2022年6月20日月曜日

メジャーリーガーかよっ!

 さて子ども会大会なんであった。筆者は昨日急ぎの仕事が入り、午前の2試合のみ取材で午後は仕事なんであった。まずは...。

●松風VSサンダース

筆者が行った時はすでにS軍が大きくリードの展開。Mはゼロがボードに並んでいたのだった。

しかし最終回MがQのMiuがこれまでの鬱憤を晴らすかのような見事なセンターオーバーの安打で出塁すると、続く打者もレフトオーバーの大飛球、更にQのMomoは二遊間を真っ二つにかち割る強烈なタイムリー、そして次打者も同じく二遊間のヒットと、あれよあれよの4連打でなんとか2得点し、少し溜飲を下げるのだった。

しかし最後は地力に勝るS、ダメ押しの3点追加し試合を決定付けたのだった。

●レッパVSヤング

試合前R軍、いやはや素晴らしいシートノックを見せてもらった。リズム良く次から次とノックを繰り出すTsukamoto監督。そのリズムに呼応し流れるようなメロディーを作り出すナイン。ボルテージは最高潮に達し、最後は全員が大声で大合唱のお祭り騒ぎ。それはまるでTsukamoto指揮者が赤いオーケストラを自在に操るかのような。陰のサブコンダクターはNoguchiマネージャー。心技体が一体となった赤の軍団であった。シートノックの華、最後のキャッチャーフライは筆者の目の前で見事キャッチ。

さて試合である。初回Rはいきなりの猛爆猛攻猛撃の長打攻勢で3点先制。Yの投手も決して負けずに攻めの投球で豪速球を投げ込むのだが、R打者はむしろ豪速球は大好物と言わんばかり。

対するY軍も負けていない。目には目を歯には歯を、長打には長打をと言わんばかりにこちらもロングヒットで応戦し、3:3の同点にしちゃう。内心「これは面白い展開になったぞ」ほくそ笑む筆者。攻守交代の合間に「いい試合だけどこりゃ疲れるなあ」と主審Tanakaさんが独りごちる。

2回もR軍の長距離ミサイルは止むことはない。レフトSakiがその砲弾を背走し見事キャッチ、グランドに穴を開けずに迎撃に成功する、熱い対戦となる。R軍1点追加。更に3回には3点追加。

Y軍司令本部と前線基地救護所の美人母とKurosu参謀本部長。

4表の背番号3番くんは俺もイクぞと超大空振りの三振。ベンチに戻るとTsukamoto監督が「おまえ、メジャーリーガーかよっ!」と笑いながら叱咤。その直後の打者がレフトへの大ホームランをかっ飛ばす。

続く5回のRは圧巻であった。もう手がつけられない勢いとはこのことだ。筆者戦場をしばし離れて戻ってくるとまた本塁打が飛び出したとの情報に接する。しかもスリーランである。Y軍投手陣を云々するよりも、R軍打線を褒めるべきだろう。そして更にまたホームランが飛び出す。前出の3番君だった。今度は本当のメジャーリーガー級の打撃を披露したのだった。1チームが1試合3本の柵越え本塁打、内1イニングで2本のそれは滅多にない記録ではないだろうか。

Y軍も唖然とするも主将はじめ最後まで諦めずに頑張ったが、R軍の勢いには勝つ術を持たなかった。スミイチの初回の3点のみで最新鋭空母「鷺沼」は撃沈となったのだった。赤い最強軍団。あるいは宮前他チームにとっては最恐軍団か。

●「晴耕雨読」的オマケ

ここで終わらないのが「晴耕雨読」的オマケなんである。子ども会大会では各チームから母たちがお揃いのTシャツで運営をするわけで。この写真は言うなれば「宮前美人図鑑」と言えようか。一部審判の「オジサン図鑑」も紛れ込んでいるけれど。

レッパヤング戦の前にKurosuさんが自慢げに「ウチは給水係のあれ、アレ、えーっと...、チョッキをオリジナルロゴ入りで作ったんだよ。Tさんうちのお母さん撮ってよ。Tさんのえーと、アレ、ホームページに」とにこやかに笑う。本来ビブスであり、せめてベストと言いたいところだが、ショーワ的チョッキと言っちゃうところが憎めない。更に言えばホームページではなくブログなんであるが。筆者も油断すると言っちゃうかもしれないので、人のことは笑えないわけで。こちらは「鷺沼美人図鑑」なんであった。

最後にもう一丁。「毎度〜!ウーバーイーツで〜す」と言ってレッパベンチに登場した大男がいた。まさかNoguchiさんがウーバーのバイトをやっているとは知らなかった。

かと思えば竈門炭治郎じゃないか。背負った木箱に可愛い妹禰󠄀豆子を入れて、果てしない鬼退治の旅に出ている、鬼滅の刃、炭治郎の正体がNoguchiさんだったとは知らなかった。

いつも大きなリュックを背負って、フットワークも軽く東奔西走している彼を見て、10年前から温めてきたネタなんである。Noguchiさんの写真を撮って「ちょっとイジっていいですか」と言ったら、すかさず大将Tsukamotoさんが「どーぞ、どーぞ」と言ってくれたので、もう許認可申請は通ったようなものだ。(個人的感想である)(^-^)

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2022年6月13日月曜日

空を見上げて(後編)

 空を見上げて(後編)なんである。第四公園へ到着し、ドングリモンタ戦の後はライナーズVSフレンズ戦である。F先発マウンドはSatsuki。相手ライナーズには何人もの長身痩躯の選手たちがいた。初回Lは短打、二塁打、三塁打の長短打攻勢で3得点す。

その裏Fの反撃。もうすっかりFの顔となった感のある、エースの風格さえ漂うRyohjiroh。特筆は彼はまだ4年生なんである。昔のOBRuiを彷彿とさせる勇姿。先頭打者として大きなセンター方向へのツーベースヒット。続くSubaruが手堅く送る。その後相手敵失に絡んで2点返し3:2と肉薄する。

懐かしいOBが来てくれていた。KentaとMuroiだった。Kentaが6年生の頃、このブログを始めたわけで、彼らの年代はさほど掲載数は多くない。あの当時は小さなコンパクトカメラ写真を深夜まで編集していたものである。例えば9名の選手写真を一枚に編集し、更にいちいちコメントまで書き込んだ画像をアップしていたり。このパターンを数年間維持してきたわけで。今では考えられない手間暇だった。一時期はプライバシー保護の観点から、顔に黒い目線やモザイクを入れて掲載したが、これでは逆に本人に対して失礼だと思い、いっそそのまま掲載となって今に至る。あの頃も人数が少なくKentaが主将の時は彼もかなり苦労した。しかし主将として小さい子にも親切に思いやりを持って接していた姿が印象に残っている。対してMuroiはフレンズ史上5本の指に入るほどのヤンチャ坊主。詳細を書くとディスることになる思うので、ここでは詳細は書かないが一個だけ。昔Fのコーチをやっていた頃、大人を揶揄するような減らず口を言ったので、思わずヘルメットの上から頭を思いきり引っ叩いたことがあった。当時筆者、滅多に怒ることはなかったけれど、真剣な時は真剣に叱った。野球技術以外で挨拶を蔑(ないがし)ろにしたり、道具を粗末に扱ったり、思いやりのない言葉をチームメイトに言ったりした時には子どもと言えど激昂(げっこう)したものだった。結果、Muroiはヘルメットの庇護の元ケロッとして、筆者は右手が猛烈に痛かったわけで。(^-^)...今のようにちょっとした事でも暴力だ虐待だと声高に糾弾される時代ではなかったので、悪しからず。うちの子をどんどん叱ってくださいと、思う親がほとんどだった。Muroiはその後彼らしい人生を歩む。カナダの高校からアメリカへ野球留学しちゃって2年前に帰国したのだった。「Muroi、『お疲れ様』って英語でなんて言うんだ?」と問えば「いやあ、自分英語苦手なんスよ」なんて。久しぶりに話してみて、相変わらずヒットの数より口数の方が圧倒的に多いのであった(^-^)

※この二人の話を取り上げたのは、たぶん「晴耕雨読」を今でもみているであろう、Yanagisawa代表とKaneda顧問のためでもある。

閑話休題、もといフレンズであった。LはFの四球失策に乗じて5得点。Fの未熟さが露呈したのは否めないが、致し方無い部分もあるので。がしかし、甘やかすことはチームや本人のためにも良くない。そのバランスが難しいものである。マウンドはRyohjirohへ。

はい恒例のフレンズ美人図鑑。詳細は覚えてないが過日「美人図鑑」と発言した政治家が、世間から猛バッシングを受けて問題となったけれど、ここ「晴耕雨読」では素直な真摯な気持ちの発露なので甘受されたし、なんである。

フレンズ同様Lの四球失策に乗じて、更に期待の大型新人Sohshiのタイムリーツーベースなどで3点を返し9:5と猛追。

おっとこちらも「フレンズ美人図鑑」Part2なんである。試合はSohshiの二打席連続ツーベースもあったけれど、10:6で敗退となった。

ベンチも含めて最後まで諦めない姿勢が垣間見られたFだった。トンネルの長さは日本坂トンネル並みだが、決してその先に光が見えないわけでは無いはずだ。トンネルの長さ同様、長い目で指導することが肝要だとの思いを新たにしたのだった。

さてこの後低学年大会を活写するつもりだったけれど、風雲急を告げ、ぬらぬらと暗雲が立ち込めたかと思う間も無く、いきなりの豪雨、土砂降りの第四公園劇場となった。劇団四季ではない。空模様が崩れると大会予定も大崩れしちゃうわけで。筆者こんな自然現象が大好きでワクワクしちゃうのであるが、連盟的には雨は天敵なんである。しかし筆者はバイクでトンズラ、ドロン、(昭和の言葉である)遁走(とんそう)することにした。筆者「バイクで走行中、雷が落ちるってことないよね?」するとNishimuraさん「いやあ、聞いたことないですねえ」と言った数秒後ニンマリしちゃって「ただし、赤いバイクには落ちるかも」なんて。雨空を見上げて機を逡巡していると、Fの帰り際、黒のSUV(?)からKentaが降りてきて雨に打たれながら、わざわざ筆者に挨拶にきた。Satoh総監や目上の人間からも愛される所以(ゆえん)である。「ありがと、またフレンズに遊びに来いや」と見送った。

つい数時間前、第一公園では空を見上げればこんな青空だったのに。今は目を覆わんばかりのこの惨状であった。

それにしてもレッパの赤シャツ「赤力」父軍団の機動力は素晴らしい。父スタッフたちが連携を取りながら黙々と雨に打たれつつ、グランド整備する姿にはプチ感銘を受けたのだった。この日だけでなく公園整備の際もそーなんである。清廉潔白、品行方正だけが良いチームの評価基準ではないと筆者は思いを新たにした。

「どれどれ、土俵の土の固まり具合はどーだ?」と、のしのしドスドス土俵を踏み締める親方がいた。...と我が目を疑ったのだが、あにはからんや違った。レッパBの親方HiranoB監であった。一瞬土俵に見えたのは本塁周囲のダートサークルであった。(^-^)

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