遅ればせながら不覚にも「20世紀少年」を観てしまった。先ほど、日テレで。
以前このタイトルとロゴデザインに妙な胸騒ぎがしてレンタルTSUTAYAで借りたことはあったものの、何故か途中で居眠りこいてしまったことがある。
観るともなしにTVをつけていたら、終盤気がついたらテレビ画面に正面から向き合いドップリ。この郷愁の独特の匂いはナニ?最終エンディングロールが流れる間にネットで検索。「20世紀少年」&「原作者」でのキーワード。
浦沢直樹じゃん?!コミック売上は1億部だって!筆者と2つしか歳が違わない。小学生の時の回想シーンは正に自分の子どもの頃の映像そのもの。更に胸騒ぎがするので「浦沢直樹」でググッてみると、影響を受けた作家(漫画家)は大友克洋じゃん!!
やっぱりね。今、私はコミックや漫画は全然読まないが、子どもの頃は貪るように読んだ。マガジン・サンデー・ジャンプ・チャンピオン...鉄腕アトムから巨人の星・あしたのジョー・ハレンチ学園・がきデカ...。しかしオトナになってからは「大人のくせにマンガを読むなんてアホか!」という先入観に支配されて、むしろ、電車でマンガを読むいい歳ぶっこいた大人を見ると軽蔑していたほうだ。ところが子どもができて、子どもと一緒に読んでみるとハマってしまうんですね。Dr.スランプアラレちゃん・ドラゴンボール・H2・タッチから課長島耕作のオトナ漫画まで、こいつらはほぼ全巻所有。
その過程で知ったのが大友克洋。「ショート・ピース」「童夢」...そして『AKIRA』
自分的にはこの『AKIRA』は大人アニメの最高峰だと思っている。(他のアニメはほとんど知らないくせにね)一年に一回は必ず観たくなる映画はこのAKIRAと『ブレードランナー』先日もたっぷり「ブレードランナー」を堪能した。
話は戻り、「20世紀少年」の浦沢直樹と「AKIRA」の大友克洋は6歳違い。筆者はその中間にいる。胸騒ぎのひとつの要因はこの同時代性にあったのかもしれない。終盤唐沢寿明があの少年時代に戻って、「ともだち」に謝罪するシーンなどは、自分にも思い当たるフシがあるから...僕もある少年にゴメンナサイと言いたい。
なんかワカラナイ人にはさっぱり面白くないであろう支離滅裂の今回のブログ。
でも年代は関係なく、人それぞれの「あの時代の記憶」は誰の胸にもしっかりと引出しにしまい込んでいるはずだ。
引出しの数は問題ではない。
自身の胸の中にある、ひとつの引出しの奥行きはどれだけあるのだろうか。
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