2020年10月24日土曜日

雨だれ石を穿つ

 昨日の宮前タウンニュースをご覧だろうか。タウンニュースは主要新聞の折込と、区内の多くの施設にて配布されている、無料のタウン誌であることは幼稚園児でも知っている。以前このブログでも何度か紹介してきた。平日は仕事前に新聞をサラッと読み、プラス金曜日はこのタウンニュースも加わるわけで。今回はナント、Ishikuraくんが「人物風土記」に登場していたんであった。Ishikuraくんとは名門鷺沼ヤングホークス出身で、現在28歳の好青年である。現ヤング監督のIshikuraさんの息子さんで、少年時代からずっと野球に携わってきたナイスガイである。この度これまでの多くの野球指導経験を活かし、仲間と共に中学軟式野球クラブを立ち上げたんである。「宮前ドリームス」。宮前関係者は昨年からその報に接してきた。筆者が感心したのは、自分が28歳の時にこんな大冒険ができただろうか、ということだった。夢を追いかけることはある意味誰でもできる。しかしそれを現実のものとすることは、並大抵の努力ではできないことを私は知っている。しかもこの若さで実現するのは芯がブレてはできないし、とても素敵なことだと思う。同じ土俵では語れないけれど、筆者が恵比寿で設計事務所を持ったのはアラフォーの時だったから、20代の若い時分に夢を実現する青年には敬意を表したい。

今年活動を本格化しようとしていた矢先、思うに任せずこのコロナ禍で相当忸怩たる思いがあったはず。それでも頑張る彼の芯の強さを賞賛したい。彼を支える仲間やスタッフも優秀に違いない。ヤング監督の知将Ishikuraさんと実に似てきているのには驚いたり、笑ったり。今でもヤングに顔を出しているそうである。

※出典 宮前タウンニュース10/23版から

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さてあとはオマケである。例によって日々雑感。なんならインスタでも始めよっかな?

過日近所の公園にて。秋に新しい緑の芽吹きがあるとは驚きだった。秋が深まる樹木の足元で、小さな無数の若芽がスクスクと伸びて顔を出していたんである。こんな枯葉の時期にいったいどうしちゃったんだろうって言うくらいに、瑞々しく元気だった。

続いてまた別の日に近くの禅寺にて。境内に設置されたこのコンクリート製の踏み台。小さな無数の穴が穿(うが)たれている。しかもある規則性を持って。この点々を作らしめた原因、ワカリマスカ?

答えは雨の日に訪れた時に氷解した。神社の屋根の軒先から滴る雨粒が、長い時間をかけてコンクリートに穴を穿ったんである。「雨だれ石を穿つ」の故事を目の当たりにしたのであった。軒や垂木の先から落ちる雨だれが正確にコンクリートの一点に命中する。その連続であった。どれくらいの年月をかけて穴を開けたのだろうか。※穿(うが)つとは、硬いものに穴を開ける、的な意味。ちなみに「穿った見方」というのは斜に構えた考えというのが一般的だが、実は逆で真実を捉えた見方のことを言う。

転じて。先の中学野球クラブチーム発足や、野球や起業で夢を追いかける若い人に。実は何かを発足したり事業を立ち上げることよりも、その後それを続け維持することが一番難しいことは小学生でも知っている。筆者は13年ほどで挫折し恵比寿をたたみ方向転換した。

野球やスポーツの練習は苦しいし繰り返すことが難しいけれど、同時にスポーツ選手なら一番大事なことである。野球少年の君たちが週末グランドへ行くと、毎回同じ練習を繰り返すのは実に意味のあることなんである。地道に頑張ればきっと石に穴を開けることも不可能ではない、という故事の引用と応用である。「継続は力なり」と言うのはそーゆーことだ。

※2020.11.01追記

本日宮前ドリームスのパンフレットを入手したので、この記事に追加掲載しておきたい。

興味のある方は是非パンフ内のQRコードを参照にご連絡いただきたい。

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3 件のコメント:

  1. 本日は練習中にも関わらずお邪魔させて頂きありがとうございました。
    大変恐縮ですが、是非Facebookにてシェアさせて頂きたいのですがよろしいでしょうか。
    川崎宮前ドリームス 石倉

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  2. 川崎宮前ドリームス 石倉監督
    今日はわざわざ有馬小スタジアムまでお疲れ様でした。スタッフ皆で頑張っているようですね。
    SNSでシェアの件、どーぞどーぞ!
    せっかくなので、今日(11/01)帰宅後、記事の最後にパンフレット画像を追加掲載しておきました。
    これからも頑張ってください。
      有馬フレンズ、宮前少年野球連盟広報 豊島

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  3. いつもありがとうございます!
    今後とも何卒宜しくお願い致します。

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