2015年8月31日月曜日

リベンジの雨中戦

今日のブログタイトルは「雨中戦フレンズ号」か「宇宙船フレンズ号」にするか迷っていたのだった。ところがこれも過去の記憶が蘇り、ブログ内を検索してみると同じタイトルで書いた記事があったんである。「宇宙船フレンズ号」

ホームランや長打が飛び交う乱打戦を「空中戦」と呼ぶ。今日の秋の県大会である横浜銀行カップは、県下の正に強豪がしのぎを削る大きな大会。これがそぼ降る雨の中での「雨中戦」となったんであった。
会場は境川遊水池公園ドーム。....「おいおいおい、ドームならば雨は関係ないじゃんか」というツッコミは今のところ受け付けない。クレームがあれば弊社少年野球「晴耕雨読」BLOG秘書室か、お客様ご相談窓口へどうぞ、なんである。
盟友鷺沼ヤングホークスの野球狂のIshikura夫人が今日も応援に来ていただいた。更におしどり夫婦のごとく、ヤングIshikuraコーチも。頭が下がる思いである。Ishikuraさんのアイロニーの効いたIshikura節は今も健在だ。

対戦はあの栗木ジャイアンツ。
(※このブログでは文体のリアル感を損なわないために、相手チームに「さん付け」での表記はしておりません。呼び捨て風になってしまいますが、各チーム関係諸氏、どうぞお赦し下さい)
あの、と書いたのにはワケがある。今季川崎市子ども会の市大会決勝で、あと一歩のところで涙を飲んだ相手だからなんである。まさか県大会初戦でまた相まみえるとは思いもよらなんだ、なんである。当然フレンズはリベンジを誓って試合に臨む。かえって良かったのかもしれない。勝ってあの呪縛から解き放たれれば、フレンズナインの士気も高まろうというもの。(FマネージャーTagamiオヤジ談を引用)
薪(たきぎ)を枕に寝て、熊の胆(きも)を嘗(な)めてこの日を迎えたのだった。勉学に励む中学生は「がしんしょうたん」でネット検索されたし。

初回栗木Jの攻撃。先頭打者がいきなりの3塁打で出塁すれば、Fの二つのエラー、送りバント、四球、適時打などが絡み、あっという間に有馬Fの3失点。選手たちの間に浮き足立った空気感を察知したのは筆者だけではあるまい。

2回裏有馬Fの攻撃。先頭Hajimeが四球を選び、WP、kyohの安打で3塁へ進塁、のち、一死満塁から押し出し四球でなんとか1点もぎ取る。

今日のマウンドのRuiは今ひとつ調子が全開ではなかったようだ。Ruiにしては珍しく死四球が多かった。ボール球は投げても滅多なことではデッドボールは投じない彼なんである。しかもJに対して毎回安打を許している。が、後続を断ち得点を与えないところは、ヤツの真骨頂なんである。調子が悪いなりにも徐々に調整していける能力とガッツがある。

3:1の閉塞感を抱えたまま回はすでに5回裏。
Yuiシフトを敷かれた外野の向こうへ打球を飛ばすことは出来ず、今日は無安打のYui。しかし選球眼もひとつの武器なんである。四球を選択すれば単打を放ったと同様、盗塁、その後、アジアの大砲4番Hajimeに長打が出て1得点。更にKohkiの打席で相手失策で1点加点し同点。そしてKyohがこの日2本目となる安打がツーベースとなり、タイムリーヒットでついに逆転に成功、4:3。

ぽつりぽつりの雨が試合終盤にはさらさら降るようになり、やがてびゃんびゃん降るようになった。まだ中断するほどではない。
筆者戦場カメラマンはいつもカメラをオートで撮っているんであるが、光量が足りず選手の動きがブレるようになった。そこでシャッタースピード優先モードに切り替えて撮ると、今まで雨の降り様が線だったのが、点になって写ることに。高速になればなるほど雨粒が宙に浮いて見える。躍動感には欠けるがリアルな場面が撮れるんである。

最終回Ruiは三者凡退に抑えてゲームセット。
改めてスコアブックを検証してみると、面白いことが分った。
栗木Jの安打数は7本に対し有馬Fのそれはたったの3本。これはまるで先日宮前秋季大会初戦で負けたVSモンスターズ戦とほぼ同じ数字なんである。モンタは3本、フレンズは7本の安打を放ちながら少数安打のチームが勝利している。(ただし、この比較2試合の勝利理由は大きく違うけれど)
安打数が多いチームが勝つとは限らない。少ない勝機を逃さず、繋げる野球で勝つことも大いにあることを学習したい。今年は幾度かそんな場面を切り抜けてきての今がある。更に言えば強いチームの絶対条件は打たれないことではなく、四死球を出さないことと、エラーをしないこと。上部大会になればそんなチームはゴロゴロいる。そこで初めて差がつくのは打力と投手力なんであろう。いくら守備が良くても打てなきゃ点は入らない。
野球って面白い(^-^)
但し何事も、言うは易し、行うは難しだけれどね。
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2 件のコメント:

  1. 有馬フレンズ様

    全国、東京新聞と試合を拝見させていただきました。本当に素晴らしいチームですね。子供たちの活躍は頼もしい限りです。有馬フレンズ様の試合は何試合も観戦させていただきましたが、昨年や一昨年と比べて、チームスタイル?方針?指導者など変わりましたか?関係者共々、野球の試合運びが本当に素晴らしいとのこと。実際に東京新聞の準決勝・決勝戦に関してはベイスターズ関係者が試合展開、運びを見て絶賛していました。このチームをもう1年見たいとの事でした。
    残された大会、ベストを尽くして頑張ってください。

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  2. 匿名さん コメントありがとうございます。

    文面から察するに今年のみならず、いつもフレンズを見守っていただいている方とお見受けしました。
    本当にありがたいことと存じますm(_ _)m

    昨年秋、新チームになってからSatohが新監督に就いてからチームが変わったことは間違いないところです。しかし、監督が変わっていきなり好成績を残すようになったのは、そこまでにチームの下地を地道に作ってきた他のコーチや、親たちが一枚岩となって努力してきた賜物と思っています。また、今年の6年生の大部分が小さい頃からAチームで揉まれて育っており、今年Satoh監督の指導で満を持して花が咲いた、のが一番の変貌を遂げた理由でしょうか。

    身に余る過分のお誉めの言葉、ありがとうございます。
    これで慢心せぬように、6年最後の公認大会の横浜銀行カップも頑張ります。

    その反面来年は10数人に人数が減り、今年試合らしい試合もしていない5年生以下のチームになるので、
    それが悩みのタネです(^-^)

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