陣もKarinを盛り上げる。

最後のバッターが打席を終えると、レッパ軍は歓喜の渦。あの常勝軍団を破って宮前有終の美を飾ったのはレッパ軍。ウルフの終盤の猛追も実に素晴らしかった。これぞ決勝戦と言うべき、熱戦であった。

コロナ禍では円陣は禁止控えているのだが、決勝戦くらいは大目に見て欲しい。恒例となった勝利の帽子投げ。これまでの経験値からこの一瞬の写真をモノにするには何点か条件がある。太陽を背にすること、アングルは円陣の上方を大きく開けて構えること、できれば背景は濃いめのバックであること、更に太陽の位置が西に傾き影が長く伸びてくれたらドラマチックな絵になるんである。しかしこの炎天下の条件を欠いた写真でも、子どもたちには関係ない。
何人かの選手が泣いていた。以前も書いているように筆者の持論は「勝って泣くのはオトナ、負けて泣くのは子ども」であるが、決勝戦ともなれば例外もあることを補足したい。大仕事をやってのけたKarinは皆からの祝福を受けて、込み上げる嗚咽を我慢しようともせず、真っ黒に日焼けた顔をくしゃくしゃにして、感涙にむせっていたのだった。
あの緊迫のマウンドをよくぞ堪えて、チームの勝利に貢献したKarinに筆者的には今大会陰のMVPをあげたい。Q広報部長だからもちろん贔屓(ひいき)目もあるけれど、それを抜きにしてもである。R軍美人母たちも号泣であった。Karin父も感極まって誰彼となくハグしまくっていた。


さて閉会式。粛々と写真中心にて。

準優勝となったWナインもアッパレの戦いぶりであった。

Matsui会長からコメント。両軍戦い終わればノーサイド。連合では何人か今度はチームメイトとなって戦うわけで。

連盟HP用の集合写真撮影。

次はウルフ。ふとマウンドを振り返ると、なんと男性の耳目を集める女子プロゴルファーの渋野日向子「シブコ」が来ていた...い〜や時を戻そう、天から舞い降りたキュートな妖精が投球ポーズを取っていた...いやいやもう一回時を戻そう。W美女軍団の母がギャラリーの歓声に応えていたんであった。この投球フォーム、もしあと、10歳若ければQueensに勧誘していたに違いない。相撲の土俵じゃないのだから、試合後のマウンドは女人禁制ではない。大いに湧いていた。


やっとブログ執筆敢行完遂。
コロナ禍で自粛を余儀なくされた6年生には気の毒なシーズンとなった。連合に選出された子はまだまだ頑張って欲しい。またそうでない多くの子はローカル大会などでまだまだ野球を楽しんで欲しい。そして新人戦などは特異なシーズンゆえに期間がズレ込む見込みであるが、まだまだ宮前野球少年少女諸君、思い切り野球を楽しんで欲しいと思う。
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日本の子どもたちは元気です

「鉄は熱いうちに打て」の故事に従い当ブログも「試合後は熱いうちに書け」を信条としてこれを10数年守ってきたわけであるけれど、年齢とともに我が身の意に反して、冷たいビールをかっ喰らっい、過労や睡魔に襲われて法令遵守は遵守ならず、コンプライアンス違反を犯す今日この頃なんである。
本日も秋季決勝戦、実に決勝戦の名に相応しい熱き戦いを胸に写真選択すれど、気が付いたら20:45、爆睡しちゃってイッテQすら見逃し、程なく半沢直樹の21:00、これはもう今日中のアップは観念せざるを得ないのである。

とは言え、秋季決勝の前にフレンズのブログだけ先にアップしちゃう。
先日の有馬小に続き西有馬での「体験会」なんであった。名門(?)有馬フレンズと言えど太古の昔から「少数精鋭」という名の「人数不足」の悩みは慢性化し、子どもの人数確保はチーム存続の将来を見据えれば喫緊(きっきん)の課題なんである。

第一公園へ行く前に西有馬へ。実に驚いたんである、少子高齢化、コロナ禍の中、その体験会参加人数に。まだまだ宮前の少年少女野球は捨てたもんじゃない、ありがたし。子どもの元気な姿を見れば、我々オトナも元気をもらえるのである。
2年Haruhiのスィングは場外ホームラン級であったが、ボールは1ミリも微動だにせず見事な大空振り大会であった。そんな姿にも僕らオトナには口角が上がり目を細めることが出来る。

以前にも触れたが当ブログではフレンズ、Queens、連盟広報として、少年野球を盛り上げるためにも、個人情報保護に鑑みつつも、あえて各チームの子どもの写真は、これでもかって言うくらいにクッキリ掲載させていただいている。しかしまだ正式に部員となったわけではない、一般人である体験会参加者の子らの写真を掲載するのは、このご時世我が身のコンプライアンスに照らして逡巡しちゃう。でも少々大げさではあるけれど、今の日本の子どもたちのこの元気な姿を伝える意味でも掲載させていただきたい。※ネーム部分はベタで加工した。


グランドの片隅ではアメリカンノックで汗を流すF現役軍団。

炎天下のテントにレンズを向ければ、フレンズ大森、いや、「大盛り」上げ隊長Natsuki、Emy、Kanako、Naoko、Ayumu他の面々がVサインを送ってくれた。

....
宮前秋季決勝の近年稀に見る名勝負、熱き激戦の模様は次回、体力が回復したのち執筆予定なんである。
....
フレンズ社内広報である。
朗報である。3月あたりのコロナ以来フレンズ代表Yanagisawaさんが、コロナ明けてもとんと参加していない。チーム父母全員で心配していたのだった。筆者とて例外ではない。ずっと想いを寄せていたのだが、今日テレワーク電話会談を敢行。
杞憂であった。
実に元気であった。会社にも変わらず通勤しているとのこと。最近筆者はコロナ禍のせいで、人と話す機会が減少し、加齢も手伝って声帯が衰退し声が上ずってしまっているけれど、むしろ代表の方がしっかりしていた。フレンズの動向はこの「晴耕雨読」ブログや毎週の連絡網で把握していたとのこと。既報の牛久保公園の「鴨さんブログ」を読んで、早速散歩がてら見に行ったりしたそうで。実に嬉しかった。フレンズのレジェンド「心の柱」である代表の元気な顔を、グランドで見れるのはそう遠くないと確信した。
...
余談。
安倍首相が辞任したニュースが列島に激震をもたらしたことは周知の通り。
そこで次期総裁選候補に何名かの名前が喧伝されているけれど、その中の一人石橋、じゃないイシバシじゃない、石破氏がいる。筆者的には防衛庁長官時代のイメージが強いのだけれど、なんと驚いたことに、筆者よりも、うーーーーんと、10歳くらい年上のおじいちゃんと思っていたら、筆者よりたった一個年上の63歳であることに、カルチャーショックを受けてしまったことを特筆して、今日は筆を置きたい。
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2020年8月29日土曜日

写真は光と熱気

本日は土曜日、全国的な猛暑の中、カブをカプカプ言わせながらアクセルをふかしギアチェンを繰り返し、Queensの待つ第一公園へ。秋季決勝を明日に控えたレッパと合同練習なんである。

今回はあまりに天気が良くて写真も若干「白飛び」しつつも綺麗な良い絵が撮れた。というか、フレンズでもそうだけれど、今年は卒団式の際のDVDのための写真が、あまりに少ない訳で、少しでも子どもたちの表情をストックしなきゃなんである。他のチームも大同小異、当たらずとも遠からず、であろうか。
全方位からの残暑の光と熱気が、写真の陰影を濃くし奥行きに深さをを与えてくれる。

さっくりと写真掲載にて。

レッパファーストくんはなかなかのイケメン。フレンズのHaruとは従兄弟同士なんである。彼のお父さんとフレンズHaruの母Natshukiちゃんが姉弟である。さらに言えばお父さんはフレンズ理事(連合コーチ)Itohと有馬中学の同窓生で、てゆーことはもっと言えば筆者の息子と嫁さんとも同窓生なんである。これを三段論法的に強引に要約すれば、ファーストくんは筆者の息子の中学同窓生の息子さんということにもなる。長々と活字にすると実に不可解だけれど、江戸幕府の将軍の相関図よりは遥かに易しいのである。
レッパ監督Tsukamotoさんも成長した姿を賞賛する彼なんである。

ではQ姫たちの姿を活写。

さすがQ主将でありレッパでも成長めざましく良い場面で大活躍のKarinは、鋭い快音を響かせていた。


Q事務局Kana&Emi、チチ&ハハ。

練習試合ならでは、ここバックネット裏からのショット。公式戦では絶対ダメである。良い子のみんなはマネしないよーにね。こんなダイナミックな写真も撮ってみたいものである。

明日は秋季決勝、上部大会出場チーム決定戦、ジュニアの部の決勝がある。
果たして結果やいかに。
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