2010年7月22日木曜日

鍵がない。コトの顛末は...。

ちょっぴり恥ずかしい、今日のコトの顛末。
20歳代前半あたり、会社から帰った僕はカバンの中にあるはずの家の鍵がないことに気づいた。子どもがまだいない時で、配偶者は共働きでいないし、携帯などない時代だから連絡も取りようがない。当時桜新町の一軒家で借家住まい。途方に暮れた僕はそのまま近くの銭湯へ行き時間をつぶした。風呂上がりには腰に左手を当ててビン入りのコーヒー牛乳を一気飲みしたのは言うまでもない。
...そんなのどかな記憶が蘇った今日の出来事。
今日は渋谷区役所へ所用で戸籍謄本を取りに行った。Suikaの残高を気にしながら帰宅。図面のスケッチをPDFにしてクライアントへ送る旨の電話をする。スケッチ3枚描いて、さてセブンへ行ってスキャニングすっかなと。(最近のセブンのマルチコピー機はスゴイ)...そこへチームのOhtake母より電話あり。これから記念誌50冊を取りに来たいと言う。ちょうど良かった、セブンの前で待ち合わせ。
記念誌を手渡し、彼女は颯爽とクルマでビューン。僕はセブンへ入りスケッチのスキャンをしUSBスティックをポケットに帰宅。その間10〜15分。
ドアハンドルに手を伸ばし引く。....ガツッ!...ん?もう一度...ガツッ!...はあ!?...
ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
僕はほんのちょっと出るだけだったので鍵は持って来てない。
すぐに配偶者にTEL。...今日はバレーボールの練習日じゃないはずだ。夕方の犬の散歩かな?それとも.....電話がつながった。宮前区の会議がありもうすでに区民館へ向かってる途中らしい。戻ることは不可能とキッパリ。帰りは夜の9時予定。
途方に暮れる。財布があればどこかで一杯ビールでもだが、小銭入れしか持ってない。どうしよう?! 娘は幼稚園のお泊まり会のイベントで今日は帰らないし。
チームのKawakamiちゃんにメールした。
「今から3時間ばかり遊んでくんない?」すぐの返信は無し。遅くなってからTELあったけど。
再びセブンへ行き、ショートホープ150円&ライター&発泡酒&ボールペンを購入。しめて500円ちょっと。近くの公園へ行く。スケッチブックに仕事の続きを描いて時間を潰す。公園では小学1,2年生とおぼしき子とオヤジがキャッチボールをしていた。子どもはキャッチャーミットを手にしゃがんでいる。ん?捕手志望か?小さい子にしては随分いい球を投げるなあ。目はスケッチブック、耳は親子の会話。
「オメエ、もっと強い球を投げてみろ!」
「パパの頭をカチ割るつもりで頭めがけて投げろっつてんだろおがあ!」
「人の言うこと聞いてんのか!何回同じ事言わせんだ!」
...どうやらセカンドへの送球の特訓のようだ。星一徹ばりのオヤジらしい。
子どもは「もう暗くてボールが見えないよお」「昨日も10時だったじゃんか。」
...どうも半端なキャッチボール親子じゃないみたいだ。
僕はスケッチを暗くて描けなくなるまでやった。親子に目をやると、真っ暗な中で今度は素振りをやっているではないか。相変わらずオヤジがいちいち指導している。ついに子どもの泣き声まで聞こえてきた。
もう8:30。親子もやっと帰宅する。その時の親子は楽しそうに笑いながら、僕の前を通り過ぎていった。根っから野球が好きな子なんだろうと思った。
まだ夕暮れの薄明るい時に描いたその子のシルエットのスケッチと、仕事で描いたものをUP。
そろそろ帰ろう。残金を見たら220円あった。またセブンに寄って今度はギリギリ発泡酒じゃなく、ビールが買えると頭で計算しつつニンマリしながら。



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