今日は「卒業」や「小説」にまつわる中学時代の話を書こうと思う。
中学時代といっても筆者のそれではない。息子のJunnosukeである。
現在25歳だから中学3年といえば約10年前。3年生になって部活の野球部ではエースではなかったけれど、試合では四死球をほとんど出したことがないよ、と豪語するピッチャーをやっていた。試合を観に行ったとき、キャッチャーの子が左利きだったのでそっちのほうがびっくりしたものだ。後にも先にもサウスポーの捕手を見たのは彼だけだ。サーカスかシルクドソレイユを観てる気分。
さて、「卒業」と「小説」でした。
息子は中学後半に小説に凝り始めて...といっても読むほうは全然だが、小説を書くことに意欲を燃やしていた。毎晩ワープロをカチャカチャやってやっと書き上げたのが3年の卒業式の翌日だったと思う。タイトルは...
「僕らの卒業」
仲間との友情と確執と闘いと和解、つまりは「絆」を描いたもので、薄めの文庫本一冊分、中編小説くらいのボリューム。至って真面目でリアル。ラストシーンでは涙の卒業式が舞台になってたように思う。
この小説を巡ってはその後回し読みしたらしい友達の評判や、親である私や、出版社まで巻き込んでの大騒動に発展...しなかったけれど、小騒動にはなった。数年後、話題になったのがほぼ同じ歳の17歳で文藝賞受賞を獲った綿谷りさの「インストール」のちに「蹴りたい背中」で芥川賞受賞なんて子もいたりして。
このブログでは息子の書いた小説の内容をうんぬんするんではなかった。
ヤツは書いたあと、文庫本の最後のページにある出版社の他の作品紹介を作ったりした。飽くまでパロディーでね。それがコレ。(クリックで拡大)
これを見たバカオヤジ(私)のパロディー魂に火がついて、ヤツのために表紙と裏表紙や最後のページのパロディーを作った。当時はまだワープロで感熱紙に切り貼りでペタペタ貼付けたりしていたから茶色く変色しちゃったけど。
卒業式....。
今日は西有馬小が終わった。明日は有馬小。
わがフレンズの子6年生3人Kenta,Kouta,Harukaも明日で卒業だ。
親御さんたちの涙が容易に目に浮かぶ。
お疲れさん。
「別れの時は新しい出会いの始まり」...なんてクサイ科白を言うのもはばかれるほど、卒業式の凛とした空気というのはいいものですね。
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