2020年10月25日日曜日

夢のような時間

 ふと窓の外を見るとカラスが孤高の姿で世界を睥睨(へいげい)し、世間を見下ろしていたのだった。カラスは鳥の中でもいや、動物の中でも賢い生き物であることは3歳児でも知っている。「賢いとズル賢い」は紙一重ではあるけれど、カラスの頭の良さは天下一品なのは間違いない。カラスの好き嫌い論では、ほとんど忌み嫌われる存在と思われるが、筆者は全然好きである。

さて今日日曜、市長杯参加の宮前クラブは相手2本のホームランで完敗だったらしい。フレンズは西有馬ドームでの練習。残り少ないシャッターチャンスを狙ってバイクで1分で赴く。全員の写真を撮った。年末のDVDや成績表などに収録するために。ここでは6年生5人だけ中心にアップしたい。まずは守備から。

番外編。風貌だけはメジャーリーグでスモウピッチャーの異名を取った、江夏豊級の貫禄のEito。まだ飛んだり跳ねたり走ったりは出来ないけれど、野球好き少女なSatsuki。

打撃。顔のアップとスィング姿を。

この時期の6年はどのチームも頼もしく全員成長しているのが常だ。皆伸び伸びと鋭い打球を打ち放っていた。特筆は主将Rairen。コロナがなければ素晴らしい活躍をしたに違いないと想像させるに十分なほどの、打撃に磨きがかかり強い打球をより遠くまで運んでいた。Rairenのみならず、実にもったいない年だった。

番外編2。お待たせしました(誰も待ってないか?)。世界に誇るフレンズ美女母軍団。

この後フレンズは南部リーグで等々力球場へ...。えっ!?と思ったアナタ、その気持ちよく分かります。筆者とて例外ではなかった。フォルコンズさんがあの新等々力球場のナイター枠を確保してフレンズ戦にお招きいただいたんである。フォルコンズさん、ありがとう。両チーム共に6年生にもチームにも大人たちにも、とても良い思い出になったに違いない。(筆者は残念ながら不参加)

今年フレンズは記念すべき40周年だったにも拘らず、コロナで6年生には何も残せなかったことを憂慮して、記念Tシャツを作成することになった。親たちのナイスな心遣いである。胸には燦然と輝く記念ロゴ。背中には全員のネーム入りの逸品である。10億円札でお釣りがないと困ると思い、2,300万円ちょうどの代金を支払って受領したのが、コレ。名前の一部は時代の趨勢に慣いグレーで加工済み。例によって色は黒っぽく見えるが、実際は濃紺。コレから10年後のフレンズ50周年には、このTが展示されるだろうことは間違いないだろう。忙しい仕事の合間を縫ってKanako母の力作である。

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さて仕事しながらまた、このブログを書きながら、新等々力球場からフレンズLINEに写真が続々とアップされた。その写真は後日ブログしようと思うけれど、最後に母マネホッシーからきたLINEコメントが全てを物語っていた。その感動が容易に理解できる短い文章だった。

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はい。

最高のロケーションでした。

夢のような時間でした。

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2020年10月24日土曜日

雨だれ石を穿つ

 昨日の宮前タウンニュースをご覧だろうか。タウンニュースは主要新聞の折込と、区内の多くの施設にて配布されている、無料のタウン誌であることは幼稚園児でも知っている。以前このブログでも何度か紹介してきた。平日は仕事前に新聞をサラッと読み、プラス金曜日はこのタウンニュースも加わるわけで。今回はナント、Ishikuraくんが「人物風土記」に登場していたんであった。Ishikuraくんとは名門鷺沼ヤングホークス出身で、現在28歳の好青年である。現ヤング監督のIshikuraさんの息子さんで、少年時代からずっと野球に携わってきたナイスガイである。この度これまでの多くの野球指導経験を活かし、仲間と共に中学軟式野球クラブを立ち上げたんである。「宮前ドリームス」。宮前関係者は昨年からその報に接してきた。筆者が感心したのは、自分が28歳の時にこんな大冒険ができただろうか、ということだった。夢を追いかけることはある意味誰でもできる。しかしそれを現実のものとすることは、並大抵の努力ではできないことを私は知っている。しかもこの若さで実現するのは芯がブレてはできないし、とても素敵なことだと思う。同じ土俵では語れないけれど、筆者が恵比寿で設計事務所を持ったのはアラフォーの時だったから、20代の若い時分に夢を実現する青年には敬意を表したい。

今年活動を本格化しようとしていた矢先、思うに任せずこのコロナ禍で相当忸怩たる思いがあったはず。それでも頑張る彼の芯の強さを賞賛したい。彼を支える仲間やスタッフも優秀に違いない。ヤング監督の知将Ishikuraさんと実に似てきているのには驚いたり、笑ったり。今でもヤングに顔を出しているそうである。

※出典 宮前タウンニュース10/23版から

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さてあとはオマケである。例によって日々雑感。なんならインスタでも始めよっかな?

過日近所の公園にて。秋に新しい緑の芽吹きがあるとは驚きだった。秋が深まる樹木の足元で、小さな無数の若芽がスクスクと伸びて顔を出していたんである。こんな枯葉の時期にいったいどうしちゃったんだろうって言うくらいに、瑞々しく元気だった。

続いてまた別の日に近くの禅寺にて。境内に設置されたこのコンクリート製の踏み台。小さな無数の穴が穿(うが)たれている。しかもある規則性を持って。この点々を作らしめた原因、ワカリマスカ?

答えは雨の日に訪れた時に氷解した。神社の屋根の軒先から滴る雨粒が、長い時間をかけてコンクリートに穴を穿ったんである。「雨だれ石を穿つ」の故事を目の当たりにしたのであった。軒や垂木の先から落ちる雨だれが正確にコンクリートの一点に命中する。その連続であった。どれくらいの年月をかけて穴を開けたのだろうか。※穿(うが)つとは、硬いものに穴を開ける、的な意味。ちなみに「穿った見方」というのは斜に構えた考えというのが一般的だが、実は逆で真実を捉えた見方のことを言う。

転じて。先の中学野球クラブチーム発足や、野球や起業で夢を追いかける若い人に。実は何かを発足したり事業を立ち上げることよりも、その後それを続け維持することが一番難しいことは小学生でも知っている。筆者は13年ほどで挫折し恵比寿をたたみ方向転換した。

野球やスポーツの練習は苦しいし繰り返すことが難しいけれど、同時にスポーツ選手なら一番大事なことである。野球少年の君たちが週末グランドへ行くと、毎回同じ練習を繰り返すのは実に意味のあることなんである。地道に頑張ればきっと石に穴を開けることも不可能ではない、という故事の引用と応用である。「継続は力なり」と言うのはそーゆーことだ。

※2020.11.01追記

本日宮前ドリームスのパンフレットを入手したので、この記事に追加掲載しておきたい。

興味のある方は是非パンフ内のQRコードを参照にご連絡いただきたい。

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2020年10月19日月曜日

ブログアーカイブから

アーカイブ (archive) とは、重要記録を保存・活用し、未来に伝達することをいう。 byWiki。

そーなんである。筆者のパソコンにはこのアーカイブ的なブログネタ写真がそこそこ保存されていて、そのほとんどは日の目を見ることもなく、年末あたりにひっそりと削除される運命なんであった。iPhoneの中にも日々衝動的に撮って溜め込んでいる写真も数多いわけで。筆者のiPhoneは古い7でまだ機能的には使えるものの、いかんせんバッテリーの持ちがそろそろ限界なので、今年の5GのiPhone12に乗り換えようかと画策している。その意味でも溜め込んだ不要な写真をクラウド上からも片っ端から削除してみる。しかし、その中でもやはりアーカイブ保存的に、日々雑感的ブログ写真を数点、枕草子的、徒然草的随筆、椎名誠「新宿赤マント」的エッセイ風に。あくまでオムニバス、今年の夏以降の写真限定で。

●どこの公園だったか失念したけれど、ベンチの向こうの木の根元にノラ猫がいた。ただならぬ風貌のオッサンに対して警戒心満載の様子。近づきすぎない位置からアップで撮影。その眼光鋭い形相はニンゲンを一切寄せ付けない空気感を纏(まと)っていたのだった。しかしこんな目になってしまったのは、彼(彼女?)のせいではない。捨て猫になり或いは捨て猫から生まれたかもしれないこの子が、艱難辛苦、苦難の人生を強いられたのは、ニンゲンの飼い主のせいだということを、我々ニンゲンは忘れてはいけない。筆者にも昔同居していた黒猫「ぴあの」がいた。マンションの5階ベランダ手摺りから足を踏み外し落下して以来姿を消した。会社から帰宅して毎晩探し回った。やがてほぼ諦めかけた1ヶ月後に近所で発見保護。抱き上げると干からびたボロ雑巾のように軽く、その時の目はこの子のような鋭い目つきになっていたのだった。数週間してやっと元の穏やかな眼差しに戻ったのだけれど。※以前のブログにも掲載。「ぴあの」で検索されたし。

●夏の炎天下、横浜徳生公園緑道。コロナ禍の運動不足解消も兼ねて、たまにここでジョギングをやる。ベビーカーを押す若い夫婦、穏やかな表情で散歩する白髪の老夫婦。ゆっくりウォーキングする人、筆者のようにジョギングする多くの男女、本格的に走る陸上部系のランナーetc。息が上がってゼイゼイ、大きな樹の木陰で休憩。シューズを脱いで草むらに横になる。冷たい「おーいお茶濃い味」でグビリゴクリと喉を鳴らす。ふと見るとそのシューズの底にキラキラ光る無数の星が見えた。近年流行りのメッシュシューズだったわけで、夏の陽光がメッシュを通して靴底のソールに小さな星々を投影し、プラネタリウム的小宇宙を形成していたのだった。

●HONDAスーパーカブ生誕60周年記念車の精巧なプラモデル。箱の上に置いてみた。箱の写真と同じ方向に設置してみれば良かったかなと、今にして後悔。今だから公開。

●日々散歩していると道端に咲く小さな花に心を奪われることがある。それだけ自分も歳をとった証拠だろうか。アカデミックな学究肌と自認する筆者、どーしても花の名前が知りたくなる。偶然知ったスマホアプリをダウンロード。これは花の写真を撮ってアプリサイトに上げると、瞬時に全国のユーザーから「この花はスズランですよ」とか「これはマーガレットですね」とかコメントが寄せられる仕組み。プチ感動しちゃった。(ちなみに粗悪な中国製アプリではない)今ではもう使わなくなったけれど。数週間前の雨の日、近くの公園へ散歩。雨の日の誰もいないひっそりとした公園もなかなか捨てがたい味わいがある。公園愛好家の筆者嫌いではない。その有馬中央公園へ着くとハッとするほどのオレンジ色の水溜り。なんじゃこりゃ!?。帰宅後仕事そっちのけで花の名前を検索してみた。そっかー、これがキンモクセイだったのか。名前は有名でも実物を知らなかった自分を恥じる。キンモクセイは金木犀と書く。決して太陽系の金木星ではない。

●有馬といえば筆者の近くのファミレス「ガスト」。すかいらーくグループの中核店舗だ。隣には「夢庵」もあり、フレンズでもこれまで折々の機会に散々利用させてもらった。その思い出深いガストが10月25日に閉店する運びとなった。結構ショックである。ここに引っ越してから何かにつけフレンズでも個人的にも利用させてもらったわけで。最初にフレンズスコアラーLINEにOhmoriオヤジから入電した時は一瞬信じられなかった。タバコ買うついでに寄ってみて撮った写真をスコアラーLINEにアップ。「そんなこたーないだろ。どれどれ....あ、ホンマや」昨今のコロナ事情で外食産業が斜陽なのは周知の通り。居酒屋ワタミは業態を焼肉店に大きく舵を切るし。肉の注文はコロナを意識して回転寿司みたいにレーンに乗って提供されるらしい。おそらくだけれど筆者の個人的推測では、ガストの売り上げが10から5に落ち、隣の夢庵も10から5に半減したと仮定すれば、ガストを閉めて夢庵一本で5+5=10とする戦略なのではないだろうかと思う。ガストの顧客を夢庵に取り込み、夢庵を生き残らせるわけで。顧客のニーズが全く違うので、10には満たないだろうけれど。頑張れ外食産業。今年筆者の仕事にも大いに影響しちゃっているので。跡地はドラッグストアらしい。

●最後に。今週久しぶりに品川のクライアントへ打合に行ってきた。これまでリモートだったのでメールと電話で新規物件をやってきたのだけれど。沖縄のホテル案件はついに相手担当者の顔も見ずに終わった。クライアント会社の場所は品川の巨大なビル。通い慣れたビルだけれど久しぶりに行くとやはり嬉しくなっちゃう。行けばビル全体が閑散としていた。まだと言うか、これからもテレワークで営業するらしい。いつもビックリするくらいの美人受付嬢がニッコリ微笑んで応対し取り次いでくれるのだが、今回は誰もいないカウンターで担当者に内線電話をかけた。打合のあと品川の空には秋らしいうろこ雲が広がっていたのだった。今年も秋が深くなってきた。もうすぐ終わっちゃうなあ2020年。

●番外編

作曲家筒美京平さんが逝去された。

筆者的に想い出深い曲は「ブルーライトヨコハマ」「また逢う日まで」そして太田裕美の「木綿のハンカチーフ」。他にもいっぱいあるけれど。木綿の...は筆者が東京へ上京する時期にかぶって流行った曲で、歌詞の内容が実にそのまんまであった。「都会の絵の具に染まらないで帰って、染まらないで帰って〜」から何十年経ったのだろう。都会の絵の具にドロドロに染まって郷里に帰らなかった、そんな筆者の今回のブログであった。

数々の青春の素晴らしい想い出を刻んでくれた筒美京平さんに、哀悼の意を捧げます。合掌。

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2020年10月15日木曜日

男はモノを集めるのが好き

 以前も書いたけれど、3年前の暮れに映画「ブレードランナー2049」を久々に映画館で観たのだった。パソコンのAmazonプライムやTSUTAYAのDVDを見慣れた目には、大劇場の銀幕で観るロードショーは実に圧巻であった。ましてや一番好きな映画であるブレードランナーの続編なわけで、観終わった後しばらくは席を立つのがもったいないと思ったほどである。※公式HPから

その映画のあとにはTシャツを購入。一度も袖を通すことなく保管していた。翌年に出たブルーレイ豪華4枚セット、デッカードブラスターのレプリカ付きは人気高騰で購入できず、なんとかヤフオクで転売ヤーから落とした。更に今年になってユニクロからブレードランナー2049のコラボTシャツが発売されたんである。昔から各企業やブランドやアニメetcとコラボしているコラボユニTである。まさかブレランとコラボするなんて驚いちゃったわけで。これも安いので速攻購入。寡黙なライアン・ゴズリングはニヒルでカッコいいじゃないか。彼のバーチャル恋人役のアナデ・アルマスはセクシーでめっちゃ可愛かったなあ。この後二人の出演する映画を片っ端から観た。しかし他は全然よくなかったけれど。強いて言えばライアン・ゴズリングの「ラ・ラ・ランド」くらいか。ユニTでは他に筆者と同い年のHONDAスーパーカブ全世界1億台生産SINCE1958のアニバーサリーTシャツもタンスに保管しちゃっていた。


ちなみに大昔初代ブレラン映画の中で、ハリソン・フォードが自宅でスコッチを飲むシーンがあり、そのロックグラスを血眼で探したことがある。どデカくて実に素敵なグラスであった。ところが日本では売ってなくイタリアのグラスメーカーの女性デザイナーの作品で、個人輸入するしか入手方法はないことが分かった。しかも3万円近くする代物である。宝くじが当たったら買うことにして速攻諦めた。ん、待てよ。宝くじが当たったんなら個人輸入とかじゃなく、イタリアへ買い付けに行けばいいじゃないか。ついでにHONDAジェットで近くのモンテカルロへ飛んでF-1モナコグランプリも観戦しちゃったりして。それを妄想したら気分が良くなった。人はこうして妄想をオカズにして現実逃避し一生を終えるのだろう。※出典Suzuki-Riの道楽ブログ※F-1公式HP

さて、今夜私がいただくのは納豆ネバトロ丼...じゃなかった。

さて、今夜私が書きたかったのは少年野球ブログ的ネタ。

故Kasaharaさんにいつの間に宮前連盟広報(非公式)に引き込まれ、ふと気がつくと女子野球Queensにも片足を突っ込んでいた。今となっては両足とも温泉地の足湯のごとくどっぷり浸かっている。Qのジャンパー2品は実に絶品である。冬はとても暖かく裏地はメッシュ、防水性に優れて運動もしやすい。ゴールドのTesseyのネーム入り。下のQの写真は真っ黒だが実際は濃紺である。iPhoneで撮ると光を反射して黒になっちゃう。

更に過日会長Matsuiさん発案で、連盟でもこの時期にピッタリのフルジップジャンパーを製作。春と秋には重宝しそうである。個別ネーム刺繍入りなので結構高いのだが、連盟ではほぼ全員自腹で購入。「Miyamae」のロゴもなかなかの上出来である。来年の連盟30周年には現行の帽子も刷新しようかと言う気運が盛り上がっているんである。

更にフレンズ。今年は試合数が少なく、40周年記念の年にも関わらず6年生には記念になるものが何もなく、ならば40thのロゴを入れてチーム全員の名前入りTシャツを作ろうとなったらしい。保護者たちのナイスなアイディアだ。まだ出来ていなく今日ここでそれも紹介できないのは残念だが、近日中に納品とのこと。それはまたいずれなんであった。

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